熊本バドミントン協会事件(その3)。「真実を訴えます。そう言って訴えた女性に、裁判所は味方した」。香西咲さんにつきましても同じ結末となることでしょう

一昨日に引き続き、本日も、熊本バドミントン協会事件についてみてみます。

(参考。当ブログ)
<熊本バドミントン協会事件>
2019年3月5日(その1)
2019年3月6日(その2)

この事件の被害者は女性です。
女性は、知り合いの男性から強姦されました。

1997年6月26日 朝日新聞「女性に関係強要の県議に300万円賠償命令 熊本地裁判決」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1997年6月26日 朝日新聞

判決によると、1993年9月、市議(当時)で、スポーツ団体の役員を務めていた県議が、国体選手だった女性を食事に誘い、無理やりホテルに連れ込み、女性の意に反して関係に及んだ。

判決文の要旨が公開されていますので、該当の箇所を抜粋します。

判例要旨より)

1997年6月25日 熊本地方裁判所

「平成5年(1993年)9月、原告(女性)は被告(県議)に食事を誘われ、2人で食事をしたが、飲酒した後被告(県議)の車に同乗したところ、ホテルに連れていかれ、『そういうつもりじゃありません。』と言ったが部屋に連れ込まれ、ベッドの上に押し倒され、性関係を強いられた」

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1997年6月26日 朝日新聞

その後、交際するよう求め、付き合いは翌年夏まで続いた。

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

「被告(県議)の要求を拒めば自分のバドミントン選手としての将来が閉ざされるおそれがあると思い、やむなく被告(県議)との性関係を続けた」

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1997年6月26日 朝日新聞

その後、女性は謝罪などを要求したが、県議は「大人の恋愛関係」などと拒否。

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

「原告(女性)から被告(県議)との性関係を聞いたバドミントン部の監督は、被告(県議)に会って強姦の事実を確認し、謝罪と見舞金を要求したところ、被告(県議)は当初待って欲しいと言いながら、その後原告(女性)とは大人の恋愛であり謝ることは何もないといい始め、原告(女性)に事務所のガラス窓と自動車を壊されたとして原告(女性)を告訴するなどした」

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1997年6月26日 朝日新聞

河田(河田充規)裁判官は原告(女性)側証人の心理カウンセラー(井上摩耶子 ウィメンズカウンセリング京都代表)の証言を引用し、
「県議は、逆らえば選手生命を絶たれるかもしれないと思わせる中で関係を維持、女性の性的自由を奪ったということができる。また、性的関係を強要したという自覚や反省がうかがわれない」
と述べた。

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

「この関係は、(略)自らの社会的地位と影響力を背景とし、被告(県議)の意向に逆らえば選手生命を断たれるかもしれないと思わせる関係の中において、形成され維持されたものである」

「原告(女性)は、被告(県議)から強姦又はこれに準じる行為によって辱められた上、その後も継続的に性関係を強要されたのであり、被告(県議)によって性的な自由を奪われた」

「被告(県議)は、原告(女性)に性関係の強要を続けたことの自覚がなく、これに対する反省の情が窺われない」

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うったえられた県議は裁判のなかでつぎのように抗弁しました。

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

<荒木章博 熊本県議>

「原告(女性)はバドミントンの練習を休んだことはなく、その様子に変わった点がなかった」

「強姦されたと主張しながら、その数日後には特に脅迫されたわけでもないのに2人だけで会っており、その後も性関係を継続している」
「たとえ当初は強引な性関係であっても、これを宥恕(ゆうじょ)し(寛大な心でゆるし)、ある程度まで甘受したものと評価できる」

「最初に強姦されたとする日から3年を経て本件訴えを提起していることからすると、強姦の事実はなく、被告(県議)と別れるに至ったことを逆恨みしたとしか考えられない」

熊本地裁の河田充規裁判官は、いずれも一蹴しました。

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

<荒木章博 熊本県議>
原告(女性)はバドミントンの練習を休んだことはなく、その様子に変わった点がなかった

<河田充規 裁判官>
「原告(女性)は、被害の翌日から外見的には被害を受ける前と同様の日常生活を送っていたのであるが、これは被害の事実と直面するのを避け、ショックを和らげるための防御反応であり、強姦の被害者に共通して見られるものである」

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

<荒木章博 熊本県議>
強姦されたと主張しながら、その数日後には特に脅迫されたわけでもないのに2人だけで会っており、その後も性関係を継続している
たとえ当初は強引な性関係であっても、これを宥恕(ゆうじょ)し(寛大な心でゆるし)、ある程度まで甘受したものと評価できる

<河田充規 裁判官>
「この関係は、(略)自らの社会的地位と影響力を背景とし、被告(県議)の意向に逆らえば選手生命を断たれるかもしれないと思わせる関係の中において、形成され維持されたものである」

判例要旨より)
1997年6月25日 熊本地方裁判所

<荒木章博 熊本県議>
最初に強姦されたとする日から3年を経て本件訴えを提起していることからすると、強姦の事実はなく、被告(県議)と別れるに至ったことを逆恨みしたとしか考えられない

<河田充規 裁判官>
「性的な被害者は、恥ずかしさに加え、合意の上ではないか、落ち度があったのではないかと疑われることで、かえって自分自身が傷つくことを恐れ、自分が被害者であると認めたくないとの思いもあって、警察への届出をためらうことが多く、実際警察への届出率は低い」
「原告(女性)は、周囲の人に話せば、原告(女性)にも落ち度があったと非難されたり、傷物として見られることが怖かった」
「被告(県議)の社会的地位から見て、被告(県議)との関係を公にすると、選手生命を奪われるかも知れないとの恐怖心があったため、被告(県議)との関係を誰にも口外しなかった」
「原告(女性)は、必死に忘れようとしたが、いくら時間が経過しても忘れられず、原告(女性)を支えてくれる人々から強姦されたことは決して恥ずかしいことではないし、原告(女性)が悪かったのではないと励まされた」

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女性は、訴訟を提起した理由を以下のように語っています。

1997年6月26日 朝日新聞

「選手生命も、恋人も仕事もなくし、失うものは何もない。真実を訴えます」

万感(ばんかん)胸に迫ります。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年8月22日

辛かった…
真面目に仕事してきたキャリアを全てAVで台無しにされました。
もちろん大した金額貰ってません。

香西咲さん
2017年11月27日

#AV強要 で多数の女性の人生を台無しにしてきた #青木亮 さん
知り合った頃の私の20代の健康と
#性的搾取 #人身売買 #枕営業 の強要、誠意を持って謝罪し、本来なら活動出来ていたであろう損害を賠償してください。

全てを失った私は丸1日さえまともに動けず、生きる事に疲れてしまいました。

香西咲さん
2018年7月2日

親は普通のサラリーマン。借入してまで大学出してくれた。
言わば私だけでなく家族も犠牲にして少なく見積もって7000万円は荒稼ぎし、家族の人生を台無しにした #青木亮 にやってもらわないとね。 #坂上孝志 #大樹総研 #矢島義也

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香西咲さんも積み上げてきたものをうしないました。

1997年6月26日 朝日新聞

「選手生命も、恋人も仕事もなくし、失うものは何もない。真実を訴えます」

そう言って訴えた女性に、裁判所は味方した。

そう言って訴えた女性に、裁判所は味方した
香西咲さんにつきましても同じ結末となることでしょう。
AV出演強要にかかずらった犯罪者たちに言いたい。
首を洗って待っていろ。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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