アダルトビデオの関係者が女性を撮影にもちこむ手口は多岐にわたっています。
週刊SPA!によりますと、昨今は、あらたな手管(てくだ)もつかわれているようです。
(参考。当ブログ)
・2019年5月9日
数多(あまた)の奸計(かんけい)のなかで、一般によく知られている遣(や)り口は、
「モデルやアイドルになれる」
というものです。
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(2018年3月2日 withnews「AVスカウトが無くならない理由 最もグレーな存在が回す『業界の闇』」より引用。)
●2018年3月2日 withnews
(元スカウト) 「自ら応募してくる女性は、ほとんど単体(女優)になれない。単体はスカウトがあげるしかない。スカウトがいないとAV業界は回らない」 |
(元スカウト) 「単体クラスの女性にAVやりませんかと声を掛けても乗ってくる訳がないのです。芸能で全部通すしかない」 |
所属先のスカウト全員が同じ手口だったほか、プロダクション側にも 「AVと言わず、芸能事務所だと言って連れてきてくれ」 と指示されていたといいます。 |
「AVと言わず、芸能事務所だと言って連れてきてくれ」
女性を拉致したあとにおこなうのが、AV出演強要です。
(2018年3月1日 ホウドウキョク「『有名女優も』うそでAV出演強要」より引用。改行を施しています。)
●2018年3月1日 ホウドウキョク
高木容疑者は、モデル志望の女性に対し、 「AVに出演せずにモデルにはなれない」 「長澤まさみもそうやって表に出た」 |
(2018年8月 東京都「甲社とのアーティスト等育成所属契約に係る紛争案件 乙社とのアーティスト等育成所属契約に係る紛争案件 報告書」より、引用。改行を施しています。)
<23ページ>
●2018年8月 東京都 消費者被害救済委員会
(4) 行政に対して ア タレント養成・タレント所属業等の規制について この種の、タレント養成を標榜する事業者が多数存在するが、現状では行政が実態を把握する手段もなく、立ち入り検査等に入る手段が用意されていないし、違法な業務を是正させるのも容易ではない。 放置すれば、場合によっては所属タレントの無償労働、報酬のピンハネ、さらに進んでアダルトビデオへの出演強要など望まない活動等労働問題へとつながる可能性があることも指摘しておく。 被害は若年で社会経験に乏しい者に集中しており、速やかに規制を強化することを考えるべきである。 |
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(再掲。ホウドウキョク)
「『長澤まさみもそうやって表に出た』などとうそをつき、無理やりアダルトビデオに出演させていた」
業界人がおこなっている犯罪はこの種のことだけにとどまりません。
芸能人も毒牙にかけます。
いまから6年前にブッチニュースが配信した記事をみてみます。
(2013年7月10日 ブッチニュース「地下アイドルが堕ちた芸能界の闇 AV出演をヤクザが強要してきた」より、引用。)
●2013年7月10日 ブッチニュース
本誌に告白してくれたのは、地下アイドルグループではそれなりに知られた某グループにいたAさんだ。 |
「うちのグループはあるITの会社が手を出した芸能部門なんですが、このIT会社はいわゆるフロント企業ってやつなんですよ。グループの活動がない平日の昼間に六本木の、今までいったことのない雑居ビルに呼び出されたんです。移籍の話だって言われて。そうしたら体重100キロはありそうな、30代ぐらいのスキンヘッドの男がいて。それでうちのマネージャーが『君はこちらの会社で今後お世話になりなさい』って」 |
「で、マネージャーがそそくさと出て行ったら、その男が私に『服を脱げ』って言うんですよ。『お前は今日からAVに転向するから』って。そんな話聞いてないって言ったら、借用書みたいな書類を見せられて『お前が前の事務所に出した損害300万円を、うちの事務所が肩代わりした』みたいなことを言うんですよ。他にも怖い男の人が2人ぐらい出てきて、移籍の書類にサインさせようとしてきました。 |
Aさんは現在警察に相談をしているというのだが、警察は「被害がない」としてとり合ってくれず、現在は弁護士事務所に依頼することを決めたそうだ。 |
今後もこのような被害が繰り広げられるのだろうが、我々には為す術もないのが実情だ。 |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月26日>
(前略。) 私はA-plus(ほしのあきさんDAIGOさん芹那さん等所属)のマネージャーからスカウトされ、青木亮の所に横流しされました。ちょうど元芸能人デビューブームがあったらしく元芸能人の友達も同じスカウトで同じ手法で万枚売上てます |
●香西咲さん
<2017年12月12日>
地道に積み重ねてきた【香西咲】の経歴、ほんの僅かな活動でも私にとっては実績だった。それを全てAVに利用されてしまうなんて…事務所は私で幾ら稼いだのだろう? 私はAVに出る為に芸能活動を積み重ねてきた訳じゃない。 #MeToo #青木亮 |
(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。 その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2014年7月3日>
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(再掲)
●2013年7月10日 ブッチニュース
今後もこのような被害が繰り広げられるのだろうが、我々には為す術もないのが実情だ。 |
現在、警察は、悪質な業者に対して、労働者派遣法や職業安定法を適用することがあります。
(2019年6月6日 CCN、こちら特派員☆彡「CCN法務部が、できました。」より。)
●2019年6月6日 CCN、こちら特派員☆彡
三つ目には、やはりAV女優の労働者性が完全に認められてしまったということ。つまり、プロダクションとAV女優、制作メーカーとAV女優との関係について、AV女優は労働者であると認定されたってことです。結果、プロダクションはメーカーに女優を送る込むことは違法。メーカーも、募集でAVに女優を出演させることは違法になりました。 よーするに、仮に「強要立法」の成立が滞っても、労働法規の適用の厳格化でも十分にAV業界を取り締まることは可能だし、場合によっては、性風俗産業として法の網にかけるケースだってあり得る。 |
(2019年5月9日 東京新聞「AV強要『刑事罰法制化を』 支援団体、参院内で集会」より、引用。改行を施しています。)
●2019年5月9日 東京新聞
HRN事務局長の伊藤和子弁護士は、法規制のあいまいなAV業界に監督官庁を設け、職業安定法や労働者派遣法を厳格に適用するよう要望。 |
自民党は新法の制定を目指す意向のようです。
(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)
●2019年6月20日 ライトハウス
先日(2019年6月13日)行われた、自民党の「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」に、市民団体の一つとして参加させていただきました。 (略。) そして、この議連の幹事長であり、AV出演強要問題対策プロジェクトチームのとかしきなおみ議員(PT座長)から、ビッグニュースを報告いただきました! AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法案の提出を目指すということです。 (後略。) |
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はたしてどのような法律がつくられるのでしょうか。
(中村淳彦さんのツイートより、引用。)
●2017年3月16日 中村淳彦さん
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(2017年12月16日 実話BUNKAタブー「狂ったAV業界は消えてなくなるしかない」より、引用。)
●2017年12月16日 中村淳彦さん
このまま混乱がおさまらず、自浄もできず、最終的にはAV禁止法みたいな法律ができてしまうかもしれませんね。 |
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オリンピックまであと1年です。
それまでにゴミ掃除が完了することを願っております。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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