AV出演強要に関する和光大学での講演(その3)。PAPS の宮本節子さんのことばは重厚です。香西咲さん「納得のいくまでやる」。早晩、潮目がかわります。そのときが勝負です

先日より、和光大学でおこなわれたAV出演強要に関する講演をふりかえっています。

(参考。和光大学での講演)

2017年6月12日 PAPS 宮本節子さん(レポート
2018年7月12日 PAPS 岡 恵さん(レポート)(※当ブログ
2019年7月1日 PAPS 岡 恵さん(レポート)(※当ブログ

本日は宮本節子さんの論説を拝見します。
レポートを書かれたのは、和光大学の馬場淳(ばばじゅん)准教授です。

(馬場淳 和光大学 准教授「宮本節子さん特別講演 AV出演を強要された彼女たち――沈黙の口がようやく開かれた」より、引用。)

2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

現代社会学科の専門科目「性の人類学」内で行われたこの講演には 、当該科目を履修している学生の他、パイデイア受講生や学内の教職員の方々など、約120人が参加しました。

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2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

2009年に結成された「ポルノ被害と性暴力を考える会」には、2012年からアダルトビデオ(以下、AV)関連の被害相談が入りはじめたと言います。
以来、相談件数は上昇し、去年(2016年)は155件にまで膨れ上がりました。

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2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

実に、ポルノグラフィの中でも、AVは生身の身体を素材に制作されているという特異性を持っています。
宮本さんによれば 、性行為の多様かつ斬新なバリエーションや残酷さが際立つAV作品であるほど 需要が高まる状況のもとで、またそこに「有効なブレーキ」がなかったために、素材=生身の身体を持つ個人の尊厳や人生が著しく侵害されてきました。

このことについてノンフィクション作家の中村淳彦さんはつぎのように語っています。

(2019年2月10日 トカナ「『AV業界一嫌われているライター』が見た生身のAV女優と“死にたくなるほどの”現実! 中村淳彦インタビュー」より、引用。改行を施しています。)

(中村淳彦さん【ノンフィクション作家】)

AV業界は市場原理だけで動く。
お客さんの大半はモテない男性。
AV女優にそういう男性たちが都合いい女性を演出させて、財布を開かせるビジネスです。

(2019年2月11日 トカナ「『AV女優はリスクだけ背負わせて使い捨て』売春、パパ活、裏ビデオ… 死に体となったAV業界の現状とは? 中村淳彦インタビュー」より、引用。改行を施しています。)

(中村淳彦さん【ノンフィクション作家】)

それにAV業界が唯一関心のあるモテない中年男性の妄想とか幻想みたいなことは、本当にどうでもいい。

(中村淳彦さん【ノンフィクション作家】)

過剰にモテない男性のリクエストを聞くことをストップして、女優の使い捨てをやめる。
残った業界人同士も競争するのではなく、共生して、社会の動きにも耳を傾ける。
意識をぜんぶ変えないと、よくならないでしょうね。

モテない男たちの罪はおおきいです。

2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

そのような「屈辱的」とも言えるAV の世界に多くの女性たちを引き込み、強制的に繋ぎ留めるのが、モデルやタレントになれるという「夢」につけ込む甘言、膨大な違約金や「親にバラす」といった数々の脅しです。

女優の水井真希さんのことばが正鵠(せいこく)を得ています。

(再掲。水井真希さん)
昨今のAV出演強要問題はこのパターンだろうね
「モデル/アイドルの仕事だよ」と誘って件の契約書にサイン
当日中にプロフ用の写真撮影(本人の様子を見て下着、手ブラ、ヌード)
すぐにAV撮影を組んで、嫌がれば違約金(スタジオ代やスタッフ給料も)やプロモーション費用(宣材撮影代)の請求…と

(再掲。水井真希さん)
因みに一般の女の子には絶対、AV業界とグラビア業界の区別がつきません
つか大体何処も裏で繋がってるから

そして悪徳事務所は「プロモーション・マネージメントの一切を任せます」って契約書にサインさせるよ
利益が出ないと徐々に脱がされていきます
中途半端にポテンシャル高いと逆に即AV

2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

また「私/あなたが出演契約書にサインをしたのは確かな事実……」という責任論は、長らく当事者自らが「出演強要」の訴えに口を閉ざす巧妙なカラクリとなってきました。

2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

しかし状況は、上述したように、変わりはじめています。
宮本さんが「沈黙の口がようやく開かれた」と副題に付けたのは、そのためです。
重たい口を開かせた(宮本さんをはじめ)AV 相談支援事業の功績は強調してもし過ぎることはないでしょう。

(再掲。水井真希さん)
現役AV嬢が『出演強要なんてありません。被害者に会った事も聞いた事もありません』などと宣ったけれど自ら出演を希望した、人気があって事務所にもメーカーにも大切にされている、そんな人に直接相談する訳がないでしょう」
己の視野がいかに狭いか、または他者から信頼されていない事を恥じよ

他者から信頼されていない事を恥じよ
香西咲さんはその範疇に属しません。
あらためて言うことでもありませんが。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月11日

あ、ちなみに強要被害で私の所に相談に来て下さった女性は
アットハニーズ 私以外に2人
その他の事務所入れたら両手位です。
中にはマネージャーからの相談もありました。

香西咲さん
2017年11月11日

あ、アットハニーズ被害者からの相談は4人でした。

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2017年6月12日 宮本節子さん特別講演
(馬場淳 和光大学 准教授)

以上の内容の他、具体的な支援のあり方やAV出演を強要された女性たちがいかに「解放」されていくのかという具体的な過程など、この問題をより詳しく知りたい方は、宮本さんの著書『AV 出演を強要された彼女たち』(ちくま新書)を読んでいただきたいと思います。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年6月19日

逃げてしまえば楽なのかもしれない
けど私は理不尽な事に納得出来る程器用じゃない

自分の性格を否定したら可哀想

だから納得のいくまでやる

自分に正直に生きる

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オリンピックまでにAV出演強要等を処罰する法律がつくられることでしょう。

(ライトハウスのツイートより、引用。)

ライトハウス
<2019年6月20日>

(再掲。ライトハウス)
「先日13日に行われた自民党『#性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟』にて #AV出演強要 問題対策プロジェクトチームのとかしき議員から、ビッグニュースが!
「AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法を目指すということです!」

法律の制定によって潮目がおおきく変わります。
そのときが勝負です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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1 thought on “AV出演強要に関する和光大学での講演(その3)。PAPS の宮本節子さんのことばは重厚です。香西咲さん「納得のいくまでやる」。早晩、潮目がかわります。そのときが勝負です

  1. 海野

    モテない男というワードですが、AV会社もそういう解釈のようですよ。
    https://employment.en-japan.com/desc_929980/

    関東連合の松嶋クロスが創業した会社の求人もこういうことを書いていますからね。

    >>孤独な男性を慰める、120分のAV。この2時間のために、2~3週間もの間アツい情熱を注いでいるのが、今回募集する制作編集スタッフです。

    >>世の男性の理性が崩壊するほどの、辛抱たまらん動画を作ってください!

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