AV強要に注意をうながす消費者庁の方略の一端があきらかになりました。香西咲さん「事態が重くなって初めて分かる事は沢山ありますね」。AV強要業界はもうおわりです

8月1日に内閣府の第304回消費者委員会本会議が開催されました。
同会議の議題は、
預託等取引契約に関する消費者問題について

第4期消費者基本計画策定に向けた検討状況について
です。
みておわかりのとおり、AV出演強要問題とは無関係の会議です。
昨日(2019年10月21日)、同会議の議事録が公開されました。

 内閣府
 第304回 消費者委員会本会議
 議事録

一読しました。
なぜか、AV出演強要がとりあげられています。
議事録の一部を抜粋します。

(2019年8月1日 内閣府 第304回消費者委員会本会議「議事録」より、引用。)

2019年8月1日 受田浩之 委員(高知大学 副学長)

今、御説明をいただいた、第5章の今後講ずるべき主要施策のところで、先ほど大森委員からも御指摘があった、消費者教育の戦略的推進の戦略的という言葉にどういう意味があるのかというところは、私自身ももう少し伺いたいという1つの質問でございます。

(参考。令和元年8月1日 消費者庁消費者政策課 資料2

第4期消費者基本計画の構成(案)

(前略。)

第5章 今後講ずるべき主要施策(今次基本計画における消費者政策の重点事項)

<具体的な施策イメージ>
① 持続可能な社会の実現に向けた取組
・食品ロス削減の取組の包括的な推進
・「持続可能な消費」に向けた行政・消費者・事業者の協働
② 多様化する消費者問題への対応
・個人間取引におけるトラブルへの対応
・消費者の多様な背景(若者・高齢者・障がい者・災害被災者等)を踏まえた、消費
者トラブル抑止のための取組
③ 産業のデジタル化・技術革新への対応
・オンラインプラットフォームの台頭への対応
・データ社会への対応
④ 消費生活における安全・安心の確保
⑤ 取引の多様化・複雑化や最近の被害実態を踏まえた対応
⑥ 消費者にとって便利で分かりやすい表示対策
⑦ 被害救済や紛争処理促進のための体制整備
⑧ 消費者教育の戦略的推進
⑨ 地方消費者行政の推進力向上
⑩ 消費者団体や企業その他の民間アクターの連携強化・活性化

2019年8月1日 受田浩之 委員(高知大学 副学長)

マル6(消費者にとって便利で分かりやすい表示対策)に消費者にとって便利で分かりやすい表示対策というのがありまして、多分個別具体に言うと、食品表示もこの中に入ってくるのではないかと拝察をいたします。
正に今日も食品表示部会を午前中に開催し、その中で分かりやすいとはどういうことなのか。

例えば分かりやすいというのは、見やすいということと、理解しやすいということ、その総合的な尺度であると考えることもできるのではないか。
といいつつ、見やすいとはどういうことなのかと掘り下げていくと、科学的なエビデンスが見やすいという表現を1つとってみても、世の中にはないことが分かってきております。

こうやって見ていくと、分かりやすい表示対策を一言で書いても、その前段として、見やすいということの科学的エビデンスをまず確立し、プラス理解しやすいということになると、対象を明確にして、その理解度がどこまで図られているか。非常に分かりやすい表示対策を1つとっても、難しいのだろうと思うところです。

今、マル6(消費者にとって便利で分かりやすい表示対策)とマル8(消費者教育の戦略的推進)のことを取り上げてコメントをしているのですけれども、ここの主要施策のところは、もしかすると、縦糸と横糸の関係を明確にしていただいて、例えば食品表示という1つの縦糸に対して、ここにあるマル1(持続可能な社会の実現に向けた取組)からマル10(消費者団体や企業その他の民間アクターの連携強化・活性化)という横糸の部分がどういうふうに織りなされていくべきか、あるいはどうあれば、より縦糸がスムーズにつながっていくのかというところを考えていただく必要もあるのではないかと思います。

そういう意味で、マル6(消費者にとって便利で分かりやすい表示対策)の食品表示に対する対策をいろいろな解決をしていかないといけない課題を明確にした上で、戦略的に理解を深めていくことをマル8(消費者教育の戦略的推進)と結びつけていくことによって、よりしっかりした対策、あるいはそれこそ戦略的な推進が図られていくのではないかと思うところです。

マル1(持続可能な社会の実現に向けた取組)からマル10(消費者団体や企業その他の民間アクターの連携強化・活性化)は、見出しではないという内藤課長からの御説明もございましたけれども、そうであるならば、縦糸と横糸の関係を1つ、ここの中に織り込んでいくという視点も是非持っていただきたいと思います。

最後に、マル1(持続可能な社会の実現に向けた取組)の最後のところ(「持続可能な消費」に向けた行政・消費者・事業者の協働)に協働という言葉が書かれています。
この協働という言葉も非常に便利な言葉で、みんなで一緒にやれば良いのではないかと見えるのですけれども、私なりに理解している協働の意味なのですが、まずは個人が依存体質から自立へと成長することが必須のステップなのです。
その自立をした個人が更に相互依存していくコミュニティーが、協働のコミュニティーだと理解をしています。

したがって、この協働を実質上展開するためには、まず消費者が依存から自立へと脱皮していかないといけないというのが大前提になっていき、そのことをもって、行政や消費者や事業者の協働が生まれていく。
こういう姿を単に表面的な協働という言葉ではなく、実質的なあるべき姿を描いていただき、ここのマル1(持続可能な社会の実現に向けた取組)からマル10(消費者団体や企業その他の民間アクターの連携強化・活性化)をうまくストーリー化していただくことによって、今後の工程表のKPIとも結びついた整理の仕方ができるのではないかと、期待をするところです。

質問としては、先ほどの戦略的という言葉をどういうふうに描いておられるか、もうちょっとだけ御説明いただきたいと思います。

冒頭でも記しました。
当日の議題はAV出演強要問題でありません。
議事録を通読されればわかります。
まったく別の問題を議論しています。

2019年8月1日 内藤茂雄 消費者庁 消費者政策課長

御質問からまずお答え申し上げたいと思います。

戦略的というところは、執筆者としての私の思いは、もうちょっとセグメントごとにアラカルトに個別の対応が必要になるのではないかということです。
先ほど若年層の話と社会事務向けの教育の話をしましたけれども、若年層につきましては、現状、いわゆる『社会への扉』を高校生向けに重点的にやっておるわけでございます。
これ自体は重要なわけですけれども、一方で、現在の大学生、短大生は、当たり前ですが、高校を卒業しているわけでございまして、教えておられる先生方に聞くと、うちの学生は分かっていないかもしれないみたいなことをおっしゃっているわけであります。

成年年齢引下げの関係で申し上げますと、今後、18歳になった途端に成人になる、今の高1、中3辺りの子たちには、予防的な対策を講じる必要がある一方で、今、もう20歳になっている、これから20歳になろうとしている子たちがエアポケットになってはいけないということで、若年層とはいいながらも、もう少しきちんとセグメントを分けて、きめ細かい対応をする必要があるのではないかということは、思いとしてございます。

少し違った例で申しますと、消費者トラブルにも情報化の流れが来ております。
そうした情報化、ITの進展に対応した消費者教育みたいなところも、これは別の有識者会合などでも指摘をされているようですけれども、なかなか追いついていないところもございますので、そういった新しい傾向、社会の変化も取り入れた対応もしていく必要があるということで、そういったところを丁寧に拾い上げて、個別に対応するという意味で、戦略的と書いているところでございます。

長くなって恐縮ですが、表示の関係でございます。

確かにサイエンス的なエビデンスはないのは、おっしゃるとおりと思いますけれども、一方で、当課で取り組んでおることとしましては、広告の見せ方とか、見る人の心理的な思いとか、そういうものに立った表示の仕方ということでございます。
具体例で申し上げますと、A4の紙ですと、見る方の視線は、Zの字を描くように動くということで、この春に女性のAV出演強要問題を注意喚起するチラシを作成したのですが、それについては専門の方にアドバイスをいただいて、先ほどのより目に留まりやすい表示の仕方を取り入れたりしているところでございます。

加えまして、先ほどお話をいただいたようなITの関係ですと、理解しやすいということとともに、知ってほしい情報は、例えばQRコードを付して、そこから別のところにリンクをたどって全部見てもらうという表示のやり方も取り入れる必要があると思っておりますので、そういったようなものを含めて、かなり複合的な表示に対する取組が、今後、必要になってくるのではないかと考えているところでございます。

それから、縦糸と横糸の話は、非常に重い話でございます。3期につきましては、162がちょっと網羅できずにあふれてしまったようなところがございます。
まずはしっかり網羅をさせることを念頭に考えておりますけれども、その中にどうやって横串を刺していくのかということも、非常に重要な課題でございます。
どこまでできるか、正直、自信はないのですけれども、しっかり御指摘を踏まえて、取り組んでまいりたいと考えております。

長くなりましたが、以上でございます。

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(再掲。消費者庁)
具体例で申し上げますと、A4の紙ですと、見る方の視線は、Zの字を描くように動くということで、この春に女性のAV出演強要問題を注意喚起するチラシを作成したのですが、それについては専門の方にアドバイスをいただいて、先ほどのより目に留まりやすい表示の仕方を取り入れたりしているところでございます

見る方の視線は、Zの字を描くように動く
消費者庁が今年(2019年)の春に作成したチラシをみてみます。

(参考。当ブログ)
2019年7月11日

(※下図は、消費者行政かわら版 第2号より)

(※画像の一部を拡大)

(再掲)
2019年6月19日 消費者庁 消費者行政かわら版 第2号

★ タレント・モデル契約に応募する際は、活動内容等を事前に確認しましょう。
アダルトビデオへの出演を強要されたといったトラブルが発生しています。

(再掲。消費者庁)
見る方の視線は、Zの字を描くように動く
AV出演強要問題
より目に留まりやすい表示の仕方を取り入れた

おっしゃるとおりです。

(再掲)

あらためて、消費者庁がAV出演強要問題にちからをいれている、ということがわかりました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年12月28日

事態が重くなって初めて分かる事は沢山ありますね。
事態が重くなってからでは遅いんですけどね(笑)!!

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AV強要業界はもうおわりです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月8日

仰る通りですね。
2016年は週刊文春さん始めメディアの方々
2017年は人権団体の方々や議員の先生方、精神科医の先生
2018年は…どうなるのでしょうか

自己主張は苦手だし頭もキレるわけでもなく…ただ逃げなかっただけでこれだけの方々に愛の手を差し伸べて頂きました。
皆様本当に感謝致します。

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オリンピックまでにこの世の極悪は滅びます。
このことだけはたしかなようです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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