AV出演強要法案は閣法(内閣が提出する法案)でなく、議員立法となる見通しです。
(参考。当ブログ)
・2019年9月4日
・2019年9月5日
AV出演強要法案は実質、政府案なのでしょうから、自民党内で反対するひとはいないはずです。
同法案は自民党の政務調査会(政調会)の審査を通り総務会で了承されると考えます。
(確認)
<自民党>
・政務調査会(政調会)
↓
・総務会
AV出演強要法案はこのあと、公明党のところへまわります。
例として、一昨日のブログでふれた官民データ活用推進基本法の場合をみてみます。
(2016年10月16日 ふくだ峰之の活動日記「「官民データ活用推進基本法」成立に向けて①」より、引用。改行を施しています。)
●2016年10月16日 福田峰之 衆議院議員(自民党)
(2016年)10月12日に自民党政策審議会(政務調査会)での了承、14日に自民党総務会での了承を得ました。
これで、自民党内の手続きは終了し、この先は、与党である公明党との協議を行い、公明党内での手続きが終われば、与党責任者会議に報告され、国会に提出することになります。 何とか、臨時国会で成立させたいと思います。 |
(確認)
<自民党>
・政務調査会(政調会)
↓
・総務会
↓
<公明党>
公明党はこれまでたびたび、自民党案を修正してきました。
ちなみに公明党は以前、AV出演強要に関して、以下の事柄を政府に要望したことがあります。
(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より、引用。)
●2017年3月21日 林真琴 法務省 刑事局長
|
(再掲。公明党)
「ポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制」
もしも自民党案、と言いますか政府案、に上述のポルノ規制の記述がなければ、公明党は加筆をもとめてくるでしょう。
もっともその心配はなさそうですが。
自民党のAV出演強要対策PTの事務局長はこう言っています。
(2019年2月5日「Safer Internet Day 2019 シンポジウム」より、引用。改行を施しています。)
●2019年2月5日 宮崎政久 自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT 事務局長(衆議院議員)
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(再掲。宮崎政久 自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT 事務局長)
「いかに公共の利益との調整を図るべきかを見極めた対策が必要」
「AV作品にかかる表現の自由を検討するにあたっては、その表現内容の性質から自ずと制約を受けるところがあるという風に考えている」
自民党案の実体は政府案であると考えます。
(参考。当ブログ)
・2019年9月4日
すでに公明党の要望が取り入れられているとは思いますけれども。
(確認)
<自民党>
・政務調査会(政調会)
↓
・総務会
↓
<公明党>
これでおわりではありません。
議員立法の場合は慣行らしきものが存在しているようです。
江田憲司議員のブログを参照します。
(2016年12月11日 衆議院議員 江田けんじ「博打(バクチ)で経済成長?!他に知恵はないのか!! ・・・安倍自民党、カジノ法案を強行採決」より、引用。)
●2016年12月11日 江田憲司 衆議院議員(民進党)
安倍自民党は、年金カット法案に続き、今回は、問題の多いカジノ(博打・ギャンブル)法案をたった6時間弱の衆院審議で、かつ、与野党間で約束していた中央・地方公聴会や参考人質疑もせず、強行採決した。この背景には、安倍首相や菅官房長官の強い自民党への指示がある。
本来、こうした議員立法は、閣法(内閣提出の法案)と異なり、委員会審議に付するときは与野党の合意によるというルールがあった。そのルールすら破り、かつ、極めて短時日の採決であったため、与党・公明党ですら党内論議が間に合わず、結局「自主投票」とせざるをえなかった。「数のおごり」、ここに極まれり!といったところだ。 |
(再掲。江田憲司 議員)
「こうした議員立法は、閣法(内閣提出の法案)と異なり、委員会審議に付するときは与野党の合意によるというルールがあった」
「委員会審議に付するとき」
AV出演強要法案については、審議入りの段階で難癖をつける党は存在しないでしょう。
法案の採決についても然(しか)りです。
以前にも当ブログでご紹介をさせていただきました。
(参考。当ブログ)
・2019年7月17日
各党はAV出演強要に対して以下の見解をしめしています。
野党
日本共産党
(2019年6月21日 日本共産党「希望と安心の日本を 参院選にあたっての日本共産党の公約」より、引用。)
●2019年6月21日 2019年参議院選挙 日本共産党 選挙公約
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国民民主党
(国民民主党 政策INDEX 2019より、引用。)
●国民民主党 政策INDEX 2019
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社民党
(2019年 参議院選挙 選挙公約詳細より、引用。)
●2019年 参議院選挙 選挙公約詳細
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与党
自民党
(2019年6月7日「令和元年政策BANK」より、引用。)
<10ページ>
●2019年6月7日 2019年参議院選挙 自民党 選挙公約
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公明党
(2019年6月26日 公明党「マニフェスト2019」より、引用。)
<35ページ>
●2019年6月26日 2019年参議院選挙 公明党 選挙公約
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●ぱっぷす(PAPS)
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(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)
●ライトハウス
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犯罪の巣窟であるAV業界への規制は必定です。
●香西咲さん
<2018年1月29日>
いつもありがとうございます。 起訴されたとしても 加害者である #青木亮 は被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無いのですよね。 良くてたった数年の禁固刑 或いは私で稼いだAV一本分にも満たない罰金 ( #労働者派遣法違反 で #略式起訴 された時はそうでした。) 報われません。 |
●香西咲さん
<2018年5月8日>
何か誤解されている様ですが 私は自分が受けた被害について加害者である #青木亮 に償って頂きたく活動をしているだけです。 立派な加害ですが。 #AV強要 |
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犯罪者を収監すれば一件落着というわけではありません。
併せて、被害者の方々への補償が必要となります。
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(再掲。神原元 弁護士)
「性犯罪。被害者救済に必要なのは、第1に加害者からの謝罪と名誉回復、第2に再犯防止、第3に十分な補償だろう。いずれも加害者の処罰を前提にしなければ極めて困難である」
早晩、AV出演強要法案の相貌があきらかになります。
(再掲。AV問題に取り組んでいる自民党の女性議員)
「世界に恥じない日本の社会環境にしたい」
期待しています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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