以前、河北新報が、AV出演強要に関する記事を報じたことがあります。
(参考。当ブログ)
・2016年12月24日
もう一度、引きます。
(2016年7月22日 河北新報「社説 若年層への性暴力/法整備、支援の充実を急げ」より、引用。改行を施しています。)
(※現在はネット公開をしていません。)
●2016年7月22日 河北新報
10代、20代の若年女性に対する性暴力の形態が多様化し、被害が急増している。 アダルトビデオ(AV)への出演強要や、制服姿の女子高校生の接客サービスを売り物にした「JKビジネス」などが横行、被害者支援団体や専門家が警鐘を鳴らす。 女性活躍社会の未来を担う若い世代が人権を侵され、体も心も傷つけられている。 タレントやモデルにならないかとスカウトされ、実際はAVの撮影で性行為を強要される。 AVと知らずに業者と契約書を交わし、出演を拒めば法外な違約金を要求されたり、「親にばらす」と脅迫されたりするといった事例がほとんどだ。 問題なのは、こうした業者を監督する官庁も、取り締まる法律もないことだ。 (略。) 被害に遭っても相談窓口などの情報を知らず、大人への不信感から誰にも相談できないまま孤立し、自己肯定感が低いため自暴自棄に陥る傾向があるという。 (略。) 抜本的な対策としては、全ての性暴力の禁止・処罰に適用され、被害者支援や予防教育などについても規定した包括的な法の整備が不可欠だ。 |
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河北新報は、2016年7月22日の社説で、
「防止対策や被害者救済のための法規制を急がなければならない」
「業者は現行法の規制を巧妙に逃れ、野放し状態になっている」
「全ての性暴力の禁止・処罰に適用され、被害者支援や予防教育などについても規定した包括的な法の整備が不可欠だ」
とのべました。
政府はこれまで、法規制に向けて段階を踏んできました。
簡単に流れを記します。
●内閣府 女性に対する暴力に関する専門調査会
2016年6月30日から2017年2月8日まで、5回にわたってAV出演強要問題を論議した。
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●政府 AV出演強要問題に関する関係府省対策会議
政府は、2017年3月21日から2017年5月19日まで、3回にわたってAV出演強要問題を審議した。
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●有識者検討会
有識者検討会が5回、開催された。 (※注 開催の回数については、内閣府の「女性に対するあらゆる暴力の根絶」の14頁に記載されている。)
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●有識者検討会
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(再掲。河北新報)
「防止対策や被害者救済のための法規制を急がなければならない」
「業者は現行法の規制を巧妙に逃れ、野放し状態になっている」
「全ての性暴力の禁止・処罰に適用され、被害者支援や予防教育などについても規定した包括的な法の整備が不可欠だ」
このたび、法規制についての結論がでました。
(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)
●ライトハウス
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(2019年2月5日「Safer Internet Day 2019 シンポジウム」より、引用。改行を施しています。)
●宮崎政久 自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT 事務局長(衆議院議員)
宮﨑氏からは、AV出演強要問題に特有の論点について指摘がありました。 すなわち、この問題の難しさは、様々な社会現象が絡み合っているところにあるため、的を絞った議論が必要である点にある。 この問題を検討する際に考慮すべき権利をとってみても、表現の自由や営業の自由、さらには職業選択の自由等、多様な権利が関わってくるが、これらの権利に配慮しつつ、いかに公共の利益との調整を図るべきかを見極めた対策が必要であると語りました。 また、性に関わることは通常秘め事と位置づけられるものであり、AV作品にかかる表現の自由を検討するにあたっては、その表現内容の性質から自ずと制約を受けるところがあるという風に考えているという指摘がありました。 |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2019年1月22日>
コンビニに売ってるエロ本なんて女優に許可なし、ノーギャラで使われてるものが殆どだから賛成!
エロ本の収益構造は女優は得しないのだよ。素材、肖像権の持ち主はAV撮ったメーカー。 |
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(再掲。宮崎政久 自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT 事務局長)
「AV作品にかかる表現の自由を検討するにあたっては、その表現内容の性質から自ずと制約を受けるところがあるという風に考えている」
人々が望んでいるのはAVメーカーとAV男優の破滅です。
その日が近づいてきました。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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