6日前(2019年11月27日)のことです。
内閣府は、第5次基本計画策定専門調査会を立ち上げました。
(参考)
□第5次基本計画策定専門調査会
・2019年11月27日 第1回 開催状況及&会議資料 |
同専門調査会は、「第5次男女共同参画基本計画を策定する際の基本的な考え方について調査検討を行」うために設立されました。(※内閣府のホームページより)
「男女共同参画基本計画ー」
男女共同参画基本計画はこれまでに4回、策定されました。
推移を確認します。
(内閣府「男女共同参画基本計画」より。)
●男女共同参画基本計画
□2000年(平成12年)12月決定 第1次男女共同参画基本計画 ↓5年後 □2005年(平成17年)12月決定 第2次男女共同参画基本計画 ↓5年後 □2010年(平成22年)12月17日決定 第3次男女共同参画基本計画 ↓5年後 □2015年(平成27年)12月25日決定 第4次男女共同参画基本計画 |
ご覧のとおり、男女共同参画基本計画は、5年ごとに改訂されてきました。
来年は第5次男女共同参画基本計画が策定される年です。
(内閣府のホームページより。)
第5次基本計画策定専門調査会
第5次男女共同参画基本計画を策定する際の基本的な考え方について調査検討を行います。 |
今回発足した第5次基本計画策定専門調査会の構成員は以下のとおりです。
(2019年11月27日 第5次基本計画策定専門調査会「第5次基本計画策定専門調査会 委員名簿」より。)
(◎印:会長、※印:男女共同参画会議議員)
※◎佐藤博樹 中央大学大学院戦略経営研究科教授 |
当日(2019年11月27日)の同調査会で、小西聖子教授が会長代理に選任されました。
(2019年11月27日 第5次基本計画策定専門調査会「議事録要旨」より。)
(議事概要) ・ 第5次基本計画策定専門調査会運営規則に基づき会長代理に小西委員が指名された。 |
第1回第5次基本計画策定専門調査会で配布された資料を通読しました。
AV出演強要に関するものもあります。
この件につきましては、明日のブログでふれたいと思います。
(再掲。第5次基本計画策定専門調査会「議事録要旨」)
「第5次基本計画策定専門調査会運営規則に基づき会長代理に小西委員が指名された」
小西聖子教授はAV出演強要問題とかかわりが深いかたです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年9月5日>
私も一番右のエクスポージャー療法の本に沿って治療しています。 正直辛いトレーニングです。 しかも毎日宿題の山です(笑) でも小西先生の周りの方々は誰よりも温かいので救われています。 今一番何でも話せる方々です。 #認知行動療法 |
●香西咲さん
<2018年1月25日>
さて、明日は小西先生の診察と臨床心理士の先生の面談です。 気負わずとりあえず現状の自分を見て頂こうと思います。 (後略。) |
小西教授は現在、女性に対する暴力に関する専門調査会の会長もされています。
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(再掲。第5次基本計画策定専門調査会 委員名簿)
(◎印:会長、※印:男女共同参画会議議員)
※◎佐藤博樹 中央大学大学院戦略経営研究科教授 |
辻村みよ子教授は、小西聖子教授の前に、女性に対する暴力に関する専門調査会の会長をされていました。
第5次基本計画策定専門調査会の委員につきましては、ほかに、以下の方々の発言が印象に残っています。
山田昌弘 中央大学文学部教授
(2016年12月13日 第85回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
●2016年12月13日 山田昌弘 中央大学教授
この問題(AV、JK)に関しては、実は海外の関心が極めて高く、私のところに講演や取材、特に欧米のメディアからの依頼が多くなっておりまして、どうも聞いてみますと、恋愛関係や性関係をお金で買うということが欧米では恥ずかしいとか、嫌悪されているというか、そういうような人を買うような人は嫌悪されている土壌があるのだけれども、日本ではそうではないのかということをよく聞かれますので、教育等の問題に関しては、果たして恋愛関係、性関係等をお金で買うことがいいのであろうかといったような教育等も必要ではないかと思っております。 |
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原健一 佐賀県DV総合対策センター所長
(2019年1月21日 第98回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
●原健一 佐賀県DV総合対策センター所長
これまでの内閣府の取組で、性暴力のワンストップ支援センターの設置が全国に整ってきた中で、その動きと同時に性暴力の禁止法という包括的な禁止法をつくりましょうみたいな流れがあると思います。 セクハラもいろいろ規定する法律はありながらも、包括的な全体を規定するような法律というものが多分ないのだと思いますので、そのようなものを今後検討することが必要なのではないかと思っています。 |
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種部恭子 医療法人社団藤聖会女性クリニックWe!TOYAMA代表
(2019年1月15日 第2回女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ「議事録」より、引用。)
<15ページ>
●2019年1月15日 種部恭子 委員(医療法人社団藤聖会女性クリニックWe!TOYAMA代表)
しかし、まだ日本には、子供たちの性を商品としているものが多くあり、オリンピックを目の前にして本当に恥ずかしいと思う。 |
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白河桃子 重点方針専門調査会委員
(2019年1月15日 第2回女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ「議事録」より、引用。)
<10ページ>
●2019年1月15日 白河桃子 重点方針専門調査会委員
2020年にはオリンピックもあり、最近、非常に海外の観光客の方も増えているので、そろそろコンビニなどに置く、いわゆるポルノではないが、そういった雑誌が子供の目に触れるようなところに普通にあるという問題について、オリンピック前にきちんと取り組んだほうがいいとずっと思っている。 |
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小山内世喜子 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事
(2019年1月15日 第2回女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ「議事録」より、引用。)
●2019年1月15日 小山内世喜子 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事
2016年6月に閣議決定された質問主意書に対する答弁において、女性に対して、本人の意に反してアダルトビデオに出演を強要することは第4次男女共同参画基本計画で防止と根絶に取り組むとしており、また、これを女性に対する暴力に当たるとしている。併せて、教育啓発の推進や、被害者が相談しやすい体制づくりを通じて、効果的な支援の拡充を図っていくとしている。
AVへの出演等について、被害者は消費者という立場から、あるいは労働者としての立場からも保護されるものがないため、二次被害に苦しんで何ら救済を受けられないのが現状であると思う。 |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年4月3日 >
|
●香西咲さん
<2018年4月6日>
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AV出演強要の被害者の方々の救済につきましては未(いま)だ手付かずです。
遅々として進んでいません。
来年策定される第5次男女共同参画基本計画のなかにも被害者の救済が明記されることを望みます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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