今週の火曜日(2019年11月12日)から、全国で、
「女性に対する暴力をなくす運動」
がおこなわれています。
(参考。内閣府)
□令和元年度「女性に対する暴力をなくす運動」実施要綱
期間は、11月25日(月曜日)までの2週間です。
同運動の目的は以下のとおりです。
(令和元年度「女性に対する暴力をなくす運動」実施要綱より、引用。)
●目的 ~令和元年度「女性に対する暴力をなくす運動」
暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではないが、特に、配偶者等からの暴力、性犯罪、ストーカー行為、売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメント等女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題である。
この運動を一つの機会ととらえ、地方公共団体、女性団体その他の関係団体との連携、協力の下、社会の意識啓発等、女性に対する暴力の問題に関する取組を一層強化することを目的とする。 また、女性に対する暴力の根底には、女性の人権の軽視があることから、女性の人権の尊重のための意識啓発や教育の充実を図ることとする。 |
「運動の重点」もみてみます。
●運動の重点 ~令和元年度「女性に対する暴力をなくす運動」
次の事項に重点を置く。
(1) 「女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク」を積極的に活用するなどにより、
配偶者等からの暴力、性犯罪、ストーカー行為、売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメント等は女性に対する暴力であり、決して許されないものであるとの社会認識を更に醸成すること。 (2) 暴力の「未然防止」や「拡大防止」に向けた意識を高めるとともに、暴力の被害に遭っていながらその自覚がない人に被害を受けていることを認識してもらい、被害者や関係者が、相談窓口等の必要な情報を入手し、ためらうことなく相談できるようにすること。 |
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9月25日におこなわれた内閣府の専門調査会でも、「女性に対する暴力をなくす運動」への言及がありました。
議事録を参照します。
(2019年9月25日 内閣府 第102回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<12~13ページ>
●2019年9月25日 法務省
人権擁護局付の関口と申します。よろしくお願いします。 |
私からは、「女性の人権ホットライン」、子供の人権問題に関する取組について、御説明いたします。 |
まず「女性の人権ホットライン」についてですが、説明資料の4枚目を参照いただければと思います。 |
配偶者やパートナーからの暴力、虐待、職場等におけるセクシュアル・ハラスメント、アダルトビデオ出演強要、JKビジネス、SNS等を通じたリベンジポルノ被害や児童ポルノ被害、ストーカー被害等が大きな社会問題となっておりますが、これらの被害の拡大防止のため、女性や子供の人権に関する相談体制を整備するとともに、これらの問題の未然防止及び被害の拡大防止のために、女性や子供の人権に関する広報啓発活動を実施する必要があります。 |
そこで、法務省の人権擁護機関では、女性の人権問題に関する専用相談電話 「女性の人権ホットライン」を全国50カ所の法務局、地方法務局に設置し、人権擁護員や法務局職員が女性をめぐるさまざまな人権問題に関する相談に応じております。 |
相談においては、婦人相談所の紹介や性的な画像を含むインターネット上の人権侵害情報に関する削除依頼方法の助言をするなどの必要な支援を行っています。 |
また、女性に対する暴力をなくす運動期間中の7日間を全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間として、同期間中は平日の電話相談受付時間を延長するとともに、土曜日及び日曜日も電話相談に応じています。 |
(参考。政府公報オンラインより)
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「女性に対する暴力をなくす運動」の実施要綱にもどります。
(令和元年度「女性に対する暴力をなくす運動」実施要綱より、引用。)
●協力を依頼する機関・団体等 ~令和元年度「女性に対する暴力をなくす運動」
地方公共団体、女性団体その他の関係団体等 (都道府県、政令指定都市、男女共同参画推進連携会議関係団体、有識者等) |
各地方自治体のホームページを概観しました。
愛知県の小牧市の記述がわかりやすいと感じました。
(小牧市のホームページより)
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(再掲。小牧市)
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AV出演強要に関する話題は途切れることがないようです。
ふと、オーストリアの動物学者のローレンツ(1903年~1989年)が提唱した「刷り込み」を思い出しました。
「刷り込み」とは、広辞苑によりますと、
「生後間もない特定期間内に目にした動物や物体が雛(ひな)に固定的に認識され、以後それを見ると機械的に反応する」
ことです。
政府や地方自治体はいま、AV業界は危険、との啓発活動をおこなっています。
「AV業界は危険」
AVの実態について知識のない女性にとっては、このことが真実となることでしょう。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年10月10日>
私にもっと発言して欲しいと言う大人も居る。 一方でもうこれ以上背負わなくていい、身体の方が心配だと言ってくれる先生方も居る。 辛い。 |
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香西咲さんがうったえつづけてきたことが日本全国に根づきました。
あとはAV強要新法の成立を待つだけです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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