藤原志帆子ライトハウス代表、金尻カズナPAPS理事長らがラジオに出演されました(その12)。政府はAV強要に関して自己責任論を否定しています。香西咲さんの声が届きました

渋谷区は伏魔殿(ふくまでん)のうちのひとつのようです。
伏魔殿(ふくまでん)とは、広辞苑によりますと、
悪事や陰謀などが陰で絶えずたくらまれている所
です。
PAPSの金尻カズナ理事長は「渋谷の星」というラジオ番組のなかでこうのべています。
実際その、まあ、性的搾取の事業者も、たとえばアダルトビデオのプロダクションとかも、渋谷にたくさんあるんです。2016年のときにカウンティングしたら、42社あったんですね。渋谷はほかの街とはちがって特別な街でもあるので、その実態をまず知っていただく、っていうことですね
と。(※参考。昨日の当ブログ

渋谷はほかの街とはちがって特別な街でもあるので、その実態をまず知っていただく、っていうことですね
「渋谷の星」には金尻カズナさんのほかに、藤原志帆子ライトハウス代表と仁藤夢乃Colabo代表が出演されています。
本日も、御三方のおはなしを拝聴させていただきます。

(参考。当ブログ)
<2019年7月16日に放送された「渋谷の星」>
2019年7月28日(その1)
2019年7月29日(その2)
2019年7月30日(その3)
2019年8月1日(その4)
2019年8月2日(その5)

<2019年7月23日に放送された「渋谷の星」>
2019年8月3日(その6)
2019年8月4日(その7)
2019年8月5日(その8)
2019年8月6日(その9)

<2019年7月30日に放送された「渋谷の星」>
2019年8月7日(その10)
2019年8月8日(その11)

渋谷のラジオ

2019年2019年7月30日(火)「渋谷の星

<パーソナリティ>
名倉一美

<アシスタント>
大山みりん

<ゲスト>
藤原志帆子 ライトハウス代表
金尻カズナ PAPS理事長
仁藤夢乃 Colabo代表

<インタビューア>
キクチマコト(フリーライター)

(2019年7月30日 渋谷のラジオ「渋谷の星」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
(※20:33のあたりから。)
2019年7月30日 仁藤夢乃さん(一般社団法人 Colabo 代表)

わたしたちはでも、まあ、中高生向けに活動しているんで――ああ、ホントこれを聴いたかたでも――中学校とか高校とか、10代の子ども向けの講演は、どんな条件でもかならず行くようにしています。

いまの支援のありかた、って、待っていて、来てはなしをしてくれたらはなしを聞くよ、って相談のありかたなので。
そうじゃなくて、わたしたちの側から出ていって、こういうところにこんなひとたちがこんな雰囲気で活動しているんだよ、っていうのを、やっぱりわたしたちのほうから顔をみせてつたえないと、相談窓口があるから相談してね、と言われても、
「いやー、どこのどんな大人が出てくるのかわかんない」
ということもあって、あの、なかなかその一歩が踏み出せない。
また、その、電話して、予約して、その時間どおりに行く、とかっていうのもなかなかむずかしかったりするので、なのでわたしたちは、その、
「水曜日の夜、渋谷と新宿でバスカフェをやっています」
って。
で、それは、支援団体らしくしないこともけっこう目的にしていて。

わたしたちが出会う子はすごく、支援されることとか、まあ、相談することとっていうのを悪いことだ、って思っている子、すごく多いんです。
それは、いままで育ってきた環境のなかで、甘えるな、とか、逃げるな、とか、ひとに迷惑をかけるな、って、すごく言われてきて。
で、おまえが悪いんだから、って自己責任論のなかで育ってきたので、ひとを頼っちゃいけないんだ、と思ったときに、そういうスカウトが、仕事を紹介してあげる、って言うと、自分のちからでなんとかやれるかも、と思ってしまって、危険にとりこまれる、っていうことがあるので。

わたしたちは逆に、支援団体です、というようなことはいっさい言わずに、10代無料の夜カフェ(Tsubomi Cafe)です、っていうふうにして、あの、困っている子だけじゃなくて、ホントどんな子たちもウエルカムで。
いま困っていない子たちも、あの、ぜんぜん来ていい。
だからふつうの高校生もいっぱい来てくれるんですけど。
でも、そういう困ったときじゃ、もう遅くて。
その前に出会って、あの、なんかあったときに思い出してもらえる顔のひとつになれたらいいな、と思って活動をしています。

なので、きっと、これを聴いてくださっている皆さんは、わたしたちが出会えない子どもたちに出会っているひとたちだ、と思うんですよね。
だからそういう自分が出会っている子たちだけに対してでもいいから、なんかあったときは、あの、相談してね、とか、お腹が空いたらご飯でも食べにおいで、とか、なんかそういう声かけと関係性をもちつづけるってことをしてもらえるといいなぁ、って思います。

けっこう中高生になってくると、地域のあつまりとかお祭りにも来なくなったり、とか、挨拶をしてもちょっと思春期もあってちゃんと反応してくれなかったり、とかあると思うんですけど、うざがられてもいいんで、なんか、あの、気にかけているよ、っていうメッセージを、あの、発信しつづけてもらったり。
あと逆に、役割をその子たちにつくって、手伝ってよ、っていう言い方で、まあ、仲間にしていくみたいな。

なんかそういうこともすごく裏社会のスカウトは上手にやって彼女たちをとりこんでいるので、わたしたちの側がそれをしていけるといいなぁ、っていうことも思います。

2019年7月23日 藤原志帆子さん(NPO法人 人身取引被害者サポートセンター ライトハウス 代表)

日本は性教育がすごく遅れている、って言われていて、そのなかでいきなり性的搾取の被害に遭ってしまうので。
情報のないところでいきなり、いい仕事があるよ、から、「脱いで」

ホントにベースがないところがホントに問題だと思うんですよね。

で、わたしたちも講演に行く先は児童養護施設がけっこう多いんですよ。
児童養護施設の子どもたちは、あの、後ろ盾のない18歳で。
園を卒業したら後ろ盾がないので、本当に1回就職にそのあと失敗したらホストクラブやホステスだとかそういう仕事がもしかしたらすごく近道になってしまっている子たちが多くて。
実際に卒園後すぐに、先輩がリクルートしにも来たりするんですって。
そういった子たちを守るために、あの、性教育をしっかりやっていて、それでプラス、性的搾取をなくすために、って、よんでくれるんですけれども。

やっぱり、そこぐらい本当に近くに来てしまっているというか、ホント子どもたち自身に直接はたらきかける機会っていうのをわたしたちだけではできないので、皆さんでやってもらったり。
性教育、それから本当に、中高ではなく、保育園、小学生ぐらいのときから。
子どもの暴力予防プログラム、みたいなの、いっぱいあるじゃないですか。
あの、民間でやっているCAP、「Child Assault Prevention」プログラムとか。

渋谷区さんもぜひ、全区の小学校でやってもらいたいですけど。

本当に、こういったふうに触られたり、こういうふうに声かけられたら、ぜったいに、ノー、って言っていいんだよ、とか、こんなふうに触られかたしたら信頼できる大人にはなしかけに行こう、だとか、逃げるときの声の出し方、だとか、なんかそういうふうに、このタッチはいいタッチ、このタッチは悪いタッチみたいな、ホントにそういうところから子どもたちにつたえているワークショップで。
そういったものをやるとやっぱり、何か被害に遭ったときに、あ、信頼できる大人にはなしてみよう、だとか、そういえばチャイルドラインってあったな、ってわかったり。
そういったことをすごく大事だな、と思います。

2019年7月30日 仁藤夢乃さん(一般社団法人 Colabo 代表)

性風俗店とか、その、性売買、性的搾取、っていうその現場が、そういう困っている子たちの受け皿になっているんじゃないか、っていうようなことを言うひとたちが、あの、いるんですね。
それは、あの、もともと、業界側があの、風俗はセーフティネットなんだ、とかって最近言いはじめているんですけど。
でもそれは、セーフティネットではなくて、搾取のための手段なんですよね。
だからやっぱり、貧困の子がはたらいているならそれでいいんじゃないか、とかっていう目線ではなくて、貧困におちいっているひとたちがそういうところに行き着かなくてもいいような社会にするにはどうしたらいいのかっていう、あの、目線が必要だなってこともすごく思っています。

2019年7月30日 金尻カズナさん(NPO法人 ポルノ被害と性暴力を考える会【PAPS】理事長)

教育に関して言いますと、被害に遭わない教育も大切ですけども、加害者にならないっていう教育も重要なんですね。

あと、スマホ時代はまったくちがう時代だ、ということを認識してほしい、っていうこと。
で、ぱっぷすは出前講座をしています。
高校とかですね、ぜんぜん中高関係なくですね、こういったかたちでおはなししたい、って言ったら飛んでまいりますので。
まあ、性的搾取に巻き込まれないための、まあ、教育とか。
巻き込まれたあとどうしたらいいのか、っていうふうなことをですね、あの、こう、ロールプレーとかもしていますので、ぜひ、そういった講座をしてほしいっていう学校に、問いかけていただければ、学校の先生もうごかせると思います。

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(再掲。仁藤夢乃さん)
わたしたちが出会う子はすごく、支援されることとか、まあ、相談することとっていうのを悪いことだ、って思っている子、すごく多いんです。それは、いままで育ってきた環境のなかで、甘えるな、とか、逃げるな、とか、ひとに迷惑をかけるな、って、すごく言われてきて。で、おまえが悪いんだから、って自己責任論のなかで育ってきたので、ひとを頼っちゃいけないんだ、と

自己責任論は小泉内閣(2001年4月26日~2006年9月26日)のあたりから強く主張されるようになりました。
それまでは、
人命は地球より重い
という考え方が主流でした。

(2013年2月24日 産経新聞「人命は地球より重いのか」より、引用。改行を施しています。)

2013年2月24日 産経新聞

昭和52年(1977年)9月、パリ発東京行き日航機をハイジャックした日本赤軍に対し、当時首相だった福田は「(人質になった方々の)人命は地球より重い」と述べ、過激派服役囚を超法規的措置で釈放した上、身代金600万ドルを支払った。
ダッカ日航機ハイジャック事件である。
ハイジャック機は最終的にアルジェリアの空港に着陸し、犯行グループは投降した。

人命を優先した福田赳夫(ふくだたけお)元首相とはちがい、小泉純一郎元首相は自己責任論の信奉者です。
冷淡です。
このあたりが、毀誉褒貶相半ばする所以(ゆえん)です。
それはさておき、自己責任論を利用するのがアダルトビデオ業界です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月12日

もちろん自発的に頑張ってる人もいます。
但しその『自発的』か『強要』かは他人から見たら解り得ない世界です。
友達でも家族でも。本人しか解り得ません。

香西咲さん
2016年11月14日

悪徳AVプロダクションの常套手段の1つ。
家族や友達と遮断し自分はAVの世界でしか生きていけないかのように思い込ませる。
そうすると女優は逃げたくてもなかなか逃げられない。

(再掲。仁藤夢乃さん)
わたしたちが出会う子はすごく、支援されることとか、まあ、相談することとっていうのを悪いことだ、って思っている子、すごく多いんです。それは、いままで育ってきた環境のなかで、甘えるな、とか、逃げるな、とか、ひとに迷惑をかけるな、って、すごく言われてきて。で、おまえが悪いんだから、って自己責任論のなかで育ってきたので、ひとを頼っちゃいけないんだ、と

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月12日

一般の皆様にお伝えしたい事。
これを機に『騙される方が悪い』と言う風潮やめて頂きたいですね。
素人の常識なんて簡単に覆されます。
『気を付けて』って言われて気を付けられるレベルではありません。
相手はプロ。何枚も何枚も上手をいってきます。

AV出演強要について政府は、自己責任論を否定しました。

(2019年4月22日 第100回女性に対する暴力に関する専門調査会

議題、資料
議事録

資料4-7より)

(再掲)

訴求ポイント

・性的な行為について、自分が嫌なことは拒否でき、また、相手側も嫌がることをやってはいけないこと。
・専門的な支援を行う相談先があるので、不安なことがあれば、ひとりで悩まず相談してほしいこと。
AVJK問題は被害者の自己責任とする風潮を改め、社会の問題意識を高めること。

内閣府の男女共同参画局長もテレビ番組のなかでつぎのようにのべています。

(2019年4月15日 政府インターネットテレビ「ピックアップ!~霞が関からのお知らせ~ひとりで悩まず相談を!いわゆるAV出演強要・JKビジネス問題」より。)

(※音声の文字化は、筆者。)
池永肇恵 内閣府男女共同参画局長

4月は、AV出演強要・JKビジネス等被害防止月間です。
とりしまりや被害防止のための教育、啓発の強化、相談体制の充実など、政府一体となって対策にとりくんでいます。

被害をうけたかたは、自分が気をつけていれば、などと、自分をせめたりしないでください。
悪いのは、たくみに騙してくる加害者です

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(再掲。香西咲さん)
これを機に『騙される方が悪い』と言う風潮やめて頂きたいですね

香西咲さんの声が政府に届きました。
あとはAV出演強要を処罰する法律の制定です。
こちらもそう遠くないうちに実現することでしょう。
業界人が息絶えていく様(ざま)を傍(はた)から眺めさせていただきます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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