昨日、PANSAKU(ぱんさく)の山本恵子(ぱん)さんがうけた性暴力被害についてふれました。
(参考。当ブログ)
・2019年3月15日
もう一度、山本恵子(ぱん)さんがブログに書かれた文章をみてみます。
(2009年4月6日 PANSAKUのブログ「ぱんの生き方(1)」より、引用。)
●2009年4月6日 山本恵子(ぱん)さん
2004年7月15日(木) スタジオ練習の帰り道。 コンビニの駐車場で、 助手席のドアから 知らない男の人が突然乗り込んできた。 お金をとられ、 いきなり首をしめられ、 息ができないまま お腹や胸を殴られ、 『殺すぞ!』と脅され、 羽交い締めにあいながら むりやり人気のない所まで 運転させられ、 殺されそうな死の恐怖のどん底で 私は性的暴行をされた。 |
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山本恵子(ぱん)さんは愛知県で強姦されました。
5年後、山本さんは、その事実をおおやけにしました。
歌もつくりました。
地元の中日新聞が山本さんの件をとりあげました。
(2010年5月16日 中日新聞「性暴力受けた自分責めないで 被害女性が応援歌」より、引用。改行を施しています。)
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)
●2010年5月16日 中日新聞
「自分を責めないで あなたは悪くはない」 愛知県内で活動する女性デュオ「PANSAKU(ぱんさく)」のボーカル 山本恵子さん(30)=同県蒲郡市=が、6年前に同県豊橋市内でレイプ被害に遭った体験を基にした曲を作った。 6月1日にCDが発売される。 |
●2010年5月16日 中日新聞
山本さんは2004年7月の深夜、豊橋市内でレイプされた。 コンビニ駐車場で、車内に突然入ってきた男に首を絞められ、腹や胸を殴られた上、連れて行かれた農道で性的暴行を受けた。 |
今も犯人は捕まらず、7月の湿っぽい夜は落ち着かない。 |
山本さんに転機が訪れたのは昨年(2009年)3月。 PANSAKUを08年に結成したころから、 「周りから好奇の目で見られても体験を公表し、性暴力に関心の低い社会を少しでも変えたいと思っていた」 という山本さん。 警察から証拠品の衣類が戻ったのを機に、ブログで体験を告白した。 |
(参考)
●PANSAKUのブログ
・2009年3月29日 傷のケジメ
・2009年3月31日 もっぱら ・2009年4月3日 昨夜 ・2009年4月6日 ぱんの生き方(1) ・2009年4月7日 ぱんの生き方(2) ・2009年4月7日 ぱんちゃんの記事を読んで・・・ ・2009年4月8日 仲間と話す ・2009年4月9日 ぱんの生き方(3) ・2009年4月10日 近況 ・2009年4月11日 おはようございます。 ・2009年4月11日 ぱんの生き方(4) ・2009年4月11日 ぱんの生き方(最終回) ・2009年4月13日 ぱんの生き方(お礼) ・2009年9月3日 STAND~立ち上がる選択~ ・2010年3月24日 6月の決意 ・2010年5月16日 STAND全歌詞 |
●2010年5月16日 中日新聞
読んだ人から 「自分も被害に遭った」 「誰にも言えない」 などの声が次々と届いた。 |
<性被害者を支援する「性暴力をなくそうネットワーク」共同代表の小林美佳さんの話> (前略。) 山本さんのように顔と名前を公表して活動するのは、まだ性被害に対して偏見の強い日本社会では勇気と覚悟の要ること。 (中略。) まずは、教育などで言える社会にするのが大切だ。 |
小林美佳さんの被害につきましては、過日の当ブログをご覧ください。
(参考。当ブログ)
・2017年6月21日
・2018年2月22日
・2018年2月23日
・2018年2月26日
●2010年5月16日 中日新聞
「私以外にも一人で苦しんでいる被害者は多いと分かって、自分ができる音楽という形で、心を力づけたいと思った」 山本さんは今年(2010年)3月上旬に曲作りに取り掛かり、4日間で完成。 今月(5月)初旬、永吉(永吉明香)さんと収録した。 |
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中日新聞の別の記事を参照します。
(2010年11月21日 中日新聞「性犯罪被害なくせ偏見 愛知の女性歌手が支援活動」より、引用。)
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)
●2010年11月21日 中日新聞
今年(2010年)6月、自らの被害体験をもとに作った曲「STAND」を発表して以来、各地の被害者支援団体などから演奏会などの依頼が相次ぐ。 |
家族にも理解されず、苦しみを抱え込んだままの人も多いとみる。 こうした中で自らの被害公表に踏み切った山本さんの行動は、衝撃的だった。 |
「とかく腫れ物のように扱われる話題。実名での活動は貴重」 とは、金沢のフォーラムを企画した(石川)県警県民支援相談課の河原佐智子さん(45)。 「性犯罪被害には触れてはだめ、話してはだめとの意識が社会にある。山本さんの行動で、自分は悪くない。相談してもいいんだと思ってもらえれば」 と期待する。 |
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PANSAKU(ぱんさく)は2013年3月に活動をおえました。
(2014年3月13日 PANSAKUのブログ「PANSAKUラストライブ、終わりました。」より、引用。)
●山本恵子(ぱん)さん
こんばんは、ぱんです。 先週土曜日に、神奈川県の横浜で行われたPANSAKUのラストライブ、 無事に終わりました。 |
以降、山本恵子(ぱん)さんは個人で活動をおこないます。
(2014年3月13日 神奈川新聞「性暴力被害体験語る、女性が戸塚で弾き語りライブ」より、引用。)
●2014年3月13日 神奈川新聞
性暴力を受けた過去を公表し、全国で啓発活動を続けてきた音楽グループ「PANSAKU(パンサク)」の「ぱん」こと早川恵子さん(34)が、横浜市戸塚区でギターの弾き語りライブを行った。 |
山本恵子さんは結婚して名字がかわりました。
早川さんは10年前の夏、コンビニの駐車場で知らない男に襲われた。 |
自分を責め続けたこと。 3年ほどたったころ周囲から「何でまだ立ち直らないの」と言われ傷ついたこと。 自らの体験を語り、会場に 「もし被害に遭わなかったらどういう人生だったろう、と考えても仕方ない。被害後の自分を『これが新しい自分だ』って受け入れて生きていけばいい」 と呼び掛けた。 |
現在妊娠5カ月で、今回のライブで活動を一区切りする早川さん。 「これからも身近な人に体験を話すなど、自分ができる形で活動していきたい」 と話していた。 |
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「今回のライブで活動を一区切りする早川さん」
それから約2年後のことです。
香西咲さんが、自身の被害をあきらかにしました。
●香西咲さん
<2016年7月6日>
週刊文春様の報道に私のAV強要の件が出始めている様です。 ファンの方々は読んでいて心が痛くなる内容だと思います。 ですがデビューから前の事務所を経て独立迄に受けた現実であり、これを経て今の私がある事を知って頂けたら幸いです。 またそれが今のAV業界の為にもなると信じてやみません。 |
●香西咲さん
<2016年7月14日>
今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。 こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。 何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。 「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」 |
●香西咲さん
<2016年7月18日>
現役で実名告発できるのは今は私くらいなものです、 匿名や人伝いの話なんでなにも信憑性がありません。 |
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香西咲さんの真実のうったえによって人々は真理に目覚めました。
政府や国会議員についても然りです。
AV出演強要問題は2020年の東京オリンピックまでに決着がつきます。
悪党は淘汰されることでしょう。
(再掲。小林美佳 性暴力をなくそうネットワーク 共同代表)
「山本さんのように顔と名前を公表して活動するのは、まだ性被害に対して偏見の強い日本社会では勇気と覚悟の要ること」
(再掲。河原佐智子 石川県警 県民支援相談課)
「性犯罪被害には触れてはだめ、話してはだめとの意識が社会にある」
香西咲さんの勇気が多くの女性を救いました。
勇気は世の中をかえる力をもっている。
そのことを教えられました。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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