大藪順子さんがうけた性暴力被害(その5)。大藪さんは、「忘れる必要はないと思っています」とおっしゃいます。香西咲さんは逃げずに被害と向かい合いました

フォトジャーナリストの大藪順子さんは1999年に、アメリカで、強姦の被害に遭いました。

(参考。当ブログ)
2019年3月22日
2019年3月26日
2019年3月27日
2019年3月28日

2年後の2001年、大藪順子さんは、
「性暴力被害者たちの素顔 STAND」
という題名の写真展をはじめました。

(2011年11月28日 第60回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

大藪順子さん

私は、70人近くの被害者の方々にアメリカとカナダでお会いしてきました。

去年(2010年)は6人、日本にいらっしゃる被害者の方々ともお会いすることができまして、その方々の写真を撮らせていただいて、その方々が実名で私も出たいということを言ってくださったので、御協力いただいて、このプロジェクトを続けているわけです。

写真展は現在もつづいています。

大藪順子さん

どうして被害者が実名で自分の顔を出したいか、自分の話をしたいかということですけれども、一般的には不思議だと思います。
でも、被害者一人ひとりの気持ちとしては、一番多かったのは、私の経験、起こってはいけないことが起こったからには、それには何かの理由があるはずだ。
その理由を探している人がすごく多かったと思います。
もし、それが私と同じような状況の中で1人で泣いている人がいたら、その人にあなたも大丈夫よと声をかけてあげたいという気持ちなのかなと。

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性暴力をうけると被害者のかたはその後、自分自身を大切にしなくなる、と言われています。

大藪順子さん

この彼女は、マイコさんと言いますけれども、下校中に警察を装った男に路地裏とかに連れ込まれまして、そこで性虐待を受けた人です。
それ以来、彼女は自らテレクラとかに電話して、夜な夜な全く知らない人に自分の身をゆだねる。
それも自傷行為の一つだと私は思いますけれども、性暴力の被害者に多い行動パターンです。
自傷行為をする人が非常に多いです。
カズミさん、大阪の方ですけれども、彼女も自爆行為というものを続けていたと言います。
でも、自分で自殺はできないから、出会い系で出会った人に殺してもらおうみたいな形で、いつも出て行っていた人でした。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2014年7月4日

みんなに指摘された通り、
今までの私は自分を大事にしてきませんでした。
辛い事も理不尽な事も全部自分が我慢すれば良いと思ってました。
自分で自分を痛めつけてました。

それじゃいけないって気づいたのは本当に最近です。
これからは自分を労わります。

精神科医の和田秀樹さんはつぎのようにのべています。

(2018年7月13日 週刊プレイボーイ「性依存症告白漫画作者×精神科医・和田秀樹対談【前編】――映画『私は絶対許さない』に込められた意図とは」より、引用。改行を施しています。)
(※参考。当ブログ

和田秀樹さん(精神科医)

レイプによって”生きている時間の連続性が断たれた”結果、雪村さんのように性産業に自ら身を投じ、そのなかでしか生きられなくなってしまう人も多い。
似たようなところで、昨今話題の「AV強要問題」も根っこは共通しているパターンがあるのではないでしょうか。

AV強要といっても、その後何本もAVに出演しているじゃないか。本当に強要されたのか?
という意見がありますが、”最初のAV出演”がある意味レイプのようなモノだと考えれば、そこでその女性の人格の連続性が断たれてしまっているわけですから。

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大藪順子さんの論説にもどります。

大藪順子さん

被害体験を通して何かすることによって、自分の過去に意味を見出すことができます。
そしてその人は自分の今までの人生がむだではなかったと思える。
そうなったときに、その人の歩みというのはすごく変わってくるのかなと思います。
そんな、いつまでも過去のことをうじゃうじゃ言って、いいかげん忘れなさいよという助言をする人もいるのですけれども、そういうトラウマを負ってしまうと、忘れられるわけがないのです。
でも、私は正直、忘れる必要はないと思っています。
逆にそれを踏まえて、そこにどういう意味があるのだろうかと考えてることができたら、その人の歩みは変わると思います。

(再掲。大藪順子さん)
忘れる必要はない

香西咲さんのツイートを参照します。

香西咲さん
2017年6月2日

辛かったよぉ
事件の出来事を4回、
同じ事を細かく反復して先生に話して、それを録音したものを毎日聞くのです。
沢山泣いてきた。
3ヶ月後には元気になっています様に。

香西咲さん
2017年6月2日

明日は認知行動療法治療の日。
最近本格的に辛い部分に入ってきて憂鬱。思い出したくない事を事細かく現在進行形で話して、それを繰り返し話して、
更に毎日それを聞かなきゃ行けないのです。
あの時の記憶が鮮明に蘇ります。

こんな私に根気強く向き合って下さる先生方には感謝しかないです。

香西咲さん
2017年10月6日

毎週の認知行動療法で
強要を受けた部分を思い出しながら進行形で4回話し、それを毎日聞いてますからね。消化出来てるのでしょうか。

香西咲さん
2017年10月14日

認知行動療法から帰ってきて
ご飯も食べずに寝てしまった…
過去の事ほじくり返されるのは本当に疲れる。

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香西咲さんは被害と向かい合いました。

大藪順子さん

被害者の人が実際にまた立ち上がって自立して、自分らしさを取り戻して自活していくことができるようになるには、その人自身の意識改革がすごく必要になってくると思うのです。

香西咲さん
2017年11月20日

認知行動療法が終わって、だいぶ目の前の状況に向かい合える様になりました。
洗脳ノートとか見直すと酷い…

私は複雑過ぎた洗脳過程をしっかりまとめて同じ被害が起きぬ様後世に伝えたいと思います。

写メは事務所を辞めたいのに何度言っても辞めさせてくれなかったので弁護士を介入した時のもの。

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(再掲。大藪順子さん)
自分らしさを取り戻して自活していくことができるようになるには、その人自身の意識改革がすごく必要になってくる

意識改革に加えて、犯人を処罰するということが重要です。
AV出演強要の場合は行為者が特定されています。
背後には弁護士もいます。
2020年に日本でオリンピックが開催されます。
オリンピック前のイベントが楽しみです。
人身取引をおこなっている害虫の捕獲というイベントが。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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