表向きパーツモデルの募集をやめたプロダクションがあるようです。香西咲さんの事件をみてもあきらかなように、AV強要業界は奸計に長けています。油断は禁物です

AV業界人がおこなっている出演強要の手口のひとつに偽りの勧誘があります。
たとえば以下のような感じで女性を毒牙にかけます。

大手AVメーカーの面接担当者の証言

(2016年10月20日 毎日新聞「AV問題:語り始めた業界人(7)大手メーカーの危機感」より、引用。改行を施しています。)

2016年10月20日 大手AVメーカーの面接担当者

(略)、スカウトを通さないプロダクションも、「AV」とは言わずに「手のタレント」などいろんな「モデル」をうたい文句に面接に来てもらい、そこで口説くわけです。

高収入求人誌などを見て来た女性に、まず「パーツモデル」の話からしていって
「実際にあなたの稼ぎたい額を稼ぐためにはこういう仕事の方がいいですよ」
とAVを紹介していく。
そういう時代になってきています。

そういう時代になってきています
臆面もなく、といった感じでしょうか。
業界人のこうした遣(や)り口は国会でもとりあげられました。

仁比聡平議員による国会質疑

(2018年5月28日 参議院 決算委員会より。)
(※質疑、応答の全文については、当ブログを参照。)
音声の文字化は、筆者。)
2018年5月28日 仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

(前略。)
たとえば、パーツモデルとか撮影会モデルなどと称し、
「身バレ顔バレしない」
と言って、アイドルやモデル、女優になりたいという気持ちにつけこむ騙しのテクニックなんですね。

その誘因に応じてスタジオに行くと大勢の男性スタッフがいる。
「契約したんだから」
とか、
「違約金、発生するよ」
とか、
「未成年でないことを確認したい」
と言われて、学生証や顔写真を撮られて、個人情報を握られてしまう。
そのもとで、
「親や学校にばらす」
っていう、そうした脅しがこのインターネット調査にもあるように、実際におこなわれているわけです。
(後略。)

仁比議員は国会で、
アイドルやモデル、女優になりたいという気持ちにつけこむ騙しのテクニックなんです
とのべました。
政府も同様の認識です。
内閣府の男女共同参画局長はのちに、テレビで以下の発言をしました。

(2018年8月4日放送 BS-TBS 「霞が関からお知らせします ひとりで悩まず相談を~いわゆるAV出演強要・『JKビジネス』問題」より。)
(※放送内容については、当ブログを参照。)
音声の文字化は、筆者。)
武川恵子 内閣府 男女共同参画局長

街で、
「テレビのインタビュー」
と称して声をかけられ、クルマまで行くと複数のひとに取り囲まれて、断れない状況で出演を承諾させられたり、また手のパーツモデルとして契約したにもかかわらず、撮影現場にはAVのセットが用意してあり、契約書をたてに撮影を強要され、断ろうとすると違約金を要求される、といったケースがあります。

手のパーツモデルとして契約したにもかかわらず、撮影現場にはAVのセットが用意してあり、契約書をたてに撮影を強要され、断ろうとすると違約金を要求される、といったケースがあります
政府が今年(2019年)の春に公開した動画をみてみます

政府による啓発動画

政府広報オンライン

政府インターネットテレビ
「NO!AV出演強要」タレントの指原莉乃さんが、「誘って、ダマして、逃がさない」悪質な手口をご紹介

いずれも内容は同じです。
動画の音声を文字にしてみます。

音声の文字化は、筆者。)
指原莉乃さん

NO(ノー)! AV出演強要。

——————————————————–

街を歩いていたらスカウトされた。
すみません。
読モ(読者モデル)になりませんか?
あの、パーツモデルとかでも。
え?
わたしがモデルに?

指原莉乃さん

甘いことばであなたを誘う。
それ、罠(わな)かも。

——————————————————–

そのまま事務所に連れて行かれて-
みんなに書いてもらっているの。
とりあえず登録書にサインしてね。

指原莉乃さん

ちょっと待って。
それ、あなたを騙す契約書じゃない?

——————————————————–

撮影に行ったら、脱げ、って。
断ったら違約金がかかるし、親にも言うぞ、って。

指原莉乃さん

誘って、ダマして、逃さない。
ほんっとに悪質。
知っておいて、その手口。
イヤだと思ったら、やらなくていい。
逃げていい。
不安なことがあったらはなしてみて。

誘って、ダマして、逃さない。ほんっとに悪質。知っておいて、その手口
支援団体によりますと、AV業界はこうした手口を綿々とつづけているようです。

支援団体の証言

『AV出演強要は続いている』
パーツモデル募集で『絶対バレない』としつこく勧誘
とライトハウスの代表は言っています。
市井(しせい)の方々はこうした業界人の所行をどのように思っているのでしょうか。

世の人々の所感

2日前にぱっぷす(PAPS)が以下のツイートをしました。

(再掲)
適正AVプロダクションを取りまとめている業界団体があるのならば、某プロダクションに現在所属する #AV女優 がどれ位はじめはグッズモニターとか全く別の仕事を目的に来て結果AVに誘導されたのか調査はしないのかな。今は自分の意思でで続けてるって?

調査はしないのかな
同感です。

(再掲)
この度やっとそのモニターの募集のサイトを消したらしい。
今度はどんなリクルート方法を始めるのだろうか。
これまでこの様な形でリクルートして、元々AV出演を望んでいなかった人達を出演させてきたのに、モニター募集のサイト消しただけで適正プロダクションとして存続できるだなんて如何なものか。

当該プロダクションのホームページを確認しました。
この度やっとそのモニターの募集のサイトを消したらしい
どうなのでしょうか。
まだいくつか、疑似餌が残っているようですが。

今度はどんなリクルート方法を始めるのだろうか
もちろん、こう言うのでしょう。
「モデルやアイドルになれる」
と。
当該プロダクションのサイトには、「モデル」という惹句(じゃっく)が多数掲載されています。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。

(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
これには
「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」
と語った。

(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)

香西咲さん

(略)、「流通する前に止めてほしい」とAにいいましたが、「ふざけるな。お前にいくらかかっていると思っているんだ」と怒鳴り散らされました。

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。)

香西咲さん

(AVデビュー作の)発売直前に「やっぱり嫌です」と言うと、「ふざけるな。ここまでお前にどれだけ(金が)かかっているんだ」と言う。

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諸悪の根元はAVメーカーです。
この輩(やから)を殲滅しないかぎり、これからも被害はつづきます。
自民党と公明党のAV出演強要問題PTはこのことがわかっておられます。

(参考。当ブログ)
2019年9月6日

公明党
このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制

自民党
AV作品にかかる表現の自由を検討するにあたっては、その表現内容の性質から自ずと制約を受けるところがある

オリンピックがおわると反動で不景気になると言われています。
AV業界人を雇うような奇特な企業はあるのでしょうか。
ありません。
そのことを思うたびに嗤(わら)いがこみあげてきます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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