昨年の10月、あおり運転で2人を死亡させた男が逮捕されました。
●産経新聞
<2018年10月4日>
東名あおり運転死亡事故 危険運転は無罪主張へhttps://t.co/gHKWLHVcxt
→東名高速道路で平成29年6月に起きた夫婦死亡事故
→起訴された石橋和歩被告側が裁判員裁判で危険運転致死傷罪について無罪を主張する方針であることが分かった— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年10月4日
●産経新聞
<2018年12月1日>
「面会なら30万から」 東名あおり運転被告からの手紙https://t.co/iJBnPHIEbg
→便箋1枚に書かれた手紙は5行程度のもの
→「俺と面会したいなら30万からやないと受つけとらんけん」(原文ママ)との文章から始まり、取材については「人のことをネタにしている」との趣旨が書いてあった— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年12月1日
大方の予想どおり、被告人の弁護士は初公判で無罪を主張しました。
●日本経済新聞
<2018年12月3日>
東名あおり事故、被告側が無罪主張 危険運転致死で攻防 https://t.co/4aolIQ7DCy
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年12月3日
検察は、懲役23年、を求刑しました。
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(再掲。星正秀 弁護士 )
「処罰したい庶民感情は理解するが、類推解釈は許されない」
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(再掲。舛添要一 前東京都知事)
「危険運転致死傷罪の要件が不明確なら、国会で法律を改正すればよい」
先週の金曜日(2018年12月14日)に、判決が言い渡されました。
<2018年12月14日>
●産経ニュース
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地裁は被告に対して、危険運転致死傷罪を適用しました。
(2018年12月14日 FNN.jpプライムオンライン「『裁判員裁判』でなかったら判決は違っていたかも」より、引用。改行を施しています。)
●平松秀敏 フジテレビ社会部デスク
実は「危険運転致死傷罪」は成立しないと思っていた。 私にはおまわりさんの友達が沢山いる。 彼らに聞くと、大原則として「道路交通法」や「自動車運転処罰法」は、ハンドルを握っている人が対象になる。 ハンドルを握っていない人は、処罰しちゃだめなんだよ。 だけど、今回は、その大原則から外れているから、これは適用しにくいというのが大方の予想だったんだ。 私自身もそう思ってた。 |
●平松秀敏 フジテレビ社会部デスク
そもそも「危険運転致死傷罪」というのは解釈が非常に難しい。 だから全国のおまわりさんも「これは危険運転致死傷罪」に問えるのかどうか相当悩んでた。 |
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(再掲。滝本太郎 弁護士)
「罪刑法定主義が崩れていってしまう」
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(再掲。舛添要一 前東京都知事)
「罪刑法定主義上問題ありとの意見もある」
「早急に法改正をしたほうがよい」
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(再掲。横山正人 横浜市議)
「自動車運転処罰法で『あおり運転』が問えない可能性があるとすれば早急な法改正が必要だと思います」
この日の午後、内閣官房長官は、定例の記者会見をおこないました。
そのなかで当該事件についてふれました。
(2018年12月14日午後 首相官邸「内閣官房長官記者会見」より。)
(※音声の文字化は、筆者。05:29のあたりから。)
●記者(TBS)
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●菅義偉(すがよしひで) 内閣官房長官
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内閣官房長官は、
「あらゆる法令を駆使した厳正なとりしまり、運転免許の停止や取り消しなど、迅速な行政処分の実施、交通安全教育の充実などの対策で取り組んでおります」
と答えました。
政府としてはいまのところ、法律を改正する気はないようです。
とりあえずは既存の法令で、といったところでしょうか。
耳目(じもく)を驚かせた(世間に衝撃を与えた)事件の割には恬淡(てんたん)です。
議員立法にゆだねる意向なのかもしれませんが。
出演強要の場合はちがいます。
過日の記者会見における発言をふりかえってみてみます。
(2017年3月16日午前 首相官邸「内閣官房長官記者会見」より。)
(※音声の文字化は、筆者。15:00のあたりから)
●2017年3月16日 菅義偉(すがよしひで) 内閣官房長官
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内閣官房長官は怒気を帯びた声で政府の考えを披瀝しました。
その2か月後、出演強要被害に関する「今後の対策」が策定されました。
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)
●内閣府、関係府省
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法的対応が掲げられました。
出演強要問題は別格である、ということがわかります。
ほかとは截然(せつぜん)と異なります。
(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年1月4日>
#WILL #DMM も世間的には大問題ですが。
私の一番の目的は #青木亮 の |
●香西咲さん
<2018年4月3日>
不眠気味。 だけど発信し続けなきゃ行けないの。いつ始まるかいつ終わるか分からないから。 |
(再掲。香西咲さん)
「いつ始まるかいつ終わるか分からないから」
目処は2020年です。
このときまでに新法が制定されるのは必定です。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年9月20日>
最悪の事態を想定しておこう 全てにおいて |
杞憂には及びません。
「最悪の事態を想定しておこう。全てにおいて」
いまこのように思っているのは、業界人のはずです。
悪はかならず滅びます。
香西咲さんたち被害者は再生します。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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