日別アーカイブ: 2019年1月8日

都迷惑防止条例はいまひとつです。香西咲さん「大手芸能事務所にも要注意。私は大手芸能事務所にスカウトされAV堕ちパターン」。早晩、法の欠缺が解消されます

3日前から、各自治体が制定しているスカウト行為等を禁止する条例についてみています。

(参考。当ブログ)
2019年1月5日(岡山県、新宿区)
2019年1月6日(岡山県、新宿区)
2019年1月7日(新宿区、渋谷区、文京区、台東区)

ご存じのとおり、東京都も、悪質なスカウトの存在を許容していません。
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(迷惑防止条例)で、規制しています。
アダルトビデオへの出演を誘う行為については以下の規定があります。

(東京都「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」より、引用。)

東京都 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例

第7条 
1 何人も、公共の場所において、不特定の者に対し、次に掲げる行為をしてはならない。

 (6) 性交若しくは性交類似行為又は自己若しくは他人の性器等(性器、肛〔こう〕門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせる行為に係る人の姿態であつて性欲を興奮させ、又は刺激するものをビデオカメラその他の機器を用いて撮影するための被写体となるように勧誘すること。
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第8条

4 次の各号のいずれかに該当する者は、50万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

 (5) 第7条第1項の規定に違反した者

スカウトの雇用主に対する規定)

第7条
2 何人も、対償を供与し、又はその供与の約束をして、他人に前項の規定に違反する行為を行わせてはならない。
——————————————————–
第8条

3 次の各号のいずれか該当する者は、100万円以下の罰金に処する。
(1) 第7条第2項の規定に違反した者

女性などをアダルトビデオの撮影に誘った場合は、処罰されます。
罰金です。
罰金は、過料とちがいます。
刑事罰です。
悪質なスカウト行為については、50万円以下の罰金、となっています。
安い額ではありません。
ちなみに、勧誘待ちの場合は、以下のとりあつかいとなります。

東京都 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例

第7条 
3 何人も、不当な客引行為等の状況を勘案してこの項の規定により第1項(略)第6号に掲げる行為(以下この項において「客引き等」という。)の相手方となるべき者を待つ行為の規制を行う必要性が高いと認められるものとして東京都公安委員会が指定する東京都の区域内の公共の場所において、客引き等を行う目的で、公衆の目に触れるような方法で客引き等の相手方となるべき者を待ってはならない

4 警察官は、前項の規定に違反する行為をしていると認められる者に対し、当該行為を中止することを命ずることができる。
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第8条

6 第7条第4項の規定による警察官の命令に違反した者は、20万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

ご覧のとおり、警察の中止命令にしたがわなければ罰金を科せられます。

(確認)
アダルトビデオに出演しないかと勧誘
 → 50万円以下の罰金

アダルトビデオへの出演を誘うために待っている
 → 警察の中止命令にしたがわなかったときは20万円以下の罰金

この条例があれば悪質なスカウトに対応できるような気もします。
新宿区や渋谷区などの自治体はなぜ、自分たちでさらに条例をつくったのでしょうか。
新宿区の広報紙を参照します。

2013年8月25日 新宿区「広報 しんじゅく 8.25」より、引用。改行を施しています。)

2013年8月25日 新宿区

執拗な客引き行為や勧誘(スカウト)行為等は、風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)や東京都の迷惑防止条例(公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)で規制されています。

しかし、ここ数年、法律や都条例で規制されていない繁華街での居酒屋等の客引き行為が目立っています。

東京都の公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例には抜け道があるようです。
警視庁のホームページを確認します。

警視庁のホームページより、引用。)

警視庁

客引き等の相手方となるべき者を待つ行為を規制する区域の指定について

「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(略称「迷惑防止条例」)」では、東京都公安委員会が指定する区域内の公共の場所で、性風俗店等に係るわいせつな行為等の客引きや、セクシーパブ等に係る異性による卑わいな接待をして酒類を伴う飲食をさせる行為の客引き、性風俗店等に係るスカウトや、アダルトビデオ出演等に係るスカウトなどの目的で、公衆の目に触れるような方法で相手方を待つ行為を規制しています。

(再掲。警視庁)
客引き等の相手方となるべき者を待つ行為を規制する区域の指定

東京都内には62の地方自治体が存在します。
このうち、東京都が勧誘待ちを禁止しているのは、25の自治体にしかすぎません。
もう一度、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例を参照します。

(再掲。公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例 第7条3)
規制を行う必要性が高いと認められるものとして東京都公安委員会が指定する東京都の区域内の公共の場所において、客引き等を行う目的で、公衆の目に触れるような方法で客引き等の相手方となるべき者を待ってはならない

東京都公安委員会が指定
上述のとおり、25の自治体が規制の対象となっています。

(再掲。新宿区)
しかし、ここ数年、法律や都条例で規制されていない繁華街での居酒屋等の客引き行為が目立っています

勧誘待ちが禁止されている自治体でも、すべての地区が規制されているわけではありません。
たとえば、新宿区や渋谷区の場合は、以下のようになっています。

(引用。客引き等の相手方となるべき者を待つ行為を規制する区域

渋谷区
 宇田川町、恵比寿南一丁目、道玄坂一丁目、同二丁目

新宿区
 大久保一丁目、歌舞伎町一丁目、同二丁目、新宿三丁目、同五丁目、西新宿一丁目、同七丁目、百人町一丁目、同二丁目 

「天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏らさず」
(※広辞苑より。天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕える
という状況からは遠いようです。
これは勧誘待ちに関してです。
女性などをアダルトビデオの出演へ誘う行為については、都内全域で禁止されています。
注 条例が及ぶ範囲は、公共の場所に限ります。)

(再掲)
東京都 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例

第7条 
1 何人も、公共の場所において、不特定の者に対し、次に掲げる行為をしてはならない。

 (6) 性交若しくは性交類似行為又は自己若しくは他人の性器等(性器、肛〔こう〕門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせる行為に係る人の姿態であつて性欲を興奮させ、又は刺激するものをビデオカメラその他の機器を用いて撮影するための被写体となるように勧誘すること。
——————————————————–
第8条

4 次の各号のいずれかに該当する者は、50万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

 (5) 第7条第1項の規定に違反した者

このような規定があるのにもかかわらず、なぜ、被害に遭う方々が頻出するのでしょうか。
昨日のブログでも書きました。
芸能スカウトについては、条例が適用されません。
規制の範囲外です。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年4月3日 渡邉清 内閣府 大臣官房審議官

いまご指摘いただきました調査は、わたしども、インターネット調査をおこなっておりまして、そのなかで、若年層を対象とした性的な暴力の被害等について調べたものでございます。

(参考。インターネット調査)

2018年3月23日
「平成29年度若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(平成30年3月)

本年1月から2月にかけまして、15歳から39歳までの女性で、調査委託業者に登録されているモニター会員に対しておこなったものでございます。

まず、約3万2,000人を対象としまして事前調査をおこなったところ、先生ご指摘のとおりの、その前段階ですね、
モデルやアイドルにならないか
とか、そういった勧誘をうけたり、また、
高収入のアルバイトが
というようなうたい文句に応募した経験のあるひとは、おそよ5人に1人いらっしゃいまして、5,704人という数字でした。

この5,704人のうち、本調査のほうに協力していただいたのは、2,461人いらっしゃいましたけれども、このうち、勧誘や募集のときに聞いていなかった、または同意していなかった性的な行為などの写真や動画の撮影をもとめられた経験のあるひとが11.3%、277人いらっしゃいました。

さらに、この277人のうち、求められた行為の撮影などに応じてしまった、実際に応じた件数は約半数の129人いらしゃったという結果が出てございました。

(参考)
「平成29年度若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(平成30年3月)

「公共の場所でアダルトビデオへの出演を勧誘することを禁ずる」
という規定だけでは、出演強要の被害をふせぐことができません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月23日

#MeToo
百戦錬磨のAVスカウトからしたら若い女の子の群がる #駒場祭 は金塊の在処。奴らは女を金としか見てない。
瞬時に貴女を持ち上げAVデビューするシナリオを描くなんて朝飯前。大手芸能事務所にも要注意。私は大手芸能事務所にスカウトされAV堕ちパターン。

香西咲さん
2016年7月24日

私へは芸能人 事務所の契約者のまま連れてかれた現場がAVだったり、性接待させられたり、AV強要以上にさせられています。
(後略。)

香西咲さん
2018年5月21日

なんだろう?
洗脳されてAV出てしまったあの8ヶ月の不安感などをリアルに思い出してきた…

怖い。

香西咲さん
2018年6月4日

何回も相談してるのですが、 #AV強要 に当たる明確な法規制が無いのが現状です。
こちらは騙され体も精神も将来もすり減らし、あちらは大金を得た。生き殺しですよ。
#青木亮

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現在は、法の欠缺(けんけつ。「適用すべき法の規定が欠けている」)、という状態です。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

早晩、法の欠缺(けんけつ)が解消されます。

悪の最期が近づいてきました。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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