AV出演強要に関するくるみんアロマさんの論説をふりかえっています。
本日は第5回目です。
(参考)
□第1回目
□2016年8月29日 kurumin aroma「【第1話】AV出演強要、ユーチューバーの過去『音楽デビュー信じた自分』」(全5分14秒)
(※参考。当ブログ) |
□第2回目
□2016年8月29日 kurumin aroma「【第2話】AV出演強要、ユーチューバーの過去『音楽デビュー信じた自分』」(全8分40秒)
(※参考。当ブログ) |
□第3回目
□2016年8月30日 kurumin aroma「【第3話】AV出演強要、ユーチューバーの過去『音楽デビュー信じた自分』」(全6分37秒) (※参考。当ブログ) ・2019年5月31日 |
□第4回目
□2016年8月31日 kurumin aroma「【第4話】AV出演強要、ユーチューバーの過去『音楽デビュー信じた自分』」(全6分23秒) (※参考。当ブログ) ・2019年6月1日 |
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□2016年9月2日 kurumin aroma「【第5話】AV出演強要、ユーチューバーの過去『音楽デビュー信じた自分』」(全8分17秒)
(※音声の文字化は、筆者。)
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
で、つらかったです。 で、まあ、正直言うと、その、本当に好きじゃないんですね。 そういう行為自体があんまり。 で、だから本当に、もういやいや、っていうか、それがわかるような感じのだ、と思うんです。 わたしもそのあと、みていないんですけど。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
あ、みてないのね。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
本当に本気で泣いていたし、まあちょっと出血もしたりとかもあったし。 そういう感じだったので。 でも、本当に、無理矢理、っていう感じでした。 で、それ、帰してくれなかったりもしたー 「ちゃんとおわらないと」 って。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
あ、おわらないと帰れないー |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
帰れない。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
もういやだ、って言っても、だめ、みたいな。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
もういやだ、とも言ったんですけど、 「もう、あなたのそのいやだで何人のー」 まあ、 「皆、子どもも家族もいるんだよ」 って。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
撮影にいるひとね。 その撮影のところにー |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
そう。 「あなたのために皆がこうやって丸々1日うごいて、それであなたのために何日準備してきたと思っているの?」 みたいな。 「返して」 ぐらいの感じで言ってくるから。 もうやるしかない、みたいな感じになっちゃうし。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
大人のひとに囲まれてー |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
そうですね。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
「皆、生活、かかっているんだよ」 みたいに言われて。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
そう。 「生活、かかっているんだよ」 みたいな。 「あなたにかかっているんだよ」 みたいなー なっちゃうから。 もう、もちろんのこと、もうここでノーと言えないな、というような感じでしたし。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
うん。 うん、うん。 なんか皆、わりあいー うん、似たようなご相談をうけるんですけど。 皆、似たようなことをおっしゃっています。 大人のひとに囲まれて、その現場では、いやでも断れない。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
そうですね。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
帰してもらえないという。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
帰してもらえないー なんかもう、わたしも、自分が途中から悪い、っていう気持ちにもちろんなっているから、なんか、うったえたいという気持ちももちろんないんですけど。 なんかすごいその、本当に、そういう口車に騙されてしまうひとはたくさんいると思うし。 人間ってわたし、嘘をつかない、と思っていたんですよね。 本当に。 けっこうピュアだったので。 なんか、ことばって嘘をつくためにあるんだったらことばはいらなくない、って思ったんですよ。 だからそのときにすごく、ことばっていうものがなければいいのに、と思ったぐらい、そのことばにけっこう、なんかその、翻弄されていた自分がすごいショックでした。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
うーん。 うん、うん、うん。 だから、けっこう皆、 「なんでAV、出ちゃうの? いやなのになんで出ちゃうの?」 みたいに思うけど、それまでのいろんなはなし。 自分の夢をかなえてくれるかもしれない、とか、ことば巧み、とかっていうようなことがあるんだよね。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
言ったこと、100あって、それの1つも実現していない、っていうのがー もう、 「ああ、いいよ、だれに会いたいの?」 なんとかさんに。 「ご飯、行こうね」 「じゃあの番組出たい? ああ、いいよ、いいよ。書いておいて」 そう、そんな感じでした。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
だからけっこう、夢をもっている女の子が危ない、っていうことだよね。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
そうですね。 なんも知らない、っていうのが本当、そうですね。 でも、なんかやっぱり、夢、ってあって、ぜったいにかなえられるものじゃないか、っていう気もしていたし、信じていればだいじょうぶ、みたいな気持ちはあったから、信じよう、みたいな気持ちはあって。 でも、そのなかに、自分のなかでのやっぱ、甘えはあったんですよね。 だって、なんか、たとえば、地道に毎日毎日努力してボイストレーニングとか学校通っているひとがまだ売れないなかで、そんなパッとやって売れるわけもないんだけど。 でも、これをやったら売れるんじゃないか、って思った自分がいたから。 その自分の甘えにいま、自分の甘えがやっぱり一番だめだったんだ、って自分で解釈して。 って、思っちゃいますけど。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
そうだよね。 まあ、自分のなかではそうかも知れないけど、よりおおきなところでみると、騙すほうが悪いのね。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
と思うんですけどね。 で、やっぱり、もし、自分は自分でその、解釈しちゃところがあるけど、たくさんの女の子で、あの、本当にショックをうけて死んじゃう子もいる、っていうの、そのとき実は言われたんですよ。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
うん。 いつ言われたの? |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
その、なんか、その説得されているときの、まあ、何回かの段階で。 あ、なんか、 「何人か死んでいるよ」 みたいなことを言われて。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
え、何、AVの撮影で? |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
AVの撮影というか、なんかこう、こういうことがあった女の子で、うーん、なんか、おとうさんが自殺しちゃうとか、その本人が自殺しちゃうとか。 それで、言われたこともあるけど、 「それは頭が悪い子なんだよ」 って。 「頭が悪いから死んじゃうんだよ。あなたは頭がいいからだいじょうぶだよ」 とか言われて。 だからもうなんかね、本当に、その悪いっていうこともわかってて言っているの、すごい腹立つな、と思ったんですよ。 で、まあ、けっこう自分はその、そういうふうに解釈も自分のなかでできる、っちゃ、できるから、なんかまあ、自分が悪いんだ、っていうふうに最終的に思うし。 なんかその、本当に本気で、なんだろう、芸能界で成功できる、って思っているひとって、たぶんまあ、自分の人種、っていうか、まあ、すくなからずまあ、人間をカテゴリー化して、絶対すくなからずいるんですよ。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
うーん。 わかりました。 で、いま、レイズをやめてその、つぎのところに移籍をしたのかな? 移籍ー |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
移籍はして。 でも、もうやめました。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
もう、やめて。 |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
もう、そこに入っても、と思ったので。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
うん、なるほどね。 でギャラも、AVのときのギャラも、もらっていない? |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
そうですね。 |
●2016年9月2日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局長(弁護士)
ということですよね。 うーん。 で、まだ、ビデオは回収できていない? |
●2016年9月2日 くるみんアロマさん
ええと、いま、ビデオのほうは、ええと、まあ、この前、Yahoo!ニュースで、あの、とりあげていただいた朝日さんの、朝日新聞社さんのほうがYahoo!ニュースにとりあげてくれたんですけど。 なんかその、一緒にやっている、取材しているかたとあの、まあ、そういう、なんだろう、NPOのそういう、ええと、ライトハウスさんとあの、それを消すための手続きとか、そういうのを一緒にやっていて、販売は停止してもらってはいます。 でも、どんどんどんどんあとからまだやっぱり出てきちゃったりもしているらしく、全部消すことってやっぱり不可能なんですけど。 でもー |
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(再掲。くるみんアロマさん)
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(再掲。伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年12月31日>
①皆様にご挨拶 今年は激動の1年でした。 週刊文春さんが出た頃はまるで人身売買された私が悪いかの様な意見に心苦しめられました。 理解を得るまでにも時間がかかり、四面楚歌の状況に辛い事ばかりで死にたいとも思いました。 → |
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「騙すほうが悪いのね」
伊藤和子ヒューマンライツ・ナウ事務局長のおっしゃるとおりです。
被害者のかたに責任はありません。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年7月28日>
自分の無力さ、社会的な地位の低さ、偏見に泣けてきます。 もっと影響力のある人間になりたいです。 |
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(再掲。伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
「騙すほうが悪いのね」
政府も同様の認識です。
(2019年4月15日 政府インターネットテレビ「ピックアップ!~霞が関からのお知らせ~ひとりで悩まず相談を!いわゆるAV出演強要・JKビジネス問題」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
●池永肇恵 内閣府男女共同参画局長
4月は、AV出演強要・JKビジネス等被害防止月間です。 とりしまりや被害防止のための教育、啓発の強化、相談体制の充実など、政府一体となって対策にとりくんでいます。 被害をうけたかたは、自分が気をつけていれば、などと、自分をせめたりしないでください。 |
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「悪いのは、たくみに騙してくる加害者です」
香西咲さんやくるみんアロマさんたちの真実のうったえが世の中の認識をかえました。
あと1年余りで、東京オリンピックです。
国家権力による壮烈な害虫退治がおこなわれることでしょう。
楽しみです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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