暴力、エロ、グロに対する政府の姿勢について(その5)。香西咲さんたちをモノとしてあつかったアダルトビデオ業界に待っているのは破滅です

昨日も消費税の軽減税率についてふれました。

(参考。当ブログ)
<軽減税率と「エロ」等の関係について>
2019年2月11日
2019年2月12日
2019年2月13日
2019年2月14日

10月から消費税率が10%に上がります。
一律ではありません。
8%に据え置かれるものもあります。
出版業界は書籍や雑誌に対して、税率の軽減をもとめました。

(2016年2月19日 衆議院 予算委員会「会議録」より、引用。)

2016年2月19日 麻生太郎 財務大臣

(前略。)
(略)、私どもとしては、こういったものをやるときには、少なくとも、暴力、エロ、グロ等々の雑誌、書いてある分だけ、講談社さん、集英社さん、みんなお集まりいただいて、自分たちでちゃんと自主規制していただけますかというお話もさせていただいたんですけれども、そういったこと(自主規制)はなかなかできませんでしたので、それならということでこういったこと(消費税率10%の適用)になったと思っております。
(後略。)

(再掲。麻生太郎 財務大臣)
そういったこと(自主規制)はなかなかできませんでしたので、それならということでこういったこと(消費税率10%の適用)になったと思っております

出版界は「エロ」のせいで連帯責任をとらされました。
清廉な書籍や雑誌も10%の税率となりました。
出版界は居住まいを正しました。

(全国書店新聞 平成30年7月1日号「『有害図書排除』で自主管理団体設立へ/軽減税率適用に向け準備進む」より、引用。)

全国書店新聞 平成30年7月1日号

日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日書連の出版4団体は、出版物への軽減税率適用に向けて、有害図書排除のための自主的管理団体や第三者委員会の設立の準備を進めている。

有害図書排除
出版業界は、有害図書と一般の出版物を峻別するために、以下の方法を考えました。

全国書店新聞 平成30年7月1日号

(略)、出版業界は民間の自主的な管理団体による有害図書区分のシステムの確立を検討。
「出版倫理コード」(仮称)を付与された書籍・雑誌を軽減税率とすることや、出版倫理コードを付与・管理する団体として書協、雑協、取協、日書連で構成する「一般社団法人出版倫理コード管理機構」を設立する案をまとめた。
書籍・雑誌の流通で使われている既存コード(書籍JAN、定期刊行物コード)を活用し、現在利用されていない空白の桁を用いて、軽減税率となる出版物に関する桁を新設する。
出版倫理コードの付与・管理は、日本出版インフラセンター(JPO)の日本図書コード管理センター、雑誌コード管理センターと連携協力して実施する。
また、法曹関係者、学識経験者、教育者・保護者らによる第三者委員会「出版倫理審議委員会」を併せて新設。
同委員会は「出版倫理コード管理機構」の諮問を受けて出版倫理コードの付与の可否を審議し、実質的な判断を行う。

出版界はあらたに、一般社団法人出版倫理コード管理機構という組織を設けるようです。
目的は「エロ」等の審査です。
奇(く)しくも、以前に菅義偉(すがよしひで)内閣官房長官が語っていたとおりの展開となってきました。
菅長官は2016年1月18日の国会でつぎのようにのべています。

(2016年1月18日 参議院 予算委員会「会議録」より、引用。)

2016年1月18日 菅義偉(すがよしひで) 内閣官房長官

(略)、これまでの業界の取扱いの慣行、そうした中で、業界の中で自主規制の形で線引きに活用できる全国一律の基準を決めていただき、その上で、例えば議員立法等の形できちんと法制化した方がいいんじゃないかという私の考え方を申し上げました。

残念ながらこのたびの出版界のこころみは与党に受け入れられませんでした。
まだまだ対策が甘いようです。
この件につきましては明日のブログで簡単にふれさせていただきます。
すでに報道されていますのでご存じかとは思いますけれども。
与党は完全に拒否をしたわけでありません。
出版界に対してさらなる奮励をもとめています。
業界の「エロ」対策に期待があつまります。

出版物に関してはもう1件、政府から改善をうながされているものがあります。
国会でのやりとりをふりかえってみます。

(2016年10月19日 衆議院 文部科学委員会「会議録」より、引用。)

2016年10月19日 前田一男 衆議院議員(自民党)

(前略。)
(略)、四年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本の内政も外交もさらに一段高いところに飛躍していくのではないか、また、そうしていかなければいけない、そのような思いを強く持ったところでございます。

そこで、きょうは、2つの論点について議論をしたいというふうに思っているのでありますけれども、まず1つ目は、これは小さい話かもしれませんが、しかし大事な問題だなというふうに思っています。
コンビニ等での成人向け雑誌の陳列についてであります。

コンビニに入った外国人は、日本のこの状況を見て、子供たちの目の届くところにさまざまな雑誌が広く陳列されている、それを見てびっくりするんだそうです。

そう言われてみれば、私も外国に行っていろいろなお店に入りますけれども、そのような光景を余り目にすることはありませんでした。彼らの常識からすると、とんでもない光景なんだそうです。

(後略。)

(略。)

2016年10月19日 前田一男 衆議院議員(自民党)

私も、東京都の青少年健全育成条例を見させてもらいましたけれども、これは、成人向けの雑誌は、例えば、ビニールで包装すればいいとか、ひもで縛ればいいとか、中身が見られなければそれでいいのだというふうな考え方でありますから、先ほど御紹介いただいたフランスやドイツの考え方とは根本的に違うものだというふうに感じました。

東京都内だけでも、コンビニ店は7,300店、そして書店も1,600店あるそうです。
なぜ日本だけがこんな何か甘い状況になっているのかなというふうに思うのでありますが、刑法の175条、そういったわいせつに関する雑誌の公然陳列は犯罪ということになっていますけれども、日本国憲法で認められているところの21条の第1項、出版の自由、これが大手を振って歩いているような、そのような状況ではないかというふうに感じざるを得ません。

どんな形でもいいと思うんです。
法律でばしっと縛るのも一つの方法でしょうし、また、各自治体が行っている条例でもっときつい縛りをするということも一つの方法かもしれません。
また、業界団体がもっときちんとした自主規制を行うということも一つの方法かもしれません。

いずれにしろ、4年後の東京オリパラの開催に向けて、何らかの方法で、子供が目にするような場所からこういった雑誌は一掃するというふうなことをすべきではないかと思うのですが、所見を伺いたいと思います。

2016年10月19日 和田昭夫 内閣府大臣官房審議官

(前略。)
また、全国的なコンビニエンスストアの組織でございます社団法人日本フランチャイズチェーン協会などの協賛団体に対しましても、その効果的な推進が図られますよう、特段の配意と、傘下の事業者に対します周知、指導を依頼したところでございます。
(後略。)

2016年10月19日 前田一男 衆議院議員(自民党)

東京オリンピック・パラリンピックでは、日本の観光地とかまたすぐれた点とか、それと一緒に、文化とかまたこういう風俗とか、そういったものも世界にどんどん宣伝されることになるというふうに思うんです。

これまでも、日本人と性の意識、こういったことについて歪曲した喧伝がされる、またそのような勢力もあるわけですから、そういったことにも十分対処を考えながらこれからの検討を願いたいというふうに思います。

(再掲。和田昭夫 内閣府大臣官房審議官)
(コンビニ協会に対して)特段の配意と、傘下の事業者に対します周知、指導を依頼したところでございます

その後、各コンビニは、自主規制をおこないました。

コンビニは聡(さと)いです。
アダルトビデオ業界はどうでしょうか。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年1月2日

祭典はひっきりなしに続くのにこの姿勢。
“逃げ”に入ってますよね。
いざと言う時に本当に国に助けてもらえなくなると危惧します

withnews 2016年11月24日
「AV業界『ファン感謝祭』熱気むんむん 強要問題への取り組みは…」

若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理やり出演させられるなどの強要被害が社会問題化する中、AV業界は11月中旬、年に1度の大規模「ファン感謝祭」を開いた。会場はファンの熱気があふれ、女優の笑顔とカメラのフラッシュが満ちていた。

香西咲さんのおっしゃるとおりです。
アダルトビデオ業界は、国家権力と対峙できると考えているようです。
蒙昧です。
あまりにも。
恭順の意をしめさないかぎり、殲滅は必定です。
無法者集団の最期がちかづいてきました。
国民にとってはよろこばしいかぎりです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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