厚生労働省のホームページのなかに、
「子ども家庭局が実施する検討会等」
というページがあります。
一部を抜粋します。
(※下図は、子ども家庭局が実施する検討会等より。)
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全国児童福祉主管課長会議につきましては、以前、当ブログでとりあげたことがあります。
(参考。当ブログ)
・2018年6月11日
・2018年12月1日
・2018年12月2日
いずれも、昨年(2018年)の3月20日に開催された会議についてふれました。
□2018年3月20日 厚生労働省 平成29年度全国児童福祉主管課長会議
同会議でもちいられた説明資料の「(5)母子家庭等自立支援室」のなかに、AV出演強要に関する記述があります。
(2018年3月20日 厚生労働省 平成29年度全国児童福祉主管課長会議 説明資料「(5)母子家庭等自立支援室」より、引用。改行を施しています。)
<367~372ページ>
●2018年3月20日 厚生労働省 平成29年度全国児童福祉主管課長会議 説明資料「(5)母子家庭等自立支援室」
2.配偶者からの暴力(DV)対策等の婦人保護事業について
婦人保護事業は、配偶者からの暴力などにより、日常生活を営む上で保護、援助等を必要としている女性に対し、婦人相談所や婦人保護施設において、生活支援、心理的ケア、自立支援を行っている。 (1)平成30年度予算案における対応について(関連資料19、22参照) ① 婦人相談員手当の拡充について ② 若年被害女性等支援モデル事業の創設について(関連資料20参照) ③ 婦人保護施設等における支援の充実について ④ DV被害者等自立生活援助モデル事業について (2)いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する対応について 政府においては、関係省庁が連携して対策を実施するため、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する関係府省対策会議(平成29年3月21日関係府省申合せ)」(以下「対策会議」という。)を設置し、平成29年4月を「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」と位置付け、政府一体となって必要な取組を緊急かつ集中的に実施することとした。 また、平成29年5月には、対策会議において、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」(以下「今後の対策」という。)をとりまとめた。 各都道府県におかれては、今後の対策の趣旨を踏まえ、引き続き、政府の取組にご協力いただくとともに、それぞれの地域の実情に応じた取組を実施していただくようお願いする。 なお、各都道府県の婦人相談所も主要な相談窓口の一つとされているため、相談に適切に対応していただくとともに、各都道府県等のホームページ等を活用して、いわゆるアダルトビデオ出演強要や「JKビジネス」による性暴力に関する相談を受け付けている旨の周知を引き続きお願いする。 (3)婦人相談所ガイドライン、婦人相談員相談・支援指針について また、刑法の一部を改正する法律が平成29年7月に施行されたことを踏まえ、改正内容の周知を図る観点から、その改正内容についても盛り込む予定である。 婦人相談員相談・支援指針(平成27年3月策定)については、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に係る対応について、新たに盛り込む予定である。 今後、上記の内容について、婦人相談所ガイドライン及び婦人相談員相談・支援指針を一部改正し、各都道府県あて通知する予定であるので、その際は、管内の婦人相談所及び婦人相談員へ周知いただくようお願いする。 (4)婦人保護施設の活用について (5)婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」について(関連資料21参照) |
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(※下図は、全国児童福祉主管課長会議より。)
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ご覧のとおり、今年の全国児童福祉主管課長会議は、3月1日に開催されました。
□2019年3月1日 厚生労働省 平成30年度全国児童福祉主管課長会議
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説明資料1「(4)母子家庭等自立支援室」をみてみます。
(2019年3月1日 厚生労働省 全国児童福祉主管課長会議 説明資料1「(4)母子家庭等自立支援室」より、引用。改行を施しています。)
<250~254ページ>
●2019年3月1日 厚生労働省 全国児童福祉主管課長会議 説明資料1「(4)母子家庭等自立支援室」
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既出の2つの資料を対照します。
●2018年3月20日 厚生労働省
「様々な困難を抱えた若年女性については、その背景に家庭の問題や生きづらさを抱えるケースが多く、自ら悩みを抱え込んでしまう結果、問題が顕在化しにくく、公的な支援につながりにくいといった側面がある。こうした若年女性に対して、公的機関と民間団体が密接に連携し、アウトリーチから居場所の確保、公的機関や施設への『つなぎ』を含めたアプローチを行う仕組みを構築する『若年被害女性等支援モデル事業』を新たに実施することとしている」
●2019年3月1日 厚生労働省
「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に巻き込まれるなどの若年被害女性等には、その背景に家庭の問題や生きづらさを抱えるケースが多く、自ら悩みを抱え込んでしまう結果、問題が顕在化しにくく、公的な支援につながりにくいといった側面がある。こうしたことから、公的機関と民間団体が密接に連携し、アウトリーチから居場所の確保、公的機関や施設への『つなぎ』を含めたアプローチを行う仕組みを構築する『若年被害女性等支援モデル事業』を2018(平成30)年度に創設し、2019(平成31)年度予算案においても引き続き実施することとしているので」
昨年、厚生労働省が言及していた
「様々な困難を抱えた若年女性」
とは、AV出演強要やJKビジネスの被害者のことです。
「様々な困難を抱えた若年女性」の支援につきましては現在、厚生労働省の困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会のほうでも検討されています。
こちらの検討会は、若年の女性だけでなく、広く一般の女性が対象ですが。
明日はこの検討会(困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会)についてふれたいと思います。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年6月23日>
皆に、今の私の立ち位置は危ないと言われました。 チンピラは何を仕出かすか分からないと。 東京湾に沈められるかも知れないし行方不明になるかも知れない。 色んな人から言われる。 そんなに脅されたらぶっちゃけ、 本当に不安で不安で眠るのも恐ろしい。 |
●香西咲さん
<2018年6月4日>
私に何かあったらツイート覚えておいてくれたら嬉しいです。 |
●香西咲さん
<2018年7月2日>
私に何かあったらどういう報道をされるのだろう? 登場人物と契約書類は全てネットにUPしておきます。 大きな圧力がかかって、一切スルーされるのかな? |
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(再掲。souun13さん)
「勇気に感謝したい!よく声を上げてくれた。皆、自殺する事が多いから…」
香西咲さんの命がけの告発が世の中をかえました。
多くの女性の命を救いました。
厚生労働省の婦人保護事業にも期待をしています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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