本日もPANSAKU(ぱんさく)の山本恵子(ぱん)さんの性暴力被害についてみていきます。
(参考。当ブログ)
・2019年3月15日(その1)
・2019年3月16日(その2)
・2019年3月17日(その3)
・2019年3月18日(その4)
(2012年3月 静岡犯罪被害者支援センター「支援センターだより 32号」より、引用。改行を施しています。)
□2011年11月26日 犯罪被害者当支援講演会inしずおか2011 第2部 ライブ&トーク
●2011年11月26日 山本恵子(ぱん)さん
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山本恵子(ぱん)さんが強姦されたのは、2004年7月15日です。
当時、強姦罪の時効は7年でした。(※注 現在は、10年です。)
山本さんの事件は2011年7月15日をもって時効となります。
時効の17日前に山本さんは、以下のブログを書いています。
(2011年6月30日 PANSAKUのブログ「岡山ライブ日記(時効の話)」より、引用。)
●2011年6月30日 山本恵子(ぱん)さん
今年、2011年7月15日、 私の事件は、一般的な性犯罪の中では 犯人に結びつく多くの証拠(犯人のDNA、足跡、指紋、防犯カメラの映像・・) があると言われたにも関わらず、 犯人は捕まらないまま、ついに時効を迎えようとしている。 |
時効になったら、犯人は「罪」から解放されてしまうんじゃないか。 この事件の結末は、 彼が「勝利者」で、私は「敗北者」なのかな。 |
この7年間、警察がどういうふうに捜査をして、 どこまで調べてくれたのか? なぜ数年間DNAの照合を「待つ」だけなのか? 時効前の最後くらいちゃんと捜査してくれないのか、 納得したいなと思った。 |
警察署側と被害者である自分の、 悲しいくらいの温度差は分かっていながらも、 どうしてもある事実について、 当時の記録を確かめる必要があったから、 私は、弁護士さんと警察へ行くことを決めました。 |
案の定、、 ○○警察署では、かなり無言の圧力をかけられました。 |
・・・なぜこんなにも高圧的な対応なんだろう?? |
私が率直に気持ちをぶつけてみたら、 警察の人の顔色が変わり、 最後には本音で話してくれるようになった。 |
捜査資料を見せてもらう中で、 私は、2枚の写真を目にすることになりました。 ひとつは、 それから、私の写真。 |
警察は犯人の相貌を把握していました。
残念ながら捕獲には至っていません。
時効が迫っています。
(2011年7月16日 読売新聞「豊橋女性暴行 時効直前『捜査継続』 愛知県警 『強盗強姦』に切り替え=中部」より、引用。改行を施しています。)
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)
●2011年7月16日 読売新聞
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時効が成立する日よりも前に、検察は、早速(はやばや)と不起訴扱いにしました。
●2011年7月16日 読売新聞
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不起訴となった場合、被害者は、検察審査会に対して起訴の判断をもとめることができます。
検察審査会のメンバーは裁判員と同じく、市井(しせい)の人たちです。
民間人です。
●2011年7月16日 読売新聞
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「ある事実について、当時の記録を確かめる必要があった」
山本恵子(ぱん)さんの弁護士は知恵者(ちえしゃ)です。
●2011年6月30日 山本恵子(ぱん)さん
犯人とのお金のやりとりは記録に書いてあったけれど、 実際にお金を盗られたという結末が書かれてなかったために、 罪名が「強姦」になっているみたい。 |
あの日、何度か被害のことを複数の警察官に話している中で、 強姦の精神的ショックがものすごく強くて、 お金を盗られたことは軽く考えていた自分もいたし、 あの日の記録にない新たな被害者の供述としては、 なかなか認めてもらえない壁にぶち当たっています。 |
●2011年7月16日 読売新聞
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●2011年6月30日 山本恵子(ぱん)さん
でも、 あきらめ半分の中で、昨日、 検察審査会で不起訴不当の申し立てが受理されたそうです。 時効がすでに17日後に迫った中で、 審議の可能性がでてきました。 でも、どうなるのかな、 信じてもらえるのかな。。。(半信半疑) |
●2011年6月30日 山本恵子(ぱん)さん
もちろん、再犯率の高い性犯罪、 これ以上彼の被害者が出ないためにも、 彼が捕まる可能性を信じて 「時効が3年のびるように」と願うけれど、 同時に、 「被害者の真実」を勝ち取れるか。 という点でも、 私にとって大きな意味を持っています。。。(願)☆ |
検察審査会は最終的に、どのような判断をくだしたのでしょうか。
●2011年7月16日 読売新聞
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●2011年7月16日 読売新聞
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山本恵子(ぱん)さんはあきらめませんでした。
香西咲さんも同じです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年2月13日>
私は諦めないから。 何年掛かろうと。 |
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AV出演強要の場合は犯人がわかっています。
(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。 |
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。 |
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2020年の東京オリンピックまでにAV出演強要等をとりしまる法律が制定されます。
すでにカウントダウンがはじまっています。
悪党はかならず収監されます。
人身取引をおこなっている輩(やから)に未来はありません。
待っているのは破滅です。
いつの世も犯罪者の末路はあわれなものです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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