2月8日のことです。
弁護士ドットコムニュースが性被害に関する記事を配信しました。
2019年2月8日
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□2019年2月8日 弁護士ドットコムニュース 「中学教師から性被害を受けてPTSDに」教え子女性が札幌市を提訴、実名で会見
一部を引用します。
(引用)
中学3年から、当時在校していた札幌市の公立中学の男性教師にわいせつな行為をされて、その後にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したとして、41歳の女性が2月8日、教師と札幌市を相手取り、約3000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。 |
訴えたのは、フォトグラファーの石田郁子さん。 |
石田さんは性的被害を受けた後、精神的に混乱し、不安や生きづらさを感じるようになり、2016年2月にフラッシュバック症状が起きてPTSDを発症した。 |
実名を公表して被害を訴えたことについては、「被害者に対する偏見があるからです。私は普通の人間ですし、自分は悪くないと思っています。15歳から19歳まで被害に遭っていた自分を守れるのは、自分しかいない。堂々と出て話したほうがいい」と語った。 |
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2019年4月26日
昨日(4月26日)、第1回目の口頭弁論がおこなわれました。
TBSとNHKが石田郁子さんの事案をとりあげています。
TBS
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NHK
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NHKの記事はすぐに消えてしまいます。
秀逸な内容ですので、動画の音声を文字にさせていただきます。
2019年4月26日 NHK北海道 20年余前“教諭から性被害”(全6分26秒)
(※音声の文字化は、筆者。)
●太細真弥キャスター
教諭からの性被害をうったえている裁判です。 |
●瀬田宙大アナウンサー
札幌市内の中学校に通っていた41歳の女性が、中学の卒業前から4年間にわたってわいせつな行為をされた、として当時の教諭と札幌市に賠償をもとめています。 |
●太細真弥キャスター
今日(4月26日)からはじまった裁判で教諭側は、うったえをしりぞけるようもとめました。 |
●ナレーション(瀬田宙大アナウンサー)
東京都内に住む石田郁子さんは、札幌市内の中学校を卒業する前の15歳から4年間にわたり中学校の教諭だった男性からわいせつな行為をくりかえしうけ3年前にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した、として教諭と札幌市に対し3,000万円余りの賠償をもとめています。
今日(4月26日)から東京地方裁判所ではじまった裁判で教諭側は、そうした事実はなかったなどとしてうったえをしりぞけるようもとめました。 |
●瀬田宙大アナウンサー
今回、実名を出して裁判にのぞんだ石田さん。 教諭にわいせつな行為をされたという時期は20年以上前です。 なぜ、いま、うったえを起こしたのでしょうか。 |
●ナレーション
東京都内に住む石田郁子さんです。 当時の出来事にいまも苦しんでいる現状を知ってほしい、と取材に応じました。 うったえによりますと、石田さんは中学を卒業する前の3月、教諭に誘われて2人で絵の展覧会へ出かけた、と言います。 指導の一環だと思い付いて行きましたがそのあとクルマで教諭の自宅に連れて行かれ突然キスをされたり抱きつかれたりしたと、言うことです。 |
●石田郁子さん
やっぱり子どものときで、あまりにちょっとできごとの衝撃がおおきくて、たぶん理解ができていないし、なんか、何が起こっているかわからなくて、なんか頭がからっぽになるような感じー |
●ナレーション
突然のことに混乱した、と言う石田さんでしたが、相手は教諭のため「したがわなくてはいけない」と思い込んでしまった、と言います。
気持ちの整理がつかないままその後もたびたび呼び出されるようになり校舎のなかや屋外でもわいせつな行為をされるようになった、と言う石田さん。 |
●石田郁子さん
まあ、学校の先生の延長なので、まあ一方的に、どこどこに行こう、どこどこに来て、と言われて、まあわたしはただそれにしたがっている。
何が起こっているかわからないし、何が起こるかもわからない。 |
●ナレーション
いっぽう教諭側は裁判で、こうした事実はない、と主張しました。 石田さんが大学生のころは交際していたが、それ以前にわいせつな行為などはしていない、としています。 石田さんが、当時されていた行為が性被害だったのではないか、と自覚したきっかけがあります。 37歳のときに偶然、知った児童養護施設の少女に対する性暴力事件です。 恋愛関係にあり合意があった、と主張していた職員。 |
●石田郁子さん
女の子が16歳で、ちょうどわたしが被害に遭っているぐらいの年齢なので、なんか自分にあったことと似ているなあ、と。 長い間、腑に落ちないことがすこしずつ、なんかわかってきたような感じ。 |
●ナレーション
このころから石田さんは、精神的に不安定になり眠れない日々がつづくようになった、と言います。 過去のつらい体験を思い出して恐怖などを感じつづけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断された、と言うことです。 そのいっぽうで、教諭がいまも教壇に立っていることを知った石田さんは、3年前、札幌市教育委員会に、被害をうけた、と申し出ました。 当時のできごとをなかったことにはされたくない、と石田さんは今年2月、教諭と札幌市教育委員会に賠償をもとめるうったえを起こしました。 |
●石田郁子さん
やっぱり、この先生がまだ学校にいるというのはちょっとおかしいんじゃないか、と思いまして。 わたしは、このままずっとこのことを黙って生きていくのはもう耐えられないな、と思いました。 |
●ナレーション
このニュースが流れると、ネット上では、 「わたしも教諭から性被害をうけた」 「だれにも言えなかった」 などと、被害をうったえる書き込みがあいつぎました。 |
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●石田郁子さん
わたしみたいな当事者が出れば、ぜったいにその、本当にこういうことがあるんだ、というふうになるので、すくなくともそれを言うのは大人になった自分の責任じゃないかー |
●瀬田宙大アナウンサー
今日(4月26日)の裁判で教諭側は、大学生よりも前の時期のわいせつな行為については否定したうえで、 「PTSDを発症したとしても因果関係はない」 また、 「原告がわいせつな行為をされたと主張する時期からは20年以上が経過しており、賠償を請求できる権利はない」 と主張しました。 石田さんのうったえに対し全面的に争う姿勢をしめした教諭側。 |
(2019年4月26日 NHK北海道 20年余前“教諭から性被害”より)
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併せて、TBSニュースもご覧になっていただければ、と思います。
□2019年4月26日 TBS NEWS 「中学の教師から性被害」女性が実名で・・・法廷で証言(全4分12秒)
(再掲。石田郁子さん)
「わたしは、このままずっとこのことを黙って生きていくのはもう耐えられないな、と思いました」
香西咲さんも同じ思いでした。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年2月24日>
私は過去に最低な出逢いを経験している。親にも言えない最低な出逢い。 だけど人生が±(プラスマイナス)同じだけ振れる振り子だとしたら、生きる事さえ諦めなければこれから私は最高の出逢いを経験する。伸びしろも存分にある。絶対そう信じてる。 |
●香西咲さん
<2016年7月8日>
一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。
吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。 |
●香西咲さん
<2016年12月28日>
前事務所で受けてきた仕打ち、経緯が詳しく書かれています。 |
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悪党はかならず報(むく)いをうけます。
天寿を全うすることはできません。
かならず破滅します。
(再掲。)
「わたしみたいな当事者が出れば、ぜったいにその、本当にこういうことがあるんだ、というふうになるので、すくなくともそれを言うのは大人になった自分の責任じゃないかー」
石田郁子さんと香西咲さんの魂は赫々(かっかく)と輝いています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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