出演強要に関する岡山県、西東京市、台東区のとりくみについて。現在、政府は、最後の仕上げに入っています。香西咲さんが世の中をかえました

マルクスとエンゲルスは1867年に、畢生(ひっせい)の大作である「資本論」を上梓(じょうし)しました。
その19年前(1848年)にふたりは、「共産党宣言」を発表しています。
こちらも著名です。
「共産党宣言」は以下のことばからはじまります。
一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している──共産主義という妖怪が
(向坂逸郎、大内兵衛訳「共産党宣言」岩波文庫刊より)

日本では、一匹の妖怪でなく、多数の犯罪者が全国を徘徊しています。
わいせつビデオ業界人という極悪人が。
各自治体はそれぞれ、被害を未然にふせぐために啓発活動をおこなっています。
岡山県と西東京市のとりくみをみてみます。
いずれもラジオを通じて注意を呼びかけました。

岡山県
(2018年4月13日 RSKラジオ 「岡山県からのお知らせ」より。)

(※音声の文字化は、筆者。01:39のあたりから。)
中村恵美 RSKアナウンサー

つぎに、子どもがうける性的な被害は、そのこころやからだの健康、健全な育成をおおきくそこなうものです。

大都市では、女子高校生をふくむ若い女性が、モデルとしてスカウトされ指定された日に撮影現場に行くと、裸同然の写真を撮られたり、アダルトビデオへの出演を強要されたりするという、悪質な事件が発生しています。

また、女子高校生が、お客さんと話をするだけで高額なバイト代が稼げる、と友だちなどに誘われてアルバイト先のお店に行くと、店長から、お客さんが希望すれば個室内で性的なサービスをするように、と言われ、客にからだをさわられる、という事案も発生しています。

こうした性被害から子どもたちを守るためには、日頃から家庭内で保護者が子どもと積極的にコミュニケーションをとり、性被害の危険性について教えるとともに、子どもの変化や悩みに逸速く(いちはやく)気づき相談に乗ることが大切です。
子どもたちのあかるい未来のために、このような被害の早期発見、早期対処へのご協力をお願いします。

西東京市
(4月30日 FM西東京「西東京市からのお知らせ」より。)

(※音声の文字化は、筆者。04:15のあたりから。)
亀井小百合 FM西東京アナウンサー

AV出演強要、JKビジネス問題を知っていますか?

アイドルになりませんか、などとスカウトを装って、若い女性が声をかけられアダルトビデオ、AVへの出演を強要されたり、JK、女性高校生ビジネスと呼ばれる営業で、性的被害をうける問題が発生しています。

特に4月は生活環境がおおきくかわる時期のため、被害に遭うリスクが高まることが予想されます。
このような問題で悩んだり困ったりしているかたは、ひとりで抱え込まずに相談しましょう。

各種トラブルについては、警察相談専用電話、#9110番。
女性の人権、女性に対する暴力については、男女平等推進センターパリテまでご相談ください。

詳細は、内閣府男女共同参画局ホームページ、若年層を対象とした性的な暴力の啓発をご覧ください。

(再掲。「西東京市からのお知らせ」)
男女平等推進センターパリテまでご相談ください

出演強要被害については、各自治体に設けられた男女平等推進センタ-が積極的に対応しています。
台東区も同様です。

台東区

台東区の男女平等推進センタ-
 男女平等推進プラザ(※愛称は、「はばたき21」)

台東区は男女平等を推進するために、有識者からなる「はばたきプラン21」推進会議を設置しています。

引用

「はばたきプラン21」推進会議は学識経験者や職域関連団体、公募区民等で構成され、台東区男女平等推進行動計画の進捗状況や関連施策などについて、ご意見をいただく会議です。

「はばたきプラン21」推進会議の議事録を参照します。

(2017年8月25日 台東区 平成29年度第2回「はばたきプラン21」推進会議 議事録より、引用。)

<21ページ>
平沢茂 会長(文教大学教育学部名誉教授)

案外中学生とか高校生の女の子が 性の商品化に関するような 犯罪に遭ってしまうのかもしれません。
やはり学校教育の中でもう少しやるべきことがあるのかもしれません。
さらに重要なのは家庭なのだと思います。

石田真理子 委員(公募区民)

よろしいですか。

その問題に関して、去年、男女平等推進プラザとの共催で行われた区民学習活動支援事業対象講座「男女平等推進へ どう活かす」で登壇された、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤弁護士がお話をされていたことですが、秋葉原はJKビジネスの本拠地だそうです。

JKお散歩という、女子高生と一緒にお散歩ができることをうたったビジネスに応募してくる女の子をエスカレートさせて、最終的にはAVに無理やり出させてしまうというような過程の話をお聞きして、非常に驚きました。

お金がなければ、年配男性と一緒にお散歩する程度ならば大丈夫というような軽い気持ちで行ってしまうと、深みにはまって、脅されてAVに出なくてはならないような事態になってしまうという話を聞いて、それが秋葉原という自分たちの区の中で起きていることに少し愕然としたものがありました。

私が関わっている学習支援活動の中で、中学生の女の子に今のような話をしても、全然知らないのですね。
このことから、小学校や中学校でもこのような話を聞くことができる機会があるといいということを強く感じました。

<21~22ページ>
市村有花里 委員(男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)

家出をしてきた子が、行くところがないので行ける場所があれば行ってしまう、というようなことを言っていました。

家にはいられない、家にいてもAVに売られてしまうのであれば、自分から売ったほうがましだと考える人もいるのかもしれません。

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<22ページ>
石田真理子 委員(公募区民)

そうですね。
先ほど話が出ましたように、親とうまくいかなくて家出して行くところがないというほうが多いと思います。

今は簡単にそのようなところに引きずり込まれてしまうのですね。

平沢茂 会長(文教大学教育学部名誉教授)

そうですね。
つながってしまうのですね。

石田真理子 委員(公募区民)

一度引きずり込まれたら最後 、ずるずると落ちていってしまうのではないでしょうか。

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<23ページ>
事務局(台東区 人権・男女共同参画課長)

国際人権NGOヒューマンライツ ・ナウのホームページに、AV出演強要被害にあわないための啓発プロモーションビデオが出ていましたので、うまく皆様に見ていただいたり、伝わるといいと思ったところです。

市村有花里 委員(男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)

私もそのビデオ映像を見ていますので知っていますが、よほど興味のある人しか見ないかもしれません。

年に1回でも、保健体育の時間や道徳の時間、ホームルームの時間など、学校の授業の中に取り入れて啓発していただくように男女共同参画主管課から働きかけてもらうほうが効果があると思います。
(後略。)

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(再掲。男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)
学校の授業の中に取り入れて啓発していただく

同感です。
より多くの場面でAV出演強要被害にあわないための啓発プロモーションビデオを活用してほしいものです。

香西咲さんも日々、被害をうったえておられます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年9月20日

メーカーに発信して欲しいですね。
でないと事態はメーカーに不利になって行くばかりだと思います。

香西咲さん
2016年10月8日

【お願い】
ニュース記事は一定期間を以て消えてしまいます。
ですがこの発信した事はどうか風化しない様に皆様もご協力をお願い致します。
同じ様な被害者が減る事を祈って

香西咲さん
2016年10月13日

自分の被害も発信しちゃ行けないのかぁ。
こんな状況だから名乗り出たくても怖くて出れる女優なんている訳がないし浄化進まないのも当然。
名乗り出た張本人が追い詰められて終わり。
ましてや被害者が悪いかの様な扱い。
(後略。)

香西咲さん
2016年12月20日

ありがとうございます。
国も本腰を入れられたと言うことで、年明けから良い方向に変わって行くでしょう。
私事ですが、いち小市民の意見がマスコミ媒体を通じ世界中まで発信された事には感動しました。

(参考)
2016年10月17日 AFP「出演強要の罠、警告する日本のAV女優たち」

香西咲さん
2018年4月3日

不眠気味。
だけど発信し続けなきゃ行けないの。いつ始まるかいつ終わるか分からないから。

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現在、政府は、最後の仕上げに入っています。
香西咲さんがいなければこの問題もある程度のところで収束したかもしれません。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

香西咲さんが世の中をかえました。
解決まであともうすこしです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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