日別アーカイブ: 2019年9月22日

AV出演強要にとりくんでいるSEAN(シーン)の遠矢家永子さん(その1)。「気配りができる子が被害にあっている」。香西咲さんも同様です。人生を破壊されました

2日前の当ブログで、福岡県の八女(やめ)市が昨年の3月に発行した「おんな&おとことぅぎゃざー18号」についてふれました。

同誌に、佐藤雅子さんというかたが、AV出演強要に関する文章を寄せています。
もう一度、みてみます。

(2018年3月 八女市「おんな&おとことぅぎゃざー 第18号」より、引用。改行を施しています。)

<5ページ>
2018年3月 八女市 おんな&おとことぅぎゃざー 第18号
(男女が輝くネットワーク八女 佐藤雅子さん)

昨年(2017年)の8月25日から27日の3日間、埼玉の国立女性教育会館でのフォーラムに八女(やめ)から4名参加しました。
(中略。)
印象深かったのは、性暴力に関するワークショップです。
ポルノ(AV)被害のワークでは、モデルやアイドルとしてスカウトされた女性達の契約奴隷化、辞められない苦悩や将来への不安から自殺へ追い込まれる被害者の現状、そしてその根底にある男性の攻撃的な性、女性の受動的な性、商品化される性、教え込まされるジェンダー規範の問題について提起がありました。
(後略。)

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(再掲。佐藤雅子さん)
昨年(2017年)の8月25日から27日の3日間、埼玉の国立女性教育会館でのフォーラム
ポルノ(AV)被害のワーク
モデルやアイドルとしてスカウトされた女性達の契約奴隷化、辞められない苦悩や将来への不安から自殺へ追い込まれる被害者の現状
商品化される性

このような内容のワークショップが催(もよお)されていたとは。
寡聞(かぶん)にして存じあげませんでした。
気になったので調べてみました。

ポルノ(AV)被害のワーク
ありました。
以下の順でたどることができます。

独立法人 国立女性教育会館
  
研修・イベント
  
研修一覧はこちら ~研修・イベント
  
平成29年度「男女共同参画推進フォーラム」
  
採択された団体とテーマ(ワークショップ) ~平成29年度「男女共同参画推進フォーラム」ワークショップ一覧

 ワークショップ(2)
 8月26日(土)
 10:00~12:00

ワークショップタイトル 若年層のポルノ被害のいま ~予防教育と支援~ 
 運営団体・グループ名 NPO法人SEAN

運営団体・グループ名 NPO法人SEAN
SEAN(シーン)につきましては当ブログでもふれたことがあります。

(参考。当ブログ)
2017年9月4日
2018年7月4日
2018年7月5日
2018年7月21日
2018年12月30日
2019年1月2日

SEAN(シーン)は大阪のNPO法人です。
AV出演強要の被害に遭われた方々の支援をおこなっています。
同団体のホームページを参照します。

(SEANポルノ被害相談「SEAN相談事業について」より、引用。改行を施しています。)

SEAN(シーン)

SEANは1997年保育サポートグループとして結成し、2001年に法人格を取得した非営利市民団体です。
(略。)
1999年男女共同参画社会基本法が制定され、2001年にママを対象にした子育て支援に取り組みました。
(略。)
SEANでは、毎年、夏に開催されている国立女性教育会館(NWEC)フォーラムで事業報告のワークショップを開催しています。
そのフォーラムでAPP研(ポルノ・買春問題研究会)のメンバーと出会い、ポルノ被害等について知ることとなりました。
その後、APP研のメンバーが関東を拠点に活動しているPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)に所属し、2014年6月ごろから、実際に起こっているポルノ被害の相談をネットで呼びかけ始めました。
(略。)
SEANでは、特に関西圏で起こっている10代~20代の若年層のポルノ被害の相談を受付けています。

SEAN(シーン)で中心となって活動をされてきたのは、遠矢家永子さんです。

(2017年6月5日 産経新聞「AV出演強要問題、手口巧妙化で被害相次ぐ 勧誘方法も多様化」より、引用。改行を施しています。)

2017年6月5日 産経新聞

また、関西を中心に女性問題に取り組むNPO法人「シーン」(大阪府高槻市)によると、同様の相談者は26年は1人、27年は2人だったが、昨年は15人に急増した。

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2017年6月5日 産経新聞

同NPO法人の遠矢家永子(とおやかえこ)さんは
「『面接を受けるだけ』と軽い気持ちで足を運ぶと、名前や住所などの個人情報を握られ、弱みにつけ込まれて(出演を)強要される」
と指摘。
「悪質業者は、法律の目をくぐり抜けたうえで、出演させようとしてくる。その場で判断せず、親や友人などに一度相談してほしい」
と訴える。

(2017年11月9日 日本経済新聞「AV出演強要の被害後絶たず 大阪のNPOが相談窓口 警察も啓発・検挙に力」より、引用。改行を施しています。)

2017年11月9日 日本経済新聞

男は職業安定法違反や強要などの容疑で大阪府警に逮捕、その後起訴された。
大阪地裁の公判で、検察官は被害女性らの
「断れば殴られると身の危険を感じ、地獄のような時間だった」
「身も心もボロボロになり、今でも涙が出る」
との調書を読み上げた。

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2017年11月9日 日本経済新聞

SEANの遠矢家永子事務局長(57)は
「勧誘の入り口はネットや街のスカウトなど身近なところにあり、誰でも被害に遭う恐れがある」
と指摘。
「撮影の強要は性暴力。勇気を出して声を上げて」
と呼びかけている。

(2017年12月6日 関西テレビ「<ツイセキ>AV出演強要問題 被害者が語る実態」より、引用。改行を施しています。)

2017年12月6日 関西テレビ

少女たちにとって一方的に不利な契約。
出演を拒否した場合、契約書をたてに、数千万もの違約金を求める業者もあるといいます。
ではなぜ、サインしてしまうのでしょうか?

(略。)

(略)、その時の少女たちの心理状況を、支援団体の事務局長はこう分析しています。

【被害者相談団体 SEAN 遠矢家永子さん】
「相談を受けて驚いたのが気配りができる子が被害にあっている。
怪しいと思っても、加害者に迷惑をかけてはいけないと思う。
親に言えば、ばれたら心配されるかもしれない。
身に起こっていることが人権侵害である、犯罪であるという認識の上にたてない子が非常に多い、
それを(加害者が)巧みに利用してます」

遠矢家永子さんは現在、大阪の高槻市の市会議員です。
所属政党は立憲民主党です。
今年(2019年)の4月の選挙で当選されました。

(再掲)
いじめ、虐待、DV被害、AV出演強要やセクハラやパワハラの被害、そんな被害者の声を聴き寄り添ってきた。被害者をさらに苦しめる二次被害。遠矢かえ子はその声にきちんと応えられる候補者です。

遠矢家永子さんは昨年、ご自身のブログのなかで、立候補への葛藤を吐露されています。
一部を抜粋します。

(2018年11月14日 ねこ好き市民活動から議員活動日記へ「2019年に向けての決意 [市民協働のまちづくり]」より、引用。)

2018年11月14日 遠矢家永子 SEAN 事務局長(※役職は当時)

どこかに来年(2019年)4月の統一地方選挙に立候補する女性はいないか?」
(略)、私事として捉えるには時間がかかりました。

(略)、2015年より取り組み始めたAV出演強要など「ポルノ被害相談」の取り組みへの責任。責任とこれからの期待と、そこへ中心的に関われなくなる未練と。

(2018年)9月の中旬、約1週間、何人もの人から意見を聞き、悩みぬいて少しずつ結論へと向かっていきました。

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遠矢家永子市議はいま、SEAN(シーン)の副理事長でもあります。
さらなる活躍を期待しています。

(再掲)
2018年3月 八女市 おんな&おとことぅぎゃざー 第18号
(男女が輝くネットワーク八女 佐藤雅子さん)

昨年(2017年)の8月25日から27日の3日間、埼玉の国立女性教育会館でのフォーラムに八女(やめ)から4名参加しました。
(中略。)
印象深かったのは、性暴力に関するワークショップです。
ポルノ(AV)被害のワークでは、モデルやアイドルとしてスカウトされた女性達の契約奴隷化、辞められない苦悩や将来への不安から自殺へ追い込まれる被害者の現状、そしてその根底にある男性の攻撃的な性、女性の受動的な性、商品化される性、教え込まされるジェンダー規範の問題について提起がありました。
(後略。)

当日、遠矢家永子さんはどのようなおはなしをされたのでしょうか。
残念ながら、当該ワークショップの記録はありません。
国立女性教育会館のホームページを通覧しましたところ、遠矢家永子さんの論文がみつかりました。
明日はこちらの論文についてふれたいと思います。

(再掲。遠矢家永子さん)
相談を受けて驚いたのが気配りができる子が被害にあっている
加害者に迷惑をかけてはいけないと思う

(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

普通の子だと拒否できないです。
周りにスタッフが20人ぐらいいます。
撮影も急がされている状況で、拒否したら申し訳ないなと思う

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(再掲。日本経済新聞)
身も心もボロボロになり、今でも涙が出る

そう遠くない将来、AV出演強要を処罰する法律が制定される、と考えます。
国民がもとめているのは、AV業界人の心身がボロボロになるような法律です。
悪党たちが道端に倒れ、朽ち果てることをこころから願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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