4年前に宮田桂子弁護士はAV出演強要(AV強要)に言及しました。香西咲さんたちから搾取の限りを尽くしたアダルトビデオ業界が生き残ることはゆるされません

本日も宮田桂子弁護士の論説にふれます。

(参考。当ブログ)
2019年5月20日
2019年5月21日

6日前のクローズアップ現代+で武田真一キャスターが、性暴力の被害者対策に言及しました。
傷ついた被害者を救い、あるいはですね、これ以上被害者を生まない、っていうためにですね、何が必要なのかおふたりに書いていただきました
と。
宮田弁護士の考えをみてみます。

(2019年5月16日 NHKクローズアップ現代+「“魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋」より。)

(※音声の文字化は、筆者。)

宮田桂子弁護士

はい。
ええと、刑罰では、刑法のなかでは、救われない被害者がいます。
証拠がない、とか、さまざまなかたちで。
ですから被害者対策はもっと別のかたちのもの――被害者の生活支援など――がもっとはかられるべきだと思います。

(※参考。番組の画面より)

宮田桂子弁護士
刑法の改正よりも
○被害者の支援策の充実を
○性教育の充実を 子どもにも大人にも
○加害者の更正支援の充実を

(中略。)

武田真一キャスター

宮田さんはそのためにも、被害者の支援策の充実とかー

宮田桂子弁護士

そうですね、むしろ性教育とかですね。
ですから、社会の常識がかわらなければ、裁判官は、これは同意がある、と考えてしまう、とー

(再掲。宮田桂子弁護士)
性教育の充実を 子どもにも大人にも

性教育の充実
とはどういう意味なのでしょうか。
4年前の第12回性犯罪の罰則に関する検討会における宮田桂子弁護士の発言をふりかえってみます。

2015年8月6日 第12回性犯罪の罰則に関する検討会「議事録」より、引用。)

<7~9ページ>
宮田桂子 弁護士

(前略。)
先ほどからの委員の方々からのお話の中にもありましたが、性犯罪を犯す者の性に対する考え、あるいは男女の在り方に関する考えというのは非常にゆがんでいます。

それこそ女性の体のここと、ここと、ここを揉んだり触ったりすれば女性は喜ぶんだというようにはっきりと述べるような被告人だっておりますし、あるいは自分が声を掛けたら女性が「ノー」というはずがないという思い上がりのある方もいます。

そこに必要だと思われるのは、性教育あるいは男女の在り方、性の在り方に対する教育ではないかと思いますし、性に対する認知のゆがみが起きてくるのは、誤った性表現を目にしてしまったことが原因になっている可能性もある。
そういう意味では、性表現の在り方に対する検討も必要なのかもしれません。
(略。)

首肯することができます。
宮田桂子弁護士のことばをつづけます。

宮田桂子 弁護士

次に、性犯罪そのものをめぐる問題について、申し上げたいと思います。
性犯罪について今回、刑法典の問題をいろいろと検討されましたけれども、刑法典の中でも、先ほど申し述べました性表現に関する問題については十分な検討がされませんでした。
それが性犯罪を誘発する原因たり得るということを、我々は自覚する必要があるのではないか、その取締りの方法などについて、時間や場所的な制限などを加えていくなどのことも考えなければならないと思います。

また、非犯罪化すべき罰則もあるように思われます。
例えば売春防止法の第5条です。
客を引いている売春婦を処罰するよりは、その売春婦を搾取している者を処罰するべきなのではないでしょうか。
風俗産業では売春が行われているということは、我々にとって既に現実そのものです。
これを放置するのか、あるいは売春に対してどのような対応を我々がしていくべきなのかというような根本的な問題も考えなければなりません。

売春婦に対する対応にしても、婦人補導院が機能していない、婦人保護施設がDVなどの一時保護の場所になるなどして、売春をしている人たちへの対応が十分にできない。
逆に言えば、そのようなDVなどの被害者への対応も十分できていないということになるかもしれません。
施設の多様化などの方策も必要です。

あるいは、性的搾取という問題を考えるならば、アダルトビデオにだまされて出される。
あるいは何の説明も受けずに出演して、自分の同意していないものを頒布されてしまうような方もいらっしゃいます。
表現の自由に名を借りた性的搾取も存在しているということは指摘せざるを得ないところです。

性にまつわる犯罪に関しては、検討すべき問題は山積しているように思われます。
そして、そのような問題について考えるときには、今回の議論の中でも、それは常識ではないかと言われましたけれども、刑罰が飽くまで最終手段であって、刑法は謙抑的であるべきであるということ、あるいは田邊委員が繰り返し述べていたように、構成要件というのは明確なものでなければならない、あるいは刑罰法規について立法する際には、立法事実についての詳細かつ的確な分析が必要であることは言うまでもありません。

前回の刑法改正で強姦の刑罰は下限が引き上げられました。
それによって犯罪が減らないのは、果たして執行猶予が付くような刑罰だからなのでしょうか。
むしろ被害者対策が充実することによって暗数が掘り起こされたという可能性もあるのではないでしょうか。
検討すべき課題は多いと思います。

しかしながら、いろいろな問題はあるにせよ、この検討会によって今まで正面を切って議論されてこなかった性犯罪の問題がクローズアップされ、社会の大きな関心を呼んだということについては私は本当に喜ばしいことだと思います。
これは被害者にとっても、そして被害を生じさせてしまった人への対応という意味においても、とても重要な機会であったかと思います。

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(再掲)
宮田桂子 弁護士

あるいは、性的搾取という問題を考えるならば、アダルトビデオにだまされて出される

あるいは何の説明も受けずに出演して、自分の同意していないものを頒布されてしまうような方もいらっしゃいます。

表現の自由に名を借りた性的搾取も存在しているということは指摘せざるを得ないところです。

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表現の自由に名を借りた性的搾取も存在している
いまから4年前の発言です。
昨年、与党の議員が国会で、このことに論及しました。

(2018年4月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ
音声の文字化は、筆者。)

2018年4月12日 若松謙維 参議院議員(公明党。元総務副大臣)

(略)、結局このAV出演強要なんですけれども、制作っていうんですか、ビデオの制作側のとりしまりなんですけれども、結局、日本のいまの社会をみていると、いわゆるホテルに行くと簡単に犯罪を犯している映像が出ている。
それ、簡単にアクセスできる。
そして街のなかには、アダルトビデオが売っている。
そしてネット社会ですから、見える、と。
いま日本の社会のどれだけモラルがですね、いわゆる後退しているのか。
やはり社会の受け皿を、いまのような状況を、見過ごしたんじゃかわらないと思います。

ニーズがあるわけですから。

そこをちょっとこれからも検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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(再掲。宮田桂子 弁護士)
刑法典の中でも、先ほど申し述べました性表現に関する問題については十分な検討がされませんでした
性表現の在り方に対する検討も必要なのかもしれません

ちなみにアダルトビデオにつきましては、性表現の範疇に属さないようです。
上述の若松謙維議員は、
犯罪を犯している映像
と唾棄しております。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
「みんなしてグルで騙していたのか。性接待を要求された時、トラックが突っ込んできてくれたら死ねると思った」
と語り、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
これには
「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」
と語った。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月15日

慢性胃炎や膵炎、睡眠障害、脅迫観念、対人恐怖症等(特に男性)など、 ケジメを付けない限りは一生引きずりますね。
健康を返して。

香西咲さん
2018年6月4日

自分も過去、
#AV強要 と言うハードワークで #自殺 に追い込まれている立場ですから。

#青木亮

香西咲さん
2018年4月19日

私が過去に自殺願望を書いた事をわざわざ通報して下さった方のおかげで、
また新しい機関にAV強要の被害を説明する機会を戴きました。
私のアカウントを取り巻く方々や攻撃的なツイートをする方の事も全て相談してこようと思います。
通報して下さった方ありがとうございます。

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政府はオリンピックまでに人身取引を根絶すると明言しています。
このことに加えて、性的搾取の問題につきましては、どのような判断をしめすのでしょうか。

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(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

法案の御披露目が楽しみです。
刮目して待っています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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