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セクハラに関する角田由紀子弁護士の記者会見(その4)。「加害者はお金をはらったら免罪」。香西咲さんを蹂躙したやつらに待っているのは高額の賠償と収監です

昨年、角田由紀子弁護士が、日本記者クラブでセクハラに関する所懐をのべられました。
演題は、
「セクハラ問題の30年」
です。
本日もみていきます。

(参考。当ブログ)
2019年2月25日 その1
2019年2月26日 その2
2019年2月26日 その3

JNPC(日本記者クラブ) 「セクハラ問題の30年」角田由紀子弁護士 2018.6.25

(※音声の文字化は、筆者。)
(※29:27のあたりから。)
2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

もうひとつはですね、うん、あの、不法行為でやっているでしょ。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

それと同時にですね、日本では、セクハラをふくむ性暴力は性差別である、と基本的認識がない。
とくに法的に明確にされていないんですね。
これ、非常におおきいと思うんです。
ここはアメリカ法とのおおきなちがいだと思うんです。

で、アメリカ法は、あの、ご存じのように「Civil Right Act 1964」て、市民的権利に関する64年法、ってあるんですね。
これ、公民権法、って訳されることが多いと思うんですけど、ちょっと、公民権法、と言うと、なんか参政権みたいでただしくない、というふうに言われて、最近は、市民的権利に関する法律、って日本語がつかわれるんですけども。
これはですね、もともとどういう法律だったかと言いますと、そこでセクシュアル(セクシャル)ハラスメント、性差別の禁止も入っているんですけど、もともと人種差別のための法律だったんです。
これは。
で、そこに性差別というものが繰り入れられた、ということがあるんですね。
だから、人種差別禁止のための法律だから何が大事かというと、お金をはらうことよりも、どうやってその、被害回復をするか、と。
どういう手だてをとってそのひとがうけた差別の傷をですね、つぐなうか、おぎなうか、ということが主眼の法律だったんですね。
で、ですから、最初のころは、この64年法には、あの、損害賠償をみとめる条項がないんです。
それでわたし、アメリカで、なんか、みてて、被告っていうの全部、会社なんですよね。
で、日本だったらだいたい、個人がすごく多いでしょ。
加害者。
えっ、個人はどこへ行っちゃったんだろう、っていうふうに思っていたんですけれども、もともと法律の構成がそうなんです。
だから、事業主に対して雇用の場での性差別を禁止する、っていうのがこの法律の目的だったわけなので、
「金(かね)をはらえ」
はない。
「お金をはらってもらうときはどうすればよいのですか?」
って言ったら、
「それは別途、不法行為にもとづく損害賠償請求をおこすんだ」
というふうにおっしゃって、なるほど、と思ったわけなんですね。
で、ええとですね、91年(1991年)に損害賠償をみとめる条項が付け加わるんですけれども、上限がきまっているんですね。
数とかいろんな要素によって。
天井知らずにはならない、と。
判決では。
あの、和解ではまた別ですよね。
さっき(アメリカの三菱自動車セクハラ事件)
東芝で、アメリカの東芝かなんかで、これもすごい金額で和解したってはなしがあったと思うんで、それはまた別なんですけれども。
ということです。

それで、ええとですね、はい、不法行為法というはどういう法律なのか、ということなんですけれども、これ、個人間の利害調整の道具なんですね。
基本的には、個人と個人の。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

すごくよくわかるのは、交通事故のとき。
あの、過失割合が何対何、っていうの、かならずこう問題に。
それが基本的になるでしょ。
いくら損害賠償をするか、というときに。

ところがですね、あの、そう、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントというのは、性差別、しかもここでアメリカで言えば、事業者に対する性差別禁止ということを言っているので、個人間の、なんか、利害調整とぜんぜんちがうレベルのはなしなんだ、ということなんですね。

で、わたし、(最初の裁判から)30年でようやく、やっぱりそうだったか、というふうに思ったんですけれどもね。

わたしはやっとね、94年(1994年)から96年(1996年)、アメリカミシガン大学のロースクールにいて、キャサリン=マッキノンさんというこのセクシュアル(セクシャル)ハラスメントの法理論を構築したひとのところで、すこしだけ勉強したんですけど、彼女が言っていたのはですね、
「不法行為はだめだよ」
ってことだったんです。
で、わたし、わかんなかったんです。
その意味が。
本当のところは。
というのはわたし、日本で、不法行為で(裁判を)やって、勝って。
勝った成功体験なんですけどね。
勝ったという経験をもってアメリカに行って、で、まあ、それなりの法的対応をできているんじゃないかと思っていたんだし。
彼女は、
「不法行為ではだめだ」
と。
「これはそういう問題の性質がちがうんだから。差別を禁止するということと個人間の利害調整はぜんぜんちがうレベルなんだから、不法行為でね、やっても成果があがらないよ」
っていうような感じで言われたわけですよね。
だけど、わたしは、それなりに不法行為で裁判、勝っていたので、本当のところはよくわからなかった。
意味が。

そしたら、このあいだの30年ぶりの出来事(財務省のセクハラ問題)に遭遇して、ああ、やっぱりそうだったのか。

不法行為でね、金(かね)はらえ、ということばっかりを何百件つづけてきたけれども、それは、お金をはらったらおしまい、という世界のはなしだったので、もっと根本的な解決のとこにはいかなかったな、というふうにわたしは思い知ったわけなんだ。

それであらためて考えたら、ずっと不法行為法の枠のなかでわたしたちがやってきたことはあれでよかったんだろうか、ということをあらためて考えたんですね。
でも、この問題はですね、日本ではあまり法律家の関心をひいていないというふうに思うんです。
なぜかよくわからないんですけどね。

それで、ええとですね、そう、不法行為というふうになったことでどういうことがおきているかというと、要するに709条は、民法709条の不法行為法は、どういうケースをカバーするかって、いろいろあるでしょ、交通事故からはじまって、個人間の喧嘩とかなんとか、いろんなケースが入っていますよね。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

で、わたしたちがセクシュアル(セクシャル)ハラスメントで、最初の裁判に勝ったということは、この不法行為の類型にもうひとつセクシュアル(セクシャル)ハラスメントというカタログを付け加えたことだけだったんじゃないか、という気がするんです。
それは、だから、不法行為の範囲がすごく広がった、と。
いままでは、不法行為としても問題にもなっていなかったんだけど、
「いや、これは最低、不法行為ですよ」
ということで、そこは広がったのはよかったんですが、それ以上、根本的な解決にむすびつくようなものではなかったんじゃないか、ということを思っているんですね。
で、だから30年、営々とやってきたけれども、なんかこう足踏みしているみたいな状態で、ぐるぐるぐるぐるまわっていてね、そんなに基本的な改革にならなかったんじゃないかと思うんです。

で、30年間、何が変わったかというと、まあ、たくさんのいろいろな事案があって、
「このケースもセクハラね」
「これもセクハラね」
となるんだけどね、そのなかで、まあ、事案に応じて賠償額がまちまち、いろいろある、というだけのことなんですね。

それからもうひとつはですね、ええと、そう、いま言ったようにセクシュアル(セクシャル)ハラスメントって、不法行為の一類型、ってことになったでしょ。
それ、どういうことかというと、ええと、わたしたち、一番最初の裁判をやるときにはですね、これが女性の人権侵害だ、と。
女性差別である、ということをさんざん言って。
で、裁判所に、不法行為の枠内であるけれども救済すべき事案だということを理解してもらおうと思って、あれこれあれこれやったわけです。
だからもちろん憲法14条もそうだし、女性差別撤廃条約もそうだし、関係のありそうな根拠をですね、いろいろあげて、そして外国ではどうなっているかということもふくめてですね。
たとえばアメリカのさっき申し上げた(「Civil Right Act 1964」の)タイトルセブン(第7編。人種や性別による雇用差別の禁止規程)とかね、そのもとでの雇用平等委員会でのセクシュアル(セクシャル)ハラスメントについての定義とか。
まあ、あの、役にたちそうなものはですね、なんでもかんでも証拠として裁判所に出したということをやったわけなんですね。
それで、裁判所はそれを理解して、女性に対する人権侵害ということをみとめて、性差別とまでは言わなかったと思うんですけれども、で、慰謝料をはらえ、ということになったわけなんですね。
で、2回目がどうなるかというとですね、もうこの手の裁判は、不法行為で損害賠償をしなければいけない、ということになっているので、2件目からはいちいちこれがですね、憲法14条違反のうんぬん、と言うことが必要なくなってくるわけなんですね。

(参考。日本国憲法
第14条

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

だから言わないわけです。
原告のほうも。
で、そういう議論が消えていく。
必要ないから消えていったんですね。

いまどうなっているかというと、ちょっとこれもわたし、みてびっくりしたんですけれども、普通の男性弁護士、っていうと怒られるかもしれない、別にジェンダーに関心があろうとなかろうと関係ない。
これは弁護士ならだれでもできる事件になっているはずです。
だからあの、わたしはもちろん必要がないからやらないんですけれども、いま弁護士って皆ホームページってもっていて、で、どういう営業品目があるかっていうのが書いてあるでしょ。
どんな事件をやりますから、と。
たいていね、これ、単なる不法行為ですから、セクハラって、ほとんどの弁護士の営業品目に入っている。
それで、じゃそういうふうにセクハラというふうに言ったときに、もしかしたら加害者側のセクハラを言っているかもしれない。
別に書いていないので。
そのホームページをみたわたしの知っているある女性は、ぜんぜんそんなことが得意じゃない弁護士のところに行って、セクハラって書いてあったから事件をお願いして、ぜんぜん解決しなかった、というケースがあるんですね。
で、わたしはびっくりして、どうしてその弁護士を選んだの、というふうに訊(き)いたら、いや、ホームページをみたらセクハラをあつかうと書いてあったからね、で、あれ、写真なんか載っているでしょ、で、ビルの外観なんかでてたりするじゃないですか。
そういうのをみるとね、けっこうなんかたのもしそうなひとにみえた、って。
でもふつうのひとなら、それ以外に判断材料がないでしょ。
だから、そんな悪そうでもない、とかね。
いちおう紳士だとか、いろんなことをみて。
で、そのひとは、初対面だけど行ってお願いしたら、原告、つまり被害者の側に立っての訴訟をやってあげる、って。
頼んだってぜんぜんうまくいかなかった、っていうケースがあったりするわけなんですね。

それで、つまり、ものすごく普及したということは、薄まっていくということになって。
その、単なる不法行為でだれでも(裁判が)できるはなしになったときっていうのは、おそらくセクハラということばがですね、あの、すごく社会的にすごく広まって、いまでは子どもでも知っているようなことばになって。
セクハラって何、と訊(き)かれたときに、なんかそんな的確な説明ができるかというと、そうでもない状況になっているんじゃないかと思うんですね。

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(再掲。角田由紀子弁護士)
どうやってその、被害回復をするか
どういう手だてをとってそのひとがうけた差別の傷をですね、つぐなうか、おぎなうか

出演強要については先んじています。
政府は出演強要被害について、被害の回復をおこなおうとしています。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について有識者等の意見も参考に法的対応を含め、必要な対応策を検討する

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月17日

この世でもあの世でも裁かれて欲しいものです。
死ぬ手前の拷問を続けるのが一番効果的かと(笑)

そんな事言いたくないから #青木亮 さん、慰謝料もお支払い下さいね。
明日も認知行動療法なのですよ。
1年で終わりません。
#青木亮 の #AV強要 #人身売買
それさえ解決すればAV業界に未練なし。

加害者に対して慰謝料を支払わせるのは当然の所作です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月12日

地道に積み重ねてきた【香西咲】の経歴、ほんの僅かな活動でも私にとっては実績だった。それを全てAVに利用されてしまうなんて…事務所は私で幾ら稼いだのだろう?
私はAVに出る為に芸能活動を積み重ねてきた訳じゃない。

#MeToo #青木亮
#アットハニーズAV出演強要
#人身売買
#HumanTrafficking

(再掲。角田由紀子弁護士)
お金をはらったらおしまい、という世界のはなしだった

香西咲さん
2018年2月20日

画像ももちろん
精神も身体も引き摺って生きて行く時間の方が長いです。
理解して下さる人はなかなか少ないのが現実。
#青木亮 と弁護士は到底理解しようとしない。
生き地獄。

金銭的な補償だけではすまされません。
被害者の方々の名誉を回復する必要があります。
もちろんこれだけではありません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月27日

#青木亮 に関しては
週刊文春に始まり、霞ヶ関、警察庁…
#AV強要 加害者としての理解は広まって参りました。
#労働者派遣法違反 以外の罪も償って頂きたいと私は一生涯思い続ける事でしょう。

加害者は皆、牢屋に打(ぶ)ち込む必要があります。

(再掲。今後の対策)
被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する

今年度(2018年4月1日~2019年3月31日)、有識者による検討がおこなわれています。
2019年4月1日から次年度がはじまります。
次年度は、法案の中身があきらかになる年度です。
楽しみです。
悪はかならず滅びます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

セクハラに関する角田由紀子弁護士の記者会見(その3)。出演強要被害については賠償額が高額になるであろうと思惟します。2020年に香西咲さんたち被害者は再生します

本日も角田由紀子弁護士の論説についてふれます。
セクシュアル(セクシャル)ハラスメントに関する考察です。

(参考。当ブログ)
2019年2月25日 その1 
2019年2月26日 その2 

JNPC(日本記者クラブ) 「セクハラ問題の30年」角田由紀子弁護士 2018.6.25

(※音声の文字化は、筆者。)
(※21:31のあたりから。)
2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

で、その、89年(1989年)におこした、それから92年(1992年)の判決まで、ですね、実はその当時の東京都の労働局、すごくよかったわけです。
いまとちがって、と言うと怒られるかもしれない。
いまは知らないので。
その当時は。
セクシュアル(セクシャル)ハラスメントをなくす、ということで非常に先進的なはたらきをしていて。
で、企業なんかにもはたらきかけていて、けっこう、企業がどういうふうにしなければいけないか、というリーフレットなどをつくっていたんですね。
だけど判決が出る前は、会社のひとはそういうのがあるのを知っていて、パンフレットがあるのを知っていて、もらいに来るんですけれども、だいたい、
「うちがリーフレットをもらいにきたって言わないでくださいね」
って言うんです。
なぜ言うかというと、つまり、
「うちにセクシュアル(セクシャル)ハラスメントがあるというふうに思われたらこまるから、だまっていてね」
って。
で、判決が出てからはですね、表から来るようになった、って言うんですね。
つまり、
「わたしの会社はちゃんとセクハラ防止のために施策をとるんですよ」
ということのアピールにもなるということで、そういうふうに変わったということなんですね。

それで、そういうことがあって、あとですね、法的には、92年(1992年)の判決があっても、なかなかすぐには法律的なうごきがなかったんですね。
で、わたしなんか、日弁連の女性の権利に関する委員会の委員なんかをやっていましたので、
「この判決をもってちゃんと法的手当をすべきだ」
ということを国に申し入れたりしたんですけれども、まあ、ぜんぜん実現しなくて、97年(1997年)のときにはじめて、均等法(男女雇用機会均等法)のなかにセクシュアル(セクシャル)ハラスメントの防止について、配慮義務、っていうのが入ったんです。
だから、配慮すればよい、わけですよね。
で、それじゃ、なにもならないじゃないか、ということでですね、2006年改正、2007年のその改正の実施のときにはじめてですね、事業主が防止のための措置義務があるんだ、ということで、やや具体的なはなしになってきた、ということなんですね。
でも、これは、事業主の雇用管理上の措置義務であって、セクシュアル(セクシャル)ハラスメント禁止、と言っているわけではない、というところが非常にすごくおおきな問題なんですね。

でも、まあ、措置義務、であれ、ですね、厚労省としてはそのあと具体的に、(セクシャル)ハラスメント対応にどういうことをすべきか、ということで、まあ、ややくわしい指針をつくったり、それなりの指導をしている、ということがあると思いますね。

男女雇用機会均等の改正状況につきましては、厚生労働省の資料が参考になります。
一部を参照します。

引用
<71ページ>
平成9年(1997年)改正、平成11年(1999年)施行
職場におけるセクシュアルハラスメントを防止するため、事業主が雇用管理上必要な配慮をしなければならない旨の規定が新設された

平成18年(2006年)改正、平成19年(2007年)施行
職場におけるセクシュアルハラスメント防止規定については、改正前は、女性労働者に対するセクシュアルハラスメントについての配慮義務として規定されていたが、改正により、職場におけるセクシュアルハラスメントの対象に男性も追加されるとともに、措置義務規定とされた

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

それから平成23年(2011年)にはですね、あの、いまもすごく問題になっている、迎合メール、ってありますよね。

で、いまもセクシュアル(セクシャル)ハラスメントの裁判をやるとですね、メールっていうか、いま、スマホ、ラインとかわたし、よくわからないんですけどね、そういうやりとりの資料が山ほど出てくるわけなんです。

そのなかでわたしが知っているのは、まだメールの時代で、迎合メール、と言われるね、つまり被害者なんだけども加害者にまさに迎合する。
加害者の文句を言わなくて、先取りしてなんか相手の要求を満たしてあげるような内容のメールがどんどん行き交うわけなんですね。
で、加害者のほうはその裁判になるとそのメールをプリントアウトしてもってきて、
「いや、これは彼女のほうが望んでいたからこうなったんだ」、
ほれ、みろ、というふうにね、そのメールの山をしめすわけなんです。
でも、それはそうじゃない、ということで、さすがに厚労省もですね、平成23年(2011年)のときには、これ、
「迎合メールがあったとしても」
かならずしもそれは相手がですね、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントを了解しているわけでもなんでもないんだから、
「要注意だ」
ということは言ったんですね。
だからその、メールの文言だけにとらわれて合意のあるはなしというふうにしたらいけませんよ、というふうに言いました。

このことは厚生労働省の有識者検討会がまとめた報告書のなかに書かれています。

(参考)
2011年6月28日 精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会「セクシュアルハラスメント事案に係る分科会報告書」
<6ページ>

2 認定の基準について

(4)その他心理的負荷の評価に当たり留意すべき事項

セクシュアルハラスメント事案の心理的負荷の強度を評価するに当たり、上記(1)から(3)までのほか、次の事項への留意が必要であることを示すべきである。

ア 被害者は、勤務を継続したいとか、行為者からのセクシュアルハラスメントの被害をできるだけ軽くしたいとの心理などから、やむを得ず行為者に迎合するようなメール等を送ることや、行為者の誘いを受け入れることがある。
このため、これらの事実から被害者の同意があったと安易に判断するべきではないこと。

イ 被害者は、被害を受けてからすぐに相談行動をとらないことが多いが、この事実から単純に心理的負荷が弱いと判断すべきではないこと。

ウ 被害者は、医療機関でもセクシュアルハラスメントを受けたということをすぐに話せないことが多いが、初診時にセクシュアルハラスメントの事実を申し立てていないことのみをもって心理的負荷が弱いと判断すべきではないこと。

エ 行為者が上司であり被害者が部下である場合、行為者が正規職員であり被害者が非正規労働者である場合等、行為者が雇用関係上被害者に対して優越的な立場にある事実は心理的負荷を強める要素となりうること。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

それから、ええと2017年、去年ですよね、ええとマタハラもあの、均等法(男女雇用機会均等法)のなかに入りました。

再度、上掲の厚生労働省の資料を引きます。

引用
<72ページ>
平成 28年(2016年)改正、平成29年(2017年)1月施行
平成28年(2016年)の改正では、妊娠・出産等に関する上司・同僚による就業環境を害する行為に対する防止措置を義務付ける規定が設けられた

(参考。男女雇用機会均等法
第11条の2

事業主は、職場において行われるその雇用する女性労働者に対する当該女性労働者が妊娠したこと、出産したこと(略)により当該女性労働者の就業環境が害されることのないよう、当該女性労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。

2 厚生労働大臣は、前項の規定に基づき事業主が講ずべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針(次項において「指針」という。)を定めるものとする。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

それからLGBTのひとも対象になりますよ、ということを明記された指針が出たんですけど、そういうふうにして、いちおう法的な手当はされた。

で、まあ、ご存じのように、人事院規則の10―10と、その運用の指針というのも出て、これは国家公務員向けですよね。

えー、ところが、こういうふうにして、ある程度の法的対応がとられるようになったんですけれども、やっぱりね、不法行為請求であるというのが、なんて言うのかな、限界、って言うの?
ぶつかざるをえないんですね。
つまり、均等法(男女雇用機会均等法)の、いま11条ですけど、11条を理由にして裁判をするわけじゃないんですね。

(参考。男女雇用機会均等法
第11条

事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

「均等法(男女雇用機会均等法)11条違反がありましたよ」
ということで、民法の不法行為の裁判をやっているわけなんです。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

ということで、さっき申し上げたように、金銭賠償しかもとめられない、と。
だからそのお金をはらったら、仮に1,000万であろうと、300万であろうと、そこで加害者が、被告の責任が、おしまいになるわけなんですね。
で、職場環境を改善せよ、と債務不履行で行ったとしても、職場環境を改善せよ、ということは、判決より入ってこないわけなんです。
それも、損害賠償請求の裁判なので。

で、たとえば判決じゃなくて和解という手続きにうまく移行して、そこで、今後どうしましょうか、って、はなしができるわけですよね。
で、そこで、今度のことに反省して、以後、職場では、こういうことをね、やるようにしましょうとか、そういう約束をできるわけです。
会社とのあいだで。
あるいは、原告になった女性も、まあ自分も、やめちゃってしょうがないんだけれども、まだ会社に残っているひとのことも考えるとね、会社の職場環境を改善してほしいので、こういうことをやってください、というふうに自分のやめた会社にこう言うんですけど。

でも、これ、和解ですからね。
被告のほうが、はい、って言わなきゃだめなんです。
だいたい、そういう話し合いにおうじる、というのがひとつ。
それからおうじたのちに、その中身についても、そうします、というふうに合意がとれないと、こうしなさい、にはならないわけなんです。
だから、この和解もなかなかですね、うまくいかない、と。

で、さっき言ったようにですね、賠償額がすごく低い、っていう問題があるんです。
これ、わたし、不法行為でやっていることと関係があると思うんですけれども。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

ええと、今朝のですね、わたし、東京新聞をみてきたんですけれども、たまたまですね、「平成のことば」っていう欄が一面にあって、これは偶然だったんですけれども、96年(1996年)にアメリカの三菱自動車の大規模なセクハラがあったでしょ。
そのときに、全米女性機構(NOW)が中心になって全米的な三菱自動車の不買運動なんかを繰り広げたわけなんですよね。
それでけっこうNOWもこの問題の解決のために協力したんですけれども。
で、そのNOWのローズマリー=デンプシさん(副会長)が日本にいらしたんですね。
で、そのときのはなしだと思うんですけれども、
「米国企業はセクハラを放置すると高くつくことを知っているが、日本企業はその経験をもっていないと言われている」

で、実際にはですね、96年(1996年)のセクハラ事件について98年(1998年)に48億円の支払いで和解した、っていうんです。

(参考)

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

ちょっと数が多いっていうのもあるんですよ。
被害者の数が多いっていうのもあるんですけど、日本と単位がちがいすぎる。
これくらいのね、金額だと、仮に損害賠償であったとしても、それなりに会社側が、なんかしよう、って、動機づけになると思うんですよ。
また48億円を払わないと、というのもある。
日本の100万、200万ね、せいぜいいって900万みたいな損害賠償額だと、カネをもっている会社ほどなんともないわけですね。
しかもこれ、だいたい、わたしたちは、会社とそれから直接の加害行為者、両方セットでうったえるわけですよね。
で、本人だけ、加害者本人だけうったえても、実務的な回収がむずかしい、というのがあるので、会社の責任が問えるケースは会社も一緒にしてうったえるわけですね。
で、どうなるかというと、だいたいですね、みるところ、加害行為者がはらっていますよね。
被告2名で、両方の連帯責任が言われても。
だから会社は、その加害者に、と目された従業員に、
「おまえのせいでこうなったんだ」
と。
ね、
「責任とれ」
と、こうなるわけですよ。
だから、会社はほとんど痛みがない、というのが実態ではないかと思って。
このやりかたでは。
で、それで、どうするか、ということなんです。

昨日のブログで沖縄タイムスの記事を引用しました。
同紙によりますと、セクシュアルハラスメントは、
性的いじめ・暴力
です。
出演強要の場合はこれをさらに上回ります。
未曾有(みぞう)の凶悪犯罪です。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

政府は新法をつくって対応する算段です。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

(再掲。角田由紀子 弁護士)
(セクハラの場合は)賠償額がすごく低い、っていう問題があるんです

出演強要被害につきましては賠償額が高額になるであろうと思惟します。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年4月2日

#青木亮 が #AV強要 で人生台無しにしてくれたお礼は #2020年 #東京オリンピック を目処に考えています(*^-^*)
詳しくは後ほど…

——————————————————–

2020年に香西咲さんたち被害者は再生します。
復活します。
このことだけはまちがいありません。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

セクハラに関する角田由紀子弁護士の記者会見(その2)。早晩、出演強要等を処罰する法律ができます。法律が制定されたときから香西咲さんの反撃がはじまります

昨日のつづきです。
本日も、角田由紀子弁護士が昨年、日本記者クラブで語ったことばをみていきます。

JNPC(日本記者クラブ) 「セクハラ問題の30年」角田由紀子弁護士 2018.6.25

(※音声の文字化は、筆者。)
(※10:37のあたりから。)
2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

で、さて、わたしどもの裁判はですね、最初は「性的嫌がらせ」という日本語をつかってやっていました。
で、これはその当時、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントについて、日本でもすこし知られるようになってきて、それをなんと言うか、ということで「性的嫌がらせ」という言い方を当初やっていたんです。

ですから、訴状と最初のころの準備書面では、わたしたちも
「性的嫌がらせ」
というふうに言っていたんですけれども、
「え?」
「でも、嫌がらせとはちがうよね」
っていう感じなんですよね。

それで、もうひとつはですね、「ハラスメント」という、どうも英語の元々の意味は軍隊用語で、
「はげしくひきつづき攻撃する」
ということが元の意味らしんです。

そうすると、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントというのは、とても、嫌がらせということじゃないんじゃないか、ということですね。
で、つまり、嫌がらせでは実態が反映されていないんじゃないか、ということで、さて、こまった、と言ったんですけれども。

ここは日本語における翻訳の問題なんですね。
ぜんぜん別のテーマになるんですけれども、わたしいま、加藤周一さんと丸山真男さんの「翻訳と日本の近代」という岩波新書を読んでいてすごく思うわけですよね。
だから、西洋のあたらしい概念を日本語でどういうふうに日本語にするかっていったときにですね、その明治のひとはものすごく教養があったというか、儒学にしろ、漢学にしろね。
だからけっこう適切なことばを編み出したんだけど、わたしたちの世代はそんなものなにもないわけです。

だから結局、適切な日本語をつくれないままに、時間の問題もあってね、別にその翻訳の専門家がいるわけでもないので、とりあえずセクシュアル(セクシャル)ハラスメントというカタカナ語でいこう、ということにしたわけです。

そしたら、それはそれでしょうがなかったんですけれども、たぶんわたし、あれ、週刊文春だったと思うんですけれども、それ(セクシュアルハラスメント)をつかまえて、カタカナ語から日本語をつくるときに、
「パーソナルコンピューター」

「パソコン」
になるみたいにね、
「セクハラ」っていうことばをつくって、それがその年の流行語大賞というのをもらっちゃったわけですね。

(参考)
2018年5月11日 毎日新聞「『セクハラ』流行語から30年『官僚、何も学んでいなかった』角田由紀子弁護士」

「セクハラ」という言葉が流行語大賞の新語部門を受賞したのは平成元年(1989年)だった。

法務省「企業における人権研修シリーズ セクシュアルハラスメント」

1989(平成元)年、セクハラ(性的嫌がらせ)を理由とした国内初の民事裁判が起こされました。

また、この年「セクシュアル・ハラスメント」という言葉が新語・流行語大賞の新語部門金賞を受賞することになり、以後、セクハラという概念を広めるひとつのきっかけになりました。

もちろん、当時の日本にはセクハラという概念は定着していませんでしたが、その後セクハラに対する社会の意識も高まり、現在では人権侵害のひとつであると認識されるようになりました。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

それで、ことばは一気に日本中に広がった、ということなんです。

で、ただね、流行語になったということの功罪って考えるんですけれども、ひとつは皆が知っていることばになったのでね、あの、セクハラっていうことばが言いやすくなった、って、あると思うんです。
だから女のひとがそんなに皆、深い意味までわかっていなくても、なんか職場で嫌なことがあったりしたら、
「それってセクハラだよ」
というふうにいちおう抗議ができるようになったということがあったと思うんですね。
つまり、声をあげられるきっかけになったと思うんです。

問題はですね、それはなにを意味するのか、という。
つまり、「セクシュアル(セクシャル)ハラスメント」ならまだしも、「セクハラ」になったとたんに、
「それってなんなの?」
っていうふうに、意味のほうがついていかなかった、ということなんですね。
で、それが、わたし、今日にいたるまでも、セクハラということばは、じゅうぶん浸透しているんだけれど、なんのことだか本当はよくわかっていない、っていういまの状況とつながっているんじゃないか、っていうふうに思いました。

(参考)
1998年3月29日 沖縄タイムス「[示されたもの、残されたもの](下)/琉大セクハラ訴訟に判決/『秘密主義』の学内/『嫌がらせ』でなく『暴力』と認識」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

報道を機に、裁判を傍聴したり、関係文献など読んで、痛感することがある。
「セクハラ」と略すのではなく「セクシュアルハラスメント」と、きちんと書き、「性的嫌がらせ」と訳すのではなく「性的いじめ・暴力」とすべきだ、と。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

それでその、つぎのですね、法的枠組の問題、ってわたし、実は、すごくおおきい、というふうに思っているんですね。

で、89年(1989年)にはじめて提訴して92年(1992年)に最初の判決が出ましたよね。

(参考。当ブログ)
<福岡セクハラ訴訟>
2019年1月25日 支援者の石本宗子さん
2019年1月26日 被害者の晴野まゆみさん①
2019年1月27日 被害者の晴野まゆみさん②

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

それは、ものすごくおおきく報道されたんです。

で、判例集なんかでも、たとえば判例時報っていう代表的な判例雑誌があるんですが、それではですね、その雑誌では、特報、というあつかいなんです。
特報、っていうのは、いろいろな判決があるんですけれども、たとえば最高裁が非常に重要な判断をしたというような事案については、一番最初の頁にもってきて、はじめの頁にもってきて、特報というあつかいをして、えー、するわけなんですね。

この事件は、だからそういうふうに法律家の世界でも非常に衝撃的な事件であったということなんです。

で、それでまた、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントというのが世の中にすこしは広まっていくことになったと思うんですけれども、そういうふうにして、だから、これは裁判ができるんだ、裁判にできるんだ、ということもわかったし、それから、裁判をおこしたら、あのー、勝てるんだ、とね。

勝てる、ってこの場合は慰謝料請求権で、慰謝料をはらわせることができるんだ、ということもわかっていったし、それは法律の世界でもそのように非常に意味のあるものとして理解された。
ということで、そのあとどんどん裁判がつづいていくわけなんですね。

で、わたしはそういうことで、しばらくやっているうちにですね、えっ、というふうに思ったんです。
つまり、原告、うったえた原告の女性からすれば、慰謝料をはらわしたということはどういう意味があったのだろう、ということなんですね。

で、あのですね、そのあとでわたし、何年か前にちょっと必要があって、それまでの、つまり福岡判決から25年ぐらい経った時点で、それまで公刊されているセクシュアル(セクシャル)ハラスメントに関する判決をいろいろ、読んでみたんですね。
で、そこで、ひとつわかったことはですね、かなりの部分、若い女性が被害者である、ということね。
しかも、その職に就いてですね、わりと短い期間、2年とか3年とか、それくらいの時期に被害に遭っているわけです。
だからうんと若いときね。
大学を出て会社に入って、あるいは大学院を出て会社に入って、2、3年で被害に遭って。
被害に遭ってどうするかというと、たいていのひとは、まあ、からだをこわすということもあるんですけれども、やめるわけですね。
そうすると、若い女性のキャリアがですね、そこでポキンと切れるわけですね。

若い女性のキャリアがですね、そこでポキンと切れるわけです
出演強要被害の場合も同様です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年8月22日

辛かった…
真面目に仕事してきたキャリアを全てAVで台無しにされました。
もちろん大した金額貰ってません。

もちろん出演強要はセクハラの比でありません。
出演強要は凶悪犯罪です。
魂の殺人です。
強姦です。
あらためて言うまでもありませんが。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

で、そのあと、そのあと再就職っていうのもあるんですけれど、まず心身の状況、よくないわけでしょ。
被害に遭っていると。
で、それを治療して再起するっていうか、復活するまでまた時間がかかるわけなんですね。
で、そういうことをして復活できたとしてもですね、彼女がもしセクシュアル(セクシャル)ハラスメントに遭わなければ、つづいていて開発されたであろうキャリアがぜんぜんだめになってしまうという事実があるわけですね。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年4月19日

やはり日本のジェンダー差別は深刻の様ですね。
アメリカや北欧だけでなく、フィリピンなどでも女性が大活躍されています。
一概には言えませんが。
私も社会人としてキャリアを積み重ねて誇りを持ちたかったです。
私を虐めてきた方々、2年後楽しみに待っててくださいね。

——————————————————–

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

で、その事実に照らしたときに、基本的に非常に額の低い慰謝料でおわってしまうというこの解決は、原告の女性にとっていったいなんだったろうか、というふうに思ったわけですね。

それで、どうもみているとですね、2,000万円に近い賠償額をとれた事案もあるんですけれども、それは非常に例外的なことで、基本的には低いです。
100万円以下、っていうのもあるんですね。
そんなものですから、この慰謝料請求をするというかたちの裁判というのは、原告本人にとってはどういう意味があったのだろうか、と。

はっきり言ってなんか、やっていたわたしが、あんまり意味がなかったね、と言うのはちょっと憚(はばか)られるのですけれども、でも、率直なところね、どうなんだろうか、と思ったわけです。
つまり、裁判をするって、日本ですごくたいへんでしょ。
しかもこういう問題で原告になって裁判をするともっとたいへんなわけです。
で、まわりからバッシングもあるし、いろんなことがある。
そういうことを耐えて、まあ2年ぐらいかけて裁判で勝訴して、で、100万円をもらいました、ということがなんなのかというように思ったわけですね。

それで、こういうかたちで裁判をつづけていっていいんだろうかというふうに思ったんですけれども、他になんの考えもなかったしアイディアもなかったので、まあわたしも漫然とそれをやっていたわけなんですね。

でも、これはむなしいな、というふうに思って、そういうことに気がついてからは、たとえば、講演とか研修とかでよばれていったら、なんていうか、裁判あんまり勧めない、って弁護士が言うのも妙なものですけれどもね、自分で自分の営業妨害をしているみたいですけれども、実態としてはそうだったので、なにをやるかって、言ったときに、裁判をめざすんじゃなくてね、まあこれ、もちろん、裁判ってどんな事件でも最後の砦(とりで)なんですけれども、どうやってセクシュアル(セクシャル)ハラスメントをおこさないようにするか。
予防をどうするか、と。
こちらがすごく重要なはなしですね、ということをやってきたわけなんですね。

それで、だから、わたしとしては、やってきて勝ってはいるんだけれどもとてもむなしかったということなんです。
それで、それでもですね、わたしも別に手だてがなくて、まあ、漫然とやってきて。

で、こないだ、
「だから30年経って、えっ、日本の真ん中(財務省)でぽっかり穴があいていたわけ」
というふうに気がついたときに、あらためてですね、わたしたちがやっていた民法709条の不法行為にもとづく損害賠償請求というこの法律構成はよかったんだろうか。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

まあ、まちがっていた、とまではわたし、言いにくいので。
でも、わたしがいいだしっぺだったんです。
709条でやれるんじゃないか、というふうに言って。
それで晴野さん(福岡セクハラ訴訟の原告)も、そのわたしのコメントを雑誌で読んでいるんですね。
自分の事案について裁判を考えたい、というように連絡をしてきたというわけで、わたし、すごく責任があるんですけれども。

ただですね、あとでアメリカのことにもふれたいと思うんですけれども、日本では、いまもそうなんですけれどね、こういう事案について法的に対応するにはやっぱり、不法行為でいくしかない。

で、まあ、あの、使用者の責任についてはね、不法行為の使用者責任でいくか、あるいは、雇用契約上の義務を果たしていないという債務不履行という、どっちかしかないわけですね。

いずれにしても、不法行為でいこうと、債務不履行でいこうと、これ、損害賠償請求のはなしなんです。
だからどういうことになるかと言うと、ええとですね、お金をはらっておしまい、というはなしなんです。
不法行為でも債務不履行でも、損害賠償請求ですから、負けた被告のほうは、その裁判所が命じた金額をね、お金をはらえばそれで責任を終了するんです。
だから原告になった女性が、いったいなんだったんだろう、というふうに思ってしまうわけなんですね。
会社はそれ以上にこういうところに問題があったからここを改善しなければいけない、なんてことは、判決の範疇にないわけです。
判決ができるのは、お金をはらえ、っていうことなんです。
これは、マタニティーハラスメントでも同じですよね。
判決ができるのはそこまでなんです。

で、あと、あの、使用者なんかが、反省してですね、善意でいろいろ改善するということはありえるかもしれないんですけれども、それは、いわば付録のはなしであって、本体の結論としては、お金をはらえ、なんです。
そこでおわってしまう。
そういうことなんですね。

それでもですね、福岡事件では、直接の実行行為者の編集長と、それからこの2人を雇っている社長、会社ですね、会社も連帯して損害賠償をしろ、ということになった。
ということで、これはこれでですね、会社も責任があるんだ、ということがつたわったことはよかった、とは思うんですけれども。

つまりですね、セクハラ損害賠償を請求できるということと、もうひとつ、あの、会社に責任があるということがはっきりしたというのは、その当時としては、それはすごくおおきなニュースだったと思うんですね。
判決の日の夕刊は、一面でそのことを書いていました。
会社の責任が問われるんだ、と。
それで会社はですね、これはたいへんだ、と。
こころある会社はですね。
これはたいへんだ、ということで、それからセクシュアル(セクシャル)ハラスメントがおきないようにはどうしたらよいのか、というような対策を考え始めるようになったということがあると思うですね。

(再掲。角田由紀子 弁護士)
2,000万円に近い賠償額をとれた事案もあるんですけれども、それは非常に例外的なことで、基本的には低いです。100万円以下、っていうのもあるんですね。そんなものですから、この慰謝料請求をするというかたちの裁判というのは、原告本人にとってはどういう意味があったのだろうか、と

まあ2年ぐらいかけて裁判で勝訴して、で、100万円をもらいました、ということがなんなのかというように思ったわけですね

負けた被告のほうは、その裁判所が命じた金額をね、お金をはらえばそれで責任を終了するんです。だから原告になった女性が、いったいなんだったんだろう、というふうに思ってしまうわけなんですね

以前にも当ブログでご紹介をしました。

(参考。当ブログ)
2016年8月9日
2018年4月9日

作家の宮崎学さんが、金銭での解決することの意味についてのべています。

(宮崎学 設楽清嗣 共著「敗者復活―リストラ社員の大逆襲」幻冬舎刊より、引用。改行を施しています。)

宮崎学さん

金銭解決か復讐かというのは気持ちの問題である。
気持ちからいえば、それは復讐のほうがいいだろう。
バキュームカーで突っ込んでもいいし、社長を殺してもいいだろう。
その瞬間はさぞスッキリするだろう。
金銭解決では、解決後もまだ気持ちが残る。
心の底のほうに彿々としたものを残しながら、差し当たっての解決として、今の社会のシステムの中では金銭で解決するしかない。
(略。)
感情にまかせるなら、殴る蹴るをやっちまえばいい。
私は、カネで解決することと、気持ちで解決することを峻別している。
くだらないことはカネで解決できる。
私はそう思っている。

(中略。)

金銭解決もまた復讐なのだ
しかも、相手にとっていちばんわかりやすい復讐の形だ。
払いたくもないカネを払うことは相手も傷つくのだ。
一千万円には一千万円分の誇りがある。

角田由紀子弁護士はこれまで、セクハラの裁判において勝訴判決を積み重ねてきました。
ぼくは、弁護士として最善の行動をされてきた、と考えます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月13日

何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。
皆様お力添えをどうかお願い致します。

香西咲さん
2017年5月24日

『夜と霧』は衝撃でした。
価値観を変える機会、
そしてじっと『時期を待つ』事を覚えるきっかけにもなりました。

——————————————————–

2020年のオリンピックまでに出演強要等を処罰する法律ができます。
法律が制定されたときから香西咲さんの反撃がはじまります。
あともうすこしです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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セクハラに関する角田由紀子弁護士の記者会見(その1)。出演強要被害については、香西咲さんたち被害者を救済し、業界を殲滅する圧倒的な法律がつくられることでしょう

昨日、月刊FACTAの記事を引用しました。

(再掲。FACTA)
1989年、週刊誌が『セクハラ』なる言葉を使いだすと社会は広く受け止め、この年、角田さんは『セクハラ裁判』で初の勝訴を獲得する

月刊FACTAは同記事の冒頭で、角田(つのだ)由紀子弁護士のことばをつたえています。

(FACTA 2018年8月号 編集後記「風蕭蕭」より、引用。)

FACTA 2018年8月号

「ある出来事を捉えるとき、どんな言葉を使うかで、問題は全然違ってしまう。働く女性の性的虐待を表す言葉として『セクシャル・ハラスメント』という言葉を獲得したのは非常に良かった。(略)その名前がない時代、被害女性は『人間関係がうまくいかない』と言って会社を辞めていった」

角田由紀子弁護士、6月25日、日本記者クラブの記者会見で

(再掲。FACTA)
角田由紀子弁護士、6月25日、日本記者クラブの記者会見で

日本記者クラブが会見の様子を動画で公開しています。

JNPC(日本記者クラブ) 「セクハラ問題の30年」角田由紀子弁護士 2018.6.25

参照します。

(※音声の文字化は、筆者。)
(※2:14のあたりから。)
2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

今日はですね、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントの30年ということについてなんかしゃべれ、ということだったんですね。
それで、どういうことが変わってどういうことが変わっていないのか、ということが主要な関心事のようなんですけれども、一番変わっていないというふうに思ったのは、わたし、このあいだの財務省なんですね。
一連の事件をみながら、まあ、日本のど真ん中でこういうことだったのか、って、すごいびっくりしたんですよね。

で、わたしは、そこに書いてありますように、89年(1989年)の8月にセクシュアル(セクシャル)ハラスメントの裁判として、第1号ということで、福岡地裁に損害賠償請求の裁判をおこした代理人のひとりだったんですね。

それからそういうことがあって、その事件は92年(1992年)の4月に判決がでました。

で、まあ、ほとんど原告の、金額をのぞいては、全面勝訴という感じで、原告がうったえたセクシュアル(セクシャル)ハラスメントにあたるという事実、たしか15あげたんですけれど、13は裁判所がその、事実がある、というふうに認定されたということだったんですね。

(参考。当ブログ)
<福岡セクハラ訴訟>
2019年1月25日 支援者の石本宗子さん
2019年1月26日 被害者の晴野まゆみさん①
2019年1月27日 被害者の晴野まゆみさん②

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

で、それ以来ですね、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントの裁判をたくさん引き受けてやってきました。

(参考。当ブログ)
2019年2月20日 秋田県立農業短大事件①
2019年2月22日 秋田県立農業短大事件②
2019年2月23日 秋田県立農業短大事件③
2019年2月24日 秋田県立農業短大事件④

2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

で、そのなかでいろいろ考えたことがあったんですけれども、あとで法的枠組のところでおはなししたいと思うんですけれども、途中で気がついたのは、つまり、損害賠償請求をやっていてなにが変わったのか、と。
なにもほとんど。
いや、それは、原告だった女性の立場からすればね、いったいわたしにおきたことがね、裁判というすごくたいへんな手続きを経て一定の勝訴ということになるんですけれども、それでわたしにおきた問題はなにが変わったのか。
わたしがうけた本当の損害っていうかね、痛みっていうのはいったいどうなったんだろう、ということを代理人であったわたしも途中で考えざるをえなくなってきたわけです。
つまり、そこになにも変化がなかったので。

ということで、いろいろなことを考えました。
考えましたけれども、まあ、とにかく裁判の依頼とか相談がいろいろあるので、それはそれとして、わたしもなんとなく流されてやってきたんですね。

ところが今回のその財務省の問題で、えっ、30年経ってまたこういうことだったの、というをあらためて考えさせられて。
それからわたし自身もこの30年をですね、いろいろふりかえってみる、ということになったわけなんですね。

一番最初に、ことばの問題、っていうのを書いたのは、「セクシュアル(セクシャル)ハラスメント」ということば、まあ、いまでは「セクハラ」ということになっているんですけれども、このことばって、わたし、ことばってすごく大事だと思うんです。

どういうことばでそのある出来事をとらえるか、というときに、どんなことばをつかうか、ということで、問題がぜんぜんちがってしまうわけなんですよね。

そういう意味では、このはたらく女性の職場でおきている非常に性的な虐待、といいますか、いろいろな意味での。
ということを言うことばとして、外来語なんですけれども、
「セクシュアル(セクシャル)ハラスメント」
ということばを獲得したことは、それはとてもよかった、というふうに思うんですけれどもね。

ただですね、言うまでもないんですけれども、はたらく女性の現実の問題としては、別にそういうことばがないときにね、事実がなかった、というわけではないですよね。

一番良い例というか、わかりやすいのは、そこにちょっとあげているんですけれども、「女工哀史」ですよね。

「女工哀史」の著者は細井和喜蔵さんです。
青空文庫を確認しましたところ、「女工哀史」は見当たりませんでした。
現在のところ、以下の著作が公開されています。

(細井和喜蔵著)
作業機械
女給
泥沼呪文
モルモット 

「女工哀史」につきましては以前、当ブログでふれたことがあります。

(参考。当ブログ)
2016年7月30日
2016年7月31日

細井和喜蔵さんの文章はやや難解です。
ぼくのほうでリライトをしたものをご紹介させていただきます。

(細井和喜蔵著「女工哀史」より。)
リライトしています。)
女工哀史

西原イクという工女が、深夜業のときに居眠りをしたので罰をあたえられた。
頭がうまるほど篠巻(わたを細い竹に巻いて細長い筒状にしたもの)を持って立たされた。
主任は無責任にも、彼女に直立を命じておきながら、自分は休憩に出ていってなかなか帰らないのであった。
彼女は正直にも重たい篠巻を持って言われるままにしていたが、その手は自然とたれ下がった。
するとそこへ休憩時間を倍も過ごした主任が帰ってきて、
「なんやお前、そんな横着な持ちかたして!」
と叱るが早いか、彼女の頬を一つ殴った。
それでなくとも、十分疲れている彼女は、殴られた勢いに体がふらついて、思わず持っていた篠巻を落とした。
すると、その2、3本が主任の足にあたった。
重いうえに、両端には金属がついているから、そうとう痛い。
主任は怒った。
そして、いきなり彼女を突き飛ばしたのであった。
そのとき、恐ろしいことがおこった。
彼女が突き飛ばされたところは、ちょうど歯車がまわっていた。
魔のような歯車は、彼女をかみ殺してしまった。
人には、彼女の不注意で死んだと伝えられた。

もうひとつ引きます。

女工哀史

1900年1月25日、帰郷を前に、工場で火災がおこった。
49人の女子労働者が、寄宿舎で深い眠りにおちていた午前3時30分ごろ、階下から出火。
はね起きたときは、一面の火の海。
窓に飛びつくと、そこには太い鉄の柵がはめてあった。
鎮火後、散乱した遺体は、みんな頭も銅もバラバラになり、しかもそれさえ、焼けただれて、男か女かわからぬほどであった。
年齢は13歳から25歳までで、31名の女性が犠牲となった。
寄宿舎の窓には、鉄棒がはめてあって、逃げ出せないようになっていた。

 
2018年6月25日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

「女工哀史」、いまでも岩波文庫で読むことができるんですけれども、あれを読んでみると、これぞまさにセクシュアル(セクシャル)ハラスメント尽(づ)くし、というようなことなんですけれども。
もちろん当時は、そんな認識もないけれども、ただ、女工さんがひどい目に遭っているという視点で書かれている、ということなんですね。

で、89年(1989年)にわたしたちが、これはセクシュアル(セクシャル)ハラスメントだ、というふうにして裁判をおこす以前、その、名前がない時代、っていうのがずっとあるわけですね。

わかっているだけでもその25年(1925年。大正14年)の女工哀史からずっとつづいてきてた。

で、そのあいだ、しかし、女性たちが職場でうけている性的な虐待という問題はつづいていたわけなんですね。
それで、名前のない時代、ですね。
どうするのか。

つまり、名前のない被害、っていうのはとても語りにくいんですよね。
なにについてはなしているのかがわからない、っていうことがあって。
ちょうどなんかアメーバー状に広がったことであって、
「わかっているひとはわかるよね」
って言うんだけど、
「それなんて言うの?」
って言うように、それ名前がついてきっちり、
「問題がこれです」
っていうふうにならないと、なかなかそこに焦点を当てた議論になっていかないという。

ですから、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントについても、実態としてはずっとあったんですけれども、それに名前がない、ということで、はなすことができなかった、ということなんですね。

たとえば、同じような例が、いまドメスティックバイオレンス、DVという言い方をしているんですけれども、これも暴力なんだ、と。
人権侵害なんだ、という理解にたって、ドメスティックバイオレンスなんだ、ということばが獲得されるまでは、夫婦喧嘩、犬も食わない、というふうに言われてきて、だれも、それは人権の問題だ、と考えなかったし、で、結婚生活ってそんなものなのよね、というふうな、なんかひどいこう了解でおこなわれていたわけですよね。

それで、たとえば、ドメスティックバイオレンス、これもだから、DV、って言うのが良いのかどうか。
これも別の問題なんですけれどもね。
とにかく、名前が、適切な名前が、得られたことによって、問題を深めることができた、というふうにわたしは考えているんですね。

で、じゃ、セクシュアル(セクシャル)ハラスメントについて、名前がつけられるまでは、女のひとたちはどういうふうにしていたということは、わたしたち、はたらく女性の実態調査、というのを89年(1989年)よりちょっと前にやったんですけれども、そのときに、実態調査ですからアンケート調査をやったんですね。
そのなかで非常にたくさん出てきたのは、とにかくいまではセクシュアル(セクシャル)ハラスメントなんだけれども、そういうことを言えないし、そういう認識も女性の側にもないので、でも職場にはいられないのでやめる、というのが非常に多かった。
そのとき、なんて言ってやめていったかというと、
「人間関係に問題があって」
「人間関係に耐えられないので」
と。
つまり、自分が性的な被害をうけた、ということを言えないわけですよね。
だから、
「人間関係にちょっと問題があって」
と。
「うまくいかなくて」
というふうにやめていったひとがものすごく多いわけです。

で、もうひとつはですね、実はいまセクシュアル(セクシャル)ハラスメントにあたる問題というのは、別の名前で理解されて、すでに裁判があったんですね。
そこに書いてある「長野電鉄事件」という、長野地裁の昭和45年の判決があるんです。

で、これ、別の名前、って、どういうことになったかといいますとね、これ、判決を読んでもらうとわかるんですけれども、長野電鉄というところがバスを運行しているわけです。
観光バスもふくめて。
で、あの、むかしはだから、車掌さんっていうひとがいたでしょ。
で、運転手と車掌さんが観光バスなんかでは泊まりで、ひと組で仕事をするわけですね。
その泊まりのときに、この場合の女性の車掌さんていうのは、まだ未成年だったんです。
18歳ぐらいだったと思うんですけれども、その、妻子のいるドライバーに、はっきり言えば強姦されて、で、結局、妊娠した、と。
それで、中絶して、会社をやめた、ということなんですね。
で、おとうさんが会社に怒鳴り込んでいったわけです。
そしたら会社はその事実が確認されたので、その運転手を懲戒解雇にした。

で、裁判はどういう裁判になったかというと、運転手の側が、自分に対する懲戒解雇は不当だから、と解雇取消の裁判をおこしたんです。

で、このときの判決があるのでわかるんですけれども、誰が代理人かというと、すごく確信的な弁護士が運転手の代理人なわけ。
つまり(強姦の件ではなく)不当解雇のはなしになっているから。

それで結論として、裁判所は、この解雇は正当だ、ってみとめるんですけれども、えっ、この事件ってだれが被害者なの、って。
つまり、被害者である女性の車掌さんていうのは、もう幕が上がる前に舞台から下りているわけ。
下りさせられている、ということで、これがだからもし、「セクシュアル(セクシャル)ハラスメント」ということばがあって、そういう考え方のもとで裁判になったらまったく結論がちがっただろう、というふうにわたし、思ったんですね。

——————————————————–

(再掲。角田由紀子 弁護士)
原告だった女性の立場からすればね、いったいわたしにおきたことがね、裁判というすごくたいへんな手続きを経て一定の勝訴ということになるんですけれども、それでわたしにおきた問題はなにが変わったのか。わたしがうけた本当の損害っていうかね、痛みっていうのはいったいどうなったんだろう

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年1月29日

いつもありがとうございます。
起訴されたとしても
加害者である #青木亮 は被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無いのですよね。
良くてたった数年の禁固刑
或いは私で稼いだAV一本分にも満たない罰金
( #労働者派遣法違反 で #略式起訴 された時はそうでした。)

報われません。

——————————————————–

出演強要被害に関して、政府はこう言っています。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について有識者等の意見も参考に法的対応を含め、必要な対応策を検討する

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

「被害の回復について、有識者等の意見も参考に、法的対応を検討する」

有識者による審議は今年度(今年の3月31日)までです。
まもなく終了します。
詳細につきましては、過去の当ブログをご覧ください。

(参考。当ブログ)
2018年4月24日

政府は当初より、被害の回復をおこなう、と明言しています。
当然、有識者検討会は、政府の方針にそったかたちで答申を出してきます。
言わずもがな、ですが。
来年度(今年の4月1日~)のほどよいころに、全貌があきらかになります。
楽しみです。
香西咲さんたち被害者は、被害を回復することができます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

「明瞭な言葉には羽根が生えている」。AV出演強要問題という言葉をさらに高次の段階へ高めたのが、香西咲さんたち被害者の証言です。極悪の消滅が近づいてきました

本日もセクハラに関して記します。

(参考。当ブログ)
2019年2月19日 「#Me Too」運動
2019年2月20日 秋田県立農業短大事件①
2019年2月21日 東北大学セクシュアル・ハラスメント事件
2019年2月22日 秋田県立農業短大事件②
2019年2月23日 秋田県立農業短大事件③

昨日、秋田県立農業短大事件で加害者の弁護を引き受けた弁護士についてふれました。

(1998年12月11日 河北新報「秋田県立農業短大のセクハラ訴訟 原告逆転勝訴 『判決、全国につながる』支援者らから歓声/教授側は上告へ」より、引用。改行を施しています。)
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 河北新報

<秋田県立農業短大事件>
(1998年12月10日 第二審判決)

一方、逆転敗訴という思わぬ結果に、教授側の支援者は重苦しい雰囲気。
中には涙を見せる人もいた。

沼田敏明弁護士
「主張が認められず残念。言うべき言葉がない」
狩野節子弁護士
「素朴な常識が通らなかったことが一番残念」
と語った。

いっぽう、被害者の女性の代理人を務めたのが、角田由紀子弁護士です。

1998年12月11日 河北新報

<秋田県立農業短大事件>
(1998年12月10日 第二審判決)

判決後、記者会見に臨んだ原告弁護団の角田由紀子弁護士は、
「主張がほぼ100パーセント認められて満足」
と喜びを語った。

中野麻美弁護士も
「女性が今まで目指してきた道が、この判決でより広がった」
と評価。

角田弁護士は
「このように当たり前の結果を出すために、これだけの苦労が必要とされる。まだまだこれからです」
と、決意を語った。

一昨年(2017年)の7月13日から性犯罪が厳罰化されました。
強姦罪(強制性交等罪)の法定刑の下限は、懲役3年から懲役5年に引き上げられました。
以前、角田弁護士は、性犯罪の罰則に関する検討会で以下の意見をのべたことがあります。

(2015年8月6日 法務省 第7回性犯罪の罰則に関する検討会「議事録」より、引用。)

<5ページ>
2015年8月6日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

(前略。)
前に御紹介したかもしれないのですけれども、国連の基準では、強姦罪の保護法益というのは、必ずしも性的自由というようなものに限定されるのではなくて、それを超えて、もっと心身の統一体としての人間の尊厳そのものに対する侵害だと考えられてきているわけなので、その観点から考えますと、私は少なくとも3年は低過ぎると考えます。

4年にするか5年にするかという議論はあるのですけれども、そこで上げるとすれば、5年は最低ではないかと考えているのです。

このことを考えるのに参考にすべきは、特に被害者を中心とする意見の中で、比喩的ではあるのですけれども、強姦されるということは魂の殺人だという表現がよく出てくることです。

それから実際に被害に遭った方が、その被害というのは非常に長い時間続く、場合によってはほとんど一生近く続くのだということも言われておりますので、そういう強姦罪が引き起こす侵害のされ方の特殊な状況ということを考えますと、これはやはり強盗との比較ということではなくて、独自に3年では低過ぎるのではないかということも考えるべき時期に来ているのではないかと私は考えております。

角田弁護士は、
(強姦は)人間の尊厳そのものに対する侵害
と語りました。
約1か月後のことです。
東京地裁が出演強要に関する判決を出しました。

(2015年9月30日 日本経済新聞「意に反するAV出演契約『即時解除できる』 東京地裁判決」より、引用。改行を施しています。)

2015年9月30日 日本経済新聞

アダルトビデオ(AV)出演を拒否した20歳代の女性に対して契約を結んでいたプロダクション業者が違約金の支払いを求めた訴訟で、東京地裁(原克也裁判長)は(2015年9月)30日までに、
「意に反するAV出演は許されず、契約は即時解除できる」
との判断を示し、請求を退ける判決を言い渡した。
業者側は控訴せず、判決は確定した。
判決などによると、女性はタレントとしてスカウトされ、業者に営業を委託する契約を締結した。
一方的にAV撮影を決められ、1本出演した後に拒否。
業者側は
「残り9本の出演が決まっており違約金がかかる」
とし、2460万円の支払いを求め提訴した。

この裁判で被害者の弁護を担当した一人が、角田弁護士です。

(※参考。2015年9月9日「判決文」。※提供は内閣府。)

女性側の代理人(弁護士)
角田由紀子
・伊藤和子
・中西俊枝
・雪田樹理
・有村とく子
・山崎新

プロダクション側の代理人(弁護士)
・宮本智
・田中絵美

——————————————————–

上述の判決の翌年(2016年)、HRN(ヒューマンライツ・ナウ)が、出演強要被害に関する報告書を公表しました。
会見に同席にした角田弁護士は、業界側の弁護士の態様に言及しました。
小川たまかさんが書かれた記事を参照します。

(2016年3月4日 Yahoo!ニュース「AV出演強要被害 テレビ出演を偽装しての撮影、出演者が自殺したケースも」より引用。改行を施しています。)

2016年3月3日 角田由紀子 弁護士(元・明治大学教授)

会見に出席した角田由紀子弁護士は

「契約書の内容が非常に巧妙で、弁護士など法律の専門家が関与しているとしか思えない。普通の人がパッと見せられて、読み解ける内容ではない」

と話したが、こういった騙すためのような巧妙な契約書ではなく、制作側が出演者に出演にあたってのリスクを説明し、撮影にあたって充分な配慮をすることを約束し、その上で了解を取るのは最低限必要なことだと感じる。

業界側の弁護士はこれまで、出演強要に荷担してきました。
早晩、出演強要等を処罰する法律がつくられます。
当然、無傷ということにはならないでしょう。

(FACTA 2018年8月号 編集後記「風蕭蕭」より、引用。改行を施しています。)

FACTA 2018年8月号

明瞭な言葉には羽根が生えている。
人口に膾炙する伝播力を言葉そのものが備えている。

働く女性が職場で受ける性暴力が「性的嫌がらせ」と呼ばれていた頃、被害女性は主張自体うまくできなかった。
それが1989年、週刊誌が「セクハラ」なる言葉を使いだすと社会は広く受け止め、この年、角田さんは「セクハラ裁判」で初の勝訴を獲得する。

司法の場では以降、職場での性暴力は民法709条の不法行為と認定され、同715条の使用者責任が問われる流れが定着。

近年も、女性に対する性暴力については、「DV」や「AV出演強要問題」など事態を正確に表す言葉が編み出され、少しずつ解決の道を進んでいるかのように見える。

「AV出演強要問題」は人々の間に定着しました。

(参考。当ブログ)
2019年1月16日

(2018年10月30日 横浜市 男女共同参画に関する市民意識調査「第3部4章~7章」より、引用。)

<96ページ>

2 女性の性が商品として扱われ、女性の人権が侵害されていると思うこと(問18)

女性の性が商品として扱われ、女性の人権が侵害されていると思うことは、どのようなことかをたずねた。

全体としては、「アダルトビデオ(AV)出演強要問題」(68.1%)の割合が最も高く、次いで「売買春(援助交際を含む)」(50.8% )、「JKビジネス」(46.0%)となっている。
性別にみても、男女とも上記3項目の割合が高くなっている。

図表4-2 女性の性が商品として扱われ、女性の人権が侵害されていると思うこと(複数回答)

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月14日

ここは一例ですね。
ですが私も相当な経験者であり被害者ですから。
女優さんに話すと驚かれる程です。
こう言った情報を共有したいですね。

香西咲さん
2016年8月28日

青木亮は私が知ってる限りでは少なくとも2人を自殺未遂まで追い込み、
中国人に対してAV女優の売春を目論む人間です。
私はその被害者です。

——————————————————–

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月26日

AFPの取材を受けた時の記事です。

——————————————————–

(再掲。FACTA)
明瞭な言葉には羽根が生えている。人口に膾炙する伝播力を言葉そのものが備えている

AV出演強要問題
このことばを昇華させた(さらに高次の段階へ高めた)のが、香西咲さんたち被害者の証言です。

(再掲。FACTA)
1989年、週刊誌が『セクハラ』なる言葉を使いだすと社会は広く受け止め、この年、角田さんは『セクハラ裁判』で初の勝訴を獲得する

出演強要についても同様の流れとなっています。
「悪銭身につかず(悪事をおこなって稼いでも結局は残らない)」
ということばがあります。
いつの世も悪党の末路は悲惨です。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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秋田県立農業短大事件の新聞報道(その2)。香西咲さんたちの出演強要にかかずらった弁護士はどうなるのでしょうか。当然、ほかの事案のようにはいきません

4日前からセクハラ問題をとりあげています。

(参考。当ブログ)
2019年2月19日 「#Me Too」運動
2019年2月20日 秋田県立農業短大事件①
2019年2月21日 東北大学セクシュアル・ハラスメント事件
2019年2月22日 秋田県立農業短大事件②

昨日は、新聞が報道した秋田県立農業短大事件についてふれました。
当該事件は第二審で、被害者の女性が勝訴しました。
男性教授は敗訴しました。
北海道新聞と河北新報が、敗訴した側の様相をつたえています。
参照します。

北海道新聞

1998年12月11日 北海道新聞「セクハラ行為を認定 短大教授が逆転敗訴*高裁秋田支部」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 北海道新聞
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>
(1998年12月10日 第二審判決)

短大教授は
「相手がうそをついている話を認めるわけにはいかない。弁護団と相談し上告したい」
と語った。

河北新報

1998年12月11日 河北新報「秋田県立農業短大のセクハラ訴訟 原告逆転勝訴 『判決、全国につながる』支援者らから歓声/教授側は上告へ」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 河北新報
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>
(1998年12月10日 第二審判決)

一方、逆転敗訴という思わぬ結果に、教授側の支援者は重苦しい雰囲気。
中には涙を見せる人もいた。

沼田敏明弁護士
「主張が認められず残念。言うべき言葉がない」
狩野節子弁護士
「素朴な常識が通らなかったことが一番残念」
と語った。

教授本人も、ぶ然とした表情で
「こんな人権侵害が許されるはずがない。まだ頑張ります」
と上告審への意欲を見せ、支援者から激励を受けていた。

男性教授は女性に、以下の行為をしたとされます。

毎日新聞

1997年1月29日 毎日新聞「『ホテルで肩に手をかけただけ』 セクハラの訴え退け、逆に慰謝料命令――秋田地裁」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1997年1月29日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>

女性の訴えによると、女性は1993年9月1日から3日間、学術会議出席のため教授ら3人で横浜市内のホテルに宿泊。
学術会議最終日の朝、女性の部屋を訪れた教授にベッドに押し倒され胸を触られるなどしたという。

朝日新聞

1998年12月11日 朝日新聞「被害女性が逆転勝訴 教授セクハラ『供述に臨場感』 高裁秋田支部」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 朝日新聞
(※改行を施しています。)

2人は1993年9月、学会に出席するため横浜市内のホテルに宿泊。
女性の訴えによると、この際、ホテルの自室に入ってきた教授にベッドに押し倒され、性交渉を迫られたという。

女性の部屋を訪れた教授にベッドに押し倒され胸を触られるなどした」(毎日新聞)
ホテルの自室に入ってきた教授にベッドに押し倒され、性交渉を迫られた」(朝日新聞)

男性教授はなぜこのようなことをしたのでしょうか。

朝日新聞

1998年12月11日 朝日新聞「被害女性が逆転勝訴 教授セクハラ『供述に臨場感』 高裁秋田支部」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 朝日新聞
(※改行を施しています。)

これに対し、教授は
「女性の仕事ぶりへの感謝と励ましの気持ちを伝えようとして部屋を訪ね、肩に手をかけただけ」
などと反論。

男性教授は女性をベッドに押し倒しました。
女性の仕事ぶりへの感謝と励ましの気持ちを伝え」るのが目的であったようです。
高裁の裁判長は一蹴しました。
当該判決に対して、男性教授は、
こんな人権侵害が許されるはずがない。まだ頑張ります
とのべました。

毎日新聞

1998年12月25日 毎日新聞「秋田の県立短大『わいせつ』訴訟――教授が上告断念」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月25日 毎日新聞

(略)、仙台高裁秋田支部の控訴審で逆転敗訴した同短大(秋田県立農業短大)教授(55)は(1998年12月)24日、上告を断念した

高裁判決から2週間後、男性教授は上告をとりやめました。

(再掲。狩野節子弁護士。第二審の判決のあと)
素朴な常識が通らなかったことが一番残念

女性の仕事ぶりへの感謝と励ましの気持ちを伝え」るため、ベッドへ押し倒し、胸をさわる。
性交渉を迫る。
これが「素朴な常識」のようです。
狩野節子弁護士とは、どのような人物なのでしょうか。

ひまわりサーチ弁護士詳細情報より、引用)

狩野節子 弁護士
<重点取扱業務>
医療事故(患者側) 離婚・親権(親子関係を含む。) 遺言・相続 ドメスティックバイオレンス・ストーカー等 サラ金,多重債務(債務整理・個人破産・個人再生を含む。) 一般刑事 労働事件(労働者側) 労災事故 セクハラ・パワハラ 公的年金・生活保護」 

狩野節子弁護士は以前、地元のラジオで、ドメスティックバイオレンス(DV)について語ったことがあります。

ABS 秋田放送 あきべん暮らしの法律ナビ
・2015年8月17日放送「これってDV?-DVに悩んだら-
・2016年9月5日放送「DVとは、特に精神的DVについて

番組のなかから一部分を抜粋します。
(※音声の文字化は、筆者。)

2015年8月17日放送
これってDV?-DVに悩んだら-

狩野節子 弁護士
DVの根底にあるのは、相手の人格をみとめず、相手を支配しようとすることです。ですから、直接的な暴力だけでなく、精神的や経済的に苦しめて相手を支配しようとすることもDVにあたるのです

残念ながら、まだまだ、夫が妻に暴力をふるうのはある程度しかたがない、とか、女性は男性にしたがうのが当然、といった社会通念が残っていますし、妻の収入が低いといった男女の経済的格差などから、女性が被害者になるのが多いというのが実情です

わたしが弁護士としてたずさわったケースでは、DVによって精神的後遺症で苦しんでいるかたもいます。DVの被害は身体的な被害だけではないのです

2016年9月5日放送
DVとは、特に精神的DVについて

狩野節子 弁護士
DVの根底にあるのは、相手の人格をみとめず、相手を支配しようとすることなんです。ですから、殴ったり蹴ったりで相手を言うとおりにさせるだけでなくて、精神的におとしめたりとか経済的に苦しめて相手を支配することもDVにあたるんです
——————————————————–

夫が妻に暴力をふるうのはある程度しかたがない、とか、女性は男性にしたがうのが当然、といった社会通念が残っています
このように語る狩野節子弁護士は、秋田県立農業短大事件で加害者の弁護を担当しました。

毎日新聞

1997年1月29日 毎日新聞「『ホテルで肩に手をかけただけ』 セクハラの訴え退け、逆に慰謝料命令――秋田地裁」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1997年1月29日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>
(1997年1月28日 第一審判決)

学術会議の宿泊先で上司の教授から強制わいせつ行為を受けたとして、秋田県立農業短大(同県大潟村)の非常勤研究員の女性(44)が、同短大教授(53)に慰謝料など約334万円を求めた訴訟と、逆にこの訴訟で名誉を傷つけられたとして教授が女性に慰謝料など550万円を求めた訴訟の判決が(1997年1月28日)28日、秋田地裁であった。

二つの訴訟は併合審理されており、坂本宗一裁判官は女性に対して「強制わいせつ行為はなかった」などとして請求を棄却。

一方、教授の請求については「名誉は傷つけられたが、ホテルの一室で女性の肩に手をかける常識を欠いた行為があった」とその一部を認め、女性に対し教授に慰謝料など60万円の支払いを命じる判決を言い渡した

女性に慰謝料など550万円を求めた
そういえば、宮本智弁護士も似たようなことをおこなっています。

巧言令色鮮(すくな)し仁(巧みな言葉を用い表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、仁の心が欠けている)」
この種の弁護士の内には社会正義が存在しません。
あらためて言うことでもありませんが。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月3日

アットハニーズを辞めて即座に
第二弁護士会にも行って相談してます。
セックスワーカー団体SWASHのご紹介の、打越さくら弁護士にも相談。
どちらも即答で『立証が取りにくい』とほぼ門前払いでしたよ。
だから世間(弁護士)の風当たりの厳しさを実感し、
腹括って独立の道を選びました。

香西咲さん
2018年2月20日

画像ももちろん
精神も身体も引き摺って生きて行く時間の方が長いです。
理解して下さる人はなかなか少ないのが現実。
#青木亮 と弁護士は到底理解しようとしない。
生き地獄。

——————————————————– 

2020年までに出演強要等を処罰する法律ができます。
業界側の弁護士はどのように取り繕うのでしょうか。
端から見物させていただきます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

秋田県立農業短大事件の新聞報道。香西咲さんに出演強要をおこなったやつらに対して、国民はこう憤激しています。「二度と刑務所の外に出る資格はない」と

一昨日と昨日、セクハラに関する裁判についてふれました。

(参考。当ブログ)
2019年2月20日 秋田県立農業短大事件
2019年2月21日 東北大学セクシュアル・ハラスメント事件

本日は、秋田県立農業短大事件が新聞でどのように報道されたのかをみてみます。

1997年1月29日 毎日新聞

1997年1月29日 毎日新聞「『ホテルで肩に手をかけただけ』 セクハラの訴え退け、逆に慰謝料命令――秋田地裁」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1997年1月29日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>

女性の訴えによると、女性は1993年9月1日から3日間、学術会議出席のため教授ら3人で横浜市内のホテルに宿泊。
学術会議最終日の朝、女性の部屋を訪れた教授にベッドに押し倒され胸を触られるなどしたという。
これに対し、教授は全面的に否定していた。

被害者の女性は加害者の男性教授に334万円の慰謝料の支払いをもとめました。
うったえられた教授は、女性に対して550万円の慰謝料を請求します。
名誉を毀損された、というのが理由です。
秋田地裁の坂本宗一裁判官は、教授の言い分をみとめました。

1997年1月29日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>
(1997年1月28日 第一審判決)

判決は
「強制わいせつ行為に遭えば逃げるか非難するのが通常なのにそれもなく、被害者にしては不自然すぎる」
としたうえで
「(1)教授が女性に性的関心を抱いていた言動は学術会議までない」
「(2)性的関係を迫るなら会話で合意を求めるのが通常で、暴力的行為は唐突すぎる」
「(3)ホテルの教授の部屋で飲酒しながら深夜まで話し込んだ日は何もなかったのに、翌朝、わいせつな行為に及ぶことは考え難い」
として強制わいせつの存在を否定。

「教授は女性の肩に手をかけただけ」
との判断を示した。

被害者の女性は控訴しました。

1998年12月11日 朝日新聞

1998年12月11日 朝日新聞「被害女性が逆転勝訴 教授セクハラ『供述に臨場感』 高裁秋田支部」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 朝日新聞
(※改行を施しています。)

2人は1993年9月、学会に出席するため横浜市内のホテルに宿泊。
女性の訴えによると、この際、ホテルの自室に入ってきた教授にベッドに押し倒され、性交渉を迫られたという。

これに対し、教授は
「女性の仕事ぶりへの感謝と励ましの気持ちを伝えようとして部屋を訪ね、肩に手をかけただけ」
などと反論。

目撃者や客観的な証拠のない密室でのセクハラ行為の有無を、どう判断するかが注目されていた。

1998年12月11日 毎日新聞

1998年12月11日 毎日新聞「教授がベッドに…拒否なしでもセクハラ 研究員女性、一審覆し認定――仙台高裁支部」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月11日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

<秋田県立農業短大事件>
(1998年12月10日 第二審判決)

この日(1998年12月10日)の判決で、守屋(守屋克彦)裁判長は、女性が当時、部屋から逃げださず、その場で非難もしなかったことについて、
「(1)職場の上下関係や同僚との友好関係を保つための抑圧が働き、被害者が必ずしも抵抗するわけではない
「(2)不自然、不合理な反応をしても、被害者の証言や、間接証拠を否定するものではない」
と指摘し、
わいせつ行為の被害者が、どう行動するかを一義的に定める経験則はない
と述べた。

また
「教授より女性の供述の方が臨場感や具体性があり、信用性が高い」
と、女性側の主張を全面的に認めた。

女性は第二審で勝訴しました。
一昨日にひきつづき、原口薫弁護士のサイトから、判決文の一部を引きます。

1998年 12月10日 仙台高裁秋田支部 守屋克彦 裁判長

<秋田県立農業短大事件>
(1998年12月10日 第二審判決)

性的な被害を受けた人々の行動に関する諸研究によれば、強姦の脅迫を受け、または強姦される時点において、相手に対して有形力を行使して反撃したり、逃げたり、声を上げることによって強姦を防ごうとする直接的な行動(身体的抵抗)を取るものは被害者のうちの一部であり、身体的又は心理的麻痺状態に陥るもの、どうすれば安全に逃げられるかまたは加害者をどうやって落ち着かせようかという選択可能な対応方法について考えをめぐらすにとどまる者、その状況から逃れるために加害者と会話を続けようとしたり、加害者の気持ちを変えるために説得をしようとするものがあるとされており、逃げたり、声を挙げたりすることが一般的な抵抗であるとは限らない

職場における性的自由の侵害行為の場合には、職場での上下関係(上司と部下の関係)や同僚との友好的関係を保つための抑圧が働くために、これらの抑圧が、被害者が必ずしも身体的抵抗という手段を採らない要因として働くであろうということが、研究の成果として公表されている。

被控訴人が控訴人の職場の上司であり、控訴人が仕事を続ける限り、今後も日常的に被控訴人とつきあってゆかなければならないこと、被害を公にし難いのが性的な被害の特色であることに照らせは、控訴人が、強制わいせつ行為は受けたものの、ことを荒立てずにその場を取り繕う方向で行動し、第三者に悟られないように行動することも十分にありうる

名判決です。
性犯罪の実相に通暁(つうぎょう)しています。

1998年12月11日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

女性側弁護団の一人で「性暴力裁判全国弁護士ネットワーク」世話人の角田由紀子弁護士は
被害を受けたら騒いだり抵抗するという被害者像を退けた。同じような境遇にある女性もこれで主張しやすくなる」
と話している。
教授は
「女性が主張した事実はなく、判決は納得できない。上告審の判断を求めたい」
とコメントした。

教授は、
上告審の判断を求めたい
と憤りました。

1998年12月25日 毎日新聞

1998年12月25日 毎日新聞「秋田の県立短大『わいせつ』訴訟――教授が上告断念」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年12月25日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

(略)、仙台高裁秋田支部の控訴審で逆転敗訴した同短大(秋田県立農業短大)教授(55)は24日、上告を断念した
教授は
「わいせつ行為などしておらず納得できない判決だが、大学にこれ以上迷惑をかけたくないし、家族の心労を考えると裁判を続けるのは耐え難い」
とのコメントを発表した。

高裁の判決が確定しました。

1999年2月12日 毎日新聞

1999年2月12日 毎日新聞「女性たちのネットワークが支えに――秋田セクシュアル・ハラスメント裁判で報告集会」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1999年2月12日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

裁判は1993年末に提訴され、原告を支える会が結成されたのは97年2月のことだ。
(1997年)1月の秋田地裁判決で女性の訴えが棄却され、逆に教授側の名誉棄損の訴えが認められた。
女性が逃げ出さなかったり、その場で非難しなかったことから
「強制わいせつはなかった」
とみなした司法判断に
「被害者が陥る心理や行動はさまざま。ステレオタイプの事実認定は裁判官として不勉強」
と反発の声があがり、秋田の連合や東京の女性有志を中心にネットワークが広がった。

同記事のつぎのくだりを読んだとき、ぼくは唸りました。

1999年2月12日 毎日新聞
(※改行を施しています。)

女性は提訴した後も同じ職場で働き続けた。

被害を信じてもらえないうえ、職場を追われるように辞めていくのは悔しかった。

「(教授と)顔を合わせながらも裁判を続けてこれたのは、支援者の励ましがあったから」
と言う。

香西咲さんのツイートが甦りました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月1日

引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、 #AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

——————————————————–

性犯罪の裁判では以下の点が争点となります。

(再掲。朝日新聞。1998年12月11日)
目撃者や客観的な証拠のない密室でのセクハラ行為の有無を、どう判断するか

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月13日

何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。
皆様お力添えをどうかお願い致します。

——————————————————–

裁判所はつぎのように判断することでしょう。

(再掲。毎日新聞。1998年12月11日)
(裁判長は)『教授より女性の供述の方が臨場感や具体性があり、信用性が高い』と、女性側の主張を全面的に認めた

二度と刑務所の外に出る資格はない
出演強要をおこなったやつらにも同じことが言えます。
極刑を期待しています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



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東北大学セクシュアル・ハラスメント事件。そう遠くない将来、香西咲さんの徳をほめたたえる声がどこまでも広がり、人々の耳のなかでいっぱいになることでしょう

本日も、セクハラに関する小島妙子弁護士の論説をみていきます。

(参考。当ブログ)
2019年2月19日(一昨日)
2019年2月20日(昨日)

(2018年12月10日 第97回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<16~17ページ>
2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

その2は、セクハラのは「何らかのきっかけ」で発生する、「被害者にも責任がある」という主張です。

セクハラを生み出す社会的要因や本質を覆い隠すだけでなく、現実には何らかのきっかけ、被害者の服装などによってセクハラが発生するとの口実、「被害者の落ち度」論に利用されます。

被害者にも責任がある
被害者に越度(おちど)はありません。
悪いのはすべて、加害者側です。

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

また、「相手が好意を持っていると誤解した」という主張もありますが、セクハラと恋愛関係は全く異なった事柄であり、およそ誤解の生じる余地のないものであります。

セクハラと恋愛関係は全く異なった事柄
まともな男は皆、そう思っています。

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

東北大学のセクシュアル・ハラスメント事件では、自由意思にもとづく恋愛関係にあったとする被告助教授の主張を退けています。

東北大学のセクシュアル・ハラスメント事件-
どのような事件なのでしょうか。

(参考。資料15。小島妙子弁護士が作成)

まずは事件の概要を確認します。

資料15(小島妙子弁護士が作成)

「大学の元助手の女性が、大学院博士課程に在学中、指導担当教官であった助教授から、継続的に性的接触や性関係を強要される等のセクシュアル・ハラスメントを受けたとして訴えた」

助教授の言い分はつぎのとおりです。

資料15(小島妙子弁護士が作成)

「助教授は、性的関係を認めたものの、あくまで原告の自由意思に基づく恋愛関係の中のことであって、被告が指導教官としての地位を背景に強引に性関係を迫ったものではないなどと反論」

当時の報道をふりかえってみます。

1998年5月26日 朝日新聞

1998年5月26日 朝日新聞「『将来への不安につけ込まれた』セクハラ訴訟、原告女性が陳述/宮城」

記事によりますと、助教授はこう反駁(はんばく)しています。
教師と学生の上下関係によるセクハラ行為ではなく、当事者の自由意思に基づく恋愛関係だ
女性からも誘いかけがあった
と。
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1998年5月25日に第1回目の口頭弁論がおこなわれました。
その席で被害者の女性が、以下の陳述をしました。

1998年5月26日 朝日新聞

(1998年5月25日 第1回 口頭弁論)

女性は
「被告は、私の将来への強い不安につけ込み、巧みに性的関係へ引き込んだ
などと主張。
「自分が苦悩する一方で、平然と振る舞う被告を見て、人間として、教育者としての良識を問いかけるようになった」
と述べた。

女性は今年(1998年)3月23日に提訴。

その際に原告代理人が公表した損害賠償請求訴訟概要によると、被告の助教授は、女性が1995年4月に博士後期課程に進学してまもなく、
「君に恋愛感情を持っているため、指導教官を降りたい」
などと言いより抱き付くなどし、性的関係を持った
関係は、同年(1995年)10月まで続いたという。

助教授の代理人の斎藤正勝弁護士によると、助教授は、性的関係があったことは認めているが、教師と学生の上下関係によるセクハラ行為ではなく、当事者の自由意思に基づく恋愛関係だと主張し、女性からも誘いかけがあったと言っている、としている。

1999年5月24日のことです。
仙台地方裁判所が、判断をしめしました。

資料15(小島妙子弁護士が作成)

(1999年5月24日 第一審判決)

「被告(助教授)は教育上の支配従属関係を背景として、原告が不快感を抱いていることを知りながら原告に抱きついたり、手を握るといった直接の身体的接触に及んだ上、自分の研究室で原告に背後から抱きつくといった性的接触を繰り返すなど、原告に対する性的言動を直接行動までにエスカレートさせ、その結果、原告の性的自由を侵害した」

朝日新聞の記事を参照します。

1999年5月25日 朝日新聞

1999年5月25日 朝日新聞「学校・職場に本腰迫る セクハラ訴訟、原告女性が全面勝訴 /宮城」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

1999年5月25日 朝日新聞

「画期的な判決だ」
(1999年5月)24日、仙台地裁であったセクシュアル・ハラスメント(性的いやがらせ)訴訟の判決。
元東北大大学院生の女性が全面勝訴したことについて、原告側弁護士は記者会見でこう表現した。

賠償額(750万円)はセクハラ訴訟で過去最高。

しかも、暴力的行為がなくても、相手を精神的に追い込んで関係を結ぶ行為がセクハラになるとの判断を初めて示した

1999年5月25日 朝日新聞

メンバー(女性の弁護団)はこの後、大学に出向いて、総長と所属する研究科の科長に対し
「助教授の適正な懲戒申し立てを早急に行い、懲戒処分確定まで適切な処置を執ることを求める」
とする申入書を提出した。

セクハラ行為が発覚したとき東北大学は、助教授に対して「厳重注意」を申し渡しています。
女性の弁護士は大学に対して、より重い処分をもとめました。

2000年1月8日 朝日新聞

2000年1月8日 朝日新聞「セクハラ訴訟で敗訴の東北大助教授、懲戒免職処分へ」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

2000年1月8日 朝日新聞

セクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)をめぐる民事訴訟で、仙台地裁から750万円の支払いを命じられた東北大学の助教授(47)について、同大大学院の研究科は(2000年1月)7日、臨時教授会を開き、懲戒免職処分を決めた。
大学の評議会(議長・阿部博之学長)を経て正式決定される。

(略。)

(裁判については)助教授側が仙台高裁控訴し、審理が続いている。

(大学の)関係者によると、一審判決を受け、訴訟記録を取り寄せるなどして調査を進めてきた。
その結果、一審判決が認定した事実が認められ、国家公務員法違反(信用失墜行為の禁止など)にあたると判断したという。

(再掲。朝日新聞)
助教授側が仙台高裁に控訴し、審理が続いている

2000年7月7日に、第二審の判決が出ました。

2000年7月8日 共同通信

2000年7月8日 共同通信「東北大セクハラ控訴審/900万円の賠償命じる/仙台高裁」
(※当該記事はG-Searchデータベースサービスで検索しました。)

2000年7月8日 共同通信

(2000年7月7日 第二審判決)

東北大学大学院(仙台市)の助手だった30代の女性が、指導教官の男性助教授(47)に性的関係を迫られ、精神的苦痛を受けたとして、慰謝料など1,250万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が(2000年7月)7日、仙台高裁であった。

武藤冬士己裁判長は
「教育上の支配従属関係を背景にした一連の行為は、原告の性的自由や人格権を侵害した」
と認定した一審仙台地裁判決を支持、一審が認めた慰謝料750万円に、控訴審の弁護士費用を加えた計900万円の支払いを命じた。

地裁が命じた慰謝料は、750万円です。
高裁はさらに150万円を上積みしました。

2000年7月8日 共同通信

控訴審で助教授側は
「一連の行為は女性が恋愛感情を抱いていると、助教授が誤解したことによる」
と主張。
武藤裁判長は
「女性を逆らえないように仕向けた上で性的関係を結ばせており、誤解とは到底認められない」
と退けた。

また
「一連の行為がセクハラならば、同じ時期に女性が論文作成や共同発表の指導を受けていたのは不可解」
とも主張したが、判決は
「研究発表などを控え、女性は適切な対応を取りがたい心的状態だった
とセクハラ行為を認めた。

——————————————————–

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年5月24日

『夜と霧』は衝撃でした。
価値観を変える機会、
そしてじっと『時期を待つ』事を覚えるきっかけにもなりました。

「夜と霧」を著したフランクルは同書のなかでこう言っています。

(フランクル著 池田香代子訳「夜と霧」みすず書房より)
こんなありように終わりはあるのか、あるとしたらそれはいつか、見極めがつかなくなるのだ
いつ終わるか見通しのつかない人間は、目的をもって生きることができない
と。

出演強要問題につきましては、2020年のオリンピックまでに決着がつきます。
終点がみえています。

(再掲。香西咲さん)
じっと『時期を待つ』事を覚えるきっかけにもなりました

(「太平記」より、引用。)

「只(ただ)帝徳を頌(しょう)し奉(たてまつ)る声洋洋として耳にみてり」

(意味)
ただただ後醍醐(ごだいご)天皇の徳をほめたたえる声がどこまでも広がり耳のなかでいっぱいになった

そう遠くない将来、香西咲さんの徳をほめたたえる声がどこまでも広がり、人々の耳のなかでいっぱいになることでしょう。
あともうすこしです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

秋田県立農業短大事件の高裁判決「(強姦において)逃げたり、声を挙げたりすることが一般的な抵抗であるとは限らない」。最後に勝つのは香西咲さんたち被害者です

昨日、ジェンダー法学会で理事長をされていた小島妙子弁護士の論説についてふれました。
第97回女性に対する暴力に関する専門調査会での発言です。
本日もみてみます。

(2018年12月10日 第97回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<16ページ>
2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

セクシュアル・ハラスメントの裁判では何が難しいかと申しますと、事実認定におけるセクハラ特有の困難がございます。

(中略。)

その典型が、
本当に嫌なら抵抗できたはずだ
という社会通念です。

本当に嫌なら抵抗できたはずだ
性犯罪において聞こえてくる妄語です。

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

(「本当に嫌なら抵抗できたはずだ」は)何の立証もされていないのですけれども、これが我々の意識を大きく支配しているだけでなく、かつては裁判所も支配して、セクハラの成否、事実認定をめぐって桎梏となってまいりました。

(参考。資料14。小島妙子弁護士が作成)

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

秋田県立農業短大事件の一審判決は、職場や大学等において、支配従属関係にある者からの攻撃に対して、被害者が抵抗できない状況に置かれている事情を考慮しないものでした。

上掲の「資料14」に秋田県立農業短大事件のあらましが記されています。
参照します。

資料14

「大学の女性研究員が、上司である男性教授とともに出張先のホテルに宿泊していたところ、自室を訪ねてきた教授から突然ベッドに押し倒される等の強制わいせつ行為を受けたとして訴えた」

男性教授は裁判で、つぎのように抗弁しました。

(労働・転職相談24時「セクハラの判例集5」より、引用。)

教授は、原告が真摯な抵抗をしていないこと、原告が教授の行為から逃れた後も、教授を非難することも、退去を求めることもしていなかったこと、行為後も予定どおり学会に参加し、観光して帰宅していること等、被害者としては不自然だと主張している。

資料14
1997年(平成9年)1月28日 第一審判決
(秋田県立農業短大事件)

「一審判決は、教授が行ったとする強制わいせつ行為に対する女性研究員の対応やその直接の言動について、不自然な点が多々あるとして、女性研究員の主張を退けました」

第一審は、男性教授が勝訴しました。
裁判所は判決のなかでつぎのようにのべました。
(※「セクハラの判例集5」より)
ホテルの一室で強制わいせつ行為があったとする原告の供述よりも、これを否定する被告の供述の方が信用性において勝る
被告の大学教授としての社会的信用が著しく毀損された
と。

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

性的関係を迫るケースの場合、
「性的誘惑 → 性的関係や接触の強要」
というプロセスをたどりますが、その過程は加害者が被害者を計画的に誘惑し、その行為を徐々にエスカレートし、第三者のいない密室で性的関係や接触を強要するプロセスをたどります。
被害者が拒絶、不服従の態度をとることは、被害者が受ける雇用や教育研究上の不利益を考慮すると、極めて困難な場合が多い。

本当に嫌なら抵抗できたはずだ
第二審はこの種の戯言(たわごと)を一蹴(いっしゅう)しました。

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

(被害者が拒絶、不服従の態度をとることは、被害者が受ける雇用や教育研究上の不利益を考慮すると、極めて困難な場合が多い)
高裁は、この点を考慮して、原告の主張を認めています。

資料14
1998年(平成10年)12月10日 第二審判決
(秋田県立農業短大事件)

二審判決は「性的被害者の行動パターンを一義的に経験則化し、それに合致しない行動が架空のものであるとして排斥することは到底でき」ず、「原告は、被告に対し個人的にかなり悪感情を抱いていたとしても、少なくても被告が職場の上司であり、仕事をつづける限り、今後も日常的に被告とつきあっていけなければならないことや、被害を公にし難いのが性的な被害の特色であることに照らせば、強制わいせつ行為は受けたものの、ことを荒だてずにその場を取り繕う方向で行動し、第三者に悟られないように行動するということも十分あり」える旨判示して女性研究員の主張をみとめました。

当該事件につきましては、原口薫さんという弁護士が控訴審の判決文を紹介されています。

2012年12月21日 原口薫 弁護士「パワハラについて」

第二審の判決文を孫引きさせていただきます。

1998年(平成10年)12月10日 第二審判決
(秋田県立農業短大事件)
<仙台高裁秋田支部 守屋克彦 裁判長>

性的な被害を受けた人々の行動に関する諸研究によれば、強姦の脅迫を受け、または強姦される時点において、相手に対して有形力を行使して反撃したり、逃げたり、声を上げることによって強姦を防ごうとする直接的な行動(身体的抵抗)を取るものは被害者のうちの一部であり、身体的又は心理的麻痺状態に陥るもの、どうすれば安全に逃げられるかまたは加害者をどうやって落ち着かせようかという選択可能な対応方法について考えをめぐらすにとどまる者、その状況から逃れるために加害者と会話を続けようとしたり、加害者の気持ちを変えるために説得をしようとするものがあるとされており、逃げたり、声を挙げたりすることが一般的な抵抗であるとは限らない。
職場における性的自由の侵害行為の場合には、職場での上下関係(上司と部下の関係)や同僚との友好的関係を保つための抑圧が働くために、これらの抑圧が、被害者が必ずしも身体的抵抗という手段を採らない要因として働くであろうということが、研究の成果として公表されている。
被控訴人が控訴人の職場の上司であり、控訴人が仕事を続ける限り、今後も日常的に被控訴人とつきあってゆかなければならないこと、被害を公にし難いのが性的な被害の特色であることに照らせは、控訴人が、強制わいせつ行為は受けたものの、ことを荒立てずにその場を取り繕う方向で行動し、第三者に悟られないように行動することも十分にありうる

夾雑物(きょうざつぶつ)が失(う)せました。
名判決です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月9日

無理矢理 #枕営業 させられた時は安定剤やらをODして無理矢理笑ってたんですよ~
自分は奴等から見たら金になる性器にしか見られてないんだって

#青木亮
#AV強要事務所アットハニーズ
#AV強要
#性的搾取
#人身売買
#HumanTrafficking
#健康な心身を返して

——————————————————–

(再掲。秋田県立農業短大事件 第二審判決)
強姦される時点において、相手に対して有形力を行使して反撃したり、逃げたり、声を上げることによって強姦を防ごうとする直接的な行動(身体的抵抗)を取るものは被害者のうちの一部

ことを荒立てずにその場を取り繕う方向で行動し、第三者に悟られないように行動することも十分にありうる

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月13日

何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。
皆様お力添えをどうかお願い致します。

——————————————————–

最後に勝つのは香西咲さんたち被害者です。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

グレッチェン=カールソンさんの行動が「#Me Too」運動へとつながりました。日本では香西咲さんの正義が多くの女性を救いました。因習を打破しました

2016年7月7日

2016年7月7日のことでした。
香西咲さんが雑誌で、自身の出演強要被害の実態をあきらかにしました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月6日

週刊文春様の報道に私のAV強要の件が出始めている様です。
ファンの方々は読んでいて心が痛くなる内容だと思います。
ですがデビューから前の事務所を経て独立迄に受けた現実であり、これを経て今の私がある事を知って頂けたら幸いです。
またそれが今のAV業界の為にもなると信じてやみません。

香西咲さん
2016年7月8日

週刊文春様、後編は14日に発売になりますが、前編よりも更に酷い内容になっていると思います。
私はファンの方々の心を傷つけたくて述べているのではありません。ただひたすら私が受けた現実です。

香西咲さん
2016年7月15日

本当は昨日の週刊文春様の発売日に合わせてブログ更新したかったけど、もうヘトヘト…
幸いにも明日以降メディア媒体への出演が増えます
言いたい事、伝えたい事がちゃんと伝わります様に…!

——————————————————–

香西咲さんの告発は命を賭したものでした。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月4日

同業内部の方々から探りを入れられてたり、
わたしが殺されかねないと言う言葉を使って脅迫されたり、
あの手この手をつかって圧力・脅迫をかけてくる。
本当に人間不信。
でもそんなのに動じないけど。

仮に私に何かがあった場合、結局そういう事なんだと察してください。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年8月30日

ありがとうございます。
弁護士ドットコム様が最近の取材をUPされているのでご覧下さい。
前後編に分かれています。
東京湾に沈められるとか言われたり逆恨みされまくりですよ。

香西咲さん
2017年11月27日

私が東京湾に沈められようが、
万が一 芸能プロダクションA-team #エーチーム スカウトの #飯田正和 に命を狙われようが、私は死ぬのも怖くない。だから謝罪してこない限りこの問題には一生掛けて本気で取り組む。

香西咲さんのうったえから約1年3か月後、アメリカで「#Me Too」運動がはじまりました。
きっかけは女優のアリッサ=ミラノさんの以下のツイートです。

2017年10月16日

(参考)
2017年10月17日 AFP「性的被害『私も』 米女優の呼び掛けに世界中の女性が声上げる」

「#Me Too」運動に至るまでは伏線がありました。
第97回女性に対する暴力に関する専門調査会の議事録を参照します。

(2018年12月10日 第97回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

アメリカで、2017年10月に始まった「# Me too」運動ですが、これは被害を受けた女性たちの告発から始まっています。

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

アメリカでは、従来、職場でのセクハラを受けた被害者が事実を外部に公表したり、裁判所に提訴することができませんでした。

(2018年1月 中央労働時報「労働界の動き ・・・・・・国外・・・・・・」より、引用。)

「巨額の訴訟費用の発生を避けるため、紛争を社内で解決する雇用仲裁という米国独自の制度のためだ」

「米企業の多くが雇用契約書の中に、職場に関するトラブルは雇用仲裁によって解決する(強制仲裁)との条項を盛り込んでいるため、拒否すれば雇用されず、会社は最初から労働者に対して優位に立っている」

「弁護士や専門家は、会社は強制仲裁に関する合意を盾に、労働者が結束して法的手段に訴えたり、問題を公にしたりしないようにしていると話す」

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

意外に思われるかもしれませんが、アメリカ企業の多くが、雇用契約で、職場に関するトラブルは雇用仲裁によって解決すること、社外に事実を公表したり、裁判所に提訴することを禁じていたからです。

(2018年1月 中央労働時報「労働界の動き ・・・・・・国外・・・・・・」より、引用。)

雇用仲裁が最終決定とのしての拘束力を持ち、裁定に不満があっても裁判に訴えられない」

「仲裁人は次回も(会社に)選任されることを期待して、会社側に有利な判断を示す傾向があると言われている」

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

FOXテレビのニュースキャスターが、元経営者個人を相手に裁判を起こし、約22億円で和解した事件をきっかけに、

(2018年1月 中央労働時報「労働界の動き ・・・・・・国外・・・・・・」より、引用。)

(FOXテレビニュースキャスターの)グレッチェン=カールソンさんが、性的関係の強要を拒否すると解雇された」

「カールソンさんが雇用仲裁規定で会社を訴えることができなかったため、(性的関係を強要した)エイルズ氏を個人的に訴えた」

セクハラ被害の公表や訴訟を可能にするため、雇用仲裁の同意強制を、セクハラ、パワハラに限って撤回するという連邦法案が提出されるなど、内部告発を保護する動きが広がっています。

(2018年1月 中央労働時報「労働界の動き ・・・・・・国外・・・・・・」より、引用。)

「米国で(2017年)12月6日、職場でセクシュアルハラスメントや性的暴力を受けた被害者が、事実を外部に公表したり、裁判所に提訴できたりする民主、共和両党による議員立法法案が発表された」

「法案は、セクハラのケースについては、労働契約の中に盛り込まれている、雇用仲裁の受け入れ義務を撤廃するものだ」

2018年12月10日 小島妙子弁護士 ジェンダー法学会前理事長(現理事)

御関心のある方は、資料3の中央労働時報の記事をご覧いただければと思います。

グレッチェン=カールソンさんは2016年の9月に、エイルズ氏と和解しました。

(2016年9月7日 AFP「米FOX、セクハラ裁判で和解 元キャスターに20億円支払いか」より、引用。)

2016年9月7日 AFP

(米紙ニューヨーク・タイムズは)カールソンさんによる提訴後にセクハラ被害を名乗り出た他の複数の女性とも、FOXが和解協議を行っていると伝えている。

(再掲。中央労働時報)
カールソンさんが雇用仲裁規定で会社を訴えることができなかったため、(性的関係を強要した)エイルズ氏を個人的に訴えた

カールソンさんの行動が「#Me Too」運動、さらには上述の議員立法へとつながりました。

(参考)
2018年1月16日 産経新聞「セクハラの隠れ蓑になっていた『強制仲裁』を求める雇用契約 廃止したマイクロソフトに他社は続くのか」

日本でも同様です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年7月4日

皆様は今や削除要請をメーカーが受付ける事を、あたかも当然の様に申請し、過去を精算されていますね。
削除までの経緯として、
貴方達が知らない所で、私は業界人を敵にまで回し、『東京湾に沈められる』とまで脅されながら戦いました。

(続く②)

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香西咲さんの内にある正義が因習を打破しました。
多くの女性を救いました。
あとは出演強要等を処罰する法律ができるのを待つだけです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

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