10日前の当ブログで、ジャーナリストの宮崎信行さんの論説にふれました。
もう一度、引きます。
(2017年3月27日「宮崎信行の国会傍聴記」より、引用。改行を施しています。)
●2017年3月27日 宮崎信行さん(ジャーナリスト)
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東京で数多(あまた)のわいせつビデオがつくられているようです。
当然、出演強要の被害も多い、ということになります。
東京都はこの問題に関して無策なのでしょうか。
都議会におけるやりとりをみてみます。
質疑者は日本共産党の米倉春奈都議です。
【誰もが輝く社会へ①】
「女の子にお金をかけても無意味」と学力があっても進学させてもらえない友人がいたり、男女の格差を感じながら育ちました。誰にでも可能性があるのに不平等だと思っていました―東京都は見えない困難を掘り起こす努力求めています。#女性の貧困解決#米倉春奈#豊島区— 米倉春奈 (@yonekura_haruna) 2017年7月1日
【誰もが輝く社会へ②】
働く女性の半分は非正規雇用、自立は困難です。孤立しがちなシングルマザーの子育てには支援が絶対に必要です。若い女性の貧困やJKビジネスの実態はこれまでどの会派も取り上げてきませんでした。(つづく)#女性の貧困解決#米倉春奈#豊島区— 米倉春奈 (@yonekura_haruna) 2017年7月1日
【誰もが輝く社会へ③】
都議会で私が初めて都政問題として取り上げ、改善を求めてきました。誰もが、自分の可能性を伸ばし、人間らしく生きていける社会をつくりたい―提案した支援策の実現のため、ふたたび都政で働かせてください!#女性の貧困解決#米倉春奈#豊島区— 米倉春奈 (@yonekura_haruna) 2017年7月1日
(2017年12月12日 東京都議会「議事録」より、引用。)
●米倉春奈 都議(日本共産党)
<質問>
(前略。) 若者を中心とした消費者問題は、副業、サラ金などの借金だけでなく、例えばタレントやモデルにならないかなどとスカウトをし、実際には高額な写真撮影代の請求を受けたり、それにとどまらず、アダルトビデオの出演を強要されるなどの深刻な被害も相次いでいます。 ヒューマンライツ・ナウが2016年3月に公表した調査報告書では、若い女性たちがAVに出演するという意識がないままプロダクションと契約を締結し、その途端に契約だから仕事を拒絶できない、仕事を断れば違約金、親にばらすなどとおどされ、AV出演を余儀なくされる事例が後を絶たないこと、そしてその結果、深刻なPTSDに苦しめられる人、いつまでもビデオが販売され、ネットに映像が公開され続けることを苦に自殺をする人、整形手術を繰り返す人など、被害状況は深刻だと明らかになりました。 この調査報告をもとに大きな社会問題になり、政府は関係府省対策会議を設置し、ことし5月、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する今後の対策を公表しました。 消費者行政の範囲でも、例えば、AV出演契約は、まちで歩いて声をかけられた場合などでは、消費者契約法が対象になるケースもあります。 |
●三木暁朗 消費生活部長
<答弁>
アダルトビデオ出演強要など、タレント、モデル契約等に関連した被害については、国は、関係府省対策会議を設置し、本年4月には、消費者庁が啓発チラシを作成して大学に配布するなど、注意喚起を行っております。
都では、警視庁及び青少年・治安対策本部、教育庁が青少年に向けて、いわゆるJKビジネスの実態とその危険性について注意喚起を行っております。 一方、都内の消費生活センターには、高額なレッスン費を払わされたなど、タレント、モデル契約をめぐる相談が多く寄せられていることから、随時、東京くらしWEBにおいて、相談事例や契約に際しての注意点などの情報提供を行っております。 また、消費者庁からの通知に基づき、いわゆるアダルトビデオ出演強要やJKビジネス被害者からの相談が寄せられた場合には、案件に応じて警察や法律相談を行う専門機関を適切に紹介することなどを、消費生活総合センターや、区市町村に周知しております。 今後とも、関係機関等と連携し、適切に対応してまいります。 |
●米倉春奈 都議(日本共産党)
<質問>
都としても、相談が寄せられた場合に適切に対応できるように周知などを行っているということです。
JKビジネスが最も深刻に広がっているのは東京都だといわれていますが、AV出演強要も都内の女性が被害に遭うケースが、全国の被害の相当の割合を占めることが考えられます。 この問題は、国任せにせず都としても、消費者行政だけでなく、男女共同参画、青少年対策としても位置づけ、関係局と連携した若年層への情報提供などを行っていただきたいと要望しておきます。 アダルトビデオ出演強要にとどまらず、さまざまな若年層の消費者被害を防ぐ上で、ウエブによる効果的な普及啓発は重要と考えますが、都は、どのような取り組みをしていくのか、伺います。 |
●三木暁朗 消費生活部長
<答弁>
都が実施した若者の消費者被害に関する調査によると、若者は、スマートフォン等によるウエブサイトの閲覧や、SNSによる情報収集の傾向が強いことから、東京くらしWEBにおいて消費者被害情報や危害危険情報などの注意喚起やアドバイス等の情報を提供しております。 こうした情報が広く周知されるよう、ツイッターやフェイスブックなどのSNSを活用し、効果的な情報発信を行っているところでございます。 |
●米倉春奈 都議(日本共産党)
<質問>
若者に対する消費生活センターの相談窓口の周知は、都の調査でも約4割が知らないと答えています。
消費者トラブルに遭った若者が、相談窓口を知らないために、適切な対応ができないばかりか、不適切な選択を重ねる悪循環に陥る例が多いとの指摘もある中、被害実態の周知だけにとどまらず、相談窓口があること自体、知らせていくことが大切になっていると思います。 都が既にフェイスブックやツイッターなど、若者の多くが利用しているSNSを活用していることは重要ですが、さらに、その中身についても、若者を対象とした読みやすいコンテンツを充実し、若年層の中での情報発信を行っていただきたいと要望をしておきます。 計画を推進するためには、消費者団体との連携も大切になっていると思います。(後略。) |
(再掲。米倉春奈 都議)
「AV出演強要も都内の女性が被害に遭うケースが、全国の被害の相当の割合を占めることが考えられます」
「この問題は、国任せにせず都としても、消費者行政だけでなく、男女共同参画、青少年対策としても位置づけ、関係局と連携した若年層への情報提供などを行っていただきたい」
政府のとりくみは気概にあふれています。
内閣府男女共同参画局の平成29年度の
「女性に対する暴力をなくす運動」のポスター『それ、本当に大丈夫』には
「AV出演強要」と初めて描かれて
政府のお墨付きを貰えたようで嬉しいでした(7月26日 DV・子ども虐待対策講座連続セミナー 国連活動と地球平和研究
長崎県立大学大学院教授 李節子氏) pic.twitter.com/2iZroYwT6z— himekichi(堺のオセッカイなぉばオジサン) (@whimeda) 2018年7月27日
今日はやたらとAV出演強要防止の広告見るな。これからはアイドルになれるよって言われてもサインしないようにしようと思った
— ごはん@黒猫とか (@asahagohan0717) 2017年4月30日
車内でAV出演強要注意の広告が出てるんか…
— 繁田 (@lovekyure) 2018年4月15日
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(再掲。はなきょうさん)
「電車内の液晶広告で『女子高生買春防止』『AV出演勧誘に気を付けましょう』といったのをよく見た」
東京都は国の後塵を拝しているのではなく、みずから先んずる行動をとってほしいものです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年2月27日>
面白い事思い付いた 契約書は相手が破棄してるので秘密保持契約も無効。私は動画も作れる。 #AV強要 の証拠は全部控えてる。 目標はやっぱり世界の注目が集まる2020年東京オリンピック。 2年もあるからゆっくり計画練れるしいいもの作れそうです。 #青木亮 |
●香西咲さん
<2018年4月2日>
#青木亮 が #AV強要 で人生台無しにしてくれたお礼は #2020年 #東京オリンピック を目処に考えています(*^-^*) 詳しくは後ほど… |
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(再掲。香西咲さん)
「2年もあるからゆっくり計画練れるしいいもの作れそうです」
東京都は香西咲さんの姿勢を見習うべきでしょう。
(ニーチェ著 白取春彦訳 「超訳 ニーチェの言葉」ディスカヴァー・トゥエンティワン刊より、引用。改行を施しています。)
<194ページ>
●ニーチェ
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「2年もあるからゆっくり計画練れるしいいもの作れそうです」
香西咲さんは聡明なかたです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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