角田由紀子弁護士「強姦神話にはなんの根拠もない」。政府もAV出演強要に関して、そのように考えています。香西咲さんの人生を破壊したやつらの逮捕が楽しみです

強姦神話というものがあります。
これはどのような物語なのでしょうか。
角田由紀子弁護士が動画のなかで、強姦神話について論じています。

2018年3月21日 東京・強姦救援センターのブログ「角田由紀子さんからのメッセージ② 強姦神話」

当該動画を参照します。

(※音声の文字化は筆者。)
角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

みなさん、こんにちは。
わたくしは東京・強姦救援センターのリーガルアドバイザーの仕事をしております弁護士の角田由紀子と言います。

皆さんは、強姦神話、ということばを聞いたことがあるでしょうか。
ギリシャ神話だったら聞いたことがある、というひとはいると思うんですけれども、強姦神話ってあまり知らない、っていうひとがけっこういるんですね。
女のひとでも。

で、強姦神話ってどういうことか、ということなんですが、ここでまず、「rape myths」という英語をいわば直訳したので「強姦神話」ってことになっているんですけれど、もともと、どんなことがその強姦神話ということで言われていたかというと、神話っていうのはですね、社会のひとが、たくさんのひとが、そのことを信用していることで、でも本当は、そのはなしには根拠がない、というそういうものを神話。

「rape myths(強姦神話)」というのはそういう意味なんですね。

だからなんか日本の、神話、ということばになると、ちょっとわかりにくくなると思うんですけれども。
つまり、強姦に関してたくさんのひとが、そのことは本当だ、というふうに思っている。
だけど、その思っていることには何の根拠もない、って、こういうことなんですね。

それでどういうことかと言いますと、たとえば、強姦っていうのは夜中に外で被害に遭うものだ、とかね。
それから、一定の年齢、若いひとが被害者になるものだ、とか、あるいは、被害者がですね、すごく挑発的な洋服を着ていたのでそれに誘惑されて加害者がやってしまったことだ、と、いろんな強姦をめぐる俗説と言ってよいと思うんですけどもそういうはなしがあるわけなんですね。

で、これがなんでこまるかと言いますとですね、世の中で言われてもこまるんですけれども、一番こまるのは、強姦という犯罪を裁く司法の世界でもけっこう通用しているはなしなんだ、ということなんですね。
だから裁判官も場合によっては実際のことをちゃんとみないで、強姦神話という世の中に流布している、みんながなんか、本当は嘘なんだけど本当だ、と思っているような考え方にもとづいて判断をしてしまうことが起きるということなんです。

なんでこんなことが起きているのかと言いますと、もともと日本の刑法は明治40年(1907年)につくられたものなんですけども、そのときだれが法律をつくったかというと、もちろん男性なんですね。
しかも日本で普通の男性、経済力と関係なく普通の男性が、選挙ができるようになったのは1925年ですから、1907年に議会に行って発言できるひとっていうのはある程度、一定程度の富裕なひとだったわけですね。

で、そのひとたちの考えにもとづいて強姦罪なり刑法ができている、ということなんです。

で、その男性の考え方からすればですね、女性の人権とか、とりわけ性的人格権なんてことは、存在していないわけですね。

で、かれらが自分たちの、その当時ですから、家父長制の社会を守るために好都合のような考え方というのが、つまり女の人をですね、女のひとが自分で自分の身をまもる義務があるんだ、ということですね。
それを貞操という言い方で言われているんですけども。

で、その女性が自分がやるべきことをやらなかったのでそういう被害が起きた、というふうに理解していたわけなんですね。

だから、強姦ってどういう場面で起きるか、ということを事実と関係なく男性たちが勝手に想像したそういうはなしでつくっていた、ということなんですね。
だからたとえば、被害を受けそうになったら女のひとは逃げることができる、というはなしもそうですよね。
で、逃げられたはずだというはなし。

で、(女性が)逃げていないということは実際にあるから、(実際に)被害に遭っているわけなんですけれども、逃げていないという事実があると、
「だからあなたのはなしは本当ではない」
と。
本当の強姦っていうのはこういうのだ、というかれらが思っている本当の強姦っていうのは、いまわたしが言った強姦神話、というものなわけですね。

だから男性の経験にもとづいてつくられたストーリーに合っていない――ストーリーは強姦神話なんです――それに合っていないと、
「あなたのはなしは本当じゃないね」
というふうになってくるということなんです。

で、なんでそんなことになるかというと、被害者、被害をうけるというのはどういうことかということについての認識がまったくないところで男のひとだけの経験でつくられていったから、こういうことが起こるわけなんですね。

だからこの前の刑法改正のなかのときの附帯決議で、被害者の状況、被害者の意見をよく聞いてそれでものごとを考えるように、ということがいろいろと強調されているんですが、それはいままでのような加害者側の考え方で勝手につくりあげたそのストーリーから脱却しなければいけませんよ、ということを言っていることでもあるわけです。

(参考)
刑法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(衆議院)
刑法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(参議院)

本当のはなしは被害をうけたひとが一番知っているわけなので、そのひとのはなしをよく聞いてからそれで事実を考えるようにしてほしい、しなさい、ということを言っているということなんですね。

それから日本の法律家は圧倒的に男性が多いので、被害を受ける側の女性の経験というものはいまになってもまだじゅうぶんにその司法手続きのなかに反映されていない、という問題があるわけですね。

それから強姦神話っていうのは、社会でたくさんのひとが信用しているものですから、女のひとだっても、そう思っているひとがいるわけです。
たとえば被害に遭った女性に対して、なんでそんな時間に夜中にそんな恰好をして歩いていたの、という非難が女のひとからくる。
なぜかというと、その女性も実は社会に、で、たくさんのひとが本当だとおもっているはなし、強姦神話を信じているからってなるので、かならずしも女性であったら強姦神話から自由になっている、というわけにはいかない。

で、わたしたちが長いことですね、本当の被害者、本当の被害っていうのはどういうことか、ということに関心をもたないで、加害者側のつくったはなしにばっかり乗っかってですね、ものごとをみてきた。
この犯罪をみてきた、というところはとてもおおきな問題だった、ということになるというふうに思っています。

だからこれからはちゃんと被害者のはなしを聞いて、被害っていうのはどういうことなのか、被害者になにが起きるのかということをきちんとわかったうえでそれぞれのはなしを聞く、ということがとても大事になってくるんでないかというふうにわたしは考えています。

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一昨日から、熊本バドミントン協会事件についてみています。

(参考。当ブログ)
2019年3月5日
2019年3月6日

1997年6月25日のことでした。
強姦時に抵抗をしなかった女性が、民事裁判で勝訴しました。
当該事件を担当した熊本地方裁判所の裁判官は、いわゆる強姦神話を否定しました。

(2018年9月24日 弁護士ドットコム「1997年の『セクハラ裁判』画期的判決、『強姦神話』と弁護士はいかに戦ったのか」より、引用。改行を施しています。)

2018年9月24日 弁護士ドットコム

この熊本地裁判決をきっかけに、性暴力に関する事件で被害者の事後的な対処行動に関する研究が証拠として提出されるようになった。
すると、1審で原告側が敗訴していても、控訴審で逆転勝訴の判決が言い渡される事件が相次いだ。

(中略。)

(略)、控訴審では
「性的な被害を受けた人々の行動に関する諸研究によれば、逃げたり、声を挙げたりすることが一般的な抵抗であるとは限らない
と性暴力被害者の行動についての研究が判示され、高裁で逆転勝訴している。
原田弁護士はこうした裁判例の登場について
「裁判官の判断は多くの人の行動を標準化した『経験則』に従ったものでなくてはなりませんが、裁判における一般人とは男性ないしは男性が考えた女性像だったのです。性暴力に関する事件でも、男性が考えた「性暴力に直面した女性像」を『一般人』として形式的に当てはめていたのです。当然、その背景には強姦神話がありました」とよむ。

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(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年1月3日

(前略。)
日本は本当に自覚の無いジェンダー後進国ですね。
そこでお願いしたい事がございます。強姦罪と強要罪の時効を延ばし、処罰も重くして頂きたいのです。
私自身の経験からも切に思う事です。

未来の若者達の為にどうかご検討をお願い致します。

AV出演強要において政府は、強姦神話を採用していません。

(2017年5月20日 テレ朝NEWS「AV出演強要問題 全国警察本部に専門官を設置」より、引用。改行を施しています。)

政府は(5月)19日、関係省庁の対策会議を開き、違法なスカウトの摘発を推進する専門官を、今月中にも全国の警察に設置することを決定しました。
警察庁は
「場合によっては業者のスタッフを、強姦罪や強要罪で摘発する」
としています。

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あとは法律です。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

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(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月14日

早く #青木亮 を強姦罪で逮捕して欲しいです。そして平穏を取り戻して次の人生へ進みたいと切に思います。

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政府は2020年のオリンピックまでに新法を制定します。
悪はかならず滅びます。
これが世の習い(常)です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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