AV出演強要。政府は、現在の法律を運用するのではなく、新法の制定に舵(かじ)を取りました。重罰を望みます。香西咲さん「私も強く期待しております」

昨年の12月のことです。
最高裁は、振り込め詐欺に関する高裁(第2審)の判決を覆(くつがえ)しました。

(参考。当ブログ)
2019年4月19日
2019年4月20日

(2018年12月11日 共同通信「最高裁、特殊詐欺受け子逆転有罪 『中身知らない』認めず」より、引用。)

2018年12月11日 共同通信

マンションの空き室で住人に成り済ました受け子が、荷物の中身が被害金だとは知らなかったと主張する事件は多く、判決は特殊詐欺の捜査や司法判断に影響を与えそうだ。

3日後の別の裁判でも、最高裁は、同様の判断をしめしました。
最高裁は突然、方針を変えたのでしょうか。
そうではないようです。

(2018年12月8日 毎日新聞「『受け子』無罪2件、最高裁見直しか 検察『中身、被害品と推認』」より、引用。改行を施しています。)

2018年12月8日 毎日新聞

昨年(2017年)12月には、警察の「だまされたふり作戦」で荷物を受け取った兵庫県の男(37)に同罪が成立すると認めるなど、相次いで受け子に対する厳しい判断を示している。

2年前から予兆がありました。
だまされたふり作戦
これはどのような所作なのでしょう。
群馬県警の説明がわかりやすいです。

群馬県警 警察からのお願い だまされたふり作戦にご協力下さい!

(再掲。群馬県警)

だまされたふり作戦とは?

皆さんの自宅に詐欺の電話がかかってきた際、相手に話を合わせ、情報を聞き出したり、警察に通報して、現金を取りに来た犯人を捕まえるために協力していただくことです。

警察はこれまで、「だまされたふり作戦」をもちいて犯人を逮捕してきました。

(例)

国民は「だまされたふり作戦」に対して喝采をおくりました。
秀逸な方略ですので。
裁判所の対応はつれないものでした。
「だまされたふり作戦」を一蹴しました。

(2016年10月5日 毎日新聞「だまされたふり作戦 『受け子』無罪、名古屋高検上告断念」より、引用。改行を施しています。)

2016年10月5日 毎日新聞

愛知県警の「だまされたふり作戦」で特殊詐欺事件の「受け子」として逮捕され、詐欺未遂罪に問われた埼玉県の自営業の男性(59)を1審と同じ無罪とした名古屋高裁判決について、名古屋高検は上告期限の5日、最高裁への上告を断念した。
高裁は「男性が共謀したと認めるに足りる証拠はない」として検察側の控訴を棄却していた。

別の事件もみてみます。

(2016年9月13日 日本経済新聞「詐欺『だまされたふり作戦』、受け子に無罪判決 福岡地裁」より、引用。改行を施しています。)

2016年9月13日 日本経済新聞

振り込め詐欺事件で被害者の協力を得る「だまされたふり作戦」で、送付された荷物を受け取った受け子役として現行犯逮捕され、詐欺未遂罪に問われた男性会社員(35)の判決公判が12日、福岡地裁であった。
丸田顕裁判官は「共犯として有罪とすることは許されない」として、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。

コトバンク(知恵蔵mini)もこの事件を紹介しています。

引用

2016年9月12日、福岡地裁は同作戦で受け取り役(受け子)として逮捕され、詐欺未遂罪に問われた兵庫県尼崎市の男性に対し、「言われた通りに荷物を受け取ろうとしたにすぎず、詐欺被害の金品と認識していたとは必ずしも言えない」との判断を示し、無罪判決(求刑・懲役3年)を言い渡した。

裁判所はなぜ、「だまされたふり作戦」で捕まった犯人を無罪にするのでしょうか。
理屈は簡単です。
既出の日本経済新聞の記事を参照します。

2016年9月13日 日本経済新聞

男性が荷物を受け取った行為についても、被害者が犯人逮捕に協力する意図で発送したものであることから「詐欺の要件に該当する実行行為ではない」と判断、「報酬に目がくらんだ非常識な行いと卑劣な心根は非難を受けるべき」としながらも、無罪と結論付けた。

広辞苑によりますと、詐欺罪とは、
人をだまして財物を交付させ、または財産上不法の利益を得、もしくは第三者にこれを得させる罪
のことです。
「だまされたふり作戦」の場合はどうでしょう。
被害者は騙されていません。
途中で詐欺と気づいて警察に相談しています。
錯誤が存在しないのですから、詐欺罪は成立しない、ということになります。

(再掲)
2018年12月8日 毎日新聞

昨年(2017年)12月には、警察の「だまされたふり作戦」で荷物を受け取った兵庫県の男(37)に同罪が成立すると認めるなど、相次いで受け子に対する厳しい判断を示している。

当該判決につきましては、産経新聞がくわしく報じています。

(2017年12月13日 産経新聞「振り込め詐欺、だまされたふりも罪成立 最高裁『受け子』に有罪」より、引用。改行を施しています。)

2017年12月13日 産経新聞

振り込め詐欺の捜査に協力した被害者がだまされたふりをして、現金受け取り役の「受け子」が逮捕された場合、受け子に詐欺未遂罪を問えるかが争われた刑事裁判の上告審決定で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は、同罪は成立するとの判断を示した。
こうした捜査手法は「だまされたふり作戦」と言われる。
これまで各地の裁判所で
実際にはだまされておらず、詐欺に当たらない
として、無罪とする判決が出るなど、判断が分かれていた。
第3小法廷は
「共犯者が(電話をかけて)だます行為をした後、詐欺を達成するため、箱の受け取りに関与した。被告は責任を負う」
と指摘した。

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ぼくの過去のツイートで恐縮です。
「法律の運用など時の政府の意向によっていくらでも変更することができます」
これが現実です。
内閣府消費者委員会の委員長をされていた河上正二さんは、国会でつぎのようにのべました。

(2018年5月15日 衆議院 消費者問題特別委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年5月15日 河上正二 青山学院大学法務研究科教授(前内閣府消費者委員会委員長)
音声の文字化は、筆者。)

 

 
まあ、わたしは、民法の専門なので、そちらのほうからしか申し上げられませんけれども、ひとまずは、当初の勧誘内容や契約条件と異なるAV出演の強要があるというような場合には、これは消費者契約上の取消権をまずみとめておいてやるということ。
これ大事でして、場合によってはクーリングオフのようなかたちで契約からすみやかに抜け出すということを可能にすることも考えられます。

で、場合によってはですけれども、契約書にサインをさせられて、そして、あるところに違約金条項が入っていて、そこに拘束されるというようなこともあるやにうかがっておりますので、そうした違約金条項についても無効化しておくということが必要だろうという気がするわけです。

ただですね、クーリングオフとか取消権とか、契約からの離脱というのは、
「これは、はなしがちがう」
というふうにわかった時点、あるいはそういうふうに言った時点ですけれども、だいたい手遅れであります。

ですから、それを考えると、実効性のある被害予防のためには、こうした出演強要行為があった場合には、一定の刑事責任、刑事罰で対応することが必要ではないかと思います。

 
(再掲。柚木道義議員)

これは密室のこともあって、警察による強要罪あるいは強制性交等罪の逮捕も実務上むずかしい、とも聞いておりまして

これは要件面でいま先生がおっしゃった問題が若干あるわけですので、その部分についてすみやかに検討して刑事罰を用意するという方向をひとつ考えないといけないのかなという気がいたします。

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(再掲。河上正二 前内閣府消費者委員会委員長)
要件面でいま先生がおっしゃった問題が若干ある

政府は、現在の法律を運用するのではなく、手っ取り早い方向に舵(かじ)を取りました。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
音声の文字化は、筆者。)

 

 
(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

 

 
このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

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政府は本気です。
2020年の東京オリンピックまでに害虫を一匹残らず始末しようとしています。
犯罪者たちに未来はありません。
言わずもがな、ですが。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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