昨日のつづきです。
内閣府は2017年の秋、AV出演強要等に関して青少年から意見を募りました。
「若者が、モデルやアイドル等の勧誘や、高収入アルバイトへの応募をきっかけに、いわゆるアダルトビデオ出演強要や「JKビジネス」と呼ばれる営業等により性的な暴力の被害に遭わないためにできることは何か。また、被害に遭ったときに、どのような場所・手段があれば相談しやすいか、青少年の皆様のご意見をお聞かせください」
と。
質問の具体的な中身と、回答の一部を抜粋します。
(平成29年度 第3回青少年意見募集事業結果より、引用。)
質問1-1 いわゆる「JKビジネス」といったアルバイトで働くことをきっかけに性的な行為を強要された等の問題が発生していることについて、聞いたことはありますか。 質問1-2 (質問1-1で「ある」と答えた方)どこで聞きましたか。 質問1-3 (質問1-1で「ある」と答えた方)そのとき、どのように感じましたか。 ——————————————————– 質問2-1 モデル(雑誌モデル、読者モデル、グラビアモデル、カットモデル等)・アイドル等の勧誘やアルバイト等をきっかけに、契約時に聞いていない、同意していない性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められるといった問題が発生していることについて、聞いたことはありますか。 質問2-2 (質問2-1で「ある」と答えた方)どこで聞きましたか。 質問2-3 (質問2-1で「ある」と答えた方)そのとき、どのように感じましたか。 ——————————————————– 質問3-1 このような問題が起きる主な原因は何だと思いますか。
質問3-2 (質問3-1の回答について)選んだ理由をお書きください。 |
「このような問題が起きる主な原因は何だと思いますか」に対して、一番多かった回答が、
「若年層の性を売り物にすることについての問題意識が低い、社会風潮」(39.5%)
です。
昨日、この項目を選んだ理由を参照しました。
(参考。当ブログ)
・2020年1月6日(昨日)
本日は、青少年が、「若年層の性を売り物にする事業者」(35.0%)と、「安易に若年層の性を買う大人」(26.0%)を選んだ理由をみてみます。
「お金などのために、自ら安易に性を売り物にする若年層」(31.1%)につきましては、JKビジネスに対する回答だと思われますので、割愛します。
(再掲。回答)
(回答)
・39.5% 若年層の性を売り物にすることについての問題意識が低い、社会風潮 |
「若年層の性を売り物にする事業者」を選んだ理由
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「安易に若年層の性を買う大人」を選んだ理由
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昨日のブログでもふれました。
内閣府は、こうした青少年の声を施策の参考にする、と言っています。
(内閣府のホームページより。)
いただいた意見は、関係省庁に送付し、青少年施策を始めとする国の施策の企画・立案の参考として活用するほか、内閣府ホームページ等を通じて公開し、今後の青少年の社会参加意識の向上に役立てることとしています。 |
(再掲。回答)
「この問題を取り巻く被害者も加害者も、関わる人やこと全てに問題があると思うから。(女/21歳/大学生・大学院生)」
「大人が若者の無知などに漬け込むことで起きている問題だと思う。(女/26歳/正社員・正職員)」
AV出演強要等の被害は、被害者にも責任があるのでしょうか。
(2019年4月15日 政府インターネットテレビ「ピックアップ!~霞が関からのお知らせ~ひとりで悩まず相談を!いわゆるAV出演強要・JKビジネス問題」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
●池永肇恵 内閣府男女共同参画局長
4月は、AV出演強要・JKビジネス等被害防止月間です。 とりしまりや被害防止のための教育、啓発の強化、相談体制の充実など、政府一体となって対策にとりくんでいます。 被害をうけたかたは、自分が気をつけていれば、などと、自分をせめたりしないでください。 |
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(2019年4月22日 第100回女性に対する暴力に関する専門調査会 資料4-7より、引用。)
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政府の見解はこうです。
「悪いのは、たくみに騙してくる加害者です」
「AVJK問題は被害者の自己責任とする風潮を改め、社会の問題意識を高めること」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年3月5日>
経験者しか分からないと思いますが 第三者との連絡をいつの間にか、本人も気付かぬうちに遮断させられていきます。 そしてキッパリ断れる様な女の子の方が少ないと思います。 そこまで追い込まれます。 そんな簡単な話ではありません。 |
●香西咲さん
<2016年11月14日>
悪徳AVプロダクションの常套手段の1つ。 家族や友達と遮断し自分はAVの世界でしか生きていけないかのように思い込ませる。 そうすると女優は逃げたくてもなかなか逃げられない。 |
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AV出演強要は、だれもが巻き込まれる可能性のある暴虐な犯罪です。
現在、日本は、AV強要をおこなった犯罪者を野放しにしています。
日本は犯罪者に屈するのでしょうか。
まもなくその答が出ます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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