出演強要問題。藤原志帆子ライトハウス代表は先日のラジオで、泣き寝入りをしないで、とうったえました。香西咲さんは世界にむけて自身の被害を発信しました

昨年の暮、ライトハウスの代表がラジオで、出演強要被害について語りました。

2018年12月29日 ニッポン放送「公益財団法人 社会貢献支援財団 presents 明日への扉」

はなされた内容は以下のとおりです。

(※サウンドクラウドの3:01のあたりから)
(※音声の文字化は、筆者。)

2018年12月29日 ナレーション(新保友映アナウンサー)

性的搾取を目的とした人身取引。
海外だけの問題だと思っていませんか。
日本でもごくふつうの女性が巧妙な手口でアダルトビデオへの出演や性風俗産業、児童買春、児童ポルノではたらくことを強要される被害が横行しています。
そんな人身取引の被害者からの相談を電話やメールなどでうけつけ、はなしを聞き、必要な支援をチーム体制でおこなうNPOをご紹介します。
それが特定非営利活動法人人身取引被害者サポートセンターライトハウスです。
人身取引被害者サポートセンターライトハウス代表の藤原志帆子さんにおはなしをうかがいました。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

藤原さん、どうぞよろしくおねがいいたします。

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

おねがいします。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

ええと、まずはですね、あの、ごくふつうの女性がその、巧妙な手口で性的搾取を目的とした人身取引に巻き込まれると。
まあ、よく、街頭でたとえば、スカウトマンらしきものが若い女性に声をかけている、なんてことを見かけることもあるわけですが、その、どういうこれは手口で、というか、かたちで、その、入っていくものなんですかね?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

はい、ええと、そうですね。
あの、スカウトをするひとたちがまあ、ターゲットにしているのはその、性風俗だとかアダルトビデオに出演させるためにまあ女の子を、特に女の子ですね、にアプローチするんですけれども、どのような若者でも被害者になりえる、と思っているんですよね。
もちろん、男性やLGBT級の若者もそうだと思います。
特に割の良いアルバイトや、モデルになりたいって子はたくさんいますし、特に若者はお金が、ね、ないのでもう
「良い仕事」
や、
「高収入」
「柔軟性のある仕事」
って言われて、興味をもたないひとっていない、と思うんですよね。
で、ひとつ言えるのはやっぱり、高校を卒業したての18歳から23歳ぐらいの学生ぐらいの若者が被害の中心となってしまっている、ってことですね。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

うーん、なるほど、そうですか。
で、その、ライトハウスさんでは、その、まあ、電話とかメールとか、あとラインなどでも相談をうけつけていらっしゃるということですけど、これ、相談はどれくらいの数、来るものですか?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

そうですね、あの、最近は風俗だとか援助交際をさせられているっていう相談も、もちろんたくさん来ているんですけれども、一番数が伸びているのは、アダルトビデオに出演させられるという相談で、あの、もう、無理やりなんですよね

で、つぎに多いのが、18歳未満の子どもたちの性が狙われる犯罪で、まあ印象的なのはあの、好きなひとやネットで出会った友人にそそのかされて裸の写真とかを送ってしまって、それをもとに呼び出されてまた性被害に遭ったり、ストーカーなど、まあ、複数の性暴力に遭ってしまっている現状があります。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

うん、うん、なるほど。
これ、数的には何件ぐらい、っていうのはわかるものなんですか?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

あー、そうですね、あの、アダルトビデオに関してはもう400人以上の若者から、男性もいますよ、それくらいの相談をこの4年間にうけていて。

子どもたちからの相談もふくめて、毎年、200件くらいの相談をうけていますね。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

ああ、そうですか。
いやー、それだけ膨大な数の被害が。

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

もうごく一部、だと思います。
はい。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

そうですか。
そのなかで、必要な支援をチーム体制でおこなう、ということなんですが、これはどのように解決に導くんですかね?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

はい、あの、わたしたちは、わたしもふくめて、チームで。
たとえば、社会福祉士や、元々カウンセラーやソーシャルワーカーをしていたようなスタッフや、あと看護士のスタッフもいてですね。
あの、ボランティアや有給のスタッフもふくめて、2人の支援スタッフが1人の相談者に対して担当を決めて、まあ、うけた相談は本人が何をしたいかっていうのを一緒に考えて、まあ、見つけて。
で、あの、ライトハウスだけで解決することがむずかしい場合はですね、まあ、警察だとか弁護士さんだとかあとは行政や福祉だとかの相談窓口とつなげて、一緒に解決をしていく。
解決するまで寄り添う、ってことを、まあたいへんなんですけれども、やっております。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

うーん、なるほど、そうですか。
あのー、でも、性風俗業界とかだと、たとえば、反社会的組織、いわゆる暴力団とか、そのまあ、そういった関連組織もからんでいるという部分のイメージもあるし、まあ、そういったはなしも聞きます。
そういった反社会的組織への対応というか対策なんかもとられてらっしゃるんですか?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

そうですね、あの、被害者の支援をする側は、あまりその、恐いところまでなかなか実は見えてこない部分も実はあるんですけれども、でもやはり、そのような人間がかかわっているっていうときはありますので、やっぱり、スタッフの安全のために、わたしたちの(事務所は)東京都内にあるんですけれども、事務所は非公開にしていますね。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

はい、はい、はい。

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

で、あとは、相談者さんからお願いをされて、まあ、加害者側との交渉を代理交渉したりだとか、あとはあの、弁護士さんと一緒に(加害者と)交渉するときもですね、なるべくあの、交渉前に所轄の警察署に行ってあらかじめ事情を説明したりして、何かあったら、ということをやったりしているんですけれども。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

じゃそのへんは、事前にちゃんとケアしておいて、ってことですね。

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

はい。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

なるほど、わかりました。
とくにいままでで印象に残っているかた、っていうのは、どんな例がありますかね?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

ある女性なんですけれども、彼女はまあ、上京してきて、10代のときにアダルトビデオの強要の被害に遭って、まあ、大学内にそれが知られてしまって。
でもがんばって、4年間で卒業するんですけれども、やっぱり就職することもせずに、できずに。
まあ、男性がいる職場が恐かった、ということで、まあ、休養する生活が長かったんですけれども、一緒にライトハウスに相談をするなかで、気持ちと向き合い、精神、からだの治療につながり、仕事へ復帰されたんですね。
で、フルタイムでいま仕事をしていまして。
で、ライトハウスにボランティアをしてくれたり、寄付もしながら、つねに変化をしている姿は本当に勇気づけられますね。
もうわたしらも、本当に強い女性だ、と思います。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

うーん。
なるほど。
あの、いまラジオを聴いていてそのたとえば、被害に遭ったけれどもだれにも何も言えずに悩んでいる、とか、あるいは、そういう知人とか友人がいる、というようなかたもいらっしゃるかと思います。
そんなかたはどうアプローチしたら良いですかね?

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

そうですね、あの、若者も子どもも、若者でなくても、わたしたちぐらいの大人の世代であっても、自分がうけた暴力が、暴力であり被害である、って認識できないことも本当に多いんですよね。

でもやっぱり、犯罪の被害なんですよ。

なので、加害者は100%悪いんですよ。

なので、
「これから相談してもどうなるかわからないし、警察だとか大事(おおごと)にしたくない」
というかたもいるかもしれませんが、でも、信頼できるひとに相談することができると何か変わるし、おおきく変わることもあるんですよね。

なのでまわりにいるひとも、気になるひとがいたら、あなたが、
「気にしているよ」
ってことや、
「ちからになれることがあるかもしれない」
ってことを直接つたえてみてください。

あの、時間はかかるかもしれないんですが。

まわりの存在っていうの、本当に大事だな、って思っています。

2018年12月29日 蒲田健 パーソナリティ

なるほど。
わかりました。
おはなしをうかがったのは、人身取引被害者サポートセンターライトハウス代表の藤原志帆子さんでした。
どうもありがとうございました。

2018年12月29日 藤原志帆子 ライトハウス 代表

ありがとうございました。

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(再掲。藤原志帆子さん)
自分がうけた暴力が、暴力であり被害である、って認識できないことも本当に多いんです

香西咲さんはつぎのようにおっしゃっています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2015年7月11日

①高齢者の銀行預金が振り込め詐欺で狙われるように
今若い女性は〝性〟を狙われるんだそう。AV出演を自分で決めたと思っていても実はそう洗脳されていた事も多いから周りにちゃんと相談して決めること。
AVの良い部分しか話してこない人には要注意。一生背負うものは大きい想像以上の覚悟が必要

(再掲。藤原志帆子さん)
でもやっぱり、犯罪の被害なんですよ

加害者は100%悪いんですよ

香西咲さん
2017年12月9日

洗脳で「身内(事務所)の話しか聞く耳を持たない」っていう脳のバリアが出来るんですね。
ヘルメット被っている様な感じ。
そこに非道理な事をやらされたり不信感を持つと亀裂が入り、疑問を抱くけどまだ何も出来ない。
時間をかけて外の世界と触れ合う様になって少しずつバリアが削げ落ちていく感じです。

香西咲さんの告発以降、自身の被害をうったえたりあきらかにするかたが漸増(ぜんぞう)しました。

(再掲。藤原志帆子さん)
一番数が伸びているのは、アダルトビデオに出演させられるという相談で、あの、もう、無理やりなんですよね

アダルトビデオに関してはもう400人以上の若者から

もうごく一部、だと思います

泣き寝入りをやめたことによって泥濘(でいねい)を脱した女性もいるようです。

(再掲。藤原志帆子さん)
つねに変化をしている姿は本当に勇気づけられますね

本当に強い女性だ、と思います

香西咲さんの場合はさらに、世論を喚起しつづけました。

出演強要被害はいま、世界が刮目(かつもく)しています。
オリンピックまでに悪が滅びるのは必定です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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