内閣府は毎年、複数回、青少年から種々の意見を聞いています。
・平成21年度
・平成22年度
・平成23年度
・平成24年度
・平成25年度
・平成26年度
・平成27年度
・平成28年度
・平成29年度
・平成30年度
・令和元年度
(内閣府のホームページより。)
内閣府では、青少年に関する施策をより充実させるとともに、青少年の社会参加意識を高めるため、中学生から20代の皆さんを「ユース特命報告員」として募集し、社会の様々な課題について、どのように思っているか意見を募っています。 |
「ユース特命報告員」には内閣府から示されるテーマについて意見を報告していただきます。 |
いただいた意見は、関係省庁に送付し、青少年施策を始めとする国の施策の企画・立案の参考として活用するほか、内閣府ホームページ等を通じて公開し、今後の青少年の社会参加意識の向上に役立てることとしています。 |
平成29年度のとりくみをみてみます。
(引用)
第3回テーマ 若年層を対象とした性的な暴力被害の防止について
【テーマの背景】 年度当初である平成29年(2017年)4月を「AV出演強要・『JKビジネス』問題等被害防止月間」に定め、政府一体となって必要な取組を緊急かつ集中的に実施してきましたほか、平成29年5月には関係府省対策会議において今後の取組方針も策定されましたところ、施策をより実効性のあるものとするためには、当事者である子供・若者の意見を把握することが不可欠であると考えます。 そこで、若者が、モデルやアイドル等の勧誘や、高収入アルバイトへの応募をきっかけに、いわゆるアダルトビデオ出演強要や「JKビジネス」と呼ばれる営業等により性的な暴力の被害に遭わないためにできることは何か。また、被害に遭ったときに、どのような場所・手段があれば相談しやすいか、青少年の皆様のご意見をお聞かせください。 |
(略。)
【意見報告受付期間】 平成29年(2017年)9月19日(火)~10月9日(月) |
当該問題に対してユース特命報告員はどのような意見を寄せたのでしょうか。
内閣府が公開している資料を参照します。
アダルトビデオ出演強要等に関する意見募集
内閣府はユース特命報告員に対して以下の質問をしました。
(引用)
質問1-1 いわゆる「JKビジネス」といったアルバイトで働くことをきっかけに性的な行為を強要された等の問題が発生していることについて、聞いたことはありますか。 質問1-2 (質問1-1で「ある」と答えた方)どこで聞きましたか。 質問1-3 (質問1-1で「ある」と答えた方)そのとき、どのように感じましたか。 ——————————————————– 質問2-1 モデル(雑誌モデル、読者モデル、グラビアモデル、カットモデル等)・アイドル等の勧誘やアルバイト等をきっかけに、契約時に聞いていない、同意していない性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められるといった問題が発生していることについて、聞いたことはありますか。 質問2-2 (質問2-1で「ある」と答えた方)どこで聞きましたか。 質問2-3 (質問2-1で「ある」と答えた方)そのとき、どのように感じましたか。 ——————————————————– 質問3-1 このような問題が起きる主な原因は何だと思いますか。 質問3-2 (質問3-1の回答について)選んだ理由をお書きください。 ——————————————————– 質問4-1 内閣府では、被害予防のため、被害防止を呼び掛けたり、相談窓口等をまとめた啓発サイトを作成するなどといった広報を実施しています。このような情報を同年代の若者に広げるために、どのような手法が効果的だと思いますか。 質問4-2 (質問4-1の回答について)選んだ項目それぞれについて理由をお書きください。 ——————————————————– 質問5-1 被害に遭ったときに、どのような手段・場所があれば、又は、どのような人がいれば相談しやすいですか。 質問5-2 (質問5-1の回答について)選んだ項目それぞれについて理由をお書きください。 |
(再掲)
「質問3-1 このような問題が起きる主な原因は何だと思いますか」
この設問に対する回答はつぎのとおりです。
|
ご覧のとおり、「質問3-1」についてもっとも多かった回答が、
「若年層の性を売り物にすることについての問題意識が低い、社会風潮」
です。
理由をみてみます。
(再掲)
「質問3-2 (質問3-1の回答について)選んだ理由をお書きください」
「若年層の性を売り物にすることについての問題意識が低い、社会風潮」を選んだ理由
|
——————————————————–
正鵠(せいこく)を得ている意見が多いと感じました。
「問題意識・危機意識の低下」の項に書かれている3つの意見は論外ですが。
(再掲。回答)
「他人事ではなく、より身近な問題として考える人が増える事が、大事なのかなとは思います」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2015年7月11日>
①高齢者の銀行預金が振り込め詐欺で狙われるように 今若い女性は〝性〟を狙われるんだそう。AV出演を自分で決めたと思っていても実はそう洗脳されていた事も多いから周りにちゃんと相談して決めること。 AVの良い部分しか話してこない人には要注意。一生背負うものは大きい想像以上の覚悟が必要 |
●香西咲さん
<2016年6月12日>
一般の皆様にお伝えしたい事。 これを機に『騙される方が悪い』と言う風潮やめて頂きたいですね。 素人の常識なんて簡単に覆されます。 『気を付けて』って言われて気を付けられるレベルではありません。 相手はプロ。何枚も何枚も上手をいってきます。 |
●香西咲さん
<2017年1月2日>
娘を持つ親御さんへ 決して他人事ではありません。芸能、パーツモデル(手など)、ナンパ…あの手この手で勧誘してきます。年齢も容姿も関係ありません。スカウトや事務所がその気になれば整形させてでもAV出させます。環境も思考も180度変えさせられます。注意を払いきれるものではありません。 |
——————————————————–
(再掲。回答)
「性的なものあるいは被害者となったことを隠さなければならない風潮に漬け込む加害者側の問題があると感じます。日本では泣き寝入りという言葉が存在するように、犯罪被害に遭ってもそれを被害として届けない場合が存在します。被害が公になりにくい状況を利用している悪質な加害者もいるのではないかと考えてしまいます」
被害者の方々の勇気によってAV出演強要という未曾有(みぞう)の犯罪があかるみになりました。
だれもが知る事態となりました。
あとは国家権力による悪党の駆逐を待つだけです。
——————————————————–
■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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