昨日のつづきです。
(参考。当ブログ)
・2019年6月10日
第100回女性に対する暴力に関する専門調査会で、「女性活躍加速のための重点方針」の件が議題となりました。
もう一度、議事録のなかから一部を抜粋します。
2019年4月22日 第100回女性に対する暴力に関する専門調査会
(2019年4月22日 第100回女性に対する暴力に関する専門調査会) |
(議事録より、引用。)
<10ページ>
●2019年4月22日 杉田和暁 内閣府 暴力対策推進室長
資料3-1の下のところを見ていただきますと、黄色く書いているところでございますが、6月の重点方針2019策定ということで、ここに向けて検討を進めているところでございます。
(※資料3-1より) 左の赤枠のところ、 (※資料3-1より) 昨年度の重点方針に基づく施策の実施結果あるいは今年度の予算の状況を踏まえ検討するということで、これが右側の黄色のところを見ていただきますと、 (※資料3-1より) 次年度の概算要求へ反映させていく、あるいは今年度の予算の執行、法令改正、運用等により実施していくという流れになってございます。 |
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まもなく「女性活躍加速のための重点方針2019」が決定します。
「女性活躍加速のための重点方針2019」にAV出演強要に関する記載がされると、政府は、
「次年度の概算要求へ反映させていく、あるいは今年度の予算の執行、法令改正、運用等により実施していく」
ということがわかります。
(再掲)
実はこの説明は、特に目新しいものでありません。
「女性活躍加速のための重点方針」にはじめて、AV出演強要問題が記載されたのは2年前です。
2017年です。
このときも内閣府の暴力対策推進室は同じような説明をしていました。
ふりかえってみます。
2017年4月5日 第87回女性に対する暴力に関する専門調査会
(2017年4月5日 第87回女性に対する暴力に関する専門調査会) |
(議事録より、引用。)
<6ページ>
●2017年4月5日 馬場純郎 内閣府 暴力対策推進室長
背景としましては、いわゆる「JKビジネス」で働き、性的な暴力の被害に遭う問題や、アダルトビデオへの出演を強要される問題などが発生しており、若年層の女性を狙った性的な暴力の問題が深刻な状況であったことに鑑みまして、昨年政府で取りまとめました男女共同参画・女性活躍の推進に向けた重点取組事項、また、女性活躍加速のための重点方針2017におきまして、その実態把握に取り組むこととされました。 |
この約2か月後、「女性活躍加速のための重点方針2017」が決定しました。
AV出演強要については以下の記述がなされています。
(2017年6月6日 女性活躍加速のための重点方針2017より。)
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内閣府暴力対策推進室長の説明にもどります。
(議事録より、引用。)
<9ページ>
●2017年4月5日 馬場純郎 内閣府 暴力対策推進室長
重点方針2017には、そこから黄色の矢印が出ておりますけれども、2016と同様に、2018年度に新たに予算関連施策として実施する施策、また、今年度中に実施したり、法令改正や運用などにより実施することが可能な施策が盛り込まれることとなっておりますので、その点を前提に御議論いただければと思います。 |
昨年の女性に対する暴力に関する専門調査会でも、同様の説明がなされました。
2018年3月27日 第91回女性に対する暴力に関する専門調査会
(2018年3月27日 第91回女性に対する暴力に関する専門調査会) |
(議事録より、引用。)
<20ページ>
●2018年3月27日 杉田和暁 内閣府 暴力対策推進室長
お戻りいただきまして3ページ目でございますが、今後の重点方針の作成の流れでございます。 前年度の重点方針の施策の実施の結果だったり、次年度の政府予算の状況を踏まえて検討を行って策定をしていく。 主には31年度の概算要求に反映させていくということと、次年度以降の予算の執行、法令改正、運用等により実施していくものも含まれるところでございます。 |
AV出演強要につきましては、このつぎにおこなわれた女性に対する暴力に関する専門調査会でも言及がありました。
(2018年4月23日 第92回女性に対する暴力に関する専門調査会) |
(議事録より、引用。)
<9ページ>
●2018年4月23日 消費者庁
消費者庁でございます。 消費者庁のほうは、この「女性活躍加速のための重点方針2018」に盛り込むべき事項としては、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題について盛り込むべきではないかと考えております。 消費者庁はこのアダルトビデオ出演強要問題について幾つか取組をしているところなのですが、私のほうからは、消費者契約法、消費者団体訴訟制度の関係で御説明させていただきます。 (後略。) |
<14ページ>
●2018年4月23日 文部科学省
文部科学省でございます。 早速ですが、お手元に資料4を御用意ください。 こちらの資料4に沿って説明申し上げます。 水色の表紙でございますけれども、文部科学省といたしましては、重点方針2018との関連としまして、いわゆる「JKビジネス」問題、アダルトビデオ出演強要の問題等に対する対策を中心に御説明申し上げたいと思います。 (後略。) |
昨年の「女性活躍加速のための重点方針2018」のなかから、AV出演強要に関するものを参照します。
(2018年6月12日 女性活躍加速のための重点方針2018より。)
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近々、今年(2019年)の「女性活躍加速のための重点方針」が策定されます。
原案につきましては1週間前(2019年6月4日)におこなわれた男女共同参画会議で公開されました。
(2019年6月4日 男女共同参画・女性活躍の推進に向けた重点取組事項~「女性活躍加速のための重点方針2019」の策定に向けて~(案)より引用)
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おそらくこれが、「女性活躍加速のための重点方針2019」となるのでしょう。
(再掲)
(2019年4月22日 第100回女性に対する暴力に関する専門調査会) |
(※資料3-1より)
(2019年4月22日 杉田和暁 内閣府 暴力対策推進室長)
「次年度の概算要求へ反映させていく、あるいは今年度の予算の執行、法令改正、運用等により実施していくという流れになってございます」
AV出演強要につきましては、潤沢に予算がつけられています。
(※例。アダルトビデオ出演強要・「JKビジネス」等被害防止についてのキャンペーン費)
(参考。当ブログ)
・2019年5月16日
あとは法律です。
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)
●内閣府、関係府省
被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 (内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕 |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年7月23日>
ピンチとチャンスは紙一重 今はチャンスを待つしかない |
●香西咲さん
<2017年5月24日>
『夜と霧』は衝撃でした。 価値観を変える機会、 そしてじっと『時期を待つ』事を覚えるきっかけにもなりました。 |
●香西咲さん
<2019年1月23日>
#AV強要 から学んだ事は然るべき時を待つという事。 |
●香西咲さん
<2019年2月3日>
そうですねじっと堪えてチャンスを待つことは大事だと思います。それぞれ別の方向ですが、ご健勝を祈ります。 |
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来(きた)るべき時が迫ってきました。
香西咲さんの再生は間近です。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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