政府のAV出演強要対策はまだ道半ばです。小山内世喜子さん「二次被害に苦しんで何ら救済を受けられないのが現状である」。香西咲さんたち被害者の回復が急務です

昨日、女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループについてふれました。

(参考。当ブログ)
2019年11月27日

女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ


・第1回 平成31年1月9日 | 次第&資料議事録

・第2回 平成31年1月15日 | 次第&資料議事録

第2回目の議事録を読んで、あらためて感じました。
日本はオリンピックの開催に対してかなり神経質になっていると。
もう一度、議事録を参照します。

(2019年1月15日 第2回女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ「議事録」より、引用。)

<10ページ>
2019年1月15日 白河桃子 委員(重点方針専門調査会委員)(少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大学客員教授)

2020年にはオリンピックもあり、最近、非常に海外の観光客の方も増えているので、そろそろコンビニなどに置く、いわゆるポルノではないが、そういった雑誌が子供の目に触れるようなところに普通にあるという問題について、オリンピック前にきちんと取り組んだほうがいいとずっと思っている。

産経新聞の主張が現実のものとなってきました。

(2017年2月6日 産経新聞「【東京五輪あと1264日】AV出演強要、根絶を」より、引用。)

2017年2月6日 産経新聞

コンビニに入ると、成人雑誌が簡単に目に入る。
成人向けDVDが付属したものも多い。
「日本を視察した国際オリンピック委員がこの光景に顔をしかめた」
との報道もあり、多くの外国人の訪日が見込まれる東京五輪までに何らかの規制が必要だという声もある。
規制の是非は出版の自由などとの兼ね合いもあり、ここではおく。
ただ、そうした雑誌の表紙を見るたびに「ここに写っている女性の中には、意に反している人もいるのでは」という疑問がわく。
アダルトビデオ(AV)出演強要問題が頭にあるためだ。

(中略。)

ただ、AV業界には風営法は適用されず、監督官庁もない。
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く。
意に反して出演させられる女性が少しでも減ることを願う。

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オリンピックまでに世の中が激変することは必定です。
第2回女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ議事録に関する話題をつづけます。
AV被害につきましては、被害の防止だけではなく、被害をうけられた方々の救済が急務となっています。

(2019年1月15日 第2回女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ「議事録」より、引用。)

<14~15ページ>
2019年1月15日 小山内世喜子 委員(一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事)

2016年6月に閣議決定された質問主意書に対する答弁において、女性に対して、本人の意に反してアダルトビデオに出演を強要することは第4次男女共同参画基本計画で防止と根絶に取り組むとしており、また、これを女性に対する暴力に当たるとしている。併せて、教育啓発の推進や、被害者が相談しやすい体制づくりを通じて、効果的な支援の拡充を図っていくとしている。
AVへの出演等について、被害者は消費者という立場から、あるいは労働者としての立場からも保護されるものがないため、二次被害に苦しんで何ら救済を受けられないのが現状であると思う。

(再掲。小山内世喜子 委員)
二次被害に苦しんで何ら救済を受けられないのが現状である

同旨の指摘は、先月(2019年10月)におこなわれた厚生労働省の第9回困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会でも出されております。

(2019年10月4日 厚生労働省 第9回困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会「議事録」より、引用。)

2019年10月4日 横田千代子 構成員(全国婦人保護施設等連絡協議会会長。PAPS理事

それから、もうひとつは、2ページになりますけれども、2ページの丸二つ目ですけれども、その丸の下の方ですけれども、

(参考)
困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会 中間まとめ(案)

<2ページ>
○更に、事業開始当初は、婦人保護事業の対象として想定されなかった、性暴力・性被害に遭った10代の女性への支援といった支援ニーズへの対応についても、長らく求められてきており、近年では、AV出演強要、JKビジネス問題といった新しい問題も明らかになっている 。

婦人保護事業の対象として想定されなかった性被害の問題で、近年ではAVの出演強要、JKビジネス問題といった新しい問題も明らかになっていると書かれておりますけれども、実際は明らかになっているどころではなく、たくさんの被害者が続出しております。

私は「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)の理事でもあり、その被害の対象になっているのが、データを見ると89.2%が女性であるということです。

AV被害、JKビジネスの問題もそうですけど、実態が明らかになっているということだけではなくて、すでに被害者が社会的に非難を受けたり、人権侵害を受けたりという社会的な課題がこのAV被害の問題の中にたくさん含まれております。

そして、さらに注目すべきは、長期にわたって、あるいは一生に渡って心の被害を背負って行かなければならない状況にあるということがデータベースでも示されています。

そのことが社会からなくなれば一番ですけれども、大事にすべきは、被害者の尊厳回復と心のケアの政策です。

こういう視点が、このAVの問題、そしてJKビジネスの被害者に対して、まだまだ私は立ち遅れているのではないかと思います。

是非、このことも踏まえてもっとですね、実態について国の方でも明らかになっているということのみにとどまらず、現状をきちっとしたデータベースで拾って問題意識を深めていただきたいと思います。

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(再掲。横田千代子 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会 構成員)
すでに被害者が社会的に非難を受けたり、人権侵害を受けたりという社会的な課題がこのAV被害の問題の中にたくさん含まれております

(再掲。小山内世喜子 女子差別撤廃委員会最終見解への対応に関するワーキング・グループ 委員)
二次被害に苦しんで何ら救済を受けられないのが現状である

(再掲。横田千代子 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会 構成員)
大事にすべきは、被害者の尊厳回復と心のケアの政策です。こういう視点が、このAVの問題、そしてJKビジネスの被害者に対して、まだまだ私は立ち遅れているのではないかと思います

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月28日

隅に追いやっていたトラウマを掘り起こすのはとてつもない労力が要りますね。
精神的にも、ついこの間までは普通の精神を保てたのに、思い出した瞬間動悸や頭痛吐き気…この突然の変化は経験者にしか分からない。女性の共犯者達は特に最低。

香西咲さん
2018年4月25日

#AV強要 犯人の #青木亮 がこれを加害だと認める日が来ますよう。

#HumanTrafficking
#傷害
#人身売買
#鬱
#パニック障害
#不眠
#膵炎
#逆流性食道炎
#胃酸過多
#胃腸炎
#一生引きずる病気

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政府は予(かね)てより、被害の回復をおこなうとの方向性を出しています。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

法的対応ー
あとは法律です。

(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)

ライトハウス

先日(2019年6月13日)行われた、自民党の「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」に、市民団体の一つとして参加させていただきました。
(略。)
そして、この議連の幹事長であり、AV出演強要問題対策プロジェクトチームのとかしきなおみ議員(PT座長)から、ビッグニュースを報告いただきました!
AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法案の提出を目指すということです。
(略。)
プロジェクトチームの議員の皆様の了承をいただけたため、この場で報告させていただきました。
(後略。)

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月20日

画像ももちろん
精神も身体も引き摺って生きて行く時間の方が長いです。
理解して下さる人はなかなか少ないのが現実。
#青木亮 と弁護士は到底理解しようとしない。
生き地獄。

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AV出演強要新法の制定が待たれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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