日別アーカイブ: 2019年2月11日

香西咲さんや辻丸さんがおっしゃるようにアダルトビデオ業界は自己改革をおこなうことができませんでした。滅びるべくして滅びる運命にあるようです

今年の10月から消費税の税率が上がります。
現行の8%から10%になります。
ご存じのとおり消費税は、酒税やタバコ税などと同じく、間接税の一種です。
各々(おのおの)、だれに対しても税率は同じです。
例外はありません。
いっぽう所得税などの直接税は、所得の多寡によって税率がことなります。
累進制です。
金持ちからたくさん税金をとります。
戦前の日本は、直接税でなく、間接税に依拠していました。
直接税と間接税の比率(直間比率)は、3対7でした。
戦後、日本は、アメリカなどの連合国(戦勝国)に占領されます。
実際に統治をおこなった機関は、GHQ(連合国軍総司令部)です。
占領は終戦の1945年から、サンフランシスコ平和条約条約が発効した1952年(4月28日)までつづきました。
この間、直間比率の是正がおこなわれます。
1949年、シャウプを長とする日本税制調査団が、GHQに勧告をおこないました。
国税は直接税を基本とせよ、と。
いわゆるシャウプ勧告です。
以降、日本における直間比率が逆転します。
最盛期には、直接税が7割、間接税が3割、までになりました。
1989年に日本は消費税を導入します。
当然のことながら間接税の割合が増加しました。
現在の直間比率は、6対4、となっています。

(※下図は日本税理士会連合会の資料より)

消費税は弱者にきびしい税、と言われています。
所得税とはちがい、金持ちも貧乏人も、税率が同じです。
所得のすくないひとほど負担がおおきくなります。
累進制ではなく、逆進制です。
ヨーロッパなどでは生活必需品に対して、軽減税率を設けています。
今回、日本も、こうしたやりかたを見習うことにしました。

たしかに複雑です。
新聞についても同様です。

(全国商工新聞より)

契約購読の日刊紙」は8%、「ネットによる電子版」は10%、です。
もうすこし正確にのべると、以下のようになります。

(再掲。公明党広報)
定期購読の新聞(週2回以上発行)で、税率を8%に据え置きます

新聞につきましては宅配で、かつ週2回以上の発行が、軽減の条件になります。

玉木雄一郎 国民民主党代表

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こうした新聞に関する税率については、ほかの議員もとりあげています。

(2016年2月19日 衆議院 予算委員会「会議録」より、引用。)

2016年2月19日 福島伸享 衆議院議員(民進党)

(前略。)
まず麻生財務大臣にお聞きしたいんですけれども、もう何度も答弁されておりますので、確認の答弁なので端的にお答えいただきたいんですが、今回、食料品以外で新聞にのみ8%の据え置き税率を適用したのはなぜでしょうか。
端的にお答えください。

2016年2月19日 麻生太郎 財務大臣

これはもう何度もお答えしたと思いますが、日常生活における情報媒体として全国あまねく均質に情報を提供して、幅広い層に日々読まれていること、日々ですよ、この結果、当然のことだと思いますが、新聞の購読料にかかわります消費税負担は結果として逆進的になるなどの事情を総合的に勘案して軽減税率の適用対象とするところとしたところでありまして、新聞業界と癒着しているとかいろいろよく言われましたけれども、そういうことではないということだけははっきりさせておきたいと思っております。
(中略。)
それから、電子媒体というのもよく言われますけれども、まだ使用率は1%ですから。だから、現実問題としては紙が今97.4%ぐらいだと思いますので、そういった意味からいっても、非常にこれは意味があると思っております。

2016年2月19日 福島伸享 衆議院議員(民進党)

(前略。)
(略)日刊ゲンダイ、これは夕刊の駅売りで多くを買いますから、駅で買う人は対象になりません
麻生大臣は、見出しがいいから、安倍批判、これはおもしろいと思うとその都度選択して買うんだと。
日刊ゲンダイの扇情的な見出しにつられて買う娯楽品だから定期購読とは性格が異なるということをおっしゃっていますが、大体みんな毎日、日刊ゲンダイを買う人は買うんですね。
サラリーマンの小遣いの中から買っているわけですよ。
なぜ週2回以上の宅配をされる新聞かというのはわかりません。
(後略。)

2016年2月19日 麻生太郎 財務大臣

(前略。)
(略)、私どもとしては、こういったものをやるときには、少なくとも、暴力、エロ、グロ等々の雑誌、書いてある分だけ、講談社さん、集英社さん、みんなお集まりいただいて、自分たちでちゃんと自主規制していただけますかというお話もさせていただいたんですけれども、そういったこと(自主規制)はなかなかできませんでしたので、それならということでこういったことになったと思っております。
(後略。)

安倍政権の本質が露呈した答弁です。
暴力、エロ、グロ
雑誌社側は自主規制をおこないませんでした。
それならということでこういったことになったと思っております
「こういったこと」というのは、10%の税率です。
安倍政権は暴力、エロ、グロに対して寛容でない、ということがわかります。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する

(内閣府、関係府省)〔平成29年4月~〕

上述の国会答弁で、麻生太郎財務大臣はこうのべました。
自分たちでちゃんと自主規制していただけますかというお話もさせていただいたんですけれども、そういったこと(自主規制)はなかなかできませんでしたので、それならということでこういったことになったと思っております
と。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年1月2日

AV業界の自浄作用が試される時です。
どなたが矢面に立ち、業界を代表して被害者女性達に謝罪し、今後の改善を約束してくださるのか?
期待が高まります。

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(2018年9月23日 弁護士ドットコム「『AV問題、自由にもの言えず、なし崩し的に風化』男優・辻丸さんが抱く危機感」より、引用。改行を施しています。)

2018年9月23日 辻丸さん

業界内がまとまっておらず、いろいろな部分が未整備なままです。
しかも一部のルールがなし崩し的に守られなくなっている印象です。
このままだと、なし崩し的に風化してしまうと思います。
記者
『#Me too』を合言葉に、セクハラや性被害を告発する機運が、これまで以上に高まっているが、業界は変わっていないのか

(略)、「蚊帳の外」です。
差別が当たり前に存在しているからだと思います。

AV強要被害についても、
「仕事に関しては必要悪だ」
と乗っかっています。
AV問題については、業界内の意識改革はほとんど期待できない状況です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年1月30日

告発から1年はWILLの元、 #AV業界 の自浄作用を信じて活動しました。
ですが業界にその意向は無い事を悟り今に至ります。
お疲れ様でした。

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早晩、出演強要等を処罰する法律ができます。
法律が制定されたあと、政府の関係者はこう言うことでしょう。
自分たちでちゃんと自主規制していただけますかというお話もさせていただいたんですけれども、そういったこと(自主規制)はなかなかできませんでしたので、それならということでこういったことになったと思っております
と。
アダルトビデオ業界は滅びる可(べ)くして滅びる運命にあるようです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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