岡山県、西東京市、台東区のとりくみ(その2)。天の網の目が狭まってきました。香西咲さんたち被害者を愚弄しつづけてきた業界は、もうくぐり抜けることができません

昨日のブログで、出演強要に対する岡山県、西東京市、台東区のとりくみについてふれました。

(参考。当ブログ)
2018年12月19日

本日はそれぞれの議会における質疑、応答をみてみます。
まずは岡山県議会です。

岡山県 議会

(2016年9月16日 岡山県議会「議事録」より、引用。)

2016年9月16日 木口京子 岡山県議(無所属)

先日(2016年9月12日)内閣府の女性に対する暴力に関する専門調査会の傍聴に行ってまいりました。

女性活躍加速のための重点方針2016に基づく来年度の概算要求等の状況についての報告のほか、いわゆるJKビジネスに関する現状及び課題等について、警察庁からの報告とアダルトビデオへの出演強要に関する現状と課題について、2名の有識者からの報告がありました。

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターなどの性犯罪への対策の推進やストーカー事案への対応・対策、配偶者等からの暴力の被害者支援とともに、若年層や児童を対象にした性暴力被害の予防と根絶が重要なテーマとされていました。

(中略。)

県では、現在、次期岡山県子ども・若者育成支援計画の策定に取り組まれています。
その骨子案には、児童虐待防止対策の推進を充実させることが盛り込まれています。幼いころからの虐待が、その後、JKビジネスや援助交際、風俗へと連鎖していく可能性を防ぐためにも、児童虐待の防止にはしっかり取り組んでいただきたいと思いますし、近年若年層を対象とした暴力が多様化している中で、若年層における性的搾取、とりわけJKビジネスやアダルトビデオへの出演強要の被害実態などの実態把握や予防啓発などは、計画の中に盛り込んでいただきたいと思いますが、知事のお考えをお聞かせください。

以上になります。

2016年9月16日 伊原木隆太 岡山県知事

最後に、女性に対する暴力についての御質問であります。

岡山県子ども・若者育成支援計画への盛り込みについてでありますが、子供・若者の健全育成にとって、安心して生活できる環境の整備は、極めて重要と考えております。

お話のような状況が全国的に広がりつつあることを踏まえ、こうした青少年の性を売り物とする新たな営業形態の実態把握や被害に遭わないための啓発について、次期計画へ盛り込むことを検討してまいりたいと存じます。

以上でございます。

岡山県は今年、ラジオで注意喚起をおこないました。

昨日の当ブログより
大都市では、女子高校生をふくむ若い女性が、モデルとしてスカウトされ指定された日に撮影現場に行くと、裸同然の写真を撮られたり、アダルトビデオへの出演を強要されたりするという、悪質な事件が発生しています

つぎは、西東京市議会です。

西東京市 議会

(2016年12月5日 西東京市議会「議事録」より、引用。)

2016年12月5日 大竹あつ子 西東京市議(日本共産党)

女性・児童の性産業からの擁護についてです。

若い女性が本人の意思に反してアダルトビデオに出演させられている被害が急増しています。
被害者支援団体にもアダルトビデオ出演に関する相談が120件寄せられています。
出演の強要は巧妙な手口で行われており、地方から出てきたような若い普通の女性が狙われています。
初めは
「モデルになりませんか」
と声をかけ契約書にサインをさせられるケースや、
「スターにしてあげる」
「芸能界へのステップ」
と1年以上にわたって何人もの大人によって説得され、その間に親や友人の関係を絶たせて相談できる人がいない状況に追い込まれ、洗脳されて、みずから出演を決意してしまうケースもあります。
一度契約してしまうと、
「親にばらす」
「違約金を払え」
「裁判に訴える」
などと言われ、次々と出演をしなければいけない状況に追い込まれてしまいます。
一度出演してしまえばその出回った映像を完全に削除することは難しく、中には自殺に追い込まれてしまった方もいます。

(中略。)

アダルトビデオ出演強要の問題は、6月に内閣府が実態調査に乗り出すと閣議決定したところです。
女性のアダルトビデオ出演強要や児童の性の商品化は、性に対する暴力と同じで魂の殺人として重大に捉える必要がありますが、こうした被害に遭わないためには正しい知識が必要です。
昨年の9月には、東京地裁で本人の意思に反しての契約は解除できるし、違約金も発生しないという判例も出ました。
消費者契約法や特定商取引法で救済する手だてはあります。
未成年であった場合は契約を取り消すこともできます。
こうした知識を知らずに泣き寝入りをしてしまうケースがほとんどだといいます。
女性や児童が性産業の被害に遭わないためには、悪質な勧誘に注意を促すことももちろん大事ですが、法律の知識も含めた、具体的な解決策も含めた啓発を大人も含め警察や消費者センターなどとも連携して取り組んでいくことが重要と考えます。
本市の具体的な取り組みについて伺います。

2016年12月5日 丸山浩一 西東京市長

次に、女性・児童の性産業からの擁護についてお答えします。

本市においては、平成26年度にスタートした第3次男女平等参画推進計画の中で「人権の尊重とあらゆる暴力の根絶」を基本目標の1つに掲げ、その中で「男女平等を阻む暴力の防止」を課題の1つに設定し、暴力の防止に向けた意識啓発を進めているところでございます。

具体的な事業といたしましては、「子どもたちの性を大切に」と題して、親から子へ伝える性教育の講座を実施いたしました。
この講座では、自分自身をいかに大切にしていくかということをテーマとして、意識啓発の向上に努めてまいりました。

また、女性であればどのような悩みでも相談できる女性相談を実施し、相談内容も生き方、夫婦問題、人間関係、法律・犯罪などさまざまお受けしており、警察や消費者センター等、関係機関と連携を行っております。

さらに、児童が被害に遭わないための取り組みといたしまして、東京都が推進しているネット等の性被害根絶等の啓発講演会を活用し、ネット等のトラブル事例や被害に遭わないための防犯策などを内容とした研修会を行いました。

また、「性の問題を未然に防ぐには」と題して、出前講座を保護者の方のグループに実施したところでございます。

児童の性に関する相談や支援につきましては、要保護児童対策地域協議会において連携し、適切な対応を行っております。

今後も関係機関や関係部署との連携を図りながら、市報やホームページ等を通じまして被害の未然防止と早期発見に向けた啓発活動に努めてまいりたいと考えております。

西東京市もラジオで注意を呼びかけました。

昨日の当ブログより
アイドルになりませんか、などとスカウトを装って、若い女性が声をかけられアダルトビデオ、AVへの出演を強要されたり、JK、女性高校生ビジネスと呼ばれる営業で、性的被害をうける問題が発生しています

最後は台東区です。

台東区 議会

(2018年3月2日 台東区議会「議事録」より、引用。)

2018年3月2日 小島智史 台東区議(自民党) 

はばたきプラン改定に向けた意識調査ということで、ご報告をいただきました。
確認したいのは、目的の3行目にある、社会情勢の変化等により生じた新たな課題を盛り込むということで書いてありますけれども、今、具体的に何を想定されているのか、もしあれば教えていただきたいと思います。

(再掲)
はばたきプラン改定

昨日のブログでも記しました。
はばたき」というのは、男女平等推進センターのことです。
台東区ではそう呼んでいます。

2018年3月2日 古屋和世 台東区人権・男女共同参画課長

社会情勢の変化等により生じた新たな課題ですけれども、いわゆる女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、女性活躍推進法に基づく内容を盛り込むこと、あと、やはり近年話題となっております若年層に対する性暴力被害、JKビジネスや、あとはアダルトビデオの強制出演など、そういった課題についても盛り込んでいきたいというふうに考えております。

2018年3月2日 小島智史 台東区議(自民党) 

ありがとうございます。

今、課長からお伺いした限りでは必要なことだと思いますし、大事な観点だと思いますので、私もその方向が正しいと思っておりますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

(中略。)

具体的なことは、今は個別なことは申し上げませんけれども、今ので伝わっていくと思いますので、ぜひその観点でやっていただきたいなと思っております。
台東区の計画ということで、ぜひお願いしたいと思います。

はばたきプランの改定作業は、「はばたきプラン21」推進会議が担っています。
同会議の議事録を参照します。

(2018年5月30日 台東区 平成30年度第1回「はばたきプラン21」推進会議 議事録より、引用。)

2018年5月30日 事務局(古屋和世 台東区人権・男女共同参画課長)

資料2の項番の3、先ほど申し上げました「社会情勢の変化」等により生じた新たな課題というところでございます。
計画改定に当たり検討すべき事項として、4つ例示をさせていただきました。
まず、「女性活躍推進計画」を盛り込んでいくというところが1点でございます。
2点目がメディアリテラシーの更なる向上。インターネットにおける人権侵害のような事件が増えておりますので、このようなことも踏まえて入れていこうというご意見がございました。
3点目が性的マイノリティへの配慮。
4点目でございますが、若年層への女性に対する暴力の啓発。例示といたしましてJKビジネス、それからAV出演強要問題等と書かせていただいております。

台東区は、
JKビジネスの本拠地
と言われているそうです。
(※参考。2017年8月25日 台東区 平成29年度第2回「はばたきプラン21」推進会議 議事録

AV出演強要の本拠地は渋谷区と新宿区です。
台東区はなぜ、JKビジネス問題だけでなく、出演強要対策にも力を入れるのでしょうか。
もう一度、平成29年度第2回「はばたきプラン21」推進会議 議事録を参照します。

引用
(JK)ビジネスに応募してくる女の子をエスカレートさせて、最終的にはAVに無理やり出させてしまう

年配男性と一緒にお散歩する程度ならば大丈夫というような軽い気持ちで行ってしまうと、深みにはまって、脅されてAVに出なくてはならないような事態になってしまう

家にはいられない、家にいてもAVに売られてしまうのであれば、自分から売ったほうがましだと考える人もいる

一度引きずり込まれたら最後 、ずるずると落ちていってしまう

結果的に台東区も、渋谷区や新宿区と同じく、出演強要のメッカ(発祥地)であるようです。

(再掲。議会答弁。2018年3月2日 古屋和世 台東区人権・男女共同参画課長)
アダルトビデオの強制出演など、そういった課題についても盛り込んでいきたいというふうに考えております

台東区のとりくみに期待をしています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月6日

ありがとうございます。
そうであれば私の努力も報われます。
2度と同じ様な被害者が出ませんように。

香西咲さん
2016年11月23日

被害者にご自身のブログで罵声を浴びせた件に関して謝罪を求めます。
謝罪してから筆を折って頂きたいと思います。

香西咲さん
2017年12月13日

私だって長引かせたく無かったけれど #青木亮 が被害者に対してこの様なスタンスなので、業界の方々は彼の影響で状況悪くてなるかも知れませんね
ご了承ください

香西咲さん
2017年12月26日

どこまで被害者を追い詰めて飯食べて行くつもりなのかな?
まるで日本で生きて行くな。生きたいなら陽の目を浴びるなとも言わんばかりの対応の酷さでもう疲れました。
年末年始は病院に入りたいです。

香西咲さん
2018年2月4日

AVに喜んで出演してる女優さんが
何故強要被害者を叩くのか理解できない。
普通矛先は加害者だと思うんだけど。
自分達の村で犯罪犯してて、立場悪くしてるの解らないのかな?

香西咲さん
<2018年4月30日>


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わいせつビデオ業界は未(いま)だ出演強要の事実をみとめていません。
香西咲さんたち被害者を愚弄しつづけています。
政府だけではなく、自治体のとりくみが活発化していくのは必然です。
「天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏らさず」
(広辞苑より。「天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕える」
天の網の目が狭まってきました。
悪はかならず滅びます。
もう潜(くぐ)り抜けることはできません。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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