ウートピがとりあげたAV出演強要に関する記事(その2)。最後に勝つのは香西咲さんです。「独立してまで続けた理由」「反撃に出るタイミングを見計らっていました」

昨日、情報サイトのウートピに掲載されたAV出演強要の記事を参照しました。

(参考。当ブログ)
2019年4月8日

ウートピはAV出演強要被害が公然化する前から業界の手口について警句を発していました。

ウートピ

2015年7月30日 女子大生を騙し強制的にAV出演 性を売る文化が発達する日本の「人身取引」の実態

2015年7月31日 「中学生の弟も性被害に遭った」 被害者5万4,000人にも上る、日本の性的搾取の実態

本日は、以下の記事をみてみます。

ウートピ

2015年10月1日 AV出演拒否で2460万円請求裁判の女性勝訴 「契約してしまっても諦めないで」

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(2015年10月1日「AV出演拒否で2460万円請求裁判の女性勝訴 『契約してしまっても諦めないで』」より、引用。)

2015年10月1日 ウートピ

「AV出演を強要される女性が続出している」。
2014年の夏、そんなネット記事が話題になった。
記事内では出演を拒んだ女性がプロダクションから2460万もの違約金を請求されたという事案が紹介されている。

(※2015年9月29日の記者会見より)

ついにはAVに出演させられ、新たな契約も結ばされた。
その契約書にはアダルトビデオ出演の旨が記されていたが、被害者は既に出演しており、また撮影のショックで疲労困憊状態であったことから、拒否する気力も失われていた。

被害者はその後も「終わりにしたい」と申し出たが、今度は1000万の違約金がかかるとし、「あと9本の撮影を終えれば発生しない」と出演を強要。
ここで被害者は支援団体「PAPS」の存在を知って相談を持ちかけ、あらためて出演を拒否、書面での契約解除も求めたが、プロダクション側は弁護士(宮本智)を雇い、2460万の違約金支払いを求める訴訟を起こした。

2460万という請求金額の内訳は、撮影キャンセルに伴う損害が80万、売り込みのために要した経費が400万。
大半を占める残りの1980万円は、1本につきプロダクションが得られるはずだった報酬220万円×9本分だという。

裁判はどうなったのか。
伊藤弁護士ら代理人と、ポルノ・性暴力の被害者を支援する民間団体「PAPS (ポルノ被害と性暴力を考える会)」の世話人・宮本節子さんは(2015年)9月29日に記者会見を行い、結果と経緯を報告した。
裁判所は
「アダルトビデオへの出演は、出演者である被告の意に反して従事させることが許されない性質のもの」
であることなどを理由に訴えを退けた。

(参考)
2015年9月9日 東京地方裁判所 判決文(※提供は内閣府。)

女性は支援団体への相談前は「契約書があるかぎりは、私には自由など存在していない」と思い込み、また「プロダクションの言いなりにならないと、身の危険を感じることもあった」という状況のなかで、死にたいと思うほど追い詰められていたという。

また、PAPSと同時に警察にも相談したが、対応した男性(警官)から「あと2本出演したらどうか」と軽々しく言われ、心理的な傷を負ったことも明かされている。

あと2本出演したらどうか
この件は国会でとりあげられています。

2016年3月11日 衆議院 内閣委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

(2016年3月11日 衆議院 内閣委員会「会議録」より、引用。)

池内さおり 衆議院議員(日本共産党)

2015年9月に、AVに出演を強要された女性が契約不履行として損害賠償を求められた裁判で、損害賠償の必要はないとする、とても注目すべき判決が出されました。
重ねて言いますが、判決は、AVへの出演は、原告、これは芸能プロダクションのことですけれども、この原告が指定する男性との性行為をすることを内容とするものであるから、被告、これは女性の方です、この意に反して従事させることが許されない性質のものである、このように決して、契約解除が正当であるというふうに述べました。

これは本当に私は画期的な裁判だったと思います。
契約書があるからAVへの出演は拒否ができない、多額の違約金を払うことができないのでやむなく出続けなければならないというふうに沈黙をずっと強いられてきた、声を上げることさえもできなかった女性たちにとって、本当に大きな力となる判決だと思います。

これまで、被害者が弁護士に相談に行っても、多くの弁護士は、外形的な契約行為が整っているからということを理由に引き受けないことが多かった。

この裁判の当事者の女性は、もちろん逃げたわけですけれども、芸能プロダクションが自宅まで追いかけてきて、実力で身柄を拘束しよう、奪還しようとしたそうなんですね。

この案件で警察に相談に行ったら、何と警察からは、双方から話を聞いた後で、
契約書があるんだったら仕方がない、あなたは契約しちゃったんでしょう、だったらこの芸能プロの要求に応じてあと2本出たらどうか
というふうに言ったそうなんですね。
とんでもないと言わなければならない。
被害者を守るべき立場の人でさえ、今こうした認識なわけです。

河野太郎 国家公安委員長

まことに申しわけございません
きちっと警察がこうした案件に対応できるように、全国の都道府県に対してしっかりと通知、指導してまいりたいと思います。

このあと警察は、対応を180度変えました。

(参考。警察庁)
アダルトビデオ出演強要問題に対する警察の取組
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(再掲。ウートピ)
ここで被害者は支援団体「PAPS」の存在を知って相談を持ちかけ、あらためて出演を拒否、書面での契約解除も求めたが、プロダクション側は弁護士(宮本智)を雇い、2460万の違約金支払いを求める訴訟を起こした

上述のプロダクション側の弁護士の所行に対して、海野さん(仮名)というかたが懲戒を申し立てました。
先日、日弁連は、最終判断をしめしました。
棄却です。
海野さんの請求はみとめられませんでした。

2019年3月11日 日本弁護士連合会 懲戒委員会

当委員会が、当委員会における対象弁護士の審尋結果を含め審査した結果、同議決書の認定と判断に誤りはなく、同弁護士会の決定は相当である。
よって、本件異議の申出は理由がないので棄却するを相当とし、主文のとおり議決する。

なお、本件については、本件出演契約に基づき、9回出演しなければならないことを前提とした逸出利益を含む高額の損害賠償請求をした点には問題があり、戒告の処分とすべきとの意見が相当数あったことを付言する

いまはまだ、AV出演強要等を処罰する法律が制定されていません。
戒告の処分とすべきとの意見が相当数あったことを付言する
ここまでが限界なのでしょう。
新法の制定が待たれます。
海野さんは消沈していません。
あらたな懲戒請求を考えているようです。
手の内を明かすことになりますので、詳細は秘します。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月23日

(前略。)
数年前は監視が酷かったから。
少しネガティヴ吐いただけで相手方弁護士から電話かかってきたり。
監視は今も無くはないけど。

香西咲さん
2018年2月20日

画像ももちろん
精神も身体も引き摺って生きて行く時間の方が長いです。
理解して下さる人はなかなか少ないのが現実。
#青木亮 と弁護士は到底理解しようとしない。
生き地獄。

香西咲さん
2018年11月14日

コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。

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(再掲。香西咲さん)
#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました

すごいかたです。
オリンピックまでに人身取引で暴利を貪っている極悪は殲滅されます。
香西咲さんの戦いもおわります。
最後に勝つのは香西咲さんです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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1 thought on “ウートピがとりあげたAV出演強要に関する記事(その2)。最後に勝つのは香西咲さんです。「独立してまで続けた理由」「反撃に出るタイミングを見計らっていました」

  1. 海野

    ご紹介有り難うございます。
    懲戒委員会の構成メンバーが2弁が1名・宮本智弁護士の同期が2名で
    最初から3名は懲戒処分にするなという意見に傾くと思います。
    戒告にするべきだという意見は、朝日新聞論説委員・法律学者・裁判官・
    検事だと思います、基本的に弁護士の方が多いので、弁護士の権限が
    弱くなることに関しては抵抗があるんじゃないかな?
    https://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii/36888384.html?__ysp=5byB6K235aOr6Ieq5rK744KS6ICD44GI44KL5LyaIO%2B8oe%2B8tuaHsuaIkuWnlOWToeS8mg%3D%3D
    https://t.co/FhSOFVV0pR

    2つのサイトで本件の紹介があります。

    弁護士業界もAV業界と同じで、自助作用が弱いですし、弁護士の不正は多いです。
    職務怠慢・預り金の横領・事件放置から、宮本のような無茶な訴訟行為・非弁提携
    犯罪者に飼われる弁護士達・具体的に言えば、特殊詐欺や地面師グループに協力する
    弁護士達。弁護士は悪に染まりやすい職業です、今回の懲戒請求において処分する
    ことにより、善悪の区別を弁護士達に理解させるうえでも、せめて戒告にするべき
    だったかと思います。

    それでも、訴訟行為が懲戒処分原因になる可能性があった本件事案は極めてレアケースです。
    それだけ、宮本智弁護士の提起した事件内容が悪質だったということです。

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