本日も大藪順子さんの論説についてふれます。
(参考。当ブログ)
・2019年3月22日
・2019年3月26日
・2019年3月27日
大藪さんはフォトジャーナリストです。
おもにアメリカで活動をされています。
強姦の被害をうけて以来、性暴力の被害者の方々の写真展示と、性被害に関する講演活動もおこなっています。
一昨日と昨日にひきつづき、内閣府の専門調査会における大藪さんの発言を参照します。
(2011年11月28日 第60回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
●大藪順子さん
日本は、世界から見ると、外から見ると、何てすばらしい。 街は散らかっていないし、テクノロジー的にもすごい国と見られていると同時に、日本は非常にアダルト大国なわけです。 たくさんのアダルトビデオが、しかもすごく非道なものが世の中に出回っている、世界に出回っています。 そういった意味でも、日本は実を言うとすごく有名です。 たまにアメリカに住んでいて、日本人でいることが恥ずかしいなと思うこともあります。 その規制がすごく必要だなと私は感じています。 それはだれを守るために必要なのかというと、子どもたちを守るために私は必要だと思います。 |
(再掲。大藪順子さん)
「(アダルトビデオの)規制がすごく必要だ」
大藪さんは2011年に開催された内閣府の専門調査会でこの発言をしています。
当時は民主党政権です。
あらためて書くまでもなく規制はおこなわれませんでした。
野放しです。
民主党が政権を握っていた2009年から2012年までの3年間は、暗黒の時代、です。
(再掲。大藪順子さん)
「子どもたちを守るために私は(アダルトビデオの規制が)必要だと思います」
現在もAV出演強要被害の話題がかまびすしいです。
大藪さんは、
「子どもたちを守るため」
とおっしゃいました。
内閣府が作成した平成30年版の「子供・若者白書」に以下の記述があります。
(内閣府「平成30年版 子供・若者白書」より、引用。改行を施しています。)
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安倍政権はいま、あらたに法律を制定してAV出演強要を根絶しようとしています。
もちろん、出演強要の規制だけでおわるとはだれも思っていません。
(再掲。大藪順子さん)
「(アダルトビデオの)規制がすごく必要だ」
「子どもたちを守るために私は(アダルトビデオの規制が)必要だと思います」
もちろんそのようなことになるでしょう。
(再掲。大藪順子さん)
「アメリカに住んでいて、日本人でいることが恥ずかしいなと思うこともあります」
2020年に日本でオリンピックが開催されます。
世界各地から大勢のひとたちがやってきます。
そのときまでにアダルトビデオ業界が殲滅されるのは必定です。
●大藪順子さん
例えば、私がこの間行ったコンファレンスがボルチモアでありましたけれども、そのときにキーノートスピーカーという一番代表的なスピーカーの方が話の中で、日本のゲーム会社が数年前に出したレイプレイという名前の強姦をゲームにしたものの話が出ました。 そんなゲームがアマゾンかどこかで売り出していたのですね。 それが世界的に、アメリカとかヨーロッパとか、いろいろな女性団体から批判を受けて販売中止にしましたけれども、YouTube とかアンダーグラウンドで、まだまだ見られ続けているわけです。 そういうことが出てきます。 |
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●大藪順子さん
こういうことをどうして日本は規制しないのかと、日本人の私に聞くわけです。 そうですよねと、私は何も言えないわけですけれども、そういう規制の弱さというのが、日本の世論といいますか、日本の性暴力に対する姿勢にもあらわれているのかもしれません。 日本にはいろいろな課題があると思います。 |
現在、AV出演強要対策をとりさばいているのは、菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官です。
たとえば以下の発言があります。
(2018年3月26日 第4回関係府省対策会議「議事録」より、引用。)
●2018年3月26日 菅義偉(すがよしひで) 内閣官房長官
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以前、ネットで、以下のような書き込みがあったようです。
あるかたから教えていただきました。
DMMの亀山と森元総理は同郷であり、親しい間柄である。
森と安倍総理は同じ派閥(清和会)である。
安倍総理は森の意向を汲んでアダルトビデオ業界に手心を加えるであろう、と。
このことを知ったとき、思わず吹き出してしまいました。
先述のとおり、AV出演強要対策を差配しているのは菅長官です。
ここでひとまず、出演強要の件は措(お)きます。
政務全般について官僚はどちらの言うことを聞いているのでしょうか。
どちら、と言うのは、安倍晋三内閣総理大臣と 菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官のことです。
(2019年1月10日 NEWSポストセブン「菅義偉氏 『官房長官兼幹事長』就任なら次期総理の座は盤石」より、引用。改行を施しています。)
●2019年1月10日 NEWSポストセブン
いまや官邸では安倍側近の政治家やブレーン、官僚たちが「政権末期」と判断して首相より菅氏に“忠誠”を示す動きが目立つ。 参院選の自民惨敗を前提に「そうなれば菅内閣が近づく」(安倍側近)と敗北を期待するかのような声まで聞こえてくる。 |
「官僚たちが『政権末期』と判断して首相より菅氏に“忠誠”を示す動きが目立つ」
新聞各紙も折に触れて似たようなことを報じています。
森元総理がいるからアダルトビデオ業界は安泰である。
政治音痴の妄言にはあわれみすら感じます。
出演強要対策について菅長官は、官僚の面前でこう言っています。
(第4回関係府省対策会議より)
「若年層の女性に対する性暴力被害の実態は依然として深刻な状況にある」
「一段と強化・拡充を図っていただく」
と。
もう結果は見えています。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年7月2日>
親は普通のサラリーマン。借入してまで大学出してくれた。 言わば私だけでなく家族も犠牲にして少なく見積もって7000万円は荒稼ぎし、家族の人生を台無しにした #青木亮 にやってもらわないとね。 #坂上孝志 #大樹総研 #矢島義也 |
●香西咲さん
<2017年11月19日>
当然人にした事も全て自分に返ってくる。 要するに 人の裸で飯食ってる奴はろくな死に方しない。 |
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人間のクズの最期が近づいてきました。
(再掲。大藪順子さん)
「アメリカに住んでいて、日本人でいることが恥ずかしいなと思うこともあります」
もうすぐその思いから解放されます。
2020年は輝ける年となりそうです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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