本日も性暴力に関する大藪順子さんの論説をみていきます。
(参考。当ブログ)
・2019年3月22日
・2019年3月26日
・2019年3月27日
・2019年3月28日
・2019年3月29日
(2011年11月28日 第60回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
●大藪順子さん
私は、少子化の問題と性犯罪というものが、特に日本ではすごく絡んでいると思います。 私は帰国するたびにいろいろな被害者の人たちに「実は私も」という話を聞かされます。 私には6歳の子どもがいるのですけれども、私の子どもを見て、ああ、私にもこれが可能なのだと半分泣きながら私に言ってくれる人もいるのです。 ですから、被害に遭った自分は汚い存在だから、私はもうあかんのやと思ってあきらめている人がどれだけ日本にはいるのだろうと思います。 それが少子化に拍車をかけているという事実があるのではないかと思います。 |
(再掲。大藪順子さん)
「私は帰国するたびにいろいろな被害者の人たちに『実は私も』という話を聞かされます」
現在、日本には、どれくらいの被害者が存在しているのでしょうか。
内閣府は3年に一度、性暴力に関する調査をおこなっています。
直近の資料を参照します。
(2018年3月 内閣府「男女間における暴力に関する調査(平成29年度調査)」より、引用。)
●2018年3月 内閣府
これまでに、相手の性別を問わず、無理やり(暴力や脅迫を用いられたものに限らない)に性交等(性交、肛門性交又は口腔性交)されたことがあるかを聞いたところ、「1人からあった」が3.9%、「2人以上からあった」が1.0%で、被害経験のある人は4.9%となっている。
性別にみると、被害経験のある女性は7.8%、男性は1.5%となっている。 |
女性の7.8%が、強姦をされた経験がある、と答えています。
●2018年3月 内閣府
性・年齢階級別にみると、無理やりに性交等の被害が『あった』という人は女性の20 歳代から50 歳代で1割近くなっている。 |
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●2018年3月 内閣府
また、被害にあったのはいくつのときか聞いたところ、「20 歳代」が49.4%と最も多く、次いで「30歳代」(22.0%)、「18 歳・19 歳」(14.0%)、「小学生のとき」(12.2%)などとなっている。 |
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●2018年3月 内閣府
無理やりに性交等された被害があった人(164 人)に、その被害による生活上の変化を聞き、何らかの変化があったと回答した人を『生活上の変化あり』としてまとめた。
『生活上の変化あり』は、70.1%で、女性が70.2%、男性が69.6%となっている。 |
生活上の変化の内容をみると、「加害者や被害時の状況を思い出させるようなことがきっかけで、被害を受けたときの感覚がよみがえる」(21.3%)が最も多く、次いで「異性と会うのが怖くなった」(17.7%)、「夜、眠れなくなった」、「誰のことも信じられなくなった」(16.5%)などとなっている。 |
「生活上の変化の内容」
詳細は以下のとおりです。
<強姦された女性の場合>
□23.4% 「加害者や被害時の状況を思い出させるようなことがきっかけで、被害を受けたときの感覚がよみがえる」
□18.4% 「異性と会うのが怖くなった」
□17.0% 「夜、眠れなくなった」
□16.3% 「誰のことも信じられなくなった」
□14.9% 「自分に自信がなくなった」
□14.2% 「心身に不調をきたした」
□10.6% 「人づきあいがうまくいかなくなった」
□10.6% 「外出するのが怖くなった」
□10.6% 「仕事( アルバイト) をしばらく休んだ・やめた・変えた」
□9.2% 「生きているのが嫌になった・死にたくなった」
□9.2% 「携帯電話の電話番号やメールアドレス、SNSのアカウントを削除した・変えた」
□5.7% 「転居( 引越し) 、別居した」
□2.8% 「学校・大学をしばらく休んだ・やめた・変えた」
強姦によって人生を破壊されたということがわかります。
上述のとおり大藪順子さんは、第60回女性に対する暴力に関する専門調査会で、強姦と少子化の関係についてのべました。
「少子化の問題と性犯罪というものが、特に日本ではすごく絡んでいると思います」
「それが少子化に拍車をかけているという事実があるのではないかと思います」
と。
強姦は国家に対する大罪でもあります。
同専門調査会において番敦子弁護士が瞠目(どうもく)させられる発言をしました。
(2011年11月28日 第60回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
●番敦子 弁護士
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(再掲。番敦子 弁護士)
「特に弁護士なのですけれども、性犯罪・性暴力の被害者に対する損害賠償の適正額を低く思っている人がおります」
「現実に民事裁判では、1,000 万円以上の慰謝料、プラス遺失利益等、2,000 万円を越える損害賠償額が認められたケースを複数知っております」
人生を破壊されたうえに泣き寝入りをする。
このようなことは避けたいものです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2015年7月11日>
性犯罪に関して数人の弁護士を訪ねたことがあるが、殆ど皆口を揃えて『立件が難しい』で終わらされる。 それ以上親身になってくれる弁護士はほとんどおらず、大半は泣き寝入りが現状。 |
●香西咲さん
<2017年11月15日>
私からすればAV女優もAVライターも外から見たら変わらない仕事だと思うんだけどなぁ。 10数年?AV村に居座ってる時点で騙されて入ってきた女優よりは比較するまでも無く、単なるAV業者の人間でしかない。 謝ってください。書面で。 私は泣き寝入りはしませんよ。 |
●香西咲さん
<2017年11月29日>
契約書を交わすまでに何度も突き返しているので手帖見ても分かりにくいかも知れませんね。 疑問点等があればいつでもどうぞ。 どうか他の被害者さんも泣き寝入りしません様に… |
●香西咲さん
<2018年6月22日>
≪重要!!≫ 別の弁護士さんに確認したところ、 強姦罪、強要罪は時効がなくなったらしいです。 但し立証するのが難しいので根気よくお付き合い下さる弁護士さんを見つけ、長期戦の覚悟で。 被害に遭われた方、泣き寝入りしないで下さい! |
●香西咲さん
<2017年12月13日>
何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。 皆様お力添えをどうかお願い致します。 |
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香西咲さんの選択は賢明です。
最後、悪は滅び、正義が勝ちます。
少子化の元凶をこのままにしておくことはゆるされません。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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