昨日、人身取引に関するニュースが配信されました。
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日本経済新聞と産経新聞の記事をみてみます。
日本経済新聞
(2019年2月28日 日本経済新聞「人身取引36件摘発 AV強要も」より、引用。改行を施しています。)
●2019年2月28日 日本経済新聞
アダルトビデオ(AV)への出演強要など金銭搾取を目的に売春や労働を強要する人身取引で、全国の警察が2018年に摘発したのは36件(前年比10件減)、40人(同10人増)だったことが28日、警察庁の集計で分かった。 被害者は25人(同17人減)。 |
AV出演強要では、モデル志望だった当時19歳の女性を制作会社に紹介したとして、職業安定法違反容疑で会社役員らが逮捕された。 |
産経新聞
(2019年2月28日 産経新聞「人身取引、昨年は36件摘発、AV強要も…警察庁集計」より、引用。改行を施しています。)
●2019年2月28日 産経新聞
山本順三国家公安委員長は(2019年2月)28日の記者会見で 「人身取引事犯の確実な認知、被害者の的確な保護や支援、取り締まりの徹底に努めるよう警察を指導したい」 と述べた。 |
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国家公安委員長は定例の記者会見で、人身取引についてつぎのようにのべました。
(2019年2月28日 国家公安委員会「国家公安委員会委員長記者会見要旨」より、引用。改行を施しています。)
●2019年2月28日 事務局
本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。 警察庁から、平成30年における人身取引事犯の検挙状況等について報告等がございました。 以上でございます。 |
●2019年2月28日 記者
大臣に質問させていただきます。 先ほどお話がございましたけれども、平成30年における人身取引事犯の検挙状況がこの度公表されました。 これにつきまして、人身取引の現状と今後の対策について、所感をお願いします。 |
●2019年2月28日 山本順三 国家公安委員長
人身取引事犯は、被害者の心身に著しい苦痛をもたらす重大な人権侵害であると認識いたしております。
昨年中の人身取引被害者のうち、日本人が約7割を占め、また、未成年者が約3割を占めているところでございます。 人身取引対策につきましては、こうした人身取引の現状を踏まえ、引き続き、政府の行動計画に基づき、関係機関・団体との連携を図りながら、次の3点、すなわち人身取引事犯の確実な認知、それから被害者の的確な保護や支援、そして取締りの徹底、この3点に努めるように警察を指導してまいりたいと思っております。 |
この日(2019年2月28日)の夜、「荻上チキ・Session-22」が、人身取引の問題をとりあげました。
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□2019年2月28日 TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」
出演強要にもふれています。
該当の箇所を文字にさせていただきます。
(00:55~)
(※ラジコで聴く場合は、35:50~)
●南部広美 アナウンサー
いっぽう、アダルトビデオへの出演の強要など、金銭の搾取を目的に売春や労働を強要する人身取引で、警察が去年、摘発したのは、36件だったことがわかりました。 被害者は25人で、大半が若い女性。 最年少は、事件当時9歳の女の子で、裸を撮影し動画を製作した、として、児童買春、ポルノ禁止法違反のうたがいなどで母親らが逮捕されました。 警察庁は、 「SNSをきっかけに被害に遭ったひともいる。甘い誘いに安易に乗らないようにしてほしい」 と呼びかけています。 |
(01:34~)
(※ラジコで聴く場合は、37:41~)
●荻上チキ キャスター
犯罪のうたがいのある取引の届け出、というものがいま、注目をされています。
注釈をつけておきますと、いま、戦後、犯罪の件数そのものというのは、戦後最小、というのを更新しつづけている状況にあります。 他方、注目をされる犯罪であるとか、警察がちからを入れる犯罪、あるいは、社会的な認知が高まったことによって発掘などが進んでいくような犯罪などにおいて、件数が変化をしている、というような犯罪もあったりするわけですね。 ただ、今回、注目をすべきは、そのなかでもやはり、人身取引が注目をされている、と。 で、いま、人身取引というのは、世界的にもとても注目をされていて、それこそ奴隷売買のような古典的なものというものも現在も存続しているし、それは、技術を変えて新しい仕方で更新されつづけている、ということがあるわけですよね。 で、そうした人身取引は、日本にあるのか、ないのか。 海外から問題視されている人身取引の代表例としては、JKビジネスというものがよくとりあげられます。 で、いっぽうで今回のようなたとえばアダルトビデオの出演強要などは、別の仕事だと思ったらアダルトビデオへの出演を強要された。 |
●南部広美 アナウンサー
うーん。 騙していますよね。 詐欺ですよね。 |
●荻上チキ キャスター
はい。 脅かされたりすることもあったりする。 あるいは、 「マッサージの仕事だよ」 というふうに言って、行ったら性風俗の仕事だった、というふうに。 まあ、そういったような詐欺ですよね。 |
●南部広美 アナウンサー
説明と実態がぜんぜんちがう、と。 |
●荻上チキ キャスター
うん。 つまり、甘言によって騙して、結果として、同意しないような職業に就いたという経緯があれば、そのまま、たとえばお給料をもらっていようが、あるいはその仕事を継続していようが、それは、でも、人身取引、ってことで認定されるわけですよ。 本人の、まあ、自分の財産コントロール権、自分の権利をコントロールする権利が、どこかでも強制的に侵害された、ということになれば、それは人身取引。 で、こうした人身取引、しっかりと、業者側を摘発していくということ。 |
(中略。)
(08:11~)
(※ラジコで聴く場合は、44:15~)
●荻上チキ キャスター
まあ、なので、こうした件数、非常に摘発件数そのものはすくないわけですけれども、しかしながら性犯罪などに関しては、オバマ政権のころにもですね、 「1 is 2 much」 っていうようなフレーズがかかげられたんですよ。 |
●南部広美 アナウンサー
はい。 |
●荻上チキ キャスター
「1 is 2 much」
で、要は、 |
●南部広美 アナウンサー
うん。 |
●荻上チキ キャスター
「『1件でもあったらそれはたいへんなんだ』というような趣旨で対応していくことが必要なんだ」 というなことですね。 (人身取引は)そうしたような社会的なインパクトが強いものですので、具体的な対応を実装していくためにはどんな論点があるのか。 そうしたことも交通整理しながら、こういった報道についてふれていくことが必要なんだと思います。 |
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(再掲。荻上チキ キャスター)
「甘言によって騙して、結果として、同意しないような職業に就いたという経緯があれば、そのまま、たとえばお給料をもらっていようが、あるいはその仕事を継続していようが、それは、でも、人身取引、ってことで認定されるわけですよ」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年3月5日>
経験者しか分からないと思いますが 第三者との連絡をいつの間にか、本人も気付かぬうちに遮断させられていきます。 そしてキッパリ断れる様な女の子の方が少ないと思います。 そこまで追い込まれます。 そんな簡単な話ではありません。 |
●香西咲さん
<2016年7月10日>
【RT拡散希望】 何本も出てるのに何故辞められないか?にも触れられています。 経験者しか分からないでしょう。 実に8ヶ月間におよぶ洗脳行為です。 #文春砲 |
●香西咲さん
<2016年10月28日>
隅に追いやっていたトラウマを掘り起こすのはとてつもない労力が要りますね。 精神的にも、ついこの間までは普通の精神を保てたのに、思い出した瞬間動悸や頭痛吐き気…この突然の変化は経験者にしか分からない。女性の共犯者達は特に最低。 |
(再掲。荻上チキ キャスター)
「本人の、まあ、自分の財産コントロール権、自分の権利をコントロールする権利が、どこかでも強制的に侵害された、ということになれば、それは人身取引。奴隷としてあつかったという有(あ)るまじき行為だ、ということになるわけですね」
政府は、オリンピックまでに人身取引を根絶する、と宣言しています。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
このものたちは香西咲さんを奴隷としてあつかいました。
人身取引の実行者です。
(再掲。国家公安委員長)
「人身取引対策につきましては、こうした人身取引の現状を踏まえ、引き続き、政府の行動計画に基づき、関係機関・団体との連携を図りながら、次の3点、すなわち人身取引事犯の確実な認知、それから被害者の的確な保護や支援、そして取締りの徹底、この3点に努めるように警察を指導してまいりたいと思っております」
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オリンピックまでに出演強要等を処罰する法律がつくられます。
出演強要をおこなったやつらはどこでオリンピックを観戦するのでしょうか。
もちろん、刑務所のなかです。
受刑者もある程度の時間、テレビをみることができますので。
せいぜい楽しんでほしいと思います。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)
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