昨日のつづきです。
(参考。当ブログ)
・2019年12月17日
10月10日の第22回重点方針専門調査会で、白河桃子委員が以下の発言をされました。
<33ページ>
●2019年10月10日 白河桃子 委員(少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大学客員教授)
(前略。) 資料は10の「フリーランス・芸能関係者へのハラスメント実態アンケート 1,218名の声調査報告」。 それから、参考資料として、防止策に対する要望書。 |
それから、卓上配付資料として、実態アンケートの自由記述、これはかなり生々しいので、卓上のみになっております。 |
<34ページ>
これは、私、フリーランス協会というところのアドバイザリーボードをしておりまして、この調査をした人たちの代理として提出しているものでございます。 |
(再掲。白河桃子 委員)
「実態アンケートの自由記述、これはかなり生々しいので、卓上のみになっております」
「実態アンケートの自由記述」につきましては、フリーランス協会(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会)が公表しています。
フリーランス協会 |
膨大な分量です。
内容も峻烈をきわめています。
ぼくは惘然(ぼうぜん)となりながら読み進めました。
本日はセクハラに関する部分を一部、抜粋させていただきます。
セクハラ(※一部を抜粋)
□フリーランス・芸能関係者へのハラスメント実態アンケート自由記述回答より
●女優(30代)
映画のキャスティング後に、撮影までの間にセックスを強要された。 |
●女優(40代)
女性 無理矢理身体を触られる。卑猥な話を仕事場で堂々とされて困った。断る余地なく嫌な仕事を勧められた、など。 |
●女優(30代)
出演・評価と引き換えに交際を要求され、ホテルに連れ込まれそうになりました。その場からは逃げられましたが、以降しばらくストーカー化しました。 |
●声優(女性。30代)
枕営業の要求。応じなかったら悪いうわさを流されたり、仕事の邪魔をされた。 |
●女優(30代)
宿泊施設を兼ねた劇場に滞在して就寝していたら、そこに訪れていた男性アーティストが入ってきてキスをされた。 |
●ダンサー(女性。20代)
自室に連れていかれて、マッサージをしてほしいと言われ、そのまま、最後までされなかったけど、行為に持っていかれた。 |
●女優(30代)
飲み会の帰りにタクシーで年配の俳優さんにキスされました。〇マネージャーに脱げないと仕事がない(私は脱げないと宣言していた)と言われた。 |
●女優(20代)
主催者の自宅で稽古をすると言われて行ったら、お酒を飲まされて性的な行為をさせられた。 |
●演奏者(女性。40代)
舞台の仕事と引き換えに、愛人になることを要求された。コンサートの打ち合わせでTV 局の幹部からキスをされた、触られた など。 |
●声優(女性。30代)
「今は売れている〇〇さんも、あの時は枕営業してたんだよ。だから今がある」等言われ、都度デートや体の関係を求められる。拒否すると、キレて悪口を言ってきたり、態度が豹変する。 |
●女優(40代)
性的関係を断ったら舞台の稽古―千秋楽まで仕事でみんなの前で罵倒、深夜に届く人格と仕事否定のメール、仕事が終わってからも共演者たちに悪口を言っている。〇(所作のレッスンでは)着物を着た所作で腰を落とす必要があるなどといい、自分のげんこつに女性器を当てろという指導。嫌だったが、当時自分も若くきっぱりと拒否が出来なかった。次の日も稽古予定があり、その日で退会しようかと考えていたら「稽古着の着物は今日ここに置いていけ」と強い指示。またも年の離れた男性かつ業界トップの専門家の迫力に負け着物を置いて次の日も稽古に。とうとう着物の肌着を取られ、下着を見られた。 |
●女優(20代)
恋人について詮索する。仕事をしていた映画監督が恋人の存在を知るや否や、私のことを好きになってしまったのでもう見ているのがつらいと進行中の作品をお蔵入りにする。演出家の愛人だと嘘の噂を流される。終電過ぎまで打合せをし、ホテルを取ると言われ行くと部屋が一つ。先輩俳優から深夜にLINE や電話で「エッチしよう」「家で飲もう」と言われる。 |
●ダンサー(女性。20代)
打ち上げの席での過剰な身体接触。 |
●女優(30代)
レイプ、執拗なボディタッチやキスの要求、仕事を回してもらえない。 |
●演奏者(女性。30代)
性的交渉を強要される、その上で公表したら仕事が無くなるのは当然と言われる(別の人間2名より同様のハラスメント)。 |
●女優(30代)
2人芝居の稽古中、演出兼相手役に2人きりの稽古場で無理やりキスされ襲われた(同様の手口数件あり)。決まってその後、お前の出来が悪いからだと、演技指導の一環であると罵声を浴びせてくる。 |
●女優(30代)
キャスティング権を持つ男性に逆らえず、性的関係を強要された。 |
●子役の付添人(親。女性。30代)
撮影現場でプロデュースしたいと声をかけられ別日にレイプされた。 |
●女優(40代)
夜、マネージャーと二人きりで事務局にいる時に鍵をかけられ、仕事のダメ出しされながら服を脱がされ、体をじろじろ見られた。一生忘れられない、辛くて嫌な思い出。 |
●歌手(女性。50代)
社長の愛人にならなければデビューさせない、愛人だから仕事を回すなど。 |
フリーランス協会 |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年2月27日>
平昌オリンピックで沢山泣いてデトックスにはなりましたが… 何も変わっていませんね。 #MeToo |
●香西咲さん
<2018年4月17日>
セクハラ、AV強要…現実を直視するだけで本当に苦しい。 逃げたい。けど逃げない。 自分の未来は自分で決める! |
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今年の1月21日に第98回女性に対する暴力に関する専門調査会が開催されました。
参考人としてよばれた山﨑文夫教授はつぎのようにのべました。
(2019年1月21日 第98回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
●2019年1月21日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)
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(再掲。山﨑文夫 教授)
「数百件の民事判例が出ております」
「大体こういうことをすれば損害賠償は幾らぐらいということがわかってきましてー」
セクハラについては現在、相手に対して民事面で償いをさせることができます。
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刑事については一般的にいまひとつの結果となっています。
警察と検察の奮起を望みます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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