「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」掲載の判例(その1)。AVマニアもまた、香西咲さんたちにAV出演強要をおこないました

先日、一般社団法人テレコムサービス協会のホームページをみていました。
同協会は、
電気通信事業者および情報通信関連事業などICT関連企業を中心とする業界団体です。競争市場の健全な発展を図り、その事業全体の発展に寄与し、国民利益の増進と公共の福祉に資することを目指しています

同協会はほかに、他の業界団体と共同で、各種の協議会を運営しています。

(参考)
Telesa(一般社団法人テレコムサービス協会)に関わる多彩な協議会活動

協議会のなかのひとつに、プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会があります。

(参考)
プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会

同協議会は、「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」を発刊しています。

(参考)
2018年3月30日「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」の改訂について

引用

通信関連団体や著作権・商標権関連の団体等で構成するプロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会(以下「協議会」)では、これまでにプロバイダ責任制限法にもとづく権利侵害への対応について関係ガイドラインを策定・公表し、インターネット上の権利侵害への対応に広く活用されてきました。
このたび「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」について、第3版の発行(平成23年9月)以後に公表された裁判例を踏まえ、所要の更新を行い、下記の改訂を行いましたので、公表いたします。

1.改訂の概要
「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」では、送信防止措置の判断基準として、名誉毀損及びプライバシー侵害の観点から収集した裁判例64件の要旨を別冊として発行しておりましたが、ここに38件の裁判例を加え、102件の判例要旨集として公開します。公開にあたり、利用者の検索の便宜を図るため、名誉毀損編42件、プライバシー編60件の目次を用意し、判例要旨に含まれる検索用キーワードを掲載しました。検索用キーワードとしては、メディアの種類及び権利を侵害する情報の種類のほか、争点も掲載するようにしました。また、名誉毀損及びプライバシー侵害については、被侵害者が公人等に該当するか、又は一般私人であるかによって、判断が左右されることもあるため、被侵害者の属性が分かる言葉も掲載しました。

 ■主な改訂箇所
 (略)

2.改訂ガイドライン
プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン(第4版)
裁判例要旨目次(名誉毀損編、プライバシー編)
裁判例要旨(名誉毀損編)
裁判例要旨(プライバシー編)

(後略。)

(再掲。改訂の概要)
38件の裁判例を加え、102件の判例要旨集として公開します

一読しました。
以前よりも判例が充実しています。
「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」は、2002年(平成14年)に上梓されました。
2014年に補訂がされています。

(参考)
(旧)プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン

上述のとおり、昨年の3月末に「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」が改訂されました。
アダルトビデオに関する判例は、依然として掲載されています。
本日は、AVマニアに関する事案を参照します。

(再掲)

2.改訂ガイドライン
プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン(第4版)
裁判例要旨目次(名誉毀損編、プライバシー編)
裁判例要旨(名誉毀損編)
裁判例要旨(プライバシー編)

プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン(第4版)より。)
<16ページ>

芸能人がテレビで公言した事実については、著名人とは別の観点の問題、すなわちプライバシー権の放棄の問題が生じうる。
テレビ番組及び書籍でAVを好み自ら借りに行くこともあるがそのことを恥ずかしいとは思っていないと公言していたお笑い芸人が写真週刊誌にAV購入を記事にされた事案で、東京地裁平成18年(2006年)3月31日判決(判例要旨P036)は、自ら公表した個人情報についてはその秘匿性を放棄していると解すべきであり法的保護に値しないとしつつ、自ら公表した事実はAV好きでしばしば購入するという範囲であり具体的にどのような種類のAVに興味を示し購入したかという点は秘匿性の程度が高く公知の事実ではないとして 、具体的なAVの種類を示した購入を報じた部分についてはプライバシーの権利の侵害を認めた。

(再掲。東京地裁平成18年3月31日判決)
自ら公表した個人情報についてはその秘匿性を放棄している

あらためて言われるまでもありません。
当然のことです。

(再掲。東京地裁平成18年3月31日判決)
具体的にどのような種類のAVに興味を示し購入したかという点は秘匿性の程度が高く公知の事実ではない

具体的なAVの種類を示した購入を報じた部分についてはプライバシーの権利の侵害を認めた

判決の要旨をみてみます。

裁判例要旨(プライバシー編)より。)
<37ページ>
事案

テレビ番組でアダルトビデオの購入・視聴を公言していたお笑い芸人が、アダルトビデオ購入の事実を写真週刊誌で報じられ、記事についてプライバシーの侵害を理由に、同時に掲載された防犯ビデオ画像について肖像権侵害を理由に、損害賠償を請求した事案

主文

認容

要旨

① 公言した事実とプライバシー侵害:
既に当該個人が当該自己情報を自ら公表していた場合には、その秘匿性をいわば放棄したものと解するのが自然であり、係る情報については法的保護に値しないと解するのが相当である。
アダルトビデオの購入を報じる記事は原告(被報道者)が公表した事実とほぼ同一であり、一般人に知られていない事柄とまでいいがたいからプライバシー侵害に該当しないが、
「歌舞伎町にある、Aちゃんが常連にしている店だね。この日は夜11時過ぎ、ジャガーに乗って来店すると、SMモノを物色して、結局、女子高生制服モノを1本買っていったんだ」
という記事は原告が公表した事実より詳細で公知性もなく、具体的にいかなる種類のアダルトビデオに興味を示して購入しているかなどといった具体的事実は秘匿性が高くプライバシー侵害に該当する。

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② 防犯ビデオ画像による肖像権侵害での同一性:
掲載された写真自体からはその被写体である人物の容ぼう等が肖像権侵害を訴えている当該個人の容ぼう等であることが明らかでない場合であっても、写真の説明文と併せ読むことによって読者が当該個人である旨特定できると判断される場合や読者が当該個人であると考えるような場合には、撮影により直接肖像権が侵害されたとはいえないものの、当該個人が被写体である人物本人であったか否かにかかわらず、当該個人が公表によって羞恥、困惑などの不快な感情を強いられ、精神的平穏が害されることに変わりはないというべきであるから、やはり撮影により直接肖像権が侵害された場合と同様にその人格的利益を侵害するというべきである。

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判決は2006年(平成18年)3月31日に言い渡されました。
結果はさておき、当該お笑い芸人は、自分はAVマニアである、と公言していたようです。

(2017年2月6日 産経新聞「【東京五輪あと1264日】AV出演強要、根絶を」より、引用。改行を施しています。)

産経新聞

コンビニに入ると、成人雑誌が簡単に目に入る。
成人向けDVDが付属したものも多い。
「日本を視察した国際オリンピック委員がこの光景に顔をしかめた」
との報道もあり、多くの外国人の訪日が見込まれる東京五輪までに何らかの規制が必要だという声もある。
規制の是非は出版の自由などとの兼ね合いもあり、ここではおく。
ただ、そうした雑誌の表紙を見るたびに「ここに写っている女性の中には、意に反している人もいるのでは」という疑問がわく。
アダルトビデオ(AV)出演強要問題が頭にあるためだ。
(中略。)
ただ、AV業界には風営法は適用されず、監督官庁もない。
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く。
意に反して出演させられる女性が少しでも減ることを願う。

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(再掲。産経新聞)
『ここに写っている女性の中には、意に反している人もいるのでは』
制作現場では違法行為が横行しているとも聞く

AVマニアは、AV出演強要の一翼を担っています。

(2019年2月10日 トカナ「『AV業界一嫌われているライター』が見た生身のAV女優と“死にたくなるほどの”現実! 中村淳彦インタビュー」より、引用。改行を施しています。)

(中村淳彦さん【ノンフィクション作家】)

AV業界は市場原理だけで動く。
お客さんの大半はモテない男性。
AV女優にそういう男性たちが都合いい女性を演出させて、財布を開かせるビジネスです。

(2019年2月11日 トカナ「『AV女優はリスクだけ背負わせて使い捨て』売春、パパ活、裏ビデオ… 死に体となったAV業界の現状とは? 中村淳彦インタビュー」より、引用。改行を施しています。)

(中村淳彦さん【ノンフィクション作家】)

それにAV業界が唯一関心のあるモテない中年男性の妄想とか幻想みたいなことは、本当にどうでもいい。

(中村淳彦さん【ノンフィクション作家】)

過剰にモテない男性のリクエストを聞くことをストップして、女優の使い捨てをやめる。
残った業界人同士も競争するのではなく、共生して、社会の動きにも耳を傾ける。
意識をぜんぶ変えないと、よくならないでしょうね。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月17日

2011年。
あの時の私は空気を読み過ぎて前事務所社長やスタッフの機嫌を伺う様になっていた。
騙された事に気づいた時も、言いたい事もなかなか言い出せないまま、前社長と造り上げた“架空の”人参を目掛けて走ってた。
3年間。

香西咲さん
2017年12月9日

Wikipediaご覧頂けると分かるかと思いますが、青木は「タレント目指す。レギュラー番組持たせる。映画の主演をさせる。」等言っておきながらレースクイーンやグラビアアイドルやっていた時の方が地上波の仕事は殆ど貰えなくなりました。あの時何であんな人を信じたのか?昨日UPした洗脳ノートです

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悪党どもがおこなうAV出演強要を補完、支援しているが、AVマニアです。
こいつらもまた、淘汰されなければなりません。
その日が迫ってきたようです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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