AV出演強要(AV強要)。香西咲さん「私はこれ程連絡先を載せているのにも関わらず一切のご連絡はありません」。糊塗、隠蔽をつづけるAV業界に未来はありません

以前、野田聖子国務大臣が、AV出演強要について以下の国会答弁をしたことがあります。
質(ただ)したのは、仁比聡平参議院議員です。

(参考。当ブログ)
2018年8月31日

(※音声の文字化は、筆者。)
2018年5月28日 野田聖子 男女共同参画担当大臣(総務大臣)

お答えいたします。

AVの出演強要とそのはなしに最初出会ったときにみせていただいたのが、契約書でありました。
その女性が交わした。

非常にちいさな字で、もうむずかしいことがいっぱい書いてあって、国会議員を務めているわたしですら、読むのがめんどうくさいな、っていうなかに、
「サインをしろ」
と言われるわけですね。
「何もむずかしいこと書いていないから、だいじょうぶだから」
「ぼくを信じて」
「わたしを信じて」
っていうことで、社会経験のすくない女性たちにサインをさせています。

で、そして、そういう契約書だから、相手の言うことを聞かなかったりすると、
「違約金をとるよ」
とか、そういうことが本当に、説明せずに書いてあるわけですね。

そういう、世の中のすべてがそういうひとだとは思いたくないですけれども、そうやって知識のない若い女性、女性のみならず男性も犠牲者かもしれませんが、おとしいれるひとたちがいるということを知りました。

で、とにかくそういう結果ですね、いま仁比委員がご指摘のように、豹変するわけですね。
非常にやさしくアプローチして、
「タレントにしてあげるよ」
「モデルにしてあげるよ」
と言って。

そして、うれしい、と。

で、
「そんなにむずかしい仕事じゃなからだいじょうぶだよ」
「自分がいろいろ教えてあげるからね」
って言って、契約書に名前を書かせる。
ほとんど契約書を読む時間も、クーリングオフもないわけですね。

で、あとから、やめたい、と言っても商品とちがいますから、そういうことがなかなかできない。
そういう知識もないんだと思います。

結果として掌(てのひら)を返すように、ひどい仕打ちにあって、そしてなかば強引にそういうアダルトビデオに出演させられて、そこで、またそれが武器となって、
「つぎも出ろ」
と。
「出なかったら前のやつを親に言うぞ」
とか、
「友だちに言うぞ」
とか、そういうことをして多くの女性たちの未来を、そして心身の安定を欠くようなことが実際に起きているということを知りました。

これは、人権侵害そのものでありますし、実は女性からするとそういうことがあると言いづらいんですね。
性的なことですから。
かならずやはり、空気として、
「あなたに隙があったんじゃないか」
ということを言われかねないという空気が女性の側からするとどうしてもあるわけです。

そういうことをしっかり認識をして、深刻な状況なんだということを男性、女性を問わず、国会のなかで分かち合うことができればいいな、と思っています。

で、いま関係府省庁が連携して対策を実施する関係府省対策会議を活用して、このことについては根絶に向けて政府を挙げてとりくんでいく所存であります。

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(再掲。野田聖子 男女共同参画担当大臣(総務大臣))
多くの女性たちの未来を、そして心身の安定を欠くようなことが実際に起きている

アダルトビデオ業界側はこうした事実を否定しています。

(2017年3月2日 日刊SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。)

4ページ

(IPPA【メーカー団体】の関係者)
「(略)。HRNが公表した報告書には、『AVの撮影現場で水12リットルを飲ませた』『逃げようとした女優を追いかけて羽交い締めにして現場を続行させた』などの記述があり、これが本当なら絶対に助けなければいけない。そう考えて加盟各社に照会したんですが、残念ながら我々の調査では一件も見つからなかった」」

「(略)。被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが……」

「(略)。やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ。20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。でも、今はそんな時代じゃない」

(再掲。IPPA【メーカー団体】の関係者)
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが

それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが
額面通りに受け取ってもよいのでしょうか。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年10月6日

よく業界内部から
『信じられないから実際に被害に遭った人の聞取りをしたい』
という話を聞くのですが、私に聞き取りを依頼してきた人は一人もいません。
いくらでも応えますけど。

香西咲さん
2018年1月30日

いいえ、私はこれ程連絡先を載せているのにも関わらず一切のご連絡はありません。
その情報は委員会の都合のいい様に作られたデマです。
委員会の方々ご連絡お待ちしております。

(辻丸さんのツイートより、引用。)

辻丸さん
<2018年2月22日>

(再掲)

僕の質問
“被害告発している香西さんやくるみんさんからヒアリングしないのですか?”

「向こうが来れば、やる」山口理事(※山口貴士 AV人権倫理機構 理事)

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ここで話題がかわります。
以前、国会で、以下のやりとりがありました。
会議録を参照します。

(2017年12月5日 参議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2017年12月5日 上川陽子 法務大臣

(前略。)
今回、刑法の一部改正法が成立をいたしまして、性犯罪に遭われた方々に対してしっかりと対応するということについて、法律に基づいてしっかりと対応することが実現できることになるわけでございまして、先ほど御指摘のとおり、様々な御議論をしていただき、そして附則の9条、これについては、性犯罪に係る事案の実態に即した対処を行うための施策の在り方について、こうしたことの検討を進めていくということについて明示されたところで、明確になったところでございます。

こうした検討を進めていく過程におきましても、性犯罪に遭われた被害者の方々にしっかりと寄り添って、その声を大切にしてまいりたいと思っております。

(※参考)

上川陽子法務大臣は退任後、自民党の「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」の会長に就任されました。
同議員連盟の中に設置されているのが、「自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT」です。

<現在>
性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟(上川陽子 会長)
  
自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT(とかしきなおみ 座長)

2017年12月5日 仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

(前略。)
そこで大事なのは、性暴力の現実、被害者の体験、そこから出てくる意見、そうした声を聞くことだと思うんですね。

さきの国会でも、法案の成立も危ぶまれたときもありましたけれども、不十分でも一日も早い成立をという声が国会を動かした大きな力になったと思うんですが、大臣、私、速やかに当事者からのヒアリングの場をつくるべきだと思います。

また、検討会や法制審議会にお招きするというだけじゃなくて、委員として、メンバーとして参画をしてもらうべきだと思いますが、いかがですか。

2017年12月5日 上川陽子 法務大臣

(前略。)
附則9条に基づきまして、具体的にどのような手順そして体制で施策の在り方につきまして実態をしっかりと把握した上で取り組んでいくのかということについては、先ほど委員からも御指示ございましたとおり、関係府省ともしっかりと協議をしながら今後検討してまいりたいというふうに思っております。
(後略。)

2017年12月5日 仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

寄り添って対応すると強くおっしゃっているので、そこは私もイニシアチブを発揮してもらいたいと思うんですが、ヒアリングをするべきである、メンバーとして参画をいただくべきであるという私の願いにはまだお答えの言葉はないところでございますが、6月の16日にこの当委員会では参考人質疑を行いました。

刑法性犯罪を変えよう!プロジェクトの山本潤さんは、私のように誰にも自分の性被害を相談できない人は平成26年の内閣府の統計で67.5%であることが明らかになっています、どうして被害者は自分の被害を友人にでも相談機関にでも相談することすらできないのでしょうかと強く訴えられて、そこに法律の定義は深く関わっています、私のケースのように暴行、脅迫がなくても性暴力を振るうことは可能です、しかし、そのような被害の実態を法律家がきちんと聞いてくれたとは思えません、そう問題を提起されたんですね。

(中略。)

加えてもう一つ。
僅か、ほんの僅かな申告をする被害者が、先ほど有田さんの議論にもありましたけれども、必死の思いで捜査に協力しますよね。
そこで送検をされるんだが、多くの事件が不起訴で終わると。
これ、起訴率は35%程度、そのうち4割、5割は嫌疑不十分というふうに伺いました。

結局、被害者が思い切って警察に相談しても、刑事司法のプロセスがブラックボックスになって、加害の違法性も事実関係も認めさせられないのではないか、この不信の悪循環を広げているんじゃないのかという数字だと思うんですよ。

だからこそ、性暴力根絶という社会をつくっていくためには、性犯罪の実態をつかむためには、この多くの刑事司法手続にのっていない、あるいは刑事司法手続がブラックボックスになって排除されてしまっている、そうした被害者の声をじかに聞かなかったら分からないじゃありませんか、大臣。

2017年12月5日 上川陽子 法務大臣

御指摘のとおりでございます。

性犯罪の被害の実情や事案の実態、こうしたものを把握するため、被害者の方々を含めた関係者の皆さんの声をしっかりと聞くということが極めて重要であるというふうに考えております。

今回の刑法改正案の立案過程におきましても、性犯罪被害者や被害者支援団体の皆さんからヒアリングを実施して、様々な御意見を踏まえて検討を行ったところでございます。

その意味で、今後の検討の過程におきましても、被害者の皆さんの声を聞くということについては大変大事なものであるというふうに考えておりまして、その手順とかあるいは検討の場につきましては関係府省ともしっかりと協議をしながら今後検討してまいりたいというふうに思います。

2017年12月5日 仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

やっと御答弁いただきましたので、速やかに御検討をいただきたいと思うんですよね。
(後略。)

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上川陽子法務大臣はその後、法務省内に、性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループを設置しました。

(2018年5月22日 第1回 性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事要旨」より、引用。)

2018年5月22日 第1回 性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ

5 概要

(4) ワーキンググループの今後の予定について,大臣官房秘書課企画再犯防止推進室長から,平成31年度末頃までに2か月に1回程度ワーキンググループを実施し,各種調査研究の進捗管理,被害者の方々や外部有識者を含めた関係者のヒアリング等を実施することが連絡された。

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(再掲。IPPA【メーカー団体】の関係者)
被害を発生させたAVメーカーなり監督の実名をHRNは把握しているでしょうから、それを教えてほしいだけなんですが、ダメだと。それさえ教えてくれれば、我々もすぐに実効性のある対処ができるのですが

(再掲。辻丸さん)
僕の質問”被害告発している香西さんやくるみんさんからヒアリングしないのですか?” 「向こうが来れば、やる」山口理事

アダルトビデオ業界側は、糊塗、隠蔽を貫き通す構えのようです。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(AV出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。
(※参考)
性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟(上川陽子 会長)
  
自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT(とかしきなおみ 座長)

(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)

2019年6月20日 ライトハウス

先日(2019年6月13日)行われた、自民党の「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」に、市民団体の一つとして参加させていただきました。
(略。)
そして、この議連の幹事長であり、AV出演強要問題対策プロジェクトチームのとかしきなおみ議員(PT座長)から、ビッグニュースを報告いただきました!
AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法案の提出を目指すということです。
(後略。)

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悪事をみとめないアダルトビデオ業界はこの世から消えてもらう。
いまだれもがそう思っています。
犯罪者に未来はありません。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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