晴野まゆみさん「薄紙を1枚1枚重ねていくようにして変わっていくのかな」。出演強要の場合はちがいます。激変しました。香西咲さんたち被害者の方々が世の中を変えました

昨日、晴野まゆみさんについてふれました。
晴野さんは日本ではじめて、セクハラの訴訟を起こしたかたです。

(参考。当ブログ)
2019年1月26日

昨年もテレビでインタビューにおうじられています。

2018年5月8日 NEWS23

晴野さんのことばをご紹介させていただきます。

(※音声の文字化は、筆者。)

2018年5月8日 ナレーション

晴野さんが、
「いま『#Me Too』運動のように声をあげる被害者がいることに希望をみいだしている」
と言います。
そして、
「セクハラを告発した記者をはじめセクハラ被害に悩むすべてのひとたちに、自分がかつてかけられたことばを贈りたい」
とはなします。

2018年5月8日 晴野まゆみさん

女性の落ち度にされるなかで、
「あなたは間違っていない」
っていうことばを発していたんですね。
で、わたしもそのことばで、やっぱりその、勇気づけられたし、で、そのことばを今度はわたしが、彼女(記者)に贈るとしたら、やっぱりそのひとことになるかな、と思います。
「あなたは間違っていない」

つぎは報道ステーションです。

2018年5月8日 報道ステーション
(2018年5月8日 報道ステーションのfacebookに掲載されている動画より。)
(※音声の文字化は、筆者。)

2018年5月8日 小川彩佳 アナウンサー

今日、ご紹介しますのは、30年前、日本ではじめてセクハラの違法性をうったえる裁判を起こした女性です。
当時、一般的でなかった、セクハラ、ということばは、このうったえをきっかけに広く知られるようになったんです。
女性は、いまの状況をどうみているんでしょうか。
おはなしをうかがってまいりました。

2018年5月8日 晴野まゆみさん

なんで、なんでその、女性はそんなふうにしてしか、まあ、評価されないのか、と。
要はその、若さだとか、容貌だとか、あの、男性からみてかわいい存在であるか、とか。

ナレーション

晴野まゆみさん。
3度目の転職で、念願の出版社に入りました。
取引先からの評価があがるようになったころ、上司の編集長から、
「男遊びが激しい」
「仕事を取ってこられるのも、男関係からだ」
などと言いふらされるようになります。
性的な中傷はしだいにエスカレート。
しかし、専務にうったえたところ、返ってきた答えは、
「大人の女なんだから、笑ってやりすごしなさい」
最後には、
「会社の和を乱した」
と、退職するよう強要されたのです。
晴野さんは、上司と出版社に損害賠償をもとめ、提訴。
勝訴しました。

フリーライターとしてはたらきつづけ、6年前にはちいさな出版社を立ち上げました。

いまでも忘れられないことばがあります。

2018年5月8日 晴野まゆみさん

晴野くんはたしかに仕事はできる、と。
頑張り屋さんだし優秀だ、と。
ただ、男を立てることを知らない、と。
だからつぎの職場に行ったら男を立てることを覚えろ、と。

2018年5月8日 小川彩佳 アナウンサー

いまの日本ですとか、いまの環境をご覧になって、変わったのか?
変わっていないのか?

2018年5月8日 晴野まゆみさん

どんなにひどいレイプであっても、
「女のほうにも隙(すき)がある」
「女がちゃんとしていなかったからだ」
とか、そういう、女性のほうにこう非があるようなところにもっていかれるじゃないですか。
加害行為そのものの、そのなんて言いますか、まあ、悪質性だとかそういったものにはこう、きちっと向き合っていない。
それは、被害は被害なんだよ、と。
あなたに隙(すき)がある、とかじゃなくて、やるほうが悪い、わけでしょ。

2018年5月8日 小川彩佳 アナウンサー

うーん、うん、うん。

2018年5月8日 晴野まゆみさん

性的なことをされてしまうと、ものすごくなんかこういう、自分の価値っていうものがこう、貶(おとし)められて、プライドだとか尊厳だとかってものがこう、削り取られていく。

2018年5月8日 晴野まゆみさん

まだまだその、女性をこう、男性がその、はたらく場でもその、対等な人間として見るのでなくて性的な対象物として見ている。
だからそこらへんがやっぱり、根本的に変わっていないから、やっぱり同じようなことが起きる。

やっぱり、
「女はかわいいほうがいいよ」
とか、
「女は若い子がいいよ」
とか。
で、若い女性が入ってくると、もうやっぱり、
「職場が華やぐな」
みたいなことをやっぱり、平気でいまでも言っているひとたちっているじゃないですか。

2018年5月8日 小川彩佳 アナウンサー

いますね。
そんなおおげさなこと、っていうふうに思われてしまったりですとか。
そこは理解されないところがー

2018年5月8日 晴野まゆみさん

だからやっぱり本当にもう、積み重ねていくしかない。
だから、繰り返し繰り返しそれはもう、繰り返されるたびに、
「ノー」
だって言っていかなければいけないし。
うーん、本当にだから、うーん、ね、薄紙をね、1枚1枚重ねていくようにして、変わっていくのかな、って。
だから、その、なんていうかな、そう、時間がかかってしまうことに対してわたしは失望もしていないし。
やっぱり歴史って、ずっとやっぱり、そうだったと思うですよね。

それってだれかがその、異を唱え、異を唱え、だれかが、これおかしいんじゃないか、ってやっていって、ようやくそれが世間一般に浸透して。
で、それが今度、つぎの、当たり前のこととしてなっていく、っていうー

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2018年5月8日 小川彩佳 アナウンサー

インタビューのなかで晴野さんは、こんなふうにもおっしゃっていました。

裁判を起こしたのはけっして男女の対立構造をつくるためではない、と。
男性を攻撃している、ですとか、男女のその、溝をおおきくしている、など、さまざまのことが言われたそうなんですけれども、けっしてそれを願いたいわけではなくて、願うのはむしろ逆なんですよね。
いろいろな性があって、それが同じ職場で、同じ社会ではたらくなかで、相手の痛みを理解して、たがいにきちんとみとめあう。
そして、対等な人間として尊重しあう。
もう本来ならば、当たり前のことで、けっしてむずかしいことではないはずなんですけれども、
「そうした社会であってほしい、といまでも強く願っている」
とちからをこめておっしゃっていたのがとても印象的でした。

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(再掲。晴野まゆみさん)
それってだれかがその、異を唱え、異を唱え、だれかが、これおかしいんじゃないか、ってやっていって、ようやくそれが世間一般に浸透して。で、それが今度、つぎの、当たり前のこととしてなっていく、っていうー

出演強要被害については、晴野さんの願いが現実のものとなりました。
香西咲さんたち被害者の方々のうったえが「世間一般に浸透」しました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月7日

(前略。)
私は行ける所まで頑張るのみです。
今後は友達関係や家族関係…
再構築していきたいな。

香西咲さん
2016年7月8日

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。

吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

香西咲さん
2016年7月14日

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

この世に出演強要が存在しているということは、いまでは「当たり前のこと」となっています。

(参考。当ブログ)
2019年1月16日

(2018年10月30日 横浜市 男女共同参画に関する市民意識調査「第3部4章~7章」より、引用。)

<96ページ>

2 女性の性が商品として扱われ、女性の人権が侵害されていると思うこと(問18)

女性の性が商品として扱われ、女性の人権が侵害されていると思うことは、どのようなことかをたずねた。

全体としては、「アダルトビデオ(AV)出演強要問題」(68.1%)の割合が最も高く、次いで「売買春(援助交際を含む)」(50.8% )、「JKビジネス」(46.0%)となっている。
性別にみても、男女とも上記3項目の割合が高くなっている。

図表4-2 女性の性が商品として扱われ、女性の人権が侵害されていると思うこと(複数回答)

(再掲。晴野まゆみさん)
薄紙をね、1枚1枚重ねていくようにして、変わっていくのかな

出演強要被害につきましては、人々の認識が激変しました。
香西咲さんたち被害者の方々の真実のうったえが世の中を変えました。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
(明日のブログへつづく)



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