3日前から、クローズアップ現代+で放映された「“魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋」についてみています。
□2019年5月16日 NHKクローズアップ現代+「“魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋」
(参考。当ブログ)
・2019年5月20日
・2019年5月21日
・2019年5月22日
ひとたび犯人にねらわれると、被害者は隘路(あいろ)から抜け出ることができなくなるようです。
(2019年5月16日 NHKクローズアップ現代+「“魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
●ナレーション(古谷 徹さん)
実は、性暴力は上下関係につけこまれて起きるケースがすくなくない、と言います。
このセンター(性暴力救援センター 日赤なごや なごみ)が過去3年間に対応した253件のケースです。 父親や祖父などの親族、職場の上司や学校の教師など、上下関係にあるひとからの被害は、およそ3割にのぼっています。 20代の女性のケースです。 |
● 合原明子アナウンサー
あの、こうしてみてみても、あれですか? 上下関係があると、なかなか抵抗しづらい? |
●片岡笑美子 性暴力救援センター 日赤なごや なごみ センター長
そうですね。 やっぱし、あのー、まあ、ちから関係があるから、あの、実際的には、あのー、こう、もし言うことで仕事をやめなきゃいけないんじゃないのか、とか、そのあとの人間関係が悪くなったらどうしよう、とか、あのー、やっぱ、そういうことをすごく皆さんね、感じるー |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年6月14日>
まさか枕営業が私の意志で特攻してるとお思いですか?ある訳ない。 現場であろうと無かろうと、性的行為を強要されるんです。もちろん意思に反して脅されて。金銭のやり取りは無し。 |
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●ナレーション(浅野真澄さん)
今週(2019年5月13日)、山本さん(山本潤さん)たち被害者の団体(一般社団法人Spring)が法務省などを訪れ、要望書を提出しました。 |
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●ナレーション(浅野真澄さん)
そのなかで、抗拒不能の要件について、撤廃をふくめた見直しを要望。 |
(参考。刑法)
□177条 (強制性交等) 「13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする」 □178条2 |
●ナレーション(浅野真澄さん)
抵抗できたようにみえる状況でも抵抗できない場合がある、とうったえました。
支配関係のなかで起きる性暴力。 |
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●ナレーション(浅野真澄さん)
ユミさんは性暴力をうけているあいだ、自分のこころとからだの感覚を閉ざすようになっていたといいます。 |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年6月16日>
治療終わったぁ(*´・ω・`)=3
治療が2週間空いたら もっと弱い所見せれるようになりたいんだけど |
●ナレーション(浅野真澄さん)
ユミさんのカウンセリングを担当している専門家は、こうした反応は強いショックや恐怖から身をまもるためのもので性暴力被害者の多くに起きることだ、と言います。
それが他人からは、「相手の行為を受け入れている」と誤解されてしまうのだ、と指摘します。 |
●長江美代子 女性と子どものライフケア研究所 代表
あまりにもつらいので意識をこう、切り離す。 からだとこころを、まあ、意識を切り離す、っていう作業なんですね。 痛みもあの、よくわからないとか、被害に遭っているときに、被害に遭っている自分を上から眺めている自分がいたりとか、嫌な思いをせず短い時間で耐えられるように、って、こう、がんばってきているわけなんですよね。 |
「被害に遭っているときに、被害に遭っている自分を上から眺めている自分がいたり」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年12月28日>
前事務所で受けてきた仕打ち、経緯が詳しく書かれています。 |
●ナレーション(浅野真澄さん)
つらい記憶を20年以上、封印しつづけたユミさん。 PTSDと診断され、いまもはたらくことができません。 |
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□2019年5月16日 NHKクローズアップ現代+「“魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋」
番組に出演された宮田桂子弁護士はつぎのようにおっしゃっています。
(※音声の文字化は、筆者。)
●宮田桂子弁護士
(前略。) (略)、たとえば治療行為、医師と患者、あるいは宗教者と信者というふうな関係であるとか、あるいは就職をさせてやると言っているひとであるとか、あるいは親に嫌われると思って関係におよんだ例や、先生にさからえないと思って関係におよんだ例についても、実は幅広く抗拒不能の要件のなかにふくめている。 |
●宮田桂子弁護士
(前略。) (略)、検察官が裁判官に、これは黒だ、ということを印象づけることができなかったから、無罪になるのです。 |
●宮田桂子弁護士
(前略。) (略)、社会の常識がかわらなければ、裁判官は、これは同意がある、と考えてしまう、とー |
AV出演強要に関しては、社会の常識がかわりました。
香西咲さんがかえました。
(Yahoo!知恵袋より。)
●2018年1月22日 aya********さん
(前略。) 今後、AVを規制する法律が新たにできるから、逮捕者が異常に出てくるから楽しみにしてな。 |
楽しみにしています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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