AV強要。世田谷区議の田中優子さんの質疑が動画で公開されています(その1)。「日本のポルノ無法地帯」。香西咲さんの心身を破壊した業界に待っているのは法規制です

本日、偶然、世田谷区の議会は会議録だけでなく動画も残している、ということを知りました。
インターネットで中継したものを保存しているようです。

(参考)
世田谷区議会 インターネット議会中継

以前、当ブログで、世田谷区議の田中優子さんの質疑にふれたことがあります。

(参考。当ブログ)
2017年9月19日
2017年9月20日

田中優子区議は、AV出演強要問題に対して熱心にとりくんでいる議員のひとりです。
田中区議のホームページをみますと、以下の文言が掲載されています。

田中優子区議のホームページより、引用。)

田中優子 世田谷区議会 議員
(※一部を抜粋)

そのほかにも、いち早く「自殺対策」を議会で取り上げ、最近では「AV強要出演・詐欺被害」や「ギャンブル依存症対策」「ひきこもり8050問題」等々、社会が抱える問題に取り組んでおります。

田中議員のブログも参照します。

(2019年5月11日 「田中優子区議のブログ」より、引用。)

2019年5月11日 田中優子 世田谷区議会 議員
(※一部を抜粋)

(2019年)5月8日、「AV出演強要被害なくすための法制化を求めて」勉強会@参議院議員会館に参加しました。
スカウトの騙し方は非常に巧妙で、ひとたび引っかかってしまったら逃げられない。
騙されるのは、未成年者を含め若い女性が圧倒的に多く、被害者はその後、精神を病んだり、社会に出られなくなったり、最悪の場合、自死に至るケースも….。

取り締まる法律がないから対策が取れない、という悲惨な状況を一刻も早く改善してほしいと思います。

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田中区議は4年前、AV出演強要に関してラディカル(根源的)な質疑をおこなっています。

(参考。当ブログ)
2017年9月19日

本日は会議録でなく、動画で、当時のやりとりをふりかえってみます。

<閲覧方法(その1)。順にリンクをクリックする。>

「平成27年決算特別委員会 平成27年10月7日(水) 区民生活委員会所管質疑」
田中優子委員のところの【再生】をクリック

<閲覧方法(その2)。以下のリンクをクリックする。>

「平成27年決算特別委員会 10月7日 区民生活委員会所管質疑 無所属・世田谷行革110番・維新 田中優子 委員」
(※下図は、世田谷区議会インターネット議会中継より。)

音声の文字化は、筆者。)
(※11:18のあたりから)
2015年10月7日 田中優子 世田谷区議会 議員

つぎに、こちらの冊子なんですけれども、
「今は、まだ名前のない性被害があります」
という冊子です。
これは、ポルノ被害と性暴力を考える会というところ、NPO法人が、えー、つくった冊子なんですけれども、名前がついていない。
なので、あらためて、
「ポルノ被害」
という、そういう名前で、えー、皆さんに知っていただきたい、という活動をしている団体です。

そのポルノ被害について、まずうかがいますが、
AV出演を拒んだ女性に芸能事務所が『違約金2460万円を払え』東京地裁が請求棄却」(※弁護士ドットコム)
というニュースが、ネット上では9月29日に、新聞では9月30日に報道されました。

こちらがまあ、小さいですけれど、新聞のコピーで、2紙に報道されています。
で、まずうかがいます。
この新聞報道、区はご存じでしたか。

(※参考 日本経済新聞)
2015年9月30日 意に反するAV出演契約「即時解除できる」 東京地裁判決

アダルトビデオ(AV)出演を拒否した20歳代の女性に対して契約を結んでいたプロダクション業者が違約金の支払いを求めた訴訟で、東京地裁(原克也裁判長)は30日までに、「意に反するAV出演は許されず、契約は即時解除できる」との判断を示し、請求を退ける判決を言い渡した。業者側は控訴せず、判決は確定した。

(中略。)

判決などによると、女性はタレントとしてスカウトされ、業者に営業を委託する契約を締結した。
一方的にAV撮影を決められ、1本出演した後に拒否。業者側は「残り9本の出演が決まっており違約金がかかる」とし、2460万円の支払いを求め提訴した。
(後略。)

(※参考)
2015年9月9日 東京地方裁判所 判決文(※提供は内閣府。)

2015年10月7日 山本茂孝 世田谷区 生活部文化部 消費生活課長

はい、新聞報道、あるいは、あの、インターネット上で確認をしております。
以上でございます。

2015年10月7日 田中優子 世田谷区議会 議員

えー、そのことをどう受けとめていらっしゃるでしょうか?

2015年10月7日 山本茂孝 世田谷区 生活部文化部 消費生活課長

はい。
えー、本件はですね、えー、未成年者の芸能界へのあこがれを利用しまして、えー、契約をし、しかも、その契約内容のなかの違約金条項をもとに、えー、高額の違約金を請求する、とおどして出演を強要する、ということで、非常に悪質である、と考えます。

いっぽうで、芸能事務所と個人の契約であっても、こうした、あの、営業委託契約となりますと、事業者間の契約、というふうにみなされ、えー、契約自由の原則から、両者が合意した契約内容については規制する法制度がなく、えー、残念ながら、個人に対しても消費者契約のような保護があたえられない、というのが実情でございます。

今回の判決は、たとえ事業者間契約であっても意に反したAV出演などの強要は認められない、としており、画期的な判決であるというふうに認識しております。

以上でございます。

2015年10月7日 田中優子 世田谷区議会 議員

はい、おっしゃるとおり、本当にね、非常に悪質なやりかたですし、この判決自体は画期的なものだと思います。

実はわたくしは、その報道の3日前、9月26日に開催されたアダルトビデオに巻き込まれた被害女性たちの悲鳴という勉強会に参加しています。
そこで、ポルノ被害と性暴力を考える会――こちらの冊子をつくったところ――通称「ぱっぷす」というんですけれども。
状況の報告を聞いたんですけれども、その会ではこれまで、90人以上の被害者の相談に乗っているそうです。
弁護士につなぎ訴訟を起こし今回の報道のようにいっさいの解約金も払わずに違約金も払わず解決した事例もありますけれども、それはまさにはじめてのことで、ほとんどが泣き寝入り。
そして、こころを病んでしまうひとが多く、なかには相談に乗っていたのに自死の道を選んでしまった。
そういう被害者もいる、とのことです。

亡くなられた当事者の無念もさることながら、残された親御さんの気持ちを考えると本当にいたたまれません。
「こんなことがまかり通っている日本のポルノ無法地帯」
「いったいなんなの?」
と、勉強会で実態を知れば知るほど大変恐ろしく、そして怒りが込み上げてまいりました。

最近では、スカウト商法、とか、スカウト詐欺、と言うそうですが、さきの訴訟の弁護団によると、その女性は高校生のころ、スカウトマンに
「タレントにならないか」
と声をかけられ、プロダクションに所属することになったそうです。
プロダクションと契約をむすんだ当初は、普通のタレントとして売り出してもらえる、と。
そういうはなしで、なったそうです。
ところが、未成年のうちは露出度の高いグラビア撮影に従事させられ、成年になった途端にアダルトビデオへ出演させられるようになった。
女性は、
「タレント活動をやめたい」
と申し出たけれども、プロダクションは、
「いまやめたら100万円の違約金が発生する」
とおどして、出演を強制してきたそうです。
あまりにも過激な撮影内容だったことから、屈辱と恐怖を覚えた女性が、
「もうやめさせてほしい」
と再度もとめたところ、プロダクションは、
「あと9本撮影しないとやめられない契約である」
と。
「違約金は1,000万円だ」
と回答し、おどし、女性がそこでやっと支援団体にたどり着いて契約の解除をつたえると、プロダクションから2014年10月に提訴をされ、2,460万円もの違約金を請求された。
こういう経緯です。

このように、同意、契約、金銭の授受ですべてを切り抜けられてしまい、ほとんどの被害者が泣き寝入りをしてしまっているんですけれども。

たとえばです。
ドラマや映画の切られ役というのは、実際に切られることはありません。
どんなにリアルな映像が必要といっても、実際に人を切ったら犯罪です。
しかし、AVの世界では実際に性行為を強いられ、縛られたり殴られたりという暴力行為も実際におこなわれている。
しかも、事前にはほとんど知らされない、という、そういう状況にあります。

ここから導き出されることは、たとえ最初の段階で同意、契約、金銭の授受があったとしても、暴力行為や人権侵害という犯罪は、犯罪として認められなければおかしいのではないか、ということです。

またそこに、だまされた、という要素があれば、クーリングオフのような制度がなぜ適用されないのか。
私は素朴な疑問を持っていました。
しかし先ほどの答弁で、個人に対しての契約でも事業者間同士の契約とみなされ消費者契約のような保護――クーリングオフのようなもの――が当てはまらない、ということでした。
そうであれば、なおさら、契約には慎重にならなければなりません。

若い女性たちの性や人権が不当に搾取されたり踏みにじられたりこれ以上しないように、被害者が出ないように、当事者はもちろんのこと若いお子さんを持つ保護者の皆さんにも、じゅうぶんに気をつけてください、とつたえたいです。

世田谷区民がこうした被害に遭わないように啓発が必要だ、と思いますが、区としてはどのように思われますか?

2015年10月7日 山本茂孝 世田谷区 生活部文化部 消費生活課長

はい、いまおはなしにもありましたような、スカウト商法、スカウト詐欺、といった消費者被害のほうの相談も受けております。
これはやはり、モデルやタレントとしてスカウトし契約をむすぶかわりに高額の商品を買わせる、とか、えー、高額のレッスンを契約させる、というようなものでございます。
こうした契約形態を、えー、業務提供誘引販売取引、と申しております。
高額の商品を買わせておきながら、えー、いっぽうではぜんぜん仕事の紹介がされない、というような被害を受けているかたがたくさんいる、ということでございます。
これらの被害については、きっかけがスカウトである点、契約内容をよく確認せずに契約をむすばされている点が共通しているため、今後、あの、こういうスカウト商法のですね、えー、注意喚起とあわせて、悪質な芸能事務所と安易に契約をむすばないように、えー、啓発を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。

2015年10月7日 田中優子 世田谷区議会 議員

やはり、モデルに、などとスカウトされたら、だれだってうれしくなりますよね。
でも、ぜったいにひっかからないように、と日頃から家庭のなかでも話題にしてほしいと思いますし、きちんとした本当の、あの、芸能事務所というのは、かならず保護者と一緒に面談に来てください、と言うものです。

見知らぬ人間とのたび重なる屈辱的な性行為を強要され、時には暴力的な行為までおこなわれ、逃げ出すことはゆるされない。
そして一部始終が撮影され、著作権はメーカーに握られている。
一生涯その映像がインターネット等を通じてどこまでも拡散し誰にでも見られる。
という被害は、想像しただけで言葉をうしないます。
それがポルノ被害なのです。

特徴的なのは、親には言えない、親にだけは絶対に知られたくない、という被害者ばかりだ、ということです。
だから、だれにも相談できず、追い詰められていくのです。
仮に被害者にうかつな点があったとしても救済されるべき問題だ、と考えますが、まあ、これは、法律の整備なども必要かと思います。

最後に、あの、わたくしの質問、最後ですが、訊(き)きたいのは、この、えー、先ほどの冊子、ポルノ被害と性暴力を考える会のようなところでは、このなかの資料にも、もし被害に遭ってしまった場合の相談機関とか通報先一覧、こういうものも載っています。
ぜひこうしたものも区民に周知していただきたいんですが、それにはやはり区のサポートが必要です。
どのようにやっていただけるか。
いかがでしょうか。
お答えください。

2015年10月7日 山本茂孝 世田谷区 生活部文化部 消費生活課長

はい、えー、まあ、通常、事業者間契約の解除、ということであれば法律相談となりますが、まあ、今回のようなケースでは事の性質から、やはり相談をためらうかたも多い、と思います。
で、匿名で、たとえば、えー、消費生活センターにご相談いただいた場合――えー、あるいはホームページなどでですね、委員おはなしのポルノ被害と性暴力を考える会など、民間団体をふくめまして――適切な相談窓口をわたしどもから紹介してまいりたい、と考えております。
以上でございます。

2015年10月7日 田中優子 世田谷区議会 議員

ぜひよろしくお願いいたします。

(※11:18のあたりから)

「平成27年決算特別委員会 10月7日 区民生活委員会所管質疑 無所属・世田谷行革110番・維新 田中優子 委員」

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(再掲。田中優子 世田谷区議会 議員)
亡くなられた当事者の無念もさることながら、残された親御さんの気持ちを考えると本当にいたたまれません。『こんなことがまかり通っている日本のポルノ無法地帯』『いったいなんなの?』と、勉強会で実態を知れば知るほど大変恐ろしく、そして怒りが込み上げてまいりました

ドラマや映画の切られ役というのは、実際に切られることはありません。どんなにリアルな映像が必要といっても、実際に人を切ったら犯罪です

たとえ最初の段階で同意、契約、金銭の授受があったとしても、暴力行為や人権侵害という犯罪は、犯罪として認められなければおかしいのではないか

法律の整備なども必要かと思います

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月19日

今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

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(再掲。田中優子 世田谷区議会 議員)
『こんなことがまかり通っている日本のポルノ無法地帯』『いったいなんなの?』

いま政府と国会は、人々の内で澱(おり)と化している憤懣(ふんまん)に応えようとしています。

(ライトハウスのツイートより、引用。)

ライトハウス
<2019年6月20日>

(再掲)

先日13日に行われた自民党「#性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」にて #AV出演強要 問題対策プロジェクトチームのとかしき議員から、ビッグニュースが!AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法を目指すということです!

この世に悪が栄えた例(ためし)はありません。
悪はかならず滅びます。
人々が快哉(かいさい)を叫ぶ日が近づいてきました。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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