厚生労働省によると、AV出演強要(AV強要)被害の背後には、家庭の問題や生きづらさを抱える、といった問題もあるようです。香西咲さんの場合は拉致、監禁でしたが

昨日のつづきです。
厚生労働省はいま、婦人保護事業をつうじてAV出演強要の被害者を救済しようとしています。

(参考。当ブログ)
2019年7月6日

(2019年3月1日 厚生労働省 全国児童福祉主管課長会議 説明資料1「(4)母子家庭等自立支援室」より、引用。改行を施しています。)

2019年3月1日 厚生労働省 全国児童福祉主管課長会議 説明資料1「(4)母子家庭等自立支援室」

婦人保護事業は、配偶者からの暴力などにより、日常生活を営む上で保護、援助等を必要としている女性に対し、婦人相談所や婦人保護施設において、生活支援、心理的ケア、自立支援を行っている。

地方自治体におかれては、引き続き、(略)、以下の事項についても留意の上、適切に婦人保護事業を実施いただきたい。

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に巻き込まれるなどの若年被害女性等には、その背景に家庭の問題や生きづらさを抱えるケースが多く、自ら悩みを抱え込んでしまう結果、問題が顕在化しにくく、公的な支援につながりにくいといった側面がある。

こうしたことから、公的機関と民間団体が密接に連携し、アウトリーチから居場所の確保、公的機関や施設への「つなぎ」を含めたアプローチを行う仕組みを構築する「若年被害女性等支援モデル事業」を2018(平成30)年度に創設し、2019(平成31)年度予算案においても引き続き実施することとしているので、都道府県等におかれては、積極的な事業の実施をお願いする。

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等については、被害者の心身に深い傷を残しかねない重大な人権侵害であるとともに、女性活躍の前提となる安全で安心な暮らしの基盤を揺るがす問題であり、その根絶に取り組む必要がある。
(中略。)
なお、各都道府県の婦人相談所も主要な相談窓口の一つとされているため、相談に適切に対応していただくとともに、各都道府県等のホームページ等を活用して、いわゆるアダルトビデオ出演強要や「JKビジネス」による性暴力に関する相談を受け付けている旨の周知を引き続きお願いする。

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(再掲。厚生労働省)
婦人保護事業は、配偶者からの暴力などにより、日常生活を営む上で保護、援助等を必要としている女性に対し、婦人相談所や婦人保護施設において、生活支援、心理的ケア、自立支援を行っている

厚生労働省は昨年(2018年)、婦人保護事業の拡充を検討するために、
困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会
を立ち上げました。
会議はこれまでに8回、開催されています。
こちらでもAV出演強要問題がとりあげられています。
議事録を参照します。

厚生労働省 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会

2018年8月23日 第2回 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会
資料
議事録

議事録より)
2018年8月23日 松本周子 全国婦人相談員連絡協議会 会長

(前略。)
まず、対象とする女性の範囲・支援・内容についてです。
包括的な定義及び具体的定義についてですが、今婦人相談員が相談現場で出会う女性の抱える問題は、ひとつとして同じものはなく、多種多様で複層的な問題も含んでおり、そこには女性に生きづらさを抱える人権問題だとか、差別、格差などの社会構造があります。
社会福祉、法律、医療的支援の、社会支援等が必要です。
婦人相談員は相談者の人権を尊重し権利擁護を図り、支援を要する女性を発見し、ソーシャルワークによる相談・支援を提供して、必要な関係機関との連携を図りながら、問題解決を担っているところです。

今、いわゆるアダルトビデオの出演強要問題、JKビジネスの問題に関する対策、母子家庭の支援機関の婦人相談員への追加も加えられて対象範囲は広がっております。
このような状況から、包括的な定義は、対象は困難な問題を抱える全ての女性とし、その人権を擁護し、一人ひとりの問題に関して総合的な社会支援を行うと提案します。

(中略。)

(略)、具体的な定義については、現代のニーズからあらゆる暴力の被害者、DV、ストーカー被害、性暴力の被害、売春、アダルトビデオの出演強要、JKビジネスなどの暴力の被害者。
それから、日常生活を営む上での困難な問題を抱える女性たち、生活困難、借金、離婚、住宅、行き場所がない、妊娠、出産、外国人女性の問題、障害児・者の問題、それから精神疾患など医療の問題。
それから、LGBTのマイノリティの問題を範囲として生活上の様々な困難を抱えた女性や、その子どもたちの一人ひとりの事情に合わせて、再出発のために社会資源をコーディネートし、問題解決及び女性の自己決定権を支えるなどの支援を行うとすると提案します。
(後略。)

2018年9月4日 第3回 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会
資料
議事録

議事録より)
2018年9月4日 村木太郎 一般財団法人若草プロジェクト 理事

(前略。)
我々が今の少女とか若い女性たちが危ういなというふうに感じておりましたところ、この検討会の構成員でもあります、大谷さんが我々夫婦と瀬戸内寂聴さんを繋げてくれて、なんとかしたいっていう思いが一致して団体を設立いたしました。

代表理事を大谷さん、私が理事をやっていて、寂聴さんと村木厚子を言わば広告塔にしてこの問題を世に問うていっております。

(略。)

新しいタイプの課題が、最近すごく出てきております。
特に、TwitterとかFacebook等のSNSを通じた被害というのが、このところ急増してます。
座間事件、起訴されたというのが出てましたけれども、これはもう皆さんの記憶に新しいところであります。
JKビジネスとかAV被害とか、いろんなことが起きてるんですけども、この新しいものの特徴というのは、いずれも最初のハードルが低い。
すごく軽い気持ちで関わっていて、泥沼に嵌まって、甚だしきは一生棒に振るというところが、大きな問題点だろうと思っております。

(略。)

(略)、(若年層のさまざまな被害に対する)社会の認知度、理解度の低さが、やはり大きな課題になってます。
最近、JKビジネスやAVの被害の報道で少しずつ認知されてきたかなという気がいたします。
(後略。))

2018年11月26日 第5回 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会
資料
議事録

議事録より)
2018年11月26日 菅 厚生労働省 母子家庭等自立支援室 室長補佐

はい。
それでは資料1「論点整理」というファイルをお開きください。
表題を「今後議論する論点について(案)」としております。
1ページ目が前書きになります。
最初の4つの○は、この間の、これまでの経緯でございます。

資料1より)

○(略。)
○(略。)
○(略。)
○さらに、近年社会問題化しているAV出演強要、JKビジネス問題や10代の女性への支援といった、これまで婦人保護事業の対象として想定されなかった新たな課題も表出しており、これら若年女性への支援を婦人保護事業がどう担っていくのかは欠かすことのできない検討課題である。
○(略。)
○(略。)

平成24年度に行われた検討会において、一定の検討と論点整理がなされ、その後、運用面における改善の取組が行われてきております。
一方で昨年度に行った調査研究においては、様々な課題等が考察をされております。
また、改めてこの調査におきまして、支援の困難さの実態というのが浮き彫りとなっております。
さらにAV出演強要やJKビジネス問題、10代の女性への支援といった新たな課題も出てきているところであります。

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第5回の検討会で、母子家庭等自立支援室の室長補佐は、
AV出演強要やJKビジネス問題、10代の女性への支援といった新たな課題も出てきているところであります
とのべました。
検討会はこれまで、8回おこなわれています。
議事録につきましては、7回目のものまで公開さています。
第7回の議事録を参照します。

(2019年5月28日 第7回 困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会「議事録」より、引用。)

2019年5月28日 度会 厚生労働省 母子家庭等自立支援室長

(前略。)
次回以降の検討会におきましては、ただいま堀座長よりお話がありましたとおり、婦人保護事業の見直しに向けた基本的な考え方についてご議論をいただく予定としております。
前回の検討会の終わりに堀座長よりご指名がありました構成員の方々に、現在そのたたき台を検討していただいておりますので、6月以降、2,3回程度本検討会を開催させていただき、8月には報告書として取りまとめたいと考えております。
(後略。)

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現在、与党は、AV出演強要に関する新法の制定をめざしています。

(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)

2019年6月20日 ライトハウス

先日(2019年6月13日)行われた、自民党の「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」に、市民団体の一つとして参加させていただきました。
(略。)
そして、この議連の幹事長であり、AV出演強要問題対策プロジェクトチームのとかしきなおみ議員(PT座長)から、ビッグニュースを報告いただきました!
AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法案の提出を目指すということです。
(後略。)

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政府は、法律ができたらAV出演強要問題は終了、と考えていないようです。

(再掲。資料1
近年社会問題化しているAV出演強要、JKビジネス問題や10代の女性への支援といった、これまで婦人保護事業の対象として想定されなかった新たな課題も表出しており、これら若年女性への支援を婦人保護事業がどう担っていくのかは欠かすことのできない検討課題である

(2017年3月2日 日刊SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。)

4ページ

(IPPA【メーカー団体】の関係者)
「(略)。やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ。20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。でも、今はそんな時代じゃない」

(再掲)
2019年3月1日 厚生労働省 全国児童福祉主管課長会議 説明資料1「(4)母子家庭等自立支援室」

いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に巻き込まれるなどの若年被害女性等には、その背景に家庭の問題や生きづらさを抱えるケースが多く、自ら悩みを抱え込んでしまう結果、問題が顕在化しにくく、公的な支援につながりにくいといった側面がある。

AV出演強要被害の背後には、
家庭の問題や生きづらさを抱える
といった問題もあるようです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2015年7月11日

①高齢者の銀行預金が振り込め詐欺で狙われるように
今若い女性は〝性〟を狙われるんだそう。AV出演を自分で決めたと思っていても実はそう洗脳されていた事も多いから周りにちゃんと相談して決めること。
AVの良い部分しか話してこない人には要注意。一生背負うものは大きい想像以上の覚悟が必要

香西咲さん
2016年6月12日

もちろん自発的に頑張ってる人もいます。
但しその『自発的』か『強要』かは他人から見たら解り得ない世界です。
友達でも家族でも。本人しか解り得ません。

香西咲さん
2016年8月30日

多少は現役女優の人達も声を上げるかな?と思いましたが、結局私でさえ、声を挙げれるようになったのは3年以上経った独立後ですからね。現実的に今すぐに職を失うリスクと天秤にかけたら何も言えないでしょう。あと、訴えにくい様に餌を蒔いてたり…

(再掲。資料1
近年社会問題化しているAV出演強要、JKビジネス問題や10代の女性への支援といった、これまで婦人保護事業の対象として想定されなかった新たな課題も表出しており、これら若年女性への支援を婦人保護事業がどう担っていくのかは欠かすことのできない検討課題である

厚生労働省の施策に期待をしています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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