第98回女性に対する暴力に関する専門調査会の議事録(その1)。香西咲さんはひとの痛みがわかるかたです。「#MeTooがひとり歩きしてるように感じるのは私だけ?」

1月21日に、第98回女性に対する暴力に関する専門調査会が開催されました。
議題は、セクシュアル・ハラスメントについてです。
議事録を読みました。
示唆に富む発言が散見されます。
一部を引用させていただきます。

2019年1月21日 第98回女性に対する暴力に関する専門調査会 議事録

引用
<19ページ>
山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)

私は#Me Too運動よりも、同時に起こったタイムズ・アップ運動のほうに関心を持っています。

タイムズ・アップ運動
とはどのような運動なのでしょうか。

山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)

それはハリウッド映画出演契約をめぐる運動でありますが、出演契約は労働契約でありませんので、公民権法第7編の適用はありません。

公民権法につきましては、過日の当ブログをご覧ください。

(参考。当ブログ)
2019年2月28日

JNPC(日本記者クラブ) 「セクハラ問題の30年」角田由紀子弁護士 2018.6.25

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)
(※音声の文字化は筆者)

で、アメリカ法は、あの、ご存じのように「Civil Right Act 1964」て、市民的権利に関する64年法、ってあるんですね。
これ、公民権法、って訳されることが多いと思うんですけど、ちょっと、公民権法、と言うと、なんか参政権みたいでただしくない、というふうに言われて、最近は、市民的権利に関する法律、って日本語がつかわれるんですけども。
これはですね、もともとどういう法律だったかと言いますと、そこでセクシュアル(セクシャル)ハラスメント、性差別の禁止も入っているんですけど、もともと人種差別のための法律だったんです。
で、裁判所に、不法行為の枠内であるけれども救済すべき事案だということを理解してもらおうと思って、あれこれあれこれやったわけです。
だからもちろん憲法14条もそうだし、女性差別撤廃条約もそうだし、関係のありそうな根拠をですね、いろいろあげて、そして外国ではどうなっているかということもふくめてですね。
たとえばアメリカのさっき申し上げた(「Civil Right Act 1964」の)タイトルセブン(第7編。人種や性別による雇用差別の禁止規程)とかね、そのもとでの雇用平等委員会でのセクシュアル(セクシャル)ハラスメントについての定義とか。
まあ、あの、役にたちそうなものはですね、なんでもかんでも証拠として裁判所に出したということをやったわけなんですね。

(再掲。山﨑文夫教授)
出演契約は労働契約でありませんので、公民権法第7編の適用はありません

上述のとおり、公民権法第7編は、人種や性別で雇用上の差別をすることを禁止する規程です。

山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)

そうすると、被害者が加害者に対して刑事告訴して責任追及するか、不法行為で損害賠償を請求するしかありません。
そういうことを始めている人たちもいます。

ところが、そういう手続をとるためには弁護士が必要なので、その資金を出すために、タイムズ・アップ運動はハリウッドの女優さんたち300人が日本円でおよそ15億円を寄附してタイムズ・アップ・リーガル・ディフェンス・ファンドという基金をつくって、昨年4月から弁護士の費用を出すなどという活動を始めております。

当初は映画界に限定した運動だったのですが、批判を受けて、それ以外の分野の人たちにも費用を援助する活動を始めております。
訴訟をするためには弁護士を雇わなければいませんから、財政的な援助が必要だということで運動が行われております。

昨年4月から弁護士の費用を出すなどという活動を始めております

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月26日

罪を犯した人を訴える為にお金がかかる…
そりゃあ被害者が泣き寝入りするのもわかる。

香西咲さん
2018年1月10日

私も苦労してるけど
所属AV女優は弁護士を雇うだけの給料もまともに貰えていない人が大半だと思うと泣き寝入りするしか術がないですよね。

日本にはいちおう、法テラスという機関があります。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年9月6日

弁護士に依頼するって一般人には金銭的負担が大きいですね。着手金だけで数十万(半ば?後半)+成果報酬。

法テラスは預貯金180万円まで、収入二十万円までとかまた極端だし。

贅沢品だ。

日本でも「タイムズ・アップ運動」が広がることを期待しています。

<21ページ>
小西聖子 委員(武蔵野大学人間科学部長)

意見のところで言おうかと思っていたのですけれども、今回ハラスメントに関して、法律では雇用機会均等法と労働施策総合推進法ということですから、要するに、雇用者を対象としていますね。

山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)

(略)、職場外の問題について規制するためには、刑事法を改正して規制するか、民法の不法行為で新たにセクシュアル・ハラスメントという不法行為類型をつくって、それで職場を問わず民事的に規制するという手段しかないと思うのです。

ただ、それには、先ほど紹介しましたように、我が国の場合、民法709条を柔軟に使って処理してきたものですから、民法に特定の不法行為の類型というものはないのです。

(参考。民法
第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う

山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)

そういう国にいきなりセクシュアル・ハラスメントについて不法行為類型をつくるということになると、かなり学問的に、特に民法の人たちの中で議論してもらわないといけないと思っております。

AV出演強要の場合は与党の公明党が法規制をもとめています。
政府はこの要望に応えるため、万遺漏なく作業を進めています。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

小西聖子 委員(武蔵野大学人間科学部長)

私、法学者ではないのでその辺がよくわからないのですけれども、それでも、柔軟な法律(民法709条)というのはある意味では柔軟に使えていいわけですが、そうすると社会通念とか、平均的な人が差別意識を持っている場合には非常に害があることもあると思うのです。
そういうものをクリアしていかないとこの問題は解決しないのではないかと思うので、何か法的にこうすればいいというものがあったら、またぜひ教えていただければと思います。

山﨑文夫 参考人(平成国際大学名誉教授)

セクハラにつきましては、民法709条は抽象的ですから、一般の人にはわかりにくいです。

(参考。民法
第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う

しかし、福岡セクシュアル・ハラスメント事件判決から約30年たちますけれども、数百件の民事判例が出ておりますので、大体こういうことをすれば損害賠償は幾らぐらいということがわかってきまして、しかも、最近は治療費や休業補償、精神的なショックに対する慰謝料は高額化しておりますから、かなり判例としては整ってきているのです。

ただ、それは一般の人はなかなか理解しませんね。
これをどうやって知らせるかという問題がありますね。

アダルトビデオ業界は伏魔殿(悪事や陰謀などが絶えずたくらまれている所)です。
最近は治療費や休業補償、精神的なショックに対する慰謝料は高額化しております
業界は、AV出演強要だけでなく、セクハラの件でもうったえられることでしょう。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年5月3日

セクハラに本気で悩んで憔悴してる人がこれを見て何を思うのだろう?
「私も!」とはなれないと思う。
#MeToo がひとり歩きしてるように感じるのは私だけ?

野党は、日本共産党以外、不要です。
政党は自民党、公明党、日本共産党だけでじゅうぶんです。
あとは消えてほしいです。

(再掲。香西咲さん)
セクハラに本気で悩んで憔悴してる人がこれを見て何を思うのだろう? 『私も!』とはなれないと思う。#MeTooがひとり歩きしてるように感じるのは私だけ?

香西咲さんはやさしいかたです。
ひとの痛みを自分のことのように感じておられます。

(再掲。山﨑文夫教授)
福岡セクシュアル・ハラスメント事件判決から約30年たちますけれども、数百件の民事判例が出ておりますので、大体こういうことをすれば損害賠償は幾らぐらいということがわかってきまして、しかも、最近は治療費や休業補償、精神的なショックに対する慰謝料は高額化しておりますから、かなり判例としては整ってきているのです

セクハラの被害に遭ったひとは泣き寝入りをせずに訴訟を提起してほしいと思います。
勝てますので。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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