近年、人身取引、ということばを目にする機会が多くなりました。
人身取引はおおきく3つに分類されます。
性的搾取と労働搾取と臓器搾取です。
政府は従前より、ポスターやリーフレットを作成して周知をはかってきました。
文面を顧(かえり)みてみます。
人身取引対策のポスターとリーフレット
(※参考。内閣府)
平成17年(2005年)度
(※拡大版)
(再掲)
未来を奪わないで。
人身取引は、外国人女性等を連れてきて売春等を強要する国際的な組織犯罪です。 |
平成18年(2006年)度
(※拡大版)
(再掲)
トラフィッキングという言葉を、知っていますか?
それは、「人身取引」を指す国際語。 |
平成19年(2007年)度
(※拡大版)
(再掲)
気づいてください。 「買春」と「人々の無関心」が人身取引の原因であることを 海外で買った・・・ ●犯罪組織などが、人を売買し、売春や過酷な労働を強制しています。人身取引は、国際的な犯罪です。 被害者らしき人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、警察や入国管理局に連絡してください。 |
平成20年(2008年)度
(※拡大版)
(再掲)
「人身取引」という許せない犯罪
自由を奪われて涙を流している人がいる。 ●犯罪組織などが、人を売買し、売春や過酷な労働を強制しています。人身取引は、国際的な犯罪です。 被害者らしき人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、警察や入国管理局に連絡してください。 |
平成21年(2009年)度
(※拡大版)
(再掲)
「人身取引」の被害者は、海の向こうではなく、あなたのまわりもいる。
日本国内では今も「人身取引」によって、 ●売春や過酷な労働の強要により人を搾取する人身取引は、 被害者らしき人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、最寄りの警察や入国管理局に連絡してください。 |
平成22年(2010年)度
(※拡大版)
(再掲)
知ってください。 日本を「人身取引」の 目的地としないために。 ●売春や強制的な労働により人を搾取する人身取引は、被害者に対して 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成23年(2011年)度
(※拡大版)
(再掲)
それは、日本で実際に起きている。
STOP よその国の話ではありません。 ■売春や強制的な労働等により人を搾取することを目的とする人身取引は、 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成24年(2012年)度
(※拡大版)
(再掲)
だれか、 助けて! 人身取引は、 売春や強制的な労働等により人を搾取することを目的とする人身取引は、 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成25年(2013年)度
(※拡大版)
(再掲)
人身取引を許さない
気づいてください。 ●売春や強制的な労働等により人を搾取することを目的とする人身取引は、被害者に対して深刻な 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成26年(2014年)度
(※拡大版)
(再掲)
NO! 人身取引 知っていますか? ●売春や強制的な労働等により人を搾取することを目的とする人身取引は、 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成27年(2015年)度
(※拡大版)
(再掲)
日本でも、 人身取引が。 このような場面は、 ①数人の女性が同居するアパートに、毎日ワゴン車が迎えに来て、何処かに連れていき、帰宅は深夜である。一人では外出していないようだ。 ●人身取引とは、売春や強制労働などの搾取の目的で、暴力、脅迫、誘拐、詐欺などの手段を用いて、人を移動したり、隠したり、受け取ったりする行為であり、被害者に対して深刻な精神的・肉体的苦痛をもたらします。 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成28年(2016年)度
(※拡大版)
(再掲)
もしかして?
みなさんのまわりにこのようなひとはいませんか。 1 数人の女性が同居するアパートに、毎日ワゴン車が迎えに来て、何処かに連れていき、帰宅は深夜である。一人では外出していないようだ。 きづいてください ●人身取引とは、売春や強制労働などの搾取の目的で、暴力、脅迫、誘拐、詐欺などの手段を用いて、人を移動したり、隠したり、受け取ったりする行為であり、被害者に対して深刻な精神的・肉体的苦痛をもたらします。 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、 |
平成29年(2017年)度
(※拡大版)
(再掲)
えっ? この日本でも、 人身取引? 人身取引と児童買春は、重大な犯罪であり、国の内外を問わず処罰の対象です。 ●人身取引とは、売春や強制労働などの搾取の目的で、暴力、脅迫、誘拐、詐欺などの手段を用いて、人を移動したり、隠したり、受け取ったりする行為であり、被害者に対して深刻な精神的・肉体的苦痛をもたらします。 このような事例があります! SNSで SNSで知り合った家出中の日本人女性らをマンションに同居させ、根拠のない「罰金」を科して客と売春させ、その代金を搾取。 甘い言葉で 偽装結婚させて 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、最寄りの警察署や入国管理局に連絡してください。 |
平成30年(2018年)度
(※拡大版)
(再掲)
日本でも 人身取引は 身近な犯罪です! 約60%が日本人! 気づいてください! ネットでもモデル募集 日本での儲け話 脅して労働搾取 ●人身取引とは、売春や強制労働などの搾取の目的で、暴力、脅迫、誘拐、詐欺などの手段を用いて、人を移動したり、隠したり、受け取ったりする行為であり、被害者に対して深刻な精神的・肉体的苦痛をもたらします。 被害者らしい人を見かけたり、被害者が助けを求めてきたら、最寄りの警察署や入国管理局に連絡してください。 |
(※一部を拡大)
「モデル募集を装ったサイトを作成し、応募者にアダルトビデオの撮影に関する契約書への署名を強要して、撮影に応じさせ、その動画を販売」
政府は直近のポスターで、人身取引の事例として、AV出演強要を前面にかかげました。
政府の関心がいまどこに向いているのかがわかります。
(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。 (略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。 その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。 これには
と語った。 |
(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)
●香西咲さん
(略)、「流通する前に止めてほしい」とAにいいましたが、「ふざけるな。お前にいくらかかっていると思っているんだ」と怒鳴り散らされました。 |
(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。)
●香西咲さん
(AVデビュー作の)発売直前に「やっぱり嫌です」と言うと、「ふざけるな。ここまでお前にどれだけ(金が)かかっているんだ」と言う。 |
(※下図は、AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より。)
「ふざけるなと怒鳴られましたね」
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政府は2020年の東京オリンピックまでに人身取引を根絶すると宣言しています。
(2014年12月16日 犯罪対策閣僚会議「人身取引対策行動計画2014」より引用。)
●2014年12月16日 人身取引対策行動計画2014
そこで、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた「世界一安全な国、日本」を創り上げることの一環として、人身取引対策に係る情勢に適切に対処し、政府一体となってより強力に、総合的かつ包括的な人身取引対策に取り組んでいくため、「人身取引対策行動計画2014」を策定し、人身取引の根絶を目指すこととする。 |
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(再掲。平成30年【2018年】度のポスター)
「人身取引と児童買春は、重大な犯罪であり、国の内外を問わず処罰の対象です」
人身取引は重大な犯罪です。
度重なる警告にもかかわらず、アダルトビデオ業界は依然としてAV出演強要をおこなっています。
おそらくは、つぶれるまえにひと儲けをしよう、という肚(はら)なのでしょう。
せいぜいがんばって損害賠償で支払うおかねを稼いでほしいものです。
愚かなやつらです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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