2日前のことです。
クリスマスの日(2019年12月25日)に、稲井大輝被告の2回目の公判がおこなわれました。
(参考。当ブログ)
・2019年12月26日(昨日)
裁判の当日(2019年12月25日)、フジテレビの直撃LIVE グッディ!が稲井大輝被告の事件を詳報しました。
(参考。2019年12月25日 直撃LIVE グッディ!)
<稲井大輝被告に関する報道>
□午後2時17分~午後3時2分(45分間)
当該特集のなかから、裁判に関する箇所を一部、文字にさせていただきます。
(2019年12月25日 直撃LIVE グッディ!より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
(前略。)
<午後2時32分>
●2019年12月25日 ナレーション
異例となる1年以上の中断を経て、今日(2019年12月25日)再開された裁判で稲井被告はなにを主張するのか。 中継でつたえる。 |
●2019年12月25日 広瀬修一 フィールドキャスター(※地裁前から)
えー、稲井被告は冒頭、控訴事実をみとめました。 「まちがいありません」、 「申し訳ありませんでした」 と言って、頭を下げています。 えー、罪状認否で、えー、控訴事実をみとめています。 えー、そして、これまでの印象で持たれていました大胆で強気な様子、というのは今日(2019年12月25日)はまったくありませんでした。 えー、そして、初公判から1年がいま経って、また公判が再開しています。 検察側の質問がおそらくこれからはじまる、あるいはいまはじまっていると思いますが。 弁護側からの質問で、 実は被告人と被害者のあいだでは、2度、示談がむすばれています。 1度目は、去年(2018年)の10月3日、示談書が交わされている、ということなんです。 そして去年(2018年)の初公判に至るんですが、えー、このときも、記憶がない、そして、えー、証拠をすべて目をとおしたい、ということがあって、えー、ちょっと期間をください、というふうに被告人は、えー、つたえます。 えー、その後、証拠をすべて目をとおして確認したところ、わたしが起こした事件であるということを本人が確認した、と。 そして本人のー、本人がですね、本件もふくめすべてのことをみとめ、再度、示談交渉をおこなったのが、今月(2019年12月)9日。 そのことがあったために1年間、この期間が空いた、という説明を先ほど被告人質問、みずから語っていました。 ただ、このあとですね、検察側からの質問があると思われます。 |
<午後2時38分~>
●2019年12月25日 宮澤智 アナウンサー
スタジオではひきつづき、元東京地検副部長、若狭勝弁護士に解説をいただきます。 よろしくお願いいたします。 |
●2019年12月25日 大村正樹 フィールドキャスター
1回目の裁判が去年(2018年)の11月。 だから、1年1か月のインターバルのあと、2度目がひらかれました。 で、1回目なんですけど、東大生のこの稲井被告は最初、人定質問。 そして今日(2019年12月25日)、再開されて。 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
そう。 この、期日間整理、ってなんなんですか? |
●2019年12月25日 若狭勝弁護士(元東京地検副部長)
はい。 あの、期日前整理手続、っていうのは、裁判員裁判でけっこう出てきているんですけど。 あの、第1回公判があったのちにそういう整理手続きをするのを、期日間整理手続、というものなんですよね。 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
なるほど。 まあ、ある意味、法廷に、つぎにのぞむまでの、まあ、準備、ということですよね。 |
●2019年12月25日 若狭勝弁護士(元東京地検副部長)
あ、そのとおりですね。 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
それをした。 1年かけてした。 |
●2019年12月25日 大村正樹 フィールドキャスター
そういうことですね。 ですから、たっぷり時間がありました。 そこで、この1年間、なにをしていたのか。 若狭弁護士がこの法廷(第2回公判)の前に、予測として2つの可能性をおっしゃっていました。 これは示談の成立のための時間だった、ではなかったのか。 もうひとつが、検察の矛盾点探しのための時間だったのではないか。 (被告と被害者とのあいだで)示談が成立していましたよ、というのが広瀬さん(広瀬修一フィールドキャスター)のはなしでした。 だから1年ぶりに法廷にあらわれた被告は、その、去年ストップしていた罪状認否、ここでみとめないのかと思いきや、起訴内容に関して、 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
これ、どういうことなんでしょうか? |
●2019年12月25日 若狭勝弁護士(元東京地検副部長)
はい。 あの、やはり、1年間かけて、まあ、とりあえず争えるかどうか、っていうのをいちおうは検討したんだと思うんです。 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
自分の容疑事実に対して。 はい。 |
●2019年12月25日 若狭勝弁護士(元東京地検副部長)
ところがそれは、証拠的にはちょっとむずかしいな、ということになって。 そのつぎにはですね、いや、これは、実刑をさけるためにはどうしたらいいか。 で、いまの、あの、あたらしい強制性交等罪っていうのは、もう、懲役5年以上、ということで。 えー、まあ、証拠的には、事実はもう争えない。 しかも示談もそうとう、被害者側がもう、あの、もうゆるしてやってくれ、とか。 |
●2019年12月25日 大村正樹 フィールドキャスター
じゃ、示談の内容にー |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
執行猶予狙いに法廷戦略をしぼってきた、ということですよね。 |
●2019年12月25日 若狭勝弁護士(元東京地検副部長)
そういうことですよね。 ただ、その示談の内容はまだ出ていませんよ。 |
●2019年12月25日 大村正樹 フィールドキャスター
そこの内容に、被害者の女性の、えー、被告に対して実刑を望まないという情状酌量により、執行猶予が狙える、ということですから。 この被害女性がどういう感情をもっているのか、というのが今日(2019年12月25日)のポイントになってくると思います。 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
そうですよね。 ただ、克実さん、もしこれが本当にいまの解説のように、執行猶予狙い、だとすると、自分がやったことに対しての反省はどこにいっちゃったんでしょうね。 |
●2019年12月25日 高橋克実 キャスター
(反省は)ないし、あの、なんかね、このあいだもそう思いましたけれど、法律というか、なんかこう、加害者がそれを決められる、っていうのがなんか腑に落ちませんね。 その期間がー 1年も公判が空いているわけじゃないですか。 この期間は別に決まっていない、ということですよね。 それをなぜ加害者がそういうことができるのか、って。 被害者の立場に立って、なんか、ぜんぜん考えられていない、というか。 で、そのあいだにいろいろな、まあー 言ってみたら、細工、みたいなことじゃないですか。 で、それを整えておいて、今日(2019年12月25日)の第2回(公判)になるわけでしょ。 なんかね。 まあ、有利、不利、っていうのはないのかもしれないけど、なんか、加害者のほうがー だってそのあいだ、このひとは拘束されているわけじゃなくてー |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
保釈されて。 はい。 |
●2019年12月25日 高橋克実 キャスター
ふつうに大学とか通っているわけですものね。 そのへんが、だから、なんだろう、っていう気になりますよね。 |
●2019年12月25日 大村正樹 フィールドキャスター
まあ、ここ、先ほどの広瀬さん(広瀬修一フィールドキャスター)のはなしだと、えー、(2018年)10月の5日に起訴されているんですね。 で、事件は(2018年)9月15日に起きているんですけど、その後、逮捕され、(2018年)10月の5日に起訴されているんですが、1回目の示談交渉がその2日前、(2018年)10月3日におこなわれていた、と。 そこで、被害者に対する謝罪と、それから弁済。 それから、えー、被害者の、えー、その、罪に問わない、というか、被害届の取り下げ、というものを盛り込むというはなしだったんですけど。 どうもこの被告が、当時の記憶をおぼえていない、という曖昧なことを言ったため、この1回目の示談そのものがこれ、流れていった、というはなしがありますから。 この段階で1回、示談のテーブルにつきかけた、というところが裁判所とすると、1年の時間をあたえた、ということになるんですかね? |
●2019年12月25日 若狭勝弁護士(元東京地検副部長)
あの、おそらくですね、弁護人のほうから、あー、もうすこし待ってください、と。 いま示談ができそうですからもうすこし待ってください、というようなことを裁判所にうったえると。 もうそうすると、これだけ、期間が1年以上かかる、っていうことはあり得ると思います。 まあ、裁判所としてはなるべくやはりどんどん早めに期日っていうのをー 裁判をはじめたい、っていう気持ちが強いんですけど。 ただ弁護人のほうから、 「いやいやもうすこし、本当にいまもうすこしなんですね、示談できるまでに」 というようなことになると、まあ、こういうかたちで1年1か月になるということはあり得ると思います。 |
●2019年12月25日 安藤優子 キャスター
まあ、だから、罪を反省して、そうやって、まあ、示談にもちこもうとする努力があったのであれば、その額面どおりにうけとめられますが、その先にやっぱり、減刑とか執行猶予っていうものがみえてきて、その戦略の一貫として示談書を提出したっていうのであれば、まあ、わたしは、噴飯ものだな、っていう感じがしますけどね。 なんか、感情的には。 |
●2019年12月25日 大村正樹 フィールドキャスター
まあ、そのあたりも克実さんからもありましたけれども。 だから被告は保釈されて、1年間、社会というか大学生活をまた送っていることができているんですね。 じゃ、その1年間どうすごしていたのか、10年来の知人のかたのおはなしでいろいろなことがわかってまいりました。 |
(略。)
<午後2時53分>
●2019年12月25日 倉田大誠 キャスター
それではですね、先ほど裁判が閉廷しました。 東京地裁前には広瀬キャスターがいます。 その後の状況を教えてください。 |
——————————————————–
つづきは明日のブログでふれたいと思います。
|
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年11月29日>
現役AV女優が #青木亮 って3年に渡って叫び続け、WILLにも家宅捜索何回も入っているのにIPPAには聞こえないみたいです。これが現実。 そして #東大 #駒場祭 にまで入り込んできた事に危機感を感じないのでしょうか? #MeToo |
昨日も記しました。
稲井大輝被告はAVのスカウトを生業にしていました。
(参考。当ブログ)
・2019年12月26日(昨日)
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年11月19日>
当然人にした事も全て自分に返ってくる。 要するに 人の裸で飯食ってる奴はろくな死に方しない。 |
——————————————————–
来年はAV業界で、稲井大輝被告のあとにつづくものが頻出しそうです。
——————————————————–
■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ