マルクスとエンゲルスは1867年に、畢生(ひっせい)の大作である「資本論」を上梓(じょうし)しました。
その19年前(1848年)にふたりは、「共産党宣言」を発表しています。
こちらも著名です。
「共産党宣言」は以下のことばからはじまります。
「一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している──共産主義という妖怪が」
(向坂逸郎、大内兵衛訳「共産党宣言」岩波文庫刊より)
日本では、一匹の妖怪でなく、多数の犯罪者が全国を徘徊しています。
わいせつビデオ業界人という極悪人が。
各自治体はそれぞれ、被害を未然にふせぐために啓発活動をおこなっています。
岡山県と西東京市のとりくみをみてみます。
いずれもラジオを通じて注意を呼びかけました。
岡山県
(2018年4月13日 RSKラジオ 「岡山県からのお知らせ」より。)
(※音声の文字化は、筆者。01:39のあたりから。)
●中村恵美 RSKアナウンサー
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西東京市
(4月30日 FM西東京「西東京市からのお知らせ」より。)
(※音声の文字化は、筆者。04:15のあたりから。)
●亀井小百合 FM西東京アナウンサー
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(再掲。「西東京市からのお知らせ」)
「男女平等推進センターパリテまでご相談ください」
出演強要被害については、各自治体に設けられた男女平等推進センタ-が積極的に対応しています。
台東区も同様です。
台東区
□台東区の男女平等推進センタ-
男女平等推進プラザ(※愛称は、「はばたき21」)
台東区は男女平等を推進するために、有識者からなる「はばたきプラン21」推進会議を設置しています。
(引用)
「はばたきプラン21」推進会議は学識経験者や職域関連団体、公募区民等で構成され、台東区男女平等推進行動計画の進捗状況や関連施策などについて、ご意見をいただく会議です。 |
「はばたきプラン21」推進会議の議事録を参照します。
(2017年8月25日 台東区 平成29年度第2回「はばたきプラン21」推進会議 議事録より、引用。)
<21ページ>
●平沢茂 会長(文教大学教育学部名誉教授)
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●石田真理子 委員(公募区民)
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<21~22ページ>
●市村有花里 委員(男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)
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<22ページ>
●石田真理子 委員(公募区民)
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●平沢茂 会長(文教大学教育学部名誉教授)
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●石田真理子 委員(公募区民)
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<23ページ>
●事務局(台東区 人権・男女共同参画課長)
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●市村有花里 委員(男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)
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(再掲。男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)
「学校の授業の中に取り入れて啓発していただく」
同感です。
より多くの場面でAV出演強要被害にあわないための啓発プロモーションビデオを活用してほしいものです。
香西咲さんも日々、被害をうったえておられます。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年9月20日>
メーカーに発信して欲しいですね。 でないと事態はメーカーに不利になって行くばかりだと思います。 |
●香西咲さん
<2016年10月8日>
【お願い】 ニュース記事は一定期間を以て消えてしまいます。 ですがこの発信した事はどうか風化しない様に皆様もご協力をお願い致します。 同じ様な被害者が減る事を祈って。
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●香西咲さん
<2016年10月13日>
自分の被害も発信しちゃ行けないのかぁ。 こんな状況だから名乗り出たくても怖くて出れる女優なんている訳がないし浄化進まないのも当然。 名乗り出た張本人が追い詰められて終わり。 ましてや被害者が悪いかの様な扱い。 (後略。) |
●香西咲さん
<2016年12月20日>
ありがとうございます。 国も本腰を入れられたと言うことで、年明けから良い方向に変わって行くでしょう。 私事ですが、いち小市民の意見がマスコミ媒体を通じ世界中まで発信された事には感動しました。
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●香西咲さん
<2018年4月3日>
不眠気味。 だけど発信し続けなきゃ行けないの。いつ始まるかいつ終わるか分からないから。 |
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現在、政府は、最後の仕上げに入っています。
香西咲さんがいなければこの問題もある程度のところで収束したかもしれません。
(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
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香西咲さんが世の中をかえました。
解決まであともうすこしです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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