東京都の立川市が作成したAV出演強要に関するチラシ(その2)。香西咲さん「AVの良い部分しか話してこない人には要注意」。人々の強要への義憤が法規制を後押ししています

昨日、東京都の立川市が作成したAV出演強要に関するチラシについてふれました。

(参考。当ブログ)
2019年8月29日

2018年3月30日
(2018年3月30日 立川市「暴力予防及び人権に関する啓発チラシを作成しました」より、引用。)

(※下図は、立川市のチラシより。)
<デートDV>

(※下図は、立川市のチラシより。)
<AV出演強要、JKビジネス、自画撮り被害>

(※一部を抜粋)

(再掲)
狙われています。
あなたの性を商品化!

AV出演強要
「スカウト」
「仕事を選べる」
「モデル・・・」

★契約書を盾に強要します
★準備している人に迷惑をかけたら悪いという良心につけ入ります
レイプの危険があります

——————————————————–

立川市の市議会でもこのチラシが話題になりました。
会議録を参照します。

2018年3月12日
(2018年3月12日 立川市 市議会 会議録「平成30年3月 予算特別委員会 03月12日-02号」より、引用。)

2018年3月12日 稲橋ゆみ子 立川市 市議会議員(生活者ネットワーク)

(前略。)
そして、きょう(2018年3月12日)配付されていました「デートDVそれって愛されていますか」というチラシ、これは見させていただいて、これを配布するということです。

(※下図は、立川市のチラシより。)

本当にありがたいなというふうに思いますが、このことにつきましても、基本テーマ4、配偶者等からの暴力の防止のところで、審議会による評価意見については、
デートDV防止カードは、義務教育のうちに配布するのが効果的である。全中学校に配布できるよう、予算化してほしい。そして若年層が講座に参加するのは難しいので、中学校での出前講座を検討されたい。--と示していますが、ぜひそのことは、ずっと生活者ネットワークとしても求めてきたことなんですが、その点についてどのようになっているかお聞かせください。

2018年3月12日 伊藤京子 立川市 男女平等参画課長

審議会等の意見でもそうですが、やはり若い世代への、なかなか周知啓発、暴力の防止のほか、AVへの出演強要やJKビジネス等につきましても、周知する場がなかなか持てないのが現実です。

(※下図は、立川市のチラシより。)

義務教育を終了する中学3年生へ向けて、このチラシを市内の全中学校で配布したいというふうに考えております。
(後略。)

(再掲。AV出演強要に関する記述)

狙われています。
あなたの性を商品化!

AV出演強要
「スカウト」
「仕事を選べる」
「モデル・・・」

★契約書を盾に強要します
★準備している人に迷惑をかけたら悪いという良心につけ入ります
レイプの危険があります

レイプの危険があります
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立川市議会では今年(2019年)も、AV出演強要に関するやりとりがありました。
みてみます。

2019年3月1日
(2019年3月1日 立川市 市議会 会議録「平成31年3月 定例会(第1回) 03月01日-04号」より、引用。)

2019年3月1日 松本マキ 立川市 市議会議員(無所属)

(前略。)
本市においてこうしたデートDV防止に対してどのような取り組みをしていますか。
(後略。)

2019年3月1日 小林健司 立川市 総合政策部長

(前略。)
デートDV防止事業についてでございます。
中学3年生を対象とした弁護士による出前講座を行っておりまして、卒業後にアダルトビデオ出演強要、JKビジネス、デートDVなど、男女ともに加害者にも被害者にもならないように知識を持つことで、人との円滑なコミュニケーションの持ち方を含めた意識啓発をしてございます。
平成30年度は2校で行い、平成31年度は3校を予定してございますが、今後もふやせるよう努力してまいりたいと考えているところでございます。
以上です。

2019年3月12日
(2019年3月12日 立川市 市議会 会議録「平成31年3月 予算特別委員会 03月12日-01号」より、引用。)

2019年3月12日 永元須摩子 立川市 市議会議員(日本共産党)

(前略。)
最後に、若年者への人権侵害に対する予防のための中学生の出前講座、こうしたことにも取り組むという記載がありますけれども、中学校などでこうした人権問題の取り組みに対する、こういったこともやるということで、ここで御答弁はいただけるんでしょうか。
見解をお示しください。

2019年3月12日 岡田幸子 立川市 男女平等参画課長

男女平等参画課では、中学3年生を対象とした人権教育、性教育として、弁護士による出前講座を行っておりまして、平成30年度は2校、平成31年度は3校を予定しております。男女平等参画課が手を挙げていただけた学校と調整し、日程を決めて弁護士に依頼しております。
卒業後にアダルトビデオ出演強要とかJKビジネス、デートDVなどの被害に遭わないように、男女ともに加害者にも被害者にもならないように知識を持つことを重視しております。
今後もふやせるよう努力してまいります。
以上です。

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立川市では現在、中学生の段階からAV出演強要に対して注意をよびかけているようです。

ほかに、AV出演強要に関するやりとりはないのでしょうか。
過去のものを検(あらた)めました。
ありました。
いまから4年近く前に谷山きょう子市議がAV出演強要に論及されています。

2015年12月4日
(2015年12月4日 立川市 市議会 会議録「平成27年12月 定例会(第4回) 12月04日-24号」より、引用。)

2015年12月4日 谷山きょう子 立川市 市議会議員(生活者ネットワーク)

(前略。)
そして、二つ目、性の商品化と若年女性の被害から子どもと女性の人権をどう守るかについてお聞きいたします。

(2015年)11月30日の本議会では立川市つきまとい行為、勧誘行為、客待ち行為及びピンクちらしの配布等の防止に関する条例の一部を改正する条例が可決されました。
内容は、つきまとい行為から客引き行為へと規制対象を拡大するものです。
私は、この条例が、多摩の中核都市としてたくさんの人が立川駅周辺に行き交うまちなかで、若者がさまざまな性犯罪に巻き込まれるリスク対策になるのではないかと考えます。
なぜならば、若者が集まる場所、たくさんの人が集まる駅などで性犯罪に巻き込まれる若者がいる実態があるからです。

暴力や脅し等の手段を使って人を働かせ、その利益で搾取する人身取引と言われる被害があります。
私は先日、被害に遭った人を支援する団体から少女・女性たちの性が脅かされている現状と、また高額アルバイト勧誘という点で子どもの貧困につながっているというお話も聞きました。

例えば、繁華街のある駅を歩いていて、モデルやアイドル募集、モデルは高額なアルバイトで募集するなどの勧誘に遭い、芸能プロダクションと言われる事務所に連れ込まれ、身分証明を出し、契約書にサインをするように促されます。
実際の仕事内容はアダルトビデオの撮影で、契約書の署名を盾に、断れば法外な違約金が発生すると脅かされ、出演を余儀なくさせられます。
このように、加害者は甘い言葉と脅しの両方を巧妙に使い、若い女性たちを自分たちの支配下に置き性的な搾取をしています。
望まない性行為を強要され、暴力を振るわれ、それが記録ものとして世に販売・頒布されています。

今回の質問では、人身取引被害者のための支援や社会制度が確立されていない中、子どもたちや主に女性の人権をどう守っていくのかについてお聞きいたします。

人身取引被害者サポートセンター(ライトハウス)には、義理の親から性的虐待を受け、自宅が安全でないため繁華街で援助交際を持ちかけられ売春をしている15歳の女子児童からの相談が来ておりました。
学校の先生へ最初は話していたとのことですが、市には今までこのような児童の相談や性的被害について把握しておりますでしょうか。

2015年12月4日 新土克也 立川市 教育部長

義理の親からの性的虐待等の相談を市は把握しているかということでございます。
個人情報保護の観点から市内の状況をお答えすることはできませんが、御質問のような相談が寄せられた場合は、学校及び関係諸機関と連携し、迅速かつ適切に対応してまいります。

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この当時、すこし前に、アダルトビデオの違約金に関する判決が耳目を集めました。

判決を知って世の人々は身震いしました。

(再掲。2015年12月4日。谷山きょう子市議)

暴力や脅し等の手段を使って人を働かせ、その利益で搾取する人身取引と言われる被害があります。
(略。)
例えば、繁華街のある駅を歩いていて、モデルやアイドル募集、モデルは高額なアルバイトで募集するなどの勧誘に遭い、芸能プロダクションと言われる事務所に連れ込まれ、身分証明を出し、契約書にサインをするように促されます。
実際の仕事内容はアダルトビデオの撮影で、契約書の署名を盾に、断れば法外な違約金が発生すると脅かされ、出演を余儀なくさせられます。
このように、加害者は甘い言葉と脅しの両方を巧妙に使い、若い女性たちを自分たちの支配下に置き性的な搾取をしています。
望まない性行為を強要され、暴力を振るわれ、それが記録ものとして世に販売・頒布されています。

谷山きょう子市議も上述の判決に触発されたのかもしれません。

(再掲。日テレNEWS24)

ちなみに上述の判決が出る前から、AV業界の闇にふれられているかたがいらっしゃいます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2015年7月11日

①高齢者の銀行預金が振り込め詐欺で狙われるように
今若い女性は〝性〟を狙われるんだそう。AV出演を自分で決めたと思っていても実はそう洗脳されていた事も多いから周りにちゃんと相談して決めること。
AVの良い部分しか話してこない人には要注意。一生背負うものは大きい想像以上の覚悟が必要

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2015年7月11日に、香西咲さんは、
AV出演を自分で決めたと思っていても実はそう洗脳されていた事も多い
とおっしゃっています。
いまはほとんどの国民がこのように思っています。
2015年12月4日に谷山きょう子市議がおっしゃった
加害者は甘い言葉と脅しの両方を巧妙に使い、若い女性たちを自分たちの支配下に置き性的な搾取をしています
についても同様です。
こうした人々の義憤が新法の制定を後押ししています。


(再掲)

昨日はAV問題に取り組むという自民党の女性議員のところにロビー活動に行った。AVに係ったことで被害だと思う女性にとっては一生苦しまなければならないのだから何とかしなければと熱く語っていた。議員の仕事は法律を作ることだから、オリンピックまでには世界に恥じない日本の社会環境にしたいと。

オリンピックまでにAV出演強要を処罰する法律がつくられることでしょう。
香西咲さんたち被害者の方々のこころが晴れる日が近づいてきました。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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