AV出演強要(AV強要)。香西咲さん「絶望も死んだ後も残り続けるのかな?」。香西咲さんはいま、ご自身のちからで絶望を終わらせようとしています

昨日のブログで、山井和則議員の国会質疑にふれました。

(参考。当ブログ)
2019年5月18日

山井議員の質問のなかにつぎのくだりがあります。

(2019年5月15日 インターネット審議中継「衆議院 予算委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)

2019年5月15日 山井和則 衆議院議員(国民民主党)

(前略。)
ま、先日、5月12日にも福岡、東京、大阪で、フラワーデモがおこなわれまして。
3月にこの性暴力犯罪の無罪判決があいついだ、と。
そのことに関して不安、怒り、危機感、そういうものを多くの方々がこのフラワーデモでも、えー、表明をされました。
そして、性暴力犯罪、性暴力をゆるさない、という固い思いが語られました。

3月にこの性暴力犯罪の無罪判決があいついだ
名古屋地裁岡崎支部が下した判決についてみてみます。

(2019年4月6日 朝日新聞「娘と性交、父親に無罪判決 抵抗できない状態と認めず」より、引用。改行を施しています。)

2019年4月6日 朝日新聞

虐待によって抵抗できない精神状態だった実の娘(当時19)と性交したとして、準強制性交等罪に問われた父親の被告に、名古屋地裁岡崎支部(鵜飼祐充裁判長)は無罪判決(求刑懲役10年)を言い渡した。
判決は3月26日付。
(後略。)

この件は国会でもとりあげられています。

(2019年4月16日 インターネット審議中継「衆議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)

2019年4月16日 大西健介(国民民主党)

あの、被害者側の過失という議論に関連してですね、裁判ではこう、明確に拒否の態度をしめさなかったことが、同意したよ、っていうふうに認められるというような、こういう議論が交わされることもあるんですけれども。

えー、これに関連して、これも実は、もとから訊(きき)きたいな、と。
せっかく伊藤弁護士に来ていただけるなら聞きたいな、と思っていたんですけれども。

先ほど、意見陳述のなかでも、もうすでにふれていただいているんですけれども、

(※意見陳述。伊藤和子ヒューマンライツ・ナウ事務局長のブログより、転載。)

2019年4月16日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ事務局長
最近、実の娘を性虐待し続けた父親が準強制性交等罪に問われ、無罪となりました。
その背景には日本の性犯罪の構成要件、例えば抗拒不能、または暴行脅迫といった要件があまりにハードルが高すぎ、むりやり性行為をされたケースの多くが不処罰に終わる現状があります。
ピンク色の冊子は当団体が10か国の性犯罪規定を調査した結果ですが、諸外国は同意に基づかない性行為を禁止する法制を次々と成立させています。日本はこうした世界の趨勢に遅れ性被害が救済されません。
隣の韓国では、業務上優位にある者が威力や偽計を用いて性交した場合5年以上の懲役となっています。また、被害者に不利益な対応をした雇用主は3年以下の懲役刑とされています。日本でも同様に、刑法を抜本的に改正し、意に反する性行為を行う加害者を処罰するとともに、均等法の制裁も強化する必要があります。

えー、先日、名古屋地裁岡崎支部が、えー、娘に中学2年生から性虐待をつづけて、19歳になった娘と性行した父親に対して、えー、準強制性交等罪の事件で無罪を言い渡すという、こう驚きの判決が出たということで、まあ、これはわたしも、国民感情と非常に大きくかけ離れている、というふうに思うんですけれども。

まあ、先ほど、あの、パンフレットもおしめしいただきましたけれども、具体的にではですね、あの、日本でもし、まあ、これ、法に不備があるとしたらですね、われわれ立法府として、えー、この法改正をするとすればですね、具体的にはどうすればいいか。
もう少し踏み込んでおはなしいただければ、と思います。

2019年4月16日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ事務局長

ご質問ありがとうございます。

えー、配付させていただきました資料のなかにですね、いまの、まあ、あのー、えー、5、6ページ行ったところにですね
19歳の娘に対する父親の性行為はなぜ無罪放免になったのか。
というですね、わたしがあの、Yahoo!にですね、寄稿した記事を掲載させていただきました。

この事例におきましてはですね、あの、基本的にあのー、14歳、あの、中学2年生のときから継続的に性虐待を受けております。
で、そして、19歳のときのですね、事案について、えー、本当にもう、意に反するということが明らかである、と。
それは判決でも認められているんですけれども。
意に反する性行為だった、と。

そして前日まで、えー、まあ、きびしい暴力をですね、ふるわれていたんだ、というようなことがですね、認定されながらですね、まあ、非常に、あのー、えー、刑法におけるですね、準強制性交等罪の要件である、抗拒不能、という要件がございます。
で、この要件をですね、裁判所が非常に狭く解釈をしまして。
えー、まー、本当にあの、心神喪失と同じぐらいですね、非常に、まあ狭い解釈をして、そして、そのハードルに達しなかった、ということで無罪になってしまったという事案でございます。

で、このような事案があの、無罪で放免される、ということですと、まあ、同じように苦しんでいらっしゃる、まあ、性虐待の被害者の方々は救われないですよね。
そして、あらたな被害すら起こりかねない、というふうに、まあ、思っております。

で、2017年の刑法改正のときにですね、監護者性交等罪というものがあらたに規定されて、えー、18歳未満の方に対するですね、監護者のですね、性交というものは同意の有無を問わず、まあ、あの、犯罪化される、ということになりましたが、それだけでは足りない、というふうに思います。

で、こちらのほうに、あの、小冊子のほうに、わたしたち、あの、諸外国の制度をまとめておりますが。

えー、たとえばスウェーデンではですね、まあ、あの、まー、被害者側、相手方がイエスと言わないかぎり、えー、あの、性交するということについては処罰をする、と。
かつ、あのー、過失レイプ罪ですね。
あのー、意に反する性行為だということが明らかであるにもかかわらず、まあ、重過失をもってそのことに気がつかずに性行為に及んだ場合。
その場合はですね、レイプ罪と同様に、まあ、処罰をする、というような規定もございます。

で、それからイギリスではですね、えー、まー、女性が、いやだ、と。
やめてほしい、というふうに言ったにもかかわらず性的な行為にまあ、移ったという場合には、処罰をする、というような法制になっておりまして、カナダ、ドイツなども同様の制度を導入しているところでございます。

またですね、あのー、韓国におきましても、まあ、19歳までのですね、あのー、まあ、女性に対してですね、あのー、まあ、偽計または威力によってわいせつをおこなう。
偽計と威力というのは、えー、たとえば暴行、脅迫より非常に軽い要件ですが、まあ、そういった場合には非常に厳しく処罰されるというような法制を導入しております。

同じような法制が日本にも実現していれば、あのー、このようなですね、えー、あの、判決のような事案はふせげたのではないか。
そして今後もふせげていくのではないか、というふうに思いますので、あの、この機会にですね、セクハラに関する規制とあわせまして、この刑法改正の課題について国会でじゅうぶんに審議をしていただきたい、と強く望むものでございます。

——————————————————–

2019年4月16日 高橋千鶴子(日本共産党)

(前略。)
あの、つぎに、伊藤参考人にうかがいたいと思います。

あの、最初の意見陳述でもおはなしされて、先ほど大西委員からも質問があった件ですけれども、あの、3月26日の名古屋地裁岡崎支部での、あのー、娘さんに対する準強制性交罪事件で父親に無罪判決が言い渡された件についてです。

あのー、同意はなかったということが認定されながらも、抵抗できなかったわけではない、と。
だから無罪だ、っていうのであれば、本当にもう、何でも許される、と、
あの、本当に衝撃を受けました。

で、先ほど、2017年の刑法の改正のおはなしがあったんですけれども、まあ、110年ぶりの改正だったということで、あのー、もう、一気に現実に沿うところまでは届かなかった、ということで、あの、あらたな見直しが求められているのかな、って思うんですけれども。

あのー、ただ、同時に、まあ、こうした、うーん、あの、刑法の限界の問題と、そのー、セクハラ罪はない、などと発言させてしまういまの社会っていうのは、やはり根っこはひとつではないか、というふうに思っておるんですけれども、ご意見をうかがいたいと思います。

2019年4月16日 伊藤和子 ヒューマンライツ・ナウ事務局長

そうですね、女性に対する暴力をですね、なくしていく、っていう課題において、まあ、セクハラというのは非常に重要なことなわけなんですけれども、やはり政府がですね、率先して、たとえばあの、カナダであるとかフランスという国ではですね、まあ、首相、あの、大統領といったひとが、率先してですね、女性に対する暴力をなくすというですね、まあ、あの、メッセージを発信して、とりくみを進めていく、というようなことをされていらっしゃいます。

で、それにくらべますと、まあ、日本では、セクハラ罪はない、というような発言がですね、まあ、あの、政府の非常に高い立場のかたからもあったりするということで、まあ、そういう状況がですね、まあ、社会の全体のなかにですね、行き渡ってしまう、と。
で、それがどうしても裁判所にもですね、まあ、あの、影響してしまう、と。
そして、それが検察庁、警察に行き届いて、そして、結局、まあ、あの、抵抗力の弱い女性や子どもが犠牲になる、というようなことがあると思います。

まあ、これは本当にですね、まあ、あの、国会議員の先生がた、そして政府の関係者の方々から意識を変えていただきたい、ということと、それから裁判所、裁判官に対するジェンダー教育ということも非常に重要だというふうに認識をしております。

——————————————————–

当該事件は検察が控訴しました。
高裁、さらには最高裁の判断が待たれます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月3日

世の中に絶望です。

香西咲さん
2019年2月3日

夢は死んだ後も生き続けるのか…
絶望も死んだ後も残り続けるのかな?

——————————————————–

以前に当ブログでご紹介をしたことがあります。

(参考。当ブログ)
2018年7月17日

哲学者のウィトゲンシュタインは絶望についてつぎのように言っています。
絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは
と。
AV出演強要問題につきましては、2020年の東京オリンピックまでに解決します。

(再掲。ウィトゲンシュタイン)
人が奮起して絶望を終わらせない限りは

香西咲さんはいま、ご自身のちからで絶望を終わらせようとしています。
あともうすこしです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。