AV出演強要の被害は現在もつづいているようです。
(2019年4月26日 テレ朝news「女性を狙った偽スカウトに注意呼び掛け」より、引用。)
●2019年4月26日 テレ朝news
大型連休を前に若い女性が多く集まる東京・渋谷区の表参道で、警視庁が女性を狙った偽のスカウトなどに注意するよう呼び掛けました。
警視庁原宿署によりますと、偽のスカウトに声を掛けられた女性がアダルトビデオに無理やり出演させられる事案が増えているということです。 このことを受け、若い女性が多く集まる渋谷区神宮前の表参道で25日、警視庁の警察官と都内の大学生約20人が注意を呼び掛けました。
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(2019年5月9日 東京新聞「AV強要『刑事罰法制化を』 支援団体、参院内で集会」より、引用。改行を施しています。)
●2019年5月9日 東京新聞
NPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」の藤原志帆子代表は、昨年新規の被害相談が二百四十一件寄せられたと説明。 手や爪など体のパーツのモデルだとだまされた事例を紹介し「被害者の声を埋もれさせたくない。ポルノ産業での人身売買をなくしたい」と強調した。 |
(2019年5月31日 内閣府「片山さつき大臣記者会見要旨」より、引用。)
●2019年5月31日 片山さつき 男女共同参画担当大臣
(略)、AV出演強要問題とその周辺にあるような芸能プロダクションを名乗って、実際には性的職業にほぼ強制的に誘導してしまったとか、そういう事例というのはまだ完全に根治されてないわけですね。 |
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AV業界は襟を正す気があるのでしょうか。
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「日本映像ソフト制作・販売倫理機構」という業界団体があるようです。
昨年(2018年)の正月のことです。
同団体の理事長が年始にあたっての所懐を発表しました。
参照します。
(2018年1月 日本映像ソフト制作・販売倫理機構「新年のごあいさつ(平成30年)」より、引用。)
●2018年1月 日本映像ソフト制作・販売倫理機構 西村忠治 理事長
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「日本映像ソフト制作・販売倫理機構」の理事長によりますと、AV出演強要は、
「業界のほんの一部の出来事」
であるそうです。
AVプロダクションの関係者も似たような表現をしています。
(2018年4月24日発売 週刊SPA!より、引用。)
(※この記事はネット配信されていません。)
●2018年4月24日発売 週刊SPA! プロダクションの関係者
(プロダクションの関係者) 「(略)、AVとまったく関係のないJKビジネスを同列に並べ、両者がともに犯罪行為だと印象づけるような宣伝はフェアじゃない。18歳以下の子供を使ったJKビジネスは100%違法行為ですが、AVの99%以上は18歳以上の女優の意思を、しっかり尊重して作られているんですから」 |
認識の面において、より悪質なひとたちが存在します。
(2016年3月29日発売 「週刊SPA!2016年4/5号」より、引用。改行を施しています。)
(※この記事はネット配信されていません。)
●2016年3月29日発売 週刊SPA! 紗倉まなさん
(前略。) 女優の意志に沿わない撮影を強要されるようなことは、AVの影とは別次元の話だと思っています。 確かに90年代のAV業界では、スカウトマンに声をかけられた女のコが、よくわからないままカメラの前で裸にされることがあったそうです。 いまの所属事務所のマネージャーや社長は、昔話として聞かせてくれたし、私もそう思っています。 (後略。) |
(2017年3月2日 週刊SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。)
●2017年3月2日 週刊SPA! AVメーカーの業界団体(IPPA)の担当者
(AVメーカーの業界団体【IPPA】の担当者) 「(略)。やってもないことを認めるなんて、おかしいですよ。20年、30年前のAVは確かにとんでもない現場もあって、強要はあったかもしれない。でも、今はそんな時代じゃない」 |
(2018年4月24日発売 週刊SPA!「5/1・8合併号」より、引用。)
(※この記事はネット配信されていません。)
●2018年4月24日発売 週刊SPA! AVメーカーの業界団体(IPPA)の担当者
(AVメーカーの業界団体【IPPA】の担当者) 「少なくともIPPAの加盟メーカーの現場では『女優の同意がないまま撮影が行われた』という事実は確認できていません。(後略。)」 |
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いまから13日前(2019年6月18日)のことです。
首相官邸で、第8回すべての女性が輝く社会づくり本部が開催されました。
一昨年と昨年にひきつづき、今年も、「女性活躍加速のための重点方針」のなかにAV出演強要問題が盛り込まれました。
今回、策定された女性活躍加速のための重点方針2019を参照します。
<4ページ>
●2019年6月18日 女性活躍加速のための重点方針2019
1.女性に対するあらゆる暴力の根絶 (1)性犯罪・性暴力への対策の推進、若年層を対象とした性的な暴力の根絶 ⑥「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」に基づく施策の推進 |
政府は、
「引き続き、こうした問題(AV出演強要問題)の根絶に向け、更なる実態把握や取締り等の強化、教育・啓発の強化、相談体制の充実、保護・自立支援の取組強化等の施策を総合的に推進する」
とのべています。
(内閣府「女性活躍加速のための重点方針」より、引用。)
上図のとおり、「女性活躍加速のための重点方針」に掲載されますと、次年度の予算概算要求へ反映されます。
法令改正も視野に入ります。
AV出演強要問題は、一昨年と昨年の「女性活躍加速のための重点方針」でもとりあげられました。
政府は予算措置と既存の法律の運用で対応しました。
(再掲)
今回は法令改正です。
(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)
●2019年6月20日 ライトハウス
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年7月31日>
この程度と考えられたらとても気分が楽だわ
誰もが1度は病む 健康な方がむしろ「異常」!? (ニューズウィーク日本版) – LINEアカウントメディア |
●香西咲さん
<2018年2月13日>
私は諦めないから。 何年掛かろうと。 |
●香西咲さん
<2018年8月22日 >
念の為追記。 私が一番憤りを感じているのはお金の問題じゃないです。 奴隷の様に性接待させられた事、 泣きながらAV撮らされた事、 当日突然送られてきた台本にNG項目が入ってて撮影するまで帰してもらえなかった事、 辞めたいと言っても簡単には辞めさせてくれなかった事、 辞めても嫌がらせされた事 |
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(再掲。ライトハウス)
「AV出演強要問題対策プロジェクトチームのとかしきなおみ議員(PT座長)から、ビッグニュースを報告いただきました! AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法案の提出を目指すということです」
あともうすこしです。
香西咲さんは再生することができます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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